JFL枚方の二川孝広監督、敵地で首位高知を苦しめた90分間に手応えと課題「気を引き締めて次の試合へ」

2024.09.20 10:40 Fri
FCティアモ枚方の二川孝広監督
©超ワールドサッカー
FCティアモ枚方の二川孝広監督
FCティアモ枚方二川孝広監督が、首位高知とのアウェイゲームを振り返った。
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日本フットボールリーグ(JFL)昇格4年目のFCティアモ枚方。枚方はガンバ大阪のレジェンド、元日本代表MFの二川孝広が2023シーズンより監督を務め、今季は序盤戦で破竹の5連勝も。5連勝&2位で迎えた6月2日の第10節、首位・高知ユナイテッドSCとのホームゲーム。高知と勝ち点「2」差の枚方は、勝てば首位浮上...という状況だったが、0-1の悔しい敗戦に。
この敗戦を皮切りに、第19節までに2勝1分け6敗。順位は10位となり、優勝戦線が遠のいた。

敗戦から3カ月強。直近5試合未勝利という枚方は、今なお首位を独走する高知と、今度はアウェイ(第20節/9月15日)で激突し、1-1のドロー決着に。敵地で首位を大いに苦しめた。
現役時代にG大阪の超攻撃的サッカーを彩った二川監督は、「内容的には自分たちのやりたいサッカーができました。最近勝ちきれていないなかで、90分間通してしっかり戦った、選手が気持ちを出してくれた」と納得感を語る。

前半先制された枚方は55分、PKで同点に。FW津村夢人がボックス内で倒されて主審の笛が鳴り、FWバジルがしっかり決め切った。指揮官は津村の積極的な動き出しを称える。

「津村が相手の嫌がる位置へ入っていってくれました。高知は守備が堅いチームなので、津村のような積極性がないと、高知を崩すことはできません。“狙い”が1点に繋がりました」

一方で、同点後はいくつかの決定機逸で逆転ならず。この点について「最後の決定力がまだ足りていない部分」とし、「各々が練習からシュートを決めれるように」と課題を挙げた。

またこの日、90分間トータルでCKを「12」本獲得した枚方だが、ここからはゴール生まれず。190cmFWバジルも90分間ピッチに立ったなか、ここも次戦へのポイントか。

「最初はなかなかキッカーのボールが定まってなかった印象ですけど、どんどん中と合っていった部分もあったので…そうですね。今日のような拮抗した試合で、しっかり決め切れるチカラを付けていきたいと思います」

枚方の次節はホームでクリアソン新宿と。アウェイでの前回対戦は東京・国立競技場で激突し、JFL歴代最多の入場者数(1万6480人)となったなかで、4-1と快勝した相手である。

「(前回4-1快勝も)そこまで力の差があるとは思っていないですね。今日と同じような強い気持ちを持って戦えれば、あとはチャンスを決めきれれば、勝利に繋げられると思います」

「ただ、謙虚さは持たないといけないですね。今日高知相手に出来たことが次も出来るとは限らないですし、しっかり気を引き締めて、やっていきたいと思います」

二川監督から枚方サポーターへ。

「最近なかなか勝ててなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。次はホームですし、しっかり勝てるように頑張って準備しますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」

◆JFL第21節
9月21日(土) 14:30キックオフ
FCティアモ枚方 vs クリアソン新宿
たまゆら陸上競技場(大阪府枚方市)

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“茨の道はミライへのステップ” JFL首位高知が3試合未勝利を糧に難敵との次戦へ「チャレンジャー精神で」

