【JFL第13節】首位高知が新宿を4発粉砕で4連勝…暫定2位栃木Cとは勝ち点「10」差! 堅守青森もV大分に4発勝利

2024.06.22 19:20 Sat
首位高知のMF10佐々木敦河、吉本岳史監督、MF13金原朝陽
©kochi united sc
首位高知のMF10佐々木敦河、吉本岳史監督、MF13金原朝陽
22日、日本フットボールリーグ第13節の4試合が各地で行われた。◇新宿 1-4 高知
首位・高知ユナイテッドSCがアウェイで15位・クリアソン新宿に4発大勝。17分に電光石火のカウンターからFW小林心が先制点を決めると、ほどなくして高知は数的優位に。

前半のうちにセットプレーから追いつかれるも63分、右CKの流れからMF金原朝陽がクロス。ゴール前で待ち構えた19歳、MF宇田光史朗が頭で合わせて勝ち越しに成功する。

72分には、地元高知出身のMF佐々木敦河がボックス外から地を這うミドルを突き刺し追加点。ダメ押しは87分、先日J2水戸から期限付き移籍加入の19歳FW内田優晟が右足弾だ。
19歳2人にゴールが生まれた首位高知。開幕7連勝、2連敗、4連勝と、連敗を挟んで再びギアが上がり、この段階で前半戦(〜第15節)を首位ターンすることが決まった。

◇武蔵野 0-2 Honda

首位高知勝利の裏では、昨季王者Honda FCも首都・東京に遠征し、横河武蔵野FCに0-2と勝利。57分、MF岩切拳心が自陣からボックス手前まで独走し、右足ミドルを叩き込む。

87分には、右CKにDF池松大騎がヘディングシュート。ポストに弾かれたところへMF松本和樹が詰めて追加点に。アウェイできっちり2ゴールを奪ったHondaは暫定3位とする。

◇青森 4-0 V大分

ラインメール青森にとって今季2度目の複数得点は今季最多の4ゴール。ホームにヴェルスパ大分を迎えてまずは12分、右サイドから崩してエースのFWベッサが先制点を叩き込む。

20分には左CKの流れからDF河西真、32分には右CKからFW村上弘有が追加点。そして56分、やはり右CKからフリックされたボールに走り込んだDF長倉颯がダメ押しとなる4点目。

ベッサ弾、そしてセットプレーから3ゴールの青森は8戦無敗に。堅守を売りにするチームなだけに、今後もセットプレーは大事にしていきたい。チーム状態は上がってきている印象だ。

◇栃木C 3-1 ソニー

昇格組・栃木シティは勝てば暫定2位というシチュエーションで17時キックオフ。ホームにソニー仙台FCを迎え入れたなか、25分にソニーMF平田健人のヘディング弾で先制される。

それでも32分、エースFW吉田篤志の今季8ゴール目で同点に。後半は幾度なく決定機を作るもなかなかシュートが枠へ飛ばず。ドロー決着で勝ち点1を分け合うイメージが湧く。

迎えた86分、右サイドから吉田が仕掛け、ゴール前でラストパスに足を出したのはFW藤原拓海。快足アタッカーの今季4ゴール目が決まり、栃木Cがとうとう逆転に成功する。

続く90+2分には吉田のオーバーヘッド弾でダメ押し。エース吉田の2ゴール1アシストで勝ち切った栃木Cが暫定2位浮上だ。

◇23日の注目試合

明日は前節終了時点で4位のヴィアティン三重が、ホームで同7位・レイラック滋賀と対戦。互いにJ3参入を目指して“本気”のチーム…滋賀はそろそろギアを上げねば今後が苦しい。

また前節終了時点で2位のFCティアモ枚方は、アウェイで同6位・沖縄SVと対戦。勝てば2位、そして首位高知との勝ち点「8」差をキープすることできるが、果たして。

◆第13節
▽6月22日(土)
クリアソン新宿 1-4 高知ユナイテッドSC
横河武蔵野FC 0-2 Honda FC
ラインメール青森 4-0 ヴェルスパ大分
栃木シティ 3-1 ソニー仙台FC
▽6月23日(日)
[13:00]
ヴィアティン三重 vs レイラック滋賀
ブリオベッカ浦安 vs ミネベアミツミFC
FCマルヤス岡崎 vs アトレチコ鈴鹿
[15:00]
沖縄SV vs FCティアモ枚方

◆順位表(暫定)
1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点33 | +17
2位 栃木シティ | 勝ち点23 | +6
3位 Honda FC | 勝ち点22 | +7
4位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +3
5位 ヴィアティン三重 | 勝ち点20 | +4
6位 ラインメール青森 | 勝ち点19 | +6
7位 沖縄SV | 勝ち点19 | +3
8位 レイラック滋賀 | 勝ち点17 | +5
9位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点17 | -2
10位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点16 | +2
11位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -3
12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | -3
13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -11
14位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点11 | -3
15位 クリアソン新宿 | 勝ち点10 | -15
16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -16

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開幕4連敗の浦安が武蔵野撃破でついに今季初白星! 首位高知は鈴鹿をねじ伏せて開幕5連勝【JFL第5節】

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【JFL第14節】関東1部降格もちらつく新宿が4試合未勝利に…“昇格組”栃木Cが王者Honda撃破で2位浮上!

