シティが物議醸すストーンズの劇的後半AT弾でウルブス撃破! 苦しみながらも2連勝で暫定首位に【プレミアリーグ】
2024.10.21 00:08 Mon
プレミアリーグ第8節、ウォルバーハンプトンvsマンチェスター・シティが20日にモリニュー・スタジアムで行われ、アウェイのシティが1-2で逆転勝利した。
[5-3-2]の布陣で堅守速攻を強調するホームチームに対して、キックオフ直後から攻勢を仕掛けていくシティ。しかし、7分にはウルブスの見事なプレス回避から右サイドで背後を狙うセメドに大きく展開されると、ゴール前のスペースへアーリークロスを流し込まされる。これを大外に走り込んできたラーセンに左足ワンタッチで決められた。
相手の狙いにまんまと嵌っていきなりのビハインドを背負ったアウェイチームは、失点直後にボックス中央に入り込んだベルナルド・シウバの右足シュートでGKジョゼ・サにファインセーブを強いる。さらに、サヴィオとドクの両ウイングによる局面打開、ハーランドをオトリにした2列目やサイドバックのポケット侵入で攻略を狙う。
以降もやり方を変えずにハーフコートゲームを展開し、自陣深くでブロックを組むウルブスにジャブを打ち続けると、狙い通りの形ではなかったが、個の力でスコアをタイに戻す。33分、左サイドのボックス付近でタメを作ったドクから内側でパスを受けたグヴァルディオルが短い中への持ち出しから利き足とは逆の右足を一閃。完璧なコントロールシュートがゴール右隅に突き刺さった。
クロアチア代表DFのゴラッソでひとまずイーブンに戻したシティは、前半のうちに逆転まで持っていくべく攻勢を継続。前半終了間際には左サイドを崩してボックス中央でリコ・ルイスの丁寧な横パスに反応したサヴィオがゴール左下隅へ左足シュートを放つが、ここは相手GKのファインセーブに阻まれた。
1-1のイーブンで折り返した後半、ドクとサヴィオのサイドを入れ替える変化を施して入ったシティ。前半同様にハーフコートゲームを仕掛けていくが、守り慣れた感があるウルブスにうまく対応されて徐々に攻撃が停滞。63分にはペナルティアーク付近で得たFKの場面でギュンドアンが直接狙うが、これは惜しくもDFに触られて枠の右に外れる。
流れを変えたいグアルディオラ監督はドクとサヴィオの両ウイングを下げてフォーデン、グリーリッシュを投入。より密集地帯で創造性、コンビネーションプレーで打開できるタレントをピッチに送り込む。
その後はグリーリッシュの左サイドを起点に押し込んで前半見せたようなポケットへの侵入から決定機まで持ち込むが、最後のところで体を張る相手の守備をこじ開けられない。
5分が加えられた後半アディショナルタイムには古巣対戦で激しいブーイングに晒されたマテウス・ヌネスのボックス内での際どいシュートや、再三のセットプレーでゴールをこじ開けにかかると、土壇場で劇的ゴールが生まれた。
95分、右CKの場面でキッカーのフォーデンが左足インスウィングの正確なボールを上げると、ゴール前で競り勝ったストーンズのヘディングシュートがゴールネットに突き刺さる。
このゴールに関してはオフサイドポジションで一度GKジョゼ・サに体をぶつけた後、離れてボールを避けるためにしゃがみこんだベルナルド・シウバのプレー関与か否かがオンフィールド・レビューで確認されたが、主審はお咎めなしの判定でゴールを支持した。
様々な解釈がある微妙なゴールが劇的逆転ゴールとなった一戦を制したシティが2連勝で暫定首位に浮上。敗れたウルブスは厳しいリーグ5連敗となった。
ウォルバーハンプトン 1-2 マンチェスター・シティ
【ウォルバーハンプトン】
ヨルゲン・ストランド・ラーセン(前7)
【マンチェスター・シティ】
ヨシュコ・グヴァルディオル(前33)
ジョン・ストーンズ(後50)
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インターナショナルマッチウィーク前に行われた前節のフルアム戦を3-2で制し、リーグ3戦ぶりの白星を挙げた2位のシティ。中断明け初戦では最下位のウォルバーハンプトンとのアウェイゲームに臨んだ。グアルディオラ監督は前節から先発3人を変更。アカンジとグリーリッシュ、フォーデンに代えてストーンズ、ドク、サヴィオを起用した。相手の狙いにまんまと嵌っていきなりのビハインドを背負ったアウェイチームは、失点直後にボックス中央に入り込んだベルナルド・シウバの右足シュートでGKジョゼ・サにファインセーブを強いる。さらに、サヴィオとドクの両ウイングによる局面打開、ハーランドをオトリにした2列目やサイドバックのポケット侵入で攻略を狙う。