高知ユナイテッドSCの吉本岳史監督、FW新谷聖基が、1-1ドローのFCティアモ枚方戦を振り返り。目線はミネベアミツミFCとの次節へ。 15日、日本フットボールリーグ(JFL)第20節の高知ユナイテッドSCvsFCティアモ枚方が行われ、1-1のドロー決着に。ホーム高知は中断期間明けから3試合未勝利となった。 試合は38分、ロングボールを収めたFW小林心がボックス内で倒されてPK獲得。自らキッカーを担って先制点も、今度は55分、枚方にPKで追いつかれ、勝ち越し点を奪えなかった。 中断明け初戦となったヴェルスパ大分戦は後半頭の失点で0-1敗戦、続くレイラック滋賀戦は後半頭に先制もすぐ追いつかれて1-1ドロー。そして今回も、後半の比較的早い段階で追いつかれ、勝ち点3を逃すこととなった。 55分のPK献上について、枚方視点では二川孝広監督が「リードした高知が少し引いた部分もあったかなと。最終ラインから余裕を持ってビルドアップできるようになった」と回想。 高知の吉本監督も「(後半)受けに回ってしまった感覚です。失点に繋がりましたし、足が止まってプレッシングも緩んだ、距離感が前半よりも曖昧になってしまった」と反省する。 それでも、勝ち点「1」を積み上げ。 指揮官が「(主将)小林大智を筆頭に、最後の最後まで勝ちに向かって走った」と選手たちを労えば、途中投入で前線に入ったFW新谷も「この『+1』をあとあと『良い+1だった』と振り返れるようにしたい」と至って前向き。 少なからず苦しんだ試合の勝ち点1を過小評価する必要はないのである。 この日、筆者が印象的だったのは、吉本監督が4枚目、5枚目の交代カードとして途中投入したDF橋本峻輝、DF福田玲央。どちらもしばらく公式戦出場がなかった選手である。 なかでもセンターバックを主戦場とする福田はWボランチの一角での起用に。その意図とは。 「橋本も福田も戦術の幅を広げられる選手ですね。ひとつゲームプランとして、(後半)どうしても運動量が落ちてくる時間帯があることを見据えてのメンバー入りでした」 「福田については『長短使い分けが出来るパス』があって、ボランチとして相手両サイドバックの脇を突いて欲しいと。運動量が落ちるなか、カウンターへのケアも念頭にありました」 一方、FW新谷が自身のプレーを振り返り、「中断期間に(練習試合などで)ゴールを決めてたんですけど、今日含めてリーグは3試合不発で」と悔しさを吐露。向上心をのぞかせる。 「僕も攻撃陣のみんなも、もっとクオリティを上げたいですし、もっと泥臭くゴールを目指したい。僕はFWなのでもちろん点を取りたいですけど、やっぱりチームの勝利が一番。日々の練習から積み上げていきたいですね」 4試合ぶりの勝利を期す次節は、14位・ミネベアミツミFCとのアウェイゲーム。ミネベアは順位表では下位だが、各クラブの共通認識として、非常に厄介な難敵である。 FW新谷は「順位は関係ないですね。高知も去年ずっと上位にいたわけでもないなか、それでも上位チームに勝つ試合がありました。今は首位ですけど、何か成し遂げたわけではないので、チャレンジャー精神で臨まないといけない」と、対ミネベアに緊張感。 吉本監督も「本当に難しい対戦相手ですね。最後までタフに戦えるチームです。前回ホームでは我々の勢いがあって(ミネベアに)逆転勝ちでしたけど、少しでも昇格に近づくべく、今回も勝利を狙うことを考えれば…そうですね、やはり難しい相手です」と気を引き締める。 それでも「残り10試合はすべて難しい試合。今年やってきたことの上積みをこの試合でも」と戦闘モード。高知は悲願のJ3リーグ入会へ、ミネベア戦の勝ち点「3」から勢いを取り戻す。 ◆JFL第21節 9月21日(土) 15:00キックオフ ミネベアミツミFC vs 高知ユナイテッドSC 宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場 <span class="paragraph-title">【写真】高知ユナイテッドSCの新商品</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">【新グッズ】高知ユナイテッドSC 応援ゆずバスソルト 発売のお知らせ(旭フレッシュ様、松田医薬品様コラボ企画)<br><br>高知県産ゆずを使った香り豊かなバスソルトです。 <br><br>▼詳しくはこちら▼<a href="https://t.co/jAgg7gnPDq">https://t.co/jAgg7gnPDq</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%AB%98%E7%9F%A5%E3%83%A6%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89SC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#高知ユナイテッドSC</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%AD%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#旭フレッシュ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%AD%E9%A3%9F%E5%93%81?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#旭食品</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9D%BE%E7%94%B0%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#松田医薬品</a></p>&mdash; 高知ユナイテッドSC (@kochi_United) <a href="https://twitter.com/kochi_United/status/1836953257111146821?ref_src=twsrc%5Etfw">September 20, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.20 17:00 Fri
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JFL枚方の二川孝広監督、敵地で首位高知を苦しめた90分間に手応えと課題「気を引き締めて次の試合へ」