29日〜30日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第14節の8試合が各地で行われた。 ◇新宿 1-1 マルヤス 関東サッカーリーグ1部への出戻りもちらつく15位(※1)・クリアソン新宿が4試合未勝利。ホームで11位・FCマルヤス岡崎と対戦したなか、早くも開始6分で先制点を奪われる。 (※1)「16位が地域リーグへ自動降格、15位は地域CL2024準優勝のチームと入替戦」詳細はJFL公式サイト「大会方式」を参照 攻めあぐねる時間が続くも90分、直前に途中出場した37歳FW岡本達也が起死回生の同点弾。一気に勢いが出た新宿だが、後半AT5分間で勝ち越し点は奪えず、1-1ドロー決着だ。 リーグで2番目に多い「24失点」と、リーグ最少の「9得点」。複数得点は第5節・栃木シティ戦(2○0)しかなく、苦しい戦いが続いている。なんとか中断期間までに光明を見出したい。 ◇ミネベア 3-1 沖縄 最下位・ミネベアミツミFCと7位・沖縄SVによる九州勢対決。昨季最下位の沖縄は今季首位発進も、次第にペースが衰えて後退中というなか、最下位相手に痛恨の逆転負けだ。 開始9分でオウンゴールによる先制点が生まれたまでは良かったが、前半のうちに追いつかれ、67分には逆転被弾。最後は90+1分、ダメ押しとなる追加点を奪われた。 沖縄はこれで5試合未勝利に。前節終了時点でリーグ3位タイの「24得点」も、失点も新宿と並ぶ「24」…安定性に欠けるといったところか。順位も10位まで後退だ。 ◇Honda 0-2 栃木C 昇格組の3位・栃木シティが、アウェイで4位・Honda FCとの直接対決に勝利。開始9分、前節決勝点のFW藤原拓海が縦パスにワントラップで前を向き、右足弾を流し込む。 65分には“役者”が魅せる。右ワイドからカットインの姿勢をとるはFW田中パウロ淳一。スピードを殺さずボックス近辺まで侵入し、強烈な左足シュートを突き刺して追加点だ。 結局、王者Hondaにアウェイできっちり勝利。今節は2位・FCティアモ枚方がヴィアティン三重に敗れたため、栃木は2位浮上となった。 ◇高知 1-0 浦安 首位独走中の高知ユナイテッドSCは、ホームで13位・ブリオベッカ浦安に勝利。試合は4試合無敗の3連勝で最下位を脱出した浦安に押され、なかなか決定機のない時間が続く。 とうとう均衡を破ったのは85分。FW新谷聖基が自ら倒されて得たPKを沈めて決勝点に。高知は5連勝とし、今節2位浮上の栃木Cとは勝ち点「10」差となっている。 今節は収容人数1700人の第2ホーム、春野総合総合運動公園球技場だったこともあり、観客動員は1528人。悲願のJリーグ参入へ、今後やるべきことがより一層、明確になった格好だ。 ◆第14節 ▽6月29日(土) クリアソン新宿 1-1 FCマルヤス岡崎 ミネベアミツミFC 3-1 沖縄SV Honda FC 0-2 栃木シティ ▽6月30日(日) 高知ユナイテッドSC 1-0 ブリオベッカ浦安 FCティアモ枚方 1-2 ヴィアティン三重 レイラック滋賀 2-0 ラインメール青森 ヴェルスパ大分 3-2 横河武蔵野FC ソニー仙台FC 1-2 アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点36 | +18 2位 栃木シティ | 勝ち点26 | +8 3位 FCティアモ枚方 | 勝ち点25 | +3 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点24 | +5 5位 Honda FC | 勝ち点22 | +5 6位 レイラック滋賀 | 勝ち点21 | +7 7位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点20 | -1 8位 ラインメール青森 | 勝ち点19 | +4 9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点19 | +2 10位 沖縄SV | 勝ち点19 | ±0 11位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点17 | -2 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -4 13位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点14 | -3 14位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -12 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点11 | -15 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -15 2024.06.30 17:11 Sun

【JFL第14節】“首位独走”最強高知がついに2位と勝ち点「10」差! 収容率89.8%のホームで浦安を撃破「5連勝」

30日、日本フットボールリーグ(JFL)第14節の高知ユナイテッドSCvsブリオベッカ浦安が高知県立春野総合運動公園球技場で行われ、1-0で勝利した高知が「5連勝」だ。 高知県勢初のJリーグ参入へ…第3節から首位をひた走り、2位・FCティアモ枚方と勝ち点「8」差の高知ユナイテッドSC。今節ホームで対戦するは13位・ブリオベッカ浦安だ。 収容最大1700人の春野総合運動公園球技場に「1528人」が詰めかけたなか、4戦無敗の3連勝で最下位を脱出した浦安が立ち上がりから勢い十分。ホーム高知を押し込んでいく。 面喰らった部分があるのか、リーグ最少失点の高知はドタバタ感が否めず。今季加入の新守護神、GK大杉啓の好セーブなどで凌いでいき、当面の間、攻撃をロングボール主体とする。 高知の吉本岳史監督は、後半頭からFW小林心に替えてFW新谷聖基を投入。早めのテコ入れによる流れの変化は、今季の高知でパターン化する持ち味のひとつだ。 ただ、やはり冴え渡る浦安が、テンポの良いパス回しで高知陣地へ押し上げていく。高知はビルドアップ時の判断がイマイチで、一対一のデュエルやミスからピンチを招く場面も。 試合への入り方で差がついた格好だが、苦しい高知をホームの観衆がサポート。現在、チームの躍進につれて観客動員が大幅に増加しており、この日の収容率は「89.8%」だ。 大声援に後押しされる形で、いよいよ試合も終盤という85分にPKを獲得。ファウルを得た背番号「9」新谷が自らこれを沈め、5連勝を目指す高知がとうとう先制に成功する。 その後、後半アディショナルタイムを含めて浦安の猛攻を凌ぎ切った高知。試合内容は今季最低水準も、意地と情熱とJリーグ参入への野心を120%見せつけ、1-0で勝ち切った。 高知は開幕7連勝から2連敗も、ここにきて5連勝。JFLで群を抜く強さがそこにある。また、JFLは今節で栃木シティが2位浮上も、その栃木Cと高知は勝ち点「10」差がついている。 高知ユナイテッドSC 1-0 ブリオベッカ浦安 【高知】 新谷聖基(後40) 2024.06.30 16:17 Sun

悲願のJリーグ参入へ…JFL首位高知がホームゲーム1試合の会場を変更、“平均観客動員2000人”を目指すなかファンに吉報

日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCは27日、9月に開催するホームゲーム1試合について、会場変更を発表した。 高知県勢初のJリーグ参入を目指し、現在JFLで首位を独走する高知ユナイテッドSC。2位・FCティアモ枚方と勝ち点「8」差があるなか、30日にホームでブリオベッカ浦安と対戦する。 この浦安戦は、主たる本拠地とする「高知県立春野総合運動公園陸上競技場」ではなく、隣接する「春野総合運動公園“球技場”」での開催。 陸上競技場の収容人数は2万5000人も、球技場だと1800人(※1)。Jリーグ参入へ「ホームゲーム(HG)平均観客動員数2000人」が求められるなか、高知陣営が陸上競技場でのHGを望んでいることは想像に難くない。 (※1)高知は観客の安全面を考慮して上限1700人とする そんななか27日、高知は9月15日のHG、第20節・FCティアモ枚方戦について、会場変更を発表。当初発表されていた球技場ではなく、陸上競技場でこの一戦を戦うこととなった。 高知は今シーズンここまでHGを8試合戦い、累計入場者数が「8402人」。首位をがっちりキープする一方、HG残り7試合で「2万1598人」を動員する必要がある状況だ。 チームの躍進につれ、観客動員が大幅に増加しているなか、1試合ではあるが、陸上競技場での開催が増えたことは朗報といったところか。 ◆JFL第14節 高知vs浦安 2024年6月30日(日) 14:00キックオフ 高知県立春野総合運動公園『球技場』 ◆JFL第20節 高知vs枚方 2024年9月15日(日) 15:00キックオフ 『球技場』→『陸上競技場』 2024.06.28 11:30 Fri

【JFL第14節注目試合】4連勝で“首位独走”の最強高知 vs 3連勝で息を吹き返した都並浦安…軍配はどちらに?