その一方で、19分には再びウルブスのカウンターからクーニャのスルーパスに抜け出したセメドにボックス内への侵入を許すが、ここはGKエデルソンのビッグセーブで事なきを得た。
以降もやり方を変えずにハーフコートゲームを展開し、自陣深くでブロックを組むウルブスにジャブを打ち続けると、狙い通りの形ではなかったが、個の力でスコアをタイに戻す。33分、左サイドのボックス付近でタメを作ったドクから内側でパスを受けたグヴァルディオルが短い中への持ち出しから利き足とは逆の右足を一閃。完璧なコントロールシュートがゴール右隅に突き刺さった。
クロアチア代表DFのゴラッソでひとまずイーブンに戻したシティは、前半のうちに逆転まで持っていくべく攻勢を継続。前半終了間際には左サイドを崩してボックス中央でリコ・ルイスの丁寧な横パスに反応したサヴィオがゴール左下隅へ左足シュートを放つが、ここは相手GKのファインセーブに阻まれた。
1-1のイーブンで折り返した後半、ドクとサヴィオのサイドを入れ替える変化を施して入ったシティ。前半同様にハーフコートゲームを仕掛けていくが、守り慣れた感があるウルブスにうまく対応されて徐々に攻撃が停滞。63分にはペナルティアーク付近で得たFKの場面でギュンドアンが直接狙うが、これは惜しくもDFに触られて枠の右に外れる。
流れを変えたいグアルディオラ監督はドクとサヴィオの両ウイングを下げてフォーデン、グリーリッシュを投入。より密集地帯で創造性、コンビネーションプレーで打開できるタレントをピッチに送り込む。
その後はグリーリッシュの左サイドを起点に押し込んで前半見せたようなポケットへの侵入から決定機まで持ち込むが、最後のところで体を張る相手の守備をこじ開けられない。
5分が加えられた後半アディショナルタイムには古巣対戦で激しいブーイングに晒されたマテウス・ヌネスのボックス内での際どいシュートや、再三のセットプレーでゴールをこじ開けにかかると、土壇場で劇的ゴールが生まれた。
95分、右CKの場面でキッカーのフォーデンが左足インスウィングの正確なボールを上げると、ゴール前で競り勝ったストーンズのヘディングシュートがゴールネットに突き刺さる。
このゴールに関してはオフサイドポジションで一度GKジョゼ・サに体をぶつけた後、離れてボールを避けるためにしゃがみこんだベルナルド・シウバのプレー関与か否かがオンフィールド・レビューで確認されたが、主審はお咎めなしの判定でゴールを支持した。
様々な解釈がある微妙なゴールが劇的逆転ゴールとなった一戦を制したシティが2連勝で暫定首位に浮上。敗れたウルブスは厳しいリーグ5連敗となった。
ウォルバーハンプトン 1-2 マンチェスター・シティ
【ウォルバーハンプトン】
ヨルゲン・ストランド・ラーセン(前7)
【マンチェスター・シティ】
ヨシュコ・グヴァルディオル(前33)
ジョン・ストーンズ(後50)
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1
2
ジョン・ストーンズ
サヴィオ
ベルナルド・シウバ
ジョゼ・サ
エデルソン
リコ・ルイス
マテウス・ヌネス
ヨルゲン・ストランド・ラーセン
ヨシュコ・グヴァルディオル
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“ペップ史上”をさらに更新の公式戦5連敗…「今はかなり脆いと言える」「こんなにも負け込むのに慣れていない」
マンチェスター・シティは23日のプレミアリーグ第12節でトッテナムとホームで対戦し、0-4と惨敗した。 プレミア4連覇中の強者ぶりはどこへやら。代表ウィークを挟み、公式戦4連敗からの仕切り直しを図りたいところだったが、前後半に2失点ずつと守りが崩れたほか、強力な攻撃陣も封殺されてしまった。 ジョゼップ・グアルディオラ監督も中断中に新たな契約を結び、心機一転のはずだったが、これで公式戦5連敗。4連敗が監督キャリア初として注目されたが、そのワースト記録をまたも更新してしまった。 ここまで負け試合が続くグアルディオラ監督は「0-4で負けたら、トッテナムを祝福する以外に言葉なんてない」と切り出すと、こう振り返る。クラブ公式サイトが伝えた。 「ボールを取り返すのに手を焼いた。そこで勝てず、アクションを起こせなかったね。我々はかなり良かったし、たくさんのチャンスも作ったが、今はかなり脆いと言える」 また、「8年間もここにいたら、遅かれ早かれ落ちるのもわかりきったことだった」と続けたが、「もちろん、プレミアで3連敗すると思ってもいなかった」と本音も。そして、現状を直視した。 「常に落ち込みを覚悟してはいたが、信じられないほど安定していたからね。だが、フットボールでも、人生でも、ときにこうなる現実を否定できない」 「我々はこんなにも負け込むのに慣れていない。だが、それが起こっている。なおさらだが、次の試合ではあらゆる手を尽くして変えていかないといけない」 来週はフェイエノールトとのチャンピオンズリーグ(CL)にリバプールとのプレミアとタフな1週間。苦しいチーム状況だが、乗り切れるか。 <span class="paragraph-title">【動画】負け込むシティ…トッテナムにも4失点惨敗</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tdhNWlOuQY0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.24 10:35 Sun3
プレミアリーグ、関連当事者取引規則の一部変更を発表…シティら4クラブ反対票も承認
プレミアリーグは22日、各クラブの投票の結果、関連当事者取引(APT)規則の一部変更を発表した。イギリス『BBC』が伝えている。 今回の動きは、マンチェスター・シティからの訴訟を受けて実施された。 APTは、シティとUAEのエティハド航空グループなど、クラブと関連している可能性のある他の企業とのスポンサー契約に関するもの。 シティは今年初め、規則が「違法」で「湾岸諸国の所有権を差別している」としてプレミアリーグに対して訴訟を起こした。仲裁委員会は先月判決を発表し、シティとリーグはともに勝利を主張した。 委員会は、プレミアリーグのAPT規則は競技構造の重要な部分であると判断。しかし、規則の一部は違法であり、再構築する必要があるとも述べていた。 そんななか、プレミアリーグは22日にクラブ間の投票を実施し、マンチェスター・シティ、ニューカッスル、ノッティンガム・フォレスト、アストン・ビラの4クラブの反対にもかかわらず、規定の14クラブ以上の賛成票があったことでAPT規則の一部変更を行ったと発表した。 「プレミアリーグは、専門的で独立した主任顧問からの複数の意見を参考に、クラブと詳細な協議を行い、システムに必要な修正に対応する規則変更案を起草した」 「これは、株主ローンの評価の統合、今年初めにAPT規則に加えられた修正の一部の削除、リーグの『データバンク』からの関連情報をクラブの顧問と共有するプロセスの変更に関係している」 「APT規則の目的は、クラブが関連当事者との関係により、公正市場価値(FMV)に満たない商業取引やコスト削減から利益を得ることができないようにすることである。これらの規則は、リーグの財務の安定性、完全性、競争力のバランスを守るための強力なメカニズムを提供するために導入された」 2024.11.22 23:30 Fri4
【プレミアリーグ第12節プレビュー】新生ユナイテッド初陣に、不調のシティがスパーズ戦
インターナショナルマッチウィーク前に行われた第11節では首位のリバプールが上位陣で唯一勝ち点3を取り切った一方、マンチェスター・シティが、ノッティンガム・フォレストが敗戦。チェルシーとアーセナルの上位対決がドローに終わり、首位チームが独り勝ちという形で中断期間に入った。 今年最後のインターナショナルマッチウィークが終了し、ここから年末年始の超過密日程に突入するなか、今節ではマンチェスターの両雄に大きな注目が集まるところだ。 13位のマンチェスター・ユナイテッドはファン・ニステルローイ暫定体制のラストマッチとなった前節のレスター・シティ戦に3-0で完勝し、公式戦3勝1分けの4戦無敗でルベン・アモリム新監督へバトンを渡す形となった。そして、新指揮官の初陣では、前節トッテナムを破って待望のリーグ初勝利を挙げた17位のイプスウィッチ・タウンとのアウェイゲームに臨む。 今シーズンのスポルティングCPでは開幕から公式戦17勝1分けと圧倒的な戦績を残したポルトガル人指揮官の手腕に注目集まる今回の一戦では、近年ユナイテッドが重用する[4-2-3-1]の継続か、自身が志向する[3-4-2-1]への変更か。システムや選手起用を中心に大きな期待感とともに、指揮官の一挙手一投足や新たなモチベーションを得たチームの躍動を見守りたいところだ。 その赤い悪魔の宿敵でプレミア4連覇中の王者マンチェスター・シティは、グアルディオラ体制初の公式戦4連敗という苦境のなか、次節にはリバプールとの大一番を控える状況で10位のトッテナムという難敵相手にバウンスバックの白星を目指す。 前節のブライトン戦は1点リードで折り返した後半に圧倒されると、らしくない連続失点でホームチームに逆転勝利を許して1-2の逆転負けとなった。多くの離脱者、勤続疲労に加え、少し自信を失っているように見える点も気がかりだ。ただ、今週に入ってグアルディオラ監督の2年の契約延長という朗報が舞い込み、度重なる財務違反に関するピッチ外の雑音は別として空気が変わった印象もあり、連敗のきっかけを作った因縁の相手を叩いて再浮上といきたい。 対するトッテナムはイプスウィッチ相手の逆転負けによって公式戦連敗中。前々節のアストン・ビラ戦での会心の逆転勝利で流れを掴みたいなか、格下相手の痛い取りこぼしとなった。度重なる負傷者に加え、先日には人種差別発言でMFベンタンクールに7試合の出場停止処分が科され、過密日程において大きなダメージを受けた。上位戦線に踏みとどまる上で勝ち点必須となる苦手のアウェイゲームでは総力戦で臨みたい。 絶好調のリバプールは週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリー戦、次節にシティ戦とビッグマッチ連戦を控えるなか、最下位のサウサンプトンと対戦する。前節はアストン・ビラとの強豪対決を、FWヌニェス、FWサラーの高速カウンター2発で制し、改めてその強さを証明した。守護神アリソンやFWジョタに加え、DFアレクサンダー=アーノルドが不在となるが、現状のセインツ相手に後れを取る可能性は低い。後方から繋いでくる相手を得意のカウンターで仕留めたい。 対するセインツでは日本代表でゴールを挙げたDF菅原由勢の活躍に期待。直近は2試合連続ベンチスタートとなり、代表戦の疲労を考慮すればベンチスタートの可能性もあるが、右サイドでFWルイス・ディアスやFWガクポといった強力な選手に対応しつつ、持ち味の攻撃センスでチャンスを演出したい。 4位のアーセナルは同勝ち点で並ぶ5位のノッティンガム・フォレストとの上位対決でリーグ5戦ぶりの白星を目指す。チェルシーとのロンドン・ダービーではFWマルティネッリのゴールで先制したが、緩い守備からすぐさま同点に追いつかれての1-1のドローとなった。MFウーデゴールの復帰は朗報だが、4試合3ゴールと得点力不足が顕著な攻撃の改善が急務だ。フォレストは直近のニューカッスル戦で1-3の敗戦を喫したが、リーグ2位の堅守と相手の長所を消すことに長けた曲者だけにチームとしての真価が試される。 3位のチェルシーは指揮官マレスカの古巣である15位のレスター・シティ相手に3試合ぶりの白星を狙う。ユナイテッド、アーセナルとの連戦では自分たちらしさを見せたものの、MFパーマーとFWジャクソンの両エースがうまく封じ込められたことで、アタッキングサードでのプレーに課題も見受けられた。ただ、対戦相手のレスターは直近のユナイテッド戦を含め守備面に大きな問題を抱えており、早い時間帯に1点を取れれば、大量得点での快勝という展開も十分に考えられる。 MF三笘薫の所属する6位のブライトン&ホーヴ・アルビオンは、王者撃破の勢いにのって12位のボーンマス相手に連勝を狙う。シティ戦では途中出場で流れを変えたFWジョアン・ペドロらとともに攻撃の核として傑出したパフォーマンスを見せた左ウイングは、日本代表で2試合に出場したもののプレータイムはコントロールされており、コンディションに問題がなければスタメン起用の可能性は高い。球際にタイトに来る相手に対して、持ち味の打開力で攻撃の突破口となりたい。 18位のクリスタル・パレスは9位のアストン・ビラ相手にリーグ3戦ぶりの白星を狙う。度重なる負傷者に加え、前節フルアム戦で退場したMF鎌田大地が3試合出場停止の1試合目で不在となり、厳しい戦いが想定されるが、2-1で勝利したEFLカップの再現を狙いたいところだ。 《プレミアリーグ第12節》 ▽11/23(土) 《21:30》 レスター・シティ vs チェルシー 《24:00》 ボーンマス vs ブライトン アーセナル vs ノッティンガム・フォレスト アストン・ビラ vs クリスタル・パレス エバートン vs ブレントフォード フルアム vs ウォルバーハンプトン 《26:30》 マンチェスター・シティ vs トッテナム ▽11/24(日) 《23:00》 サウサンプトン vs リバプール 《25:30》 イプスウィッチ vs マンチェスター・ユナイテッド ▽11/25(月) 《29:00》 ニューカッスル vs ウェストハム 2024.11.23 12:36 Sat5