FCティアモ枚方の二川孝広監督が、首位高知とのアウェイゲームを振り返った。 日本フットボールリーグ(JFL)昇格4年目のFCティアモ枚方。枚方はガンバ大阪のレジェンド、元日本代表MFの二川孝広が2023シーズンより監督を務め、今季は序盤戦で破竹の5連勝も。 5連勝&2位で迎えた6月2日の第10節、首位・高知ユナイテッドSCとのホームゲーム。高知と勝ち点「2」差の枚方は、勝てば首位浮上...という状況だったが、0-1の悔しい敗戦に。 この敗戦を皮切りに、第19節までに2勝1分け6敗。順位は10位となり、優勝戦線が遠のいた。 敗戦から3カ月強。直近5試合未勝利という枚方は、今なお首位を独走する高知と、今度はアウェイ(第20節/9月15日)で激突し、1-1のドロー決着に。敵地で首位を大いに苦しめた。 現役時代にG大阪の超攻撃的サッカーを彩った二川監督は、「内容的には自分たちのやりたいサッカーができました。最近勝ちきれていないなかで、90分間通してしっかり戦った、選手が気持ちを出してくれた」と納得感を語る。 前半先制された枚方は55分、PKで同点に。FW津村夢人がボックス内で倒されて主審の笛が鳴り、FWバジルがしっかり決め切った。指揮官は津村の積極的な動き出しを称える。 「津村が相手の嫌がる位置へ入っていってくれました。高知は守備が堅いチームなので、津村のような積極性がないと、高知を崩すことはできません。“狙い”が1点に繋がりました」 一方で、同点後はいくつかの決定機逸で逆転ならず。この点について「最後の決定力がまだ足りていない部分」とし、「各々が練習からシュートを決めれるように」と課題を挙げた。 またこの日、90分間トータルでCKを「12」本獲得した枚方だが、ここからはゴール生まれず。190cmFWバジルも90分間ピッチに立ったなか、ここも次戦へのポイントか。 「最初はなかなかキッカーのボールが定まってなかった印象ですけど、どんどん中と合っていった部分もあったので…そうですね。今日のような拮抗した試合で、しっかり決め切れるチカラを付けていきたいと思います」 枚方の次節はホームでクリアソン新宿と。アウェイでの前回対戦は東京・国立競技場で激突し、JFL歴代最多の入場者数(1万6480人)となったなかで、4-1と快勝した相手である。 「(前回4-1快勝も)そこまで力の差があるとは思っていないですね。今日と同じような強い気持ちを持って戦えれば、あとはチャンスを決めきれれば、勝利に繋げられると思います」 「ただ、謙虚さは持たないといけないですね。今日高知相手に出来たことが次も出来るとは限らないですし、しっかり気を引き締めて、やっていきたいと思います」 二川監督から枚方サポーターへ。 「最近なかなか勝ててなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。次はホームですし、しっかり勝てるように頑張って準備しますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」 ◆JFL第21節 9月21日(土) 14:30キックオフ FCティアモ枚方 vs クリアソン新宿 たまゆら陸上競技場(大阪府枚方市) 2024.09.20 10:40 Fri
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悲願のJリーグ参入へ…JFL首位高知がホームゲーム1試合の会場を変更、“平均観客動員2000人”を目指すなかファンに吉報

日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCは27日、9月に開催するホームゲーム1試合について、会場変更を発表した。 高知県勢初のJリーグ参入を目指し、現在JFLで首位を独走する高知ユナイテッドSC。2位・FCティアモ枚方と勝ち点「8」差があるなか、30日にホームでブリオベッカ浦安と対戦する。 この浦安戦は、主たる本拠地とする「高知県立春野総合運動公園陸上競技場」ではなく、隣接する「春野総合運動公園“球技場”」での開催。 陸上競技場の収容人数は2万5000人も、球技場だと1800人(※1)。Jリーグ参入へ「ホームゲーム(HG)平均観客動員数2000人」が求められるなか、高知陣営が陸上競技場でのHGを望んでいることは想像に難くない。 (※1)高知は観客の安全面を考慮して上限1700人とする そんななか27日、高知は9月15日のHG、第20節・FCティアモ枚方戦について、会場変更を発表。当初発表されていた球技場ではなく、陸上競技場でこの一戦を戦うこととなった。 高知は今シーズンここまでHGを8試合戦い、累計入場者数が「8402人」。首位をがっちりキープする一方、HG残り7試合で「2万1598人」を動員する必要がある状況だ。 チームの躍進につれ、観客動員が大幅に増加しているなか、1試合ではあるが、陸上競技場での開催が増えたことは朗報といったところか。 ◆JFL第14節 高知vs浦安 2024年6月30日(日) 14:00キックオフ 高知県立春野総合運動公園『球技場』 ◆JFL第20節 高知vs枚方 2024年9月15日(日) 15:00キックオフ 『球技場』→『陸上競技場』 2024.06.28 11:30 Fri
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【JFL第15節】ラインメール青森が青森山田サッカー部の大声援を背に3位枚方撃破! Hondaは朴康造監督初陣の鈴鹿とドロー

7日、日本フットボールリーグ(JFL)第15節の3試合が各地で行われた。 (以下、『★』はJ3クラブライセンス取得に向けた申請を発表したクラブ) ◇青森★ 1-0 枚方 7月初戦となる今節から中断期間まで3試合連続ホームゲームのラインメール青森。3位・FCティアモ枚方を迎え入れ、スタンドからは青森山田高校サッカー部員たちの声援が響き渡る。 試合は、5バックでの守りを軸に速攻をうかがい、果敢なプレスから相手のミスを誘発し、フィニッシュまで持ち込む場面も。しかし決定力を欠き、0-0のまま時計の針が進む。 それでも、高校サッカー界の盟主による声援を背に、愚直に1点を追い求めた青森。 80分、青森山田出身のGK廣末陸らを含めたビルドアップからショートカウンターの構図に。縦へ縦へと効率的に前進し、最後はラストパスにMF平田海斗が左足で合わせて先制点だ。 前節レイラック滋賀に敗れた青森だが、仕切り直しの一戦で3位枚方を1-0と撃破。J3クラブライセンス取得に向けた申請を行ったなか、暫定ながらも6位に浮上だ。 一方、枚方は勝てば2位再浮上も、結果は4位後退。滋賀にFW森本ヒマンを期限付き移籍で放出したなか、痛恨の2連敗となった。 ◇鈴鹿 1-1 Honda “JFLの盟主”Honda FCは朴康造新監督のアトレチコ鈴鹿と対戦。開始9分でMF川畑隼人が先制点も、後半頭の被弾で同点に。相手ミドルのコースが変わり、GK楠本祐規は反応しきれず。 その後は互いに得点奪えずドロー決着。第8〜10節の3連勝でいよいよ今季も波に乗った…と思われたHondaだが、そこから今節までの5試合で1勝2分け2敗に。苦しい戦いが続く。 ◆第15節 ▽7月6日(土) 沖縄SV 0-0 高知ユナイテッドSC★ 栃木シティ★ 3-3 ヴェルスパ大分★ ヴィアティン三重★ 2-0 ミネベアミツミFC 横河武蔵野FC vs[中止] レイラック滋賀★ ブリオベッカ浦安 vs[中止] クリアソン新宿★ ▽7月7日(日) ラインメール青森★ 1-0 FCティアモ枚方 アトレチコ鈴鹿 1-1 Honda FC FCマルヤス岡崎 1-2 ソニー仙台FC ◆順位表(暫定/※1) 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点37 | +18 2位 栃木シティ | 勝ち点27 | +8 3位 ヴィアティン三重 | 勝ち点27 | +7 4位 FCティアモ枚方 | 勝ち点25 | +2 5位 Honda FC | 勝ち点23 | +5 6位 ラインメール青森 | 勝ち点22 | +5 7位 レイラック滋賀 | 勝ち点21 | +7 8位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点21 | -1 9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点20 | +2 10位 沖縄SV | 勝ち点20 | ±0 11位 ソニー仙台FC | 勝ち点18 | -3 12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点17 | -3 13位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点14 | -3 14位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -12 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点11 | -15 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点9 | -17 (※1)6日の武蔵野vs滋賀、浦安vs新宿が悪天候のため中止・延期に。したがって武蔵野、滋賀、浦安、新宿は消化が1試合少ない <span class="paragraph-title">【動画】JFL青森を青森山田サッカー部が応援! 小沼蒼珠もノリノリ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">本日の試合では<a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%9D%92%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E7%94%B0%E9%AB%98%E6%A0%A1?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#青森山田高校</a> サッカー部の皆さんも<br>応援に駆けつけてくれています<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E9%9D%92%E6%A3%AE?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ラインメール青森</a> <a href="https://t.co/oy90RY4Ri0">pic.twitter.com/oy90RY4Ri0</a></p>&mdash; ラインメール青森【公式】 (@reinmeer_aomori) <a href="https://twitter.com/reinmeer_aomori/status/1809832801610658238?ref_src=twsrc%5Etfw">July 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.07 17:08 Sun
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【JFL第17節】首位高知が青森撃破で2連勝、2位栃木Cは枚方に4発勝利…笑顔で中断期間に突入したクラブは?

20日~21日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第17節の7試合が各地で行われた。今節は各クラブにとって中断期間前最後の一戦だ。 ◇新宿 vs V三重 [中止] 15位・クリアソン新宿 vs 3位・ヴィアティン三重は悪天候により、ホーム新宿が1点をリードする前半途中で中断・中止。これにより、新宿は暫定ながらも最下位に転落している。 ◇ミネベア 1-0 武蔵野 (暫定)最下位脱出はミネベアミツミFC。ホームで14位・横河武蔵野FCを1-0と撃破し、3試合ぶりの白星となった。ホンダロックSC時代から数え、2度目の昇格から今季でJFL16年目という古参ミネベアが、意地を見せている。 ◇Honda 0-0 マルヤス 連覇が遠のく昨季王者Honda FC。開幕からギアが上がりきらぬまま、中断期間前最後の一戦を7位で迎えた盟主は、チームの黄金時代を築いた元指揮官、井幡博康監督率いるFCマルヤス岡崎とゴールレスドローに終わっている。 ◇V大分 2-1 ソニー 前節6位浮上のヴェルスパ大分は、観衆6063人が詰めかけたホーム「レゾナックドーム大分」で10位・ソニー仙台FCに勝利。まずは13分、敵陣深くでハイプレスからボールを奪い、最後はMF中野匠の右足弾で先制する。 後半頭に追いつかれるも81分、やはり敵陣でのボール奪取から前進し、味方のシュートがこぼれたところに反応したFW今村優介がゴール前で詰めて勝ち越し。FC大阪時代にJFLからJ3への昇格を経験した今村が、勝負を決めた。 ◇浦安 2-1 沖縄 12位・ブリオベッカ浦安は“同期昇格”の8位・沖縄SVに逆転勝利。先制された直後の17分にFW東駿の豪快ヘッドで追いつくと、62分にはFKの流れから、DF吉田武史が古巣相手にオーバーヘッドキック弾をぶち込んだ。 都並敏史監督率いる浦安は直近6試合で5勝目。序盤戦は最下位も6月ごろから急速にチームが整う…いま、昇格組ながらも2位フィニッシュした昨季と全く同じ軌道を描いている。中断期間明けにも期待を抱かせる戦いぶりだ。 ◇枚方 3-4 栃木C 一方、今季現在のJFL2位も、昇格組の栃木シティ。リーグ最多の31得点が光るなか、直近4試合無敗で4位・FCティアモ枚方とのアウェイ上位対決に臨み、今回も勝ち点3を積んだ。 立ち上がりに鈴木隆雅のゴールで先制すると、33分にも、MF岡庭裕貴のクロスにDF鈴木隆が合わせて追加点。直後に枚方DF阿部隼人のゴールで1点を返されるも、その60秒後、今度はFW藤原拓海が枚方を突き放す3点目を決めた。 栃木Cはその後追いつかれるも、3-3で迎えた82分、MF宇津木峻が右からのクロスに上手くボレーで合わせて決勝点に。大量4得点で枚方を封じ、中断期間中の2位をキープした。 ◇青森 0-1 高知 首位・高知ユナイテッドSCはアウェイで5位・ラインメール青森を撃破。0-0で迎えた54分、右CKの流れからDF上月翔聖が右足シュートを放ち、うまくミートせずも絶妙にネットへ吸い込まれた。 これが決勝点となった高知は2連勝。4試合連続クリーンシートで、直近8試合で5度目の「1-0勝利」。そしてこの8試合で失点わずか「3」と、堅守が冴えまくっている。 ◇滋賀 2-2 鈴鹿 9位・レイラック滋賀は栃木Cに0-1と敗れた前節終了後、菊池利三監督を解任。11位・アトレチコ鈴鹿との今節は東広樹ヘッドコーチが暫定指揮を執り、2-2のドロー決着となっている。首位高知とは勝ち点「21」差、2位栃木Cとは「11」差…来季のJ3参入が厳しくなっている。 ◆第17節 ▽7月20日(土) クリアソン新宿 [中止] ヴィアティン三重 ミネベアミツミFC 1-0 横河武蔵野FC Honda FC 0-0 FCマルヤス岡崎 ヴェルスパ大分 2-1 ソニー仙台FC ブリオベッカ浦安 2-1 沖縄SV ▽7月21日(日) FCティアモ枚方 3-4 栃木シティ ラインメール青森 0-1 高知ユナイテッドSC レイラック滋賀 2-2 アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点43 | +20 2位 栃木シティ | 勝ち点33 | +10 3位 ヴィアティン三重 | 勝ち点27 | +6 4位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点27 | +1 5位 FCティアモ枚方 | 勝ち点26 | +1 6位 ラインメール青森 | 勝ち点25 | +5 7位 Honda FC | 勝ち点24 | +4 8位 沖縄SV | 勝ち点23 | +1 9位 レイラック滋賀 | 勝ち点22 | +6 10位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点21 | +1 11位 ソニー仙台FC | 勝ち点21 | -3 12位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点20 | -1 13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点18 | -4 14位 横河武蔵野FC | 勝ち点13 | -13 15位 ミネベアミツミFC | 勝ち点12 | -17 16位 クリアソン新宿 | 勝ち点11 | -17 2024.07.21 18:31 Sun

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