6月30日、日本フットボールリーグ(JFL)第14節の高知ユナイテッドSCvsブリオベッカ浦安が高知県立春野総合運動公園球技場で開催される。今節最大のビッグマッチだ。 まずは両チームの今季ここまでをおさらい。 高知は開幕7連勝の過程で首位に立ったのち、第8節から2連敗。ただ、第10節で2位・FCティアモ枚方との直接対決を制し、そこから4連勝。今や2位枚方とは勝ち点「8」差だ。 戦いぶりはと言うと、出足の鋭さ、驚異の爆速カウンター、セットプレー、冷静沈着なGK大杉啓&最終ラインなどが光り、攻撃面では“崩し”も苦にしない。途中出場選手の得点関与も非常に多い「現JFLの最強チーム」と言える。 対して13位浦安。昨季昇格組としてダントツ最下位から2位フィニッシュの彼らは、今季も当初最下位に低迷したが、第11節から3連勝。今まさに昨季と同じ軌道を描いている。 昨季の躍進は、DF西袋裕太(FC今治)ら主軸複数のJリーグ“個人昇格”を呼び、序盤戦はその影響が顕著。ただ、継続は力なりと言うべきか、後釜となった若い選手らの奮闘が眩しい。現JFLで「3連勝」を達成する難しさは、各クラブの関係者・ファンが感じているはずだ。 そんな両者がこのタイミングで激突へ。 両者は浦安が2度目のJFL昇格を成し遂げた昨季、公式戦で初対決。大躍進を遂げた昨季の浦安が、ホーム&アウェイ2試合で唯一、勝ち点を拾えなかった2戦2敗の相手が高知なのだ。 ただ「今回も高知に軍配」とするのは性急。 高知視点だと、浦安には昨季JFLベストイレブンのドリブラー村越健太、類まれなるアジリティを誇る小島樹など、要警戒なアタッカーが勢ぞろい。184cmFW東駿らゴール前をかき乱す切り札の多さも、浦安の特徴と言えるだろう。 とはいえ、充実度はやはり高知が上か。 上述の通り「途中出場選手の得点関与」、すなわち“切り札力”は高知も劣らず、アタッカー陣全員が「足が速い」という単純ながらも恐ろしい武器を装備。よって驚異の爆速カウンターが成立し、上月翔聖&吉田知樹というJFL最高峰の両サイドバックによる遅攻速攻問わぬ攻撃参加が厚みをもたらしている。 高知は守備時の基本陣形を[4-4-2]としつつ、昨季まで使用した5バックが顔を覗かせるシーンも今季ちらほら。3バックを採用する浦安は[5-4-1]での守りが基軸となる。 高知と浦安、攻撃面で鋭さを持つ選手は両者とも多く、単純なことだが、システムの噛み合わせが選手個々のプレー、試合展開に影響するシナリオも十分考えられるところ。 好調な高知と浦安がぶつかる今節最大のビッグマッチ。夏本番の猛暑は7月に入ってからだというのに、6月最後に白熱必至のシーソーゲームが繰り広げられることだろう。 ◆JFL第14節 高知vs浦安 2024年6月30日(日) 14:00キックオフ 高知県立春野総合運動公園球技場 LIVE配信:JFL Official Channel(YouTube) ◆PICK UP No.11(おまけ) 両チームとも背番号「11」を背負うストライカーが強力。高知は今季6得点でスピード豊かなFW小林心、浦安は直近2試合連続で90+2分にゴールを決めている184cmFW東駿。自軍に勝利をもたらせるのはどちらだ。 2024.06.24 17:00 Mon

【JFL第12節】首位高知が3連勝で再び独走状態に! 他の上位陣軒並みドローか敗戦で2位枚方と勝ち点「8」差

16日、日本フットボールリーグ(JFL)第12節の6試合が行われた。 ◇高知 1-0 マルヤス 首位・高知ユナイテッドSCがホームでFCマルヤス岡崎に勝利し、開幕7連勝からの2連敗ときて3連勝に。今節は2位・FCティアモ枚方が敗れており、勝ち点差が「8」まで広がった。 試合は押し気味ながら攻めあぐねる時間が続くも、いよいよ終盤の85分、DF小林大智のクリアが前線へ直接通り、ロングカウンターに。途中出場のFW金原朝陽が左サイドを抜け出す。 金原のクロスを待ち構えたのは、60分に金原と同時投入の“186cmの韋駄天”FW東家聡樹。ワントラップから左足を振ってネットを揺らし、この試合唯一のゴールに。高知が3連勝だ。 ◇V大分 1-1 V三重 ヴィアティン三重は勝てば2位浮上というシチュエーション。アウェイでヴェルスパ大分と対戦し、前半終盤の45分、斜めのクロスにDF児玉慎太郎がヘディングで合わせて先制する。 しかし、首位高知先制とほぼ同時刻の85分、V大分のFW安島樹に同点弾を浴び、痛恨の1-1ドロー決着に。良い時間に先制できたV三重だが、順位も4位にステイすることとなった。 ◇Honda 1-1 青森 ラインメール青森は前節終了時点で9位も、持ち味の堅守は昨季から不変で6戦無敗中。アウェイで昨季王者Honda FCと対戦したなか、28分にFW松本拓海のゴールで先制する。 ただ、早くも35分に同点とされ、1-1ドロー決着。決して大崩れしない強固さはあるが、12試合12ゴールの得点力では現状上位進出は難しいところか。次節はホームでV大分と対戦だ。 また、Hondaとしても、結果的に勝てば3位浮上という状況も、勝ち点1にとどまり、首位高知の独走に拍車をかける格好に。スロースターターもそろそろギアを上げねば連覇はない。 ◇滋賀 1-1 沖縄 Jリーグ経験者を中心に空前の大型補強も、いまひとつ波に乗れないレイラック滋賀。本拠地HATOスタに沖縄SVを迎え入れたなか、25分に相手の決定機阻止で数的優位となる。 このファウルで得た直接FKをMF久保田和音が沈めて先制点。ところがしばらく1-0で推移させた74分、10人の沖縄がGKから丁寧なビルドアップを始め、11人の滋賀を崩してしまう。 最後は左からカットインしたFW青戸翔が右足を振り抜き、値千金の同点弾。この結果、滋賀vs沖縄の上位対決は勝ち点1ずつを分け合う形となり、こちらも高知の独走に拍車をかける。 ◆第12節 ▽6月16日(日) 高知ユナイテッドSC 1-0 FCマルヤス岡崎 ヴェルスパ大分 1-1 ヴィアティン三重 Honda FC 1-1 ラインメール青森 レイラック滋賀 1-1 沖縄SV ソニー仙台FC 3-0 横河武蔵野FC ミネベアミツミFC 0-0 クリアソン新宿 ▽6月15日(土) FCティアモ枚方 1-4 ブリオベッカ浦安 アトレチコ鈴鹿 5-1 栃木シティ ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点30 | +14 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +3 3位 栃木シティ | 勝ち点20 | +4 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点20 | +4 5位 Honda FC | 勝ち点19 | +5 6位 沖縄SV | 勝ち点19 | +3 7位 レイラック滋賀 | 勝ち点17 | +5 8位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点17 | +2 9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点16 | +2 10位 ラインメール青森 | 勝ち点16 | +2 11位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -1 12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | -3 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -9 14位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点11 | -3 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点10 | -12 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -16 2024.06.16 15:19 Sun

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29日〜30日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第14節の8試合が各地で行われた。 ◇新宿 1-1 マルヤス 関東サッカーリーグ1部への出戻りもちらつく15位(※1)・クリアソン新宿が4試合未勝利。ホームで11位・FCマルヤス岡崎と対戦したなか、早くも開始6分で先制点を奪われる。 (※1)「16位が地域リーグへ自動降格、15位は地域CL2024準優勝のチームと入替戦」詳細はJFL公式サイト「大会方式」を参照 攻めあぐねる時間が続くも90分、直前に途中出場した37歳FW岡本達也が起死回生の同点弾。一気に勢いが出た新宿だが、後半AT5分間で勝ち越し点は奪えず、1-1ドロー決着だ。 リーグで2番目に多い「24失点」と、リーグ最少の「9得点」。複数得点は第5節・栃木シティ戦(2○0)しかなく、苦しい戦いが続いている。なんとか中断期間までに光明を見出したい。 ◇ミネベア 3-1 沖縄 最下位・ミネベアミツミFCと7位・沖縄SVによる九州勢対決。昨季最下位の沖縄は今季首位発進も、次第にペースが衰えて後退中というなか、最下位相手に痛恨の逆転負けだ。 開始9分でオウンゴールによる先制点が生まれたまでは良かったが、前半のうちに追いつかれ、67分には逆転被弾。最後は90+1分、ダメ押しとなる追加点を奪われた。 沖縄はこれで5試合未勝利に。前節終了時点でリーグ3位タイの「24得点」も、失点も新宿と並ぶ「24」…安定性に欠けるといったところか。順位も10位まで後退だ。 ◇Honda 0-2 栃木C 昇格組の3位・栃木シティが、アウェイで4位・Honda FCとの直接対決に勝利。開始9分、前節決勝点のFW藤原拓海が縦パスにワントラップで前を向き、右足弾を流し込む。 65分には“役者”が魅せる。右ワイドからカットインの姿勢をとるはFW田中パウロ淳一。スピードを殺さずボックス近辺まで侵入し、強烈な左足シュートを突き刺して追加点だ。 結局、王者Hondaにアウェイできっちり勝利。今節は2位・FCティアモ枚方がヴィアティン三重に敗れたため、栃木は2位浮上となった。 ◇高知 1-0 浦安 首位独走中の高知ユナイテッドSCは、ホームで13位・ブリオベッカ浦安に勝利。試合は4試合無敗の3連勝で最下位を脱出した浦安に押され、なかなか決定機のない時間が続く。 とうとう均衡を破ったのは85分。FW新谷聖基が自ら倒されて得たPKを沈めて決勝点に。高知は5連勝とし、今節2位浮上の栃木Cとは勝ち点「10」差となっている。 今節は収容人数1700人の第2ホーム、春野総合総合運動公園球技場だったこともあり、観客動員は1528人。悲願のJリーグ参入へ、今後やるべきことがより一層、明確になった格好だ。 ◆第14節 ▽6月29日(土) クリアソン新宿 1-1 FCマルヤス岡崎 ミネベアミツミFC 3-1 沖縄SV Honda FC 0-2 栃木シティ ▽6月30日(日) 高知ユナイテッドSC 1-0 ブリオベッカ浦安 FCティアモ枚方 1-2 ヴィアティン三重 レイラック滋賀 2-0 ラインメール青森 ヴェルスパ大分 3-2 横河武蔵野FC ソニー仙台FC 1-2 アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点36 | +18 2位 栃木シティ | 勝ち点26 | +8 3位 FCティアモ枚方 | 勝ち点25 | +3 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点24 | +5 5位 Honda FC | 勝ち点22 | +5 6位 レイラック滋賀 | 勝ち点21 | +7 7位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点20 | -1 8位 ラインメール青森 | 勝ち点19 | +4 9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点19 | +2 10位 沖縄SV | 勝ち点19 | ±0 11位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点17 | -2 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -4 13位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点14 | -3 14位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -12 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点11 | -15 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -15 2024.06.30 17:11 Sun

【JFL第14節】“首位独走”最強高知がついに2位と勝ち点「10」差! 収容率89.8%のホームで浦安を撃破「5連勝」

30日、日本フットボールリーグ(JFL)第14節の高知ユナイテッドSCvsブリオベッカ浦安が高知県立春野総合運動公園球技場で行われ、1-0で勝利した高知が「5連勝」だ。 高知県勢初のJリーグ参入へ…第3節から首位をひた走り、2位・FCティアモ枚方と勝ち点「8」差の高知ユナイテッドSC。今節ホームで対戦するは13位・ブリオベッカ浦安だ。 収容最大1700人の春野総合運動公園球技場に「1528人」が詰めかけたなか、4戦無敗の3連勝で最下位を脱出した浦安が立ち上がりから勢い十分。ホーム高知を押し込んでいく。 面喰らった部分があるのか、リーグ最少失点の高知はドタバタ感が否めず。今季加入の新守護神、GK大杉啓の好セーブなどで凌いでいき、当面の間、攻撃をロングボール主体とする。 高知の吉本岳史監督は、後半頭からFW小林心に替えてFW新谷聖基を投入。早めのテコ入れによる流れの変化は、今季の高知でパターン化する持ち味のひとつだ。 ただ、やはり冴え渡る浦安が、テンポの良いパス回しで高知陣地へ押し上げていく。高知はビルドアップ時の判断がイマイチで、一対一のデュエルやミスからピンチを招く場面も。 試合への入り方で差がついた格好だが、苦しい高知をホームの観衆がサポート。現在、チームの躍進につれて観客動員が大幅に増加しており、この日の収容率は「89.8%」だ。 大声援に後押しされる形で、いよいよ試合も終盤という85分にPKを獲得。ファウルを得た背番号「9」新谷が自らこれを沈め、5連勝を目指す高知がとうとう先制に成功する。 その後、後半アディショナルタイムを含めて浦安の猛攻を凌ぎ切った高知。試合内容は今季最低水準も、意地と情熱とJリーグ参入への野心を120%見せつけ、1-0で勝ち切った。 高知は開幕7連勝から2連敗も、ここにきて5連勝。JFLで群を抜く強さがそこにある。また、JFLは今節で栃木シティが2位浮上も、その栃木Cと高知は勝ち点「10」差がついている。 高知ユナイテッドSC 1-0 ブリオベッカ浦安 【高知】 新谷聖基(後40) 2024.06.30 16:17 Sun

【JFL第14節注目試合】滋賀はJリーグ参入へ集客好調も8位…上昇気流の青森をホームで撃破なるか

6月30日、日本フットボールリーグ(JFL)第14節のレイラック滋賀vsラインメール青森が東近江市総合運動公園布引陸上競技場で開催される。滋賀はここがひとつのヤマ場だろう。 Jリーグ参入を目指し、菊池利三監督が率いる滋賀。 昨季は最終節を前にし、J3側との入替戦へ進む2位に浮上。しかし迎えた最終節・ヴィアティン三重戦、2-1リードの85分に同点とされ、ドロー決着で3位終戦という結末が待っていた。 J3参入要件となる諸々の課題はクリアしていると見てよさそうななか、今季はホームゲームの観客動員も好調で、第1節の4152人に始まり、ここまで計7試合で「1万6148人」を動員。現時点で“平均2000人”を上回っている。 ただし、チームの成績は奮わず。 第13節まで消化した段階で、5勝3分け5敗の8位。第9節で首位・高知ユナイテッドSCとのアウェイゲームに勝利し、今季初の2連勝としたが、第10節からまさかの4試合未勝利に。 また、アウェイでは1勝2分け3敗と、首位高知を撃破した以外に白星なし。その高知とは勝ち点「15」差、2位・FCティアモ枚方とは勝ち点「7」差となっている。 そんななか、30日にホームで青森戦。 滋賀と同じくJ3参入を目指す青森は現在6位。序盤戦のスロースタートが痛恨も、ここにきて8試合無敗としており、持ち前の堅守だけでなく、前節はヴェルスパ大分に4-0と大勝だ。 青森はソリッドな「4-4-2」を基軸に、今季6得点のブラジル人FWベッサ、187cmFW村上弘有による2トップが好調。チーム状態がぐんぐん上がるなかで滋賀に乗り込む格好か。 滋賀としては、ここがひとつのヤマ場。 是が非でも勝利が欲しいのは言うまでもなく、ここで勝ち点「1」差の青森を叩けば、順位で上回るだけでなく、他会場の結果次第で5位まで浮上することも可能だ。 首位高知の背中は遠いが、いったん隅に置き、まず目の前の1勝を。2位以下は勝ち点が詰まっていると言ってよい状態であり、滋賀も決してJ3参入が遠のいているわけではない。 “キッカケ”の1勝とできるか。 ◆JFL第14節 滋賀vs青森 2024年6月30日(日) 13:00キックオフ 東近江市総合運動公園布引陸上競技場 ◆JFL第14節 全日程 ▽6月29日(土) [13:00] クリアソン新宿 vs FCマルヤス岡崎 ミネベアミツミFC vs 沖縄SV [18:00] Honda FC vs 栃木シティ ▽6月30日(日) [13:00] レイラック滋賀 vs ラインメール青森 FCティアモ枚方 vs ヴィアティン三重 [14:00] 高知ユナイテッドSC vs ブリオベッカ浦安 ヴェルスパ大分 vs 横河武蔵野FC [15:00] ソニー仙台FC vs アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点33 | +17 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点25 | +4 3位 栃木シティ | 勝ち点23 | +6 4位 Honda FC | 勝ち点22 | +7 5位 ヴィアティン三重 | 勝ち点21 | +4 6位 ラインメール青森 | 勝ち点19 | +6 7位 沖縄SV | 勝ち点19 | +2 8位 レイラック滋賀 | 勝ち点18 | +5 9位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点17 | -2 10位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点16 | +1 11位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点16 | -2 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -3 13位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点14 | -2 14位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -11 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点10 | -15 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -17 2024.06.28 13:20 Fri

悲願のJリーグ参入へ…JFL首位高知がホームゲーム1試合の会場を変更、“平均観客動員2000人”を目指すなかファンに吉報

日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCは27日、9月に開催するホームゲーム1試合について、会場変更を発表した。 高知県勢初のJリーグ参入を目指し、現在JFLで首位を独走する高知ユナイテッドSC。2位・FCティアモ枚方と勝ち点「8」差があるなか、30日にホームでブリオベッカ浦安と対戦する。 この浦安戦は、主たる本拠地とする「高知県立春野総合運動公園陸上競技場」ではなく、隣接する「春野総合運動公園“球技場”」での開催。 陸上競技場の収容人数は2万5000人も、球技場だと1800人(※1)。Jリーグ参入へ「ホームゲーム(HG)平均観客動員数2000人」が求められるなか、高知陣営が陸上競技場でのHGを望んでいることは想像に難くない。 (※1)高知は観客の安全面を考慮して上限1700人とする そんななか27日、高知は9月15日のHG、第20節・FCティアモ枚方戦について、会場変更を発表。当初発表されていた球技場ではなく、陸上競技場でこの一戦を戦うこととなった。 高知は今シーズンここまでHGを8試合戦い、累計入場者数が「8402人」。首位をがっちりキープする一方、HG残り7試合で「2万1598人」を動員する必要がある状況だ。 チームの躍進につれ、観客動員が大幅に増加しているなか、1試合ではあるが、陸上競技場での開催が増えたことは朗報といったところか。 ◆JFL第14節 高知vs浦安 2024年6月30日(日) 14:00キックオフ 高知県立春野総合運動公園『球技場』 ◆JFL第20節 高知vs枚方 2024年9月15日(日) 15:00キックオフ 『球技場』→『陸上競技場』 2024.06.28 11:30 Fri

キング・カズが再び鈴鹿へ! 三浦知良が期限付き移籍で加入、JFLに再挑戦「新天地でも走り続け、ゴールを決めたい」

JFLを戦うアトレチコ鈴鹿クラブは25日、横浜FCの元日本代表FW三浦知良(57)を期限付き移籍で獲得したことを発表した。期限付き移籍期間は2025年1月31日までとなる。 三浦はブラジルの名門・サントスでプロキャリアをスタート。その後日本へ戻り、ヴェルディ川崎(現:東京ヴェルディ)、ジェノア(イタリア)、ディナモ・ザグレブ(クロアチア)、京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)、ヴィッセル神戸、横浜FC、シドニーFC(オーストラリア)でプレー。2022シーズンはJFLの鈴鹿ポイントゲッターズ(現:アトレチコ鈴鹿クラブ)に期限付き移籍していた。 自身初のJFL挑戦となった三浦は18試合に出場し2得点を記録。すると2023年2月にポルトガル2部のオリヴェイレンセへと期限付き移籍。2023-24シーズンも期限付き移籍期間を延長していた。 オリヴェイレンセでは、2023-24シーズンのセグンダ・リーガ(ポルトガル2部)で5試合に出場もゴールはなし。シーズンが終わり、横浜FCで調整していた中、再び鈴鹿でプレーすることが決まった。 三浦は横浜FCを通じてコメントしている。 「横浜FCファン・サポーターの皆さんこんにちは。三浦知良です。この度、JFL所属のアトレチコ鈴鹿クラブに期限付き移籍することを決めました」 「昨シーズンはポルトガルでプレーし、悔しい思いもありながらも毎日刺激のある日々を送ることができました。新天地でも走り続け、ゴールを決めたいです。横浜FCのこれからの幸運とJ1復帰を願っています。Boa Sorte」 2024.06.25 13:38 Tue

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【JFL第13節】首位高知が新宿を4発粉砕で4連勝…暫定2位栃木Cとは勝ち点「10」差! 堅守青森もV大分に4発勝利

22日、日本フットボールリーグ第13節の4試合が各地で行われた。 ◇新宿 1-4 高知 首位・高知ユナイテッドSCがアウェイで15位・クリアソン新宿に4発大勝。17分に電光石火のカウンターからFW小林心が先制点を決めると、ほどなくして高知は数的優位に。 前半のうちにセットプレーから追いつかれるも63分、右CKの流れからMF金原朝陽がクロス。ゴール前で待ち構えた19歳、MF宇田光史朗が頭で合わせて勝ち越しに成功する。 72分には、地元高知出身のMF佐々木敦河がボックス外から地を這うミドルを突き刺し追加点。ダメ押しは87分、先日J2水戸から期限付き移籍加入の19歳FW内田優晟が右足弾だ。 19歳2人にゴールが生まれた首位高知。開幕7連勝、2連敗、4連勝と、連敗を挟んで再びギアが上がり、この段階で前半戦(〜第15節)を首位ターンすることが決まった。 ◇武蔵野 0-2 Honda 首位高知勝利の裏では、昨季王者Honda FCも首都・東京に遠征し、横河武蔵野FCに0-2と勝利。57分、MF岩切拳心が自陣からボックス手前まで独走し、右足ミドルを叩き込む。 87分には、右CKにDF池松大騎がヘディングシュート。ポストに弾かれたところへMF松本和樹が詰めて追加点に。アウェイできっちり2ゴールを奪ったHondaは暫定3位とする。 ◇青森 4-0 V大分 ラインメール青森にとって今季2度目の複数得点は今季最多の4ゴール。ホームにヴェルスパ大分を迎えてまずは12分、右サイドから崩してエースのFWベッサが先制点を叩き込む。 20分には左CKの流れからDF河西真、32分には右CKからFW村上弘有が追加点。そして56分、やはり右CKからフリックされたボールに走り込んだDF長倉颯がダメ押しとなる4点目。 ベッサ弾、そしてセットプレーから3ゴールの青森は8戦無敗に。堅守を売りにするチームなだけに、今後もセットプレーは大事にしていきたい。チーム状態は上がってきている印象だ。 ◇栃木C 3-1 ソニー 昇格組・栃木シティは勝てば暫定2位というシチュエーションで17時キックオフ。ホームにソニー仙台FCを迎え入れたなか、25分にソニーMF平田健人のヘディング弾で先制される。 それでも32分、エースFW吉田篤志の今季8ゴール目で同点に。後半は幾度なく決定機を作るもなかなかシュートが枠へ飛ばず。ドロー決着で勝ち点1を分け合うイメージが湧く。 迎えた86分、右サイドから吉田が仕掛け、ゴール前でラストパスに足を出したのはFW藤原拓海。快足アタッカーの今季4ゴール目が決まり、栃木Cがとうとう逆転に成功する。 続く90+2分には吉田のオーバーヘッド弾でダメ押し。エース吉田の2ゴール1アシストで勝ち切った栃木Cが暫定2位浮上だ。 ◇23日の注目試合 明日は前節終了時点で4位のヴィアティン三重が、ホームで同7位・レイラック滋賀と対戦。互いにJ3参入を目指して“本気”のチーム…滋賀はそろそろギアを上げねば今後が苦しい。 また前節終了時点で2位のFCティアモ枚方は、アウェイで同6位・沖縄SVと対戦。勝てば2位、そして首位高知との勝ち点「8」差をキープすることできるが、果たして。 ◆第13節 ▽6月22日(土) クリアソン新宿 1-4 高知ユナイテッドSC 横河武蔵野FC 0-2 Honda FC ラインメール青森 4-0 ヴェルスパ大分 栃木シティ 3-1 ソニー仙台FC ▽6月23日(日) [13:00] ヴィアティン三重 vs レイラック滋賀 ブリオベッカ浦安 vs ミネベアミツミFC FCマルヤス岡崎 vs アトレチコ鈴鹿 [15:00] 沖縄SV vs FCティアモ枚方 ◆順位表(暫定) 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点33 | +17 2位 栃木シティ | 勝ち点23 | +6 3位 Honda FC | 勝ち点22 | +7 4位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +3 5位 ヴィアティン三重 | 勝ち点20 | +4 6位 ラインメール青森 | 勝ち点19 | +6 7位 沖縄SV | 勝ち点19 | +3 8位 レイラック滋賀 | 勝ち点17 | +5 9位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点17 | -2 10位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点16 | +2 11位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -3 12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | -3 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -11 14位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点11 | -3 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点10 | -15 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -16 2024.06.22 19:20 Sat
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【JFL第11節】首位高知が魂の大逆転勝利! 88分弾&90+1分弾でミネベア沈める…今季の強さはホンモノ?

9日、日本フットボールリーグ(JFL)第11節の高知ユナイテッドSC vs ミネベアミツミFCが高知県立春野総合運動公園陸上競技場で行われ、高知が3-2の大逆転勝利だ。 開幕7連勝の首位高知は第8節から2連敗も、前節アウェイで2位・FCティアモ枚方との「勝ち点2差」直接対決を制して首位キープ。メンタル面を含め、持ち直しに成功した。 迎えた今節、ホームで相手は最下位のミネベア。 雨が降りしきるなか、1点が取れそうで取れない時間が続き、とうとう38分に被弾。高知最終ラインから出た不用意な縦パスをミネベアにカットされ、MF杉田達哉に先制点を奪われる。 それでも前半ラストで同点に。45分、高知はしぶとい連続攻撃から左サイドを崩し、最後はゴール前の混戦からMF佐々木敦河。こぼれ球を押し込んでネットを揺らした。 良い時間で追いつけた高知だが、ここからが苦しかった。 前半ラストの被弾を苦にしなかったミネベア。後半頭の50分、左サイドから入った斜めのクロスに頭で合わせたのは、やはり杉田。アウェイで首位相手に勝ち越すことに成功した。 高知はなんとか再びタイスコアに持ち込むべく、58分に今季全試合途中出場で4得点のFW小林心、69分には先日J2水戸から加入した19歳FW内田優晟の投入で打開を図る。 しかし、勝ち越しで勢いが増した最下位ミネベアを押し返すことができず、後半は常に劣勢。勝敗は決しているかのようにも思える時間が、85分ごろまで続いた。 それでも、2024シーズンの高知ユナイテッドSCは“持ってる”チームなのか。 87分、ミネベアのセットプレーを凌いで反撃に転じ、敵陣でFKを獲得した高知。ここから左CKも獲得し、ミネベアの11人をボックス近辺まで押し込んだ状態で同点弾が生まれた。 88分、佐々木が後方から斜めの浮き球をボックス右へ送り、ゴール前への折り返しに飛び込んだのはDF上月翔聖。右足インサイドで上手く合わせたボレーがネットへ吸い込まれた。 さらに90+1分、上月が左サイドから大きくサイドチェンジ。ボックス右からDF吉田知樹が頭で落とし、途中出場の小林が相手DFと競り合いながら右足ループ弾を流し込んだ。 小林はまさに“最強ジョーカー”。今季全11試合途中出場で5ゴール目となり、この試合含め、うち4ゴールが80分以降のもの。昨年天皇杯でガンバ大阪を沈めた、あのストライカーだ。 結局、小林の90+1分弾が決勝点となり、ホームの高知が3-2と大逆転勝利。強い雨が降るなか、春野陸上競技場に詰めかけた観衆1163人の大歓声が高知の選手たちに降り注いだ。 高知ユナイテッドSC 3-2 ミネベアミツミFC 【高知】 佐々木敦河(前45) 上月翔聖(後43) 小林心(後45+1) 【ミネベア】 杉田達哉(前38、後5) 2024.06.09 15:49 Sun
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悲願のJリーグ参入へ…昨季超えの1年に! JFL高知ユナイテッドが新体制発表

日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCは28日、2024シーズンの体制を発表した。 実り多き2023シーズンを送った高知。J3参入資格こそ継続審議止まりだったが、JFL4年目にして過去最高となる7位フィニッシュ、天皇杯で立て続けにJ1勢を撃破、かごしま国体(※1)で国体初優勝…ポジティブな1年となった。 (※1)サッカー競技・成年男子の高知県代表は高知ユナイテッドSCの単独チーム。決勝戦で鹿児島県代表に勝利して優勝を決めた ただシーズン後には、四国リーグ時代からチームをけん引してきたFW西村勇太(30)、昨季ゲーム主将も務めたFW金井冬土(26)、司令塔のMF栗原純弥(26)という主力3選手が現役引退。また、その他の主力選手を含めて計12名の退団が発表されている。 2024シーズンに向けての新戦力は28日時点で6名。昨季の1番手GK上田樹(22)が去ったゴールキーパー陣にはJ3福島を退団したGK大杉啓(27)、DF今井那生(26)がJ2山口へ移籍したセンターバック陣にはJ2水戸からの武者修行となる田辺陽太(21)ら2名を加えている。 ◆JFL第1節 ▽3月10日(日)13:00 高知ユナイテッドSC vs ヴィアティン三重 高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市) ◆JFL第2節 ▽3月17日(日)13:00 高知ユナイテッドSC vs ラインメール青森 高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市) ◆2024シーズン選手一覧(1月29日現在) ▽(年齢/昨季JFL成績・新加入選手は前所属) GKタンドゥ・ベラフィ(36/6試合3失点) GK大杉啓(27)←福島ユナイテッドFC(完全移籍) GK井上聖也(25/7試合3失点) DF小林大智(25/27試合2得点) DF中田永一(27/21試合1得点) DF福田玲央(23/2試合0得点) DF岩瀬蒼生(22)←金沢星稜大学(入団) DF田辺陽太(21)←水戸ホーリーホック(育成型期限付き移籍) DF橋本峻輝(25/24試合1得点) DF吉田知樹(25/25試合0得点)←いわきFC(完全移籍移行) MF横竹翔(34/11試合1得点) MF高野裕維(23/28試合0得点) MF田尻康晴(22/21試合0得点) MF佐々木敦河(25/28試合2得点) MF樋口叶(22/20試合3得点) MF金原朝陽(23/16試合0得点) MF上月翔聖(23)←FC大阪(完全移籍) MF児玉壮琉(22)←大阪商業大学(入団) MF宇田光史朗(19)←横浜FC(期限付き移籍) FW小林心(23/24試合7得点) FW新谷聖基(25/10試合2得点) FW東家聡樹(26/26試合2得点) FW原田烈志(23/4試合0得点) ◆コーチングスタッフ 監督:吉本岳史 ヘッドコーチ:立田将大 アシスタントコーチ:毛利雅志 アシスタントコーチ:濱田一希 トレーナー:茂木一樹 トレーナー:渡辺有羽 主務:安達星輝 ゼネラル・マネージャー(GM):西村昭宏 強化部:松山周平 2024.01.29 14:30 Mon
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【JFL第11節】V三重が昇格8年目のHonda戦初白星! 浦安は滋賀を撃破、首位高知が大逆転勝利で再び勢い加速へ

9日、日本フットボールリーグ(JFL)第11節の6試合が各地で行われた。 ◇V三重 2-0 Honda 3試合勝利から遠ざかる7位・ヴィアティン三重は、ホームで“盟主”Honda FCと対戦。昨季2戦2敗、2017年のJFL昇格から一度も勝てていないHondaに対し、8年目の初勝利だ。 まずは16分、MF梁賢柱が30m超の直接FKを低い弾道で突き刺すという、パンチの効いた先制点。そして27分、左CKにDF饗庭瑞生がヘディング弾を叩き込んでリードを広げる。 その後の追加点こそなかったが、このまま試合を終わらせ勝ち点3。3連勝中と勢いが出てきた矢先のHondaを沈める、快心の勝利だ。 ◇浦安 2-1 滋賀 前節最下位脱出のブリオベッカ浦安がレイラック滋賀を撃破。8分、右サイドを崩した浦安は、マイナスのクロスにMF上松瑛が上手くバウンドを見極め、右足ボレーを突き刺す。 ここから長らく1点リードを保って迎えた90+4分、相手最終ラインへのプレッシングがハマってボックス内でボール奪取。途中出場のキャプテン、MF橋本龍馬が左足弾を流し込んだ。 90+10分にパワープレー攻勢から1点を返されるも、逃げ切り成功で2-1勝利。昨季最終節で滋賀を奈落の底へ突き落とした浦安が、第5節以来6試合ぶりの勝ち点3を手に入れた。 ◇青森 2-0 ソニー ラインメール青森がソニー仙台FCを撃破で6戦無敗に。開始6分、前線から鋭くプレッシングをかけ、今季浦安から加入の187cmFW村上弘有が奪って素早く右足弾を流し込む。 追加点は64分。村上弘に代わって途中出場のブラジル人FWエドワルドが、右サイドからのクロスに飛び込み、最後は粘ってネットへ押し込む。青森は2試合連続の無失点勝利だ。 ◇高知 3-2 ミネベア 首位・高知ユナイテッドSCは2連敗で迎えた前節、アウェイで2位・FCティアモ枚方に勝利して持ち直し成功。そして今節はホームで最下位のミネベアミツミFCに大逆転勝利だ。 0-1ビハインドで迎えた45分にMF佐々木敦河が同点弾も、後半頭に勝ち越され、以降も押し込まれる展開に。先日J2水戸から加入した19歳FW内田優晟などの投入で打開を図る。 すると88分にDF上月翔聖の右足ボレーで追いつき、勢いそのままに90+1分、途中出場FW小林心が値千金の逆転弾。このまま逃げ切り、2位枚方との勝ち点5差をキープした。 ◇沖縄 0-2 V大分 昨季最下位から一転、今季開幕から上位陣に喰い込む沖縄SVだが、今節はホームでヴェルスパ大分に手痛い敗戦。31分にPKで先制されると、後半ラストプレーで追加点も奪われた。 この結果、前節時点で4位の沖縄は6位まで後退。今節は3位Hondaも敗れたなか、5位の栃木シティがFCマルヤス岡崎に3-0と快勝…昇格組の栃木Cが3位まで浮上している。 ◆JFL第11節 ▽6月9日(日) 高知ユナイテッドSC 3-2 ミネベアミツミFC ヴィアティン三重 2-0 Honda FC ラインメール青森 2-0 ソニー仙台FC ブリオベッカ浦安 2-1 レイラック滋賀 FCマルヤス岡崎 0-3 栃木シティ 沖縄SV 0-1 ヴェルスパ大分 ▽6月7日(金) クリアソン新宿 1-4 FCティアモ枚方 ▽6月8日(土) 横河武蔵野FC 1-0 アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点27 | +13 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +6 3位 栃木シティ | 勝ち点20 | +8 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点19 | +4 5位 Honda FC | 勝ち点18 | +5 6位 沖縄SV | 勝ち点18 | +3 7位 レイラック滋賀 | 勝ち点16 | +5 8位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点16 | +2 9位 ラインメール青森 | 勝ち点15 | +2 10位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | -2 11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点13 | -2 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点12 | -4 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -6 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点9 | -12 15位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点8 | -6 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -16 2024.06.09 17:00 Sun
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Jリーグ参入見据えるJFL高知が開幕6連勝で首位…遅攻速攻セットプレー&スーパーサブで14得点、対戦相手を悩ます精鋭集団に

Jリーグ参入を見据える高知ユナイテッドSCが破竹の開幕6連勝。JFL16チーム中屈指の完成度がそこにはある。 13日、日本フットボールリーグ(JFL)第6節のソニー仙台FCvs高知ユナイテッドSCが行われ、敵地に乗り込んだ高知が0-2と勝利した。 高知はこれで開幕6連勝。その間、「14」得点「2」失点と攻守両面で際立つ数字を残し、2位沖縄SVとはすでに勝ち点「6」差まで広がっている。盤石の首位キープだ。 昨季断片的ながらも高知の試合を眺めていた印象から、今季の戦いぶりを簡潔にあらわすと、「選手個々の鋭さが増している」といったところか。 ◆豊富な得点パターン 今季の選手個々を振り返る前に、昨季の高知をざっとおさらい。基本システムは[3-4-2-1]で、守備時はもちろん[5-4-1]。奪ってからの速攻は鋭く、スピード豊かなMF樋口叶やFW小林心、身体能力が高いターゲットマンのFW西村勇太(昨季限りで引退)はとりわけ危険な存在だった。 “ジャイキリ”達成の天皇杯ガンバ大阪戦、横浜FC戦などで披露した堅守速攻は普段のJFLと同じスタイル。セットプレーも得意とし、2023シーズンのリーグ戦30得点(28試合)中、12得点をCK・FK・PKから挙げている。 では、就任3年目の吉本岳史監督が基本システムを[4-2-3-1]へ移行した今季はどうか。 14得点の内訳は、ポゼッションから相手の守備網を崩して「3」得点、鋭い速攻で「5」得点、ロングボールから「1」得点、CKとFKから「3」得点、PKで「2」得点と、遅攻速攻セットプレー、比較的バランスよくゴールを奪えている印象だ。 ◆際立つ個性 前線の個々に目を向けると、昨季シャドーを主戦場としたMF樋口は2列目左が定位置となり、ここまで全6試合先発で2得点2アシスト。システム変更に伴い守備タスクが変わっても、持ち味のドリブルやアジリティが損なわれた感じはしない。 背番号10を背負う2列目中央のMF佐々木敦河はオールラウンダー的存在。ここまで得点こそないが、視野の広さとキック精度でゴールへ直結するプレーを披露でき、サイドに流れてのプレーやスペースメイキングも苦にしない高知の生命線だ。 2列目右のFW東家聡樹はアンタッチャブルな存在。本職ストライカーの26歳は186cmと長身ながらもずば抜けて足が速く、最終ライン背後に広大なスペースがある場合、後追いする相手DFはノーチャンスだ。第5節アトレチコ鈴鹿戦もこの形でネットを揺らし、今季3得点としている。 また、ストライカーのFW小林心は昨季チームトップの7得点ながらも今季は全6試合途中出場。にもかかわらず今季「4」得点は、JFL得点ランキング首位タイの数字であり、まさにジョーカー。 第1節ヴィアティン三重戦(3◯0)は90+3分にPKを沈めてダメ押し。第3節横河武蔵野FC戦(3◯0)は84分のスルーパスに抜け出し、東家に引けを取らぬスピードを見せつけ、やはりダメ押し。ソニー戦は投入直後の50分にPKで先制点、そして83分に切れ味鋭いドリブルから追加点。PK2つはいずれも自ら倒されて得たものであり、4得点中3得点は80分以降なのだ。 ここでは前線の選手数名だけにフォーカスしたが、攻守両面で気が利く両サイドバックのDF吉田知樹&MF上月翔聖、21歳DF田辺陽太&23歳DF福田玲央の若きセンターバックコンビなど、GKとボランチも含めて各ポジションの選手が際立ち、競争力が向上しているのが現高知。 6試合2失点の堅守を含め、今のところチーム全体の完成度はJFL16チームで群を抜く、と言ってよいだろう。 次節は昨季王者Honda FCとのホームゲーム。JFL昇格初年度の2020シーズン以来勝てていない相手であり、この一戦は高知にとって試金石となるはずだ。 ◆JFL第7節 4月28日(日) 13:00キックオフ 高知ユナイテッドSC vs Honda FC 高知県立春野総合運動公園陸上競技場 LIVE配信:JFL Official Channel(ユーチューブ) ◆過去のハイライト 高知ユナイテッドSCチャンネル(ユーチューブ) 2024.04.15 18:20 Mon

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悲願のJリーグ参入へ…JFL首位高知がホームゲーム1試合の会場を変更、“平均観客動員2000人”を目指すなかファンに吉報

日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCは27日、9月に開催するホームゲーム1試合について、会場変更を発表した。 高知県勢初のJリーグ参入を目指し、現在JFLで首位を独走する高知ユナイテッドSC。2位・FCティアモ枚方と勝ち点「8」差があるなか、30日にホームでブリオベッカ浦安と対戦する。 この浦安戦は、主たる本拠地とする「高知県立春野総合運動公園陸上競技場」ではなく、隣接する「春野総合運動公園“球技場”」での開催。 陸上競技場の収容人数は2万5000人も、球技場だと1800人(※1)。Jリーグ参入へ「ホームゲーム(HG)平均観客動員数2000人」が求められるなか、高知陣営が陸上競技場でのHGを望んでいることは想像に難くない。 (※1)高知は観客の安全面を考慮して上限1700人とする そんななか27日、高知は9月15日のHG、第20節・FCティアモ枚方戦について、会場変更を発表。当初発表されていた球技場ではなく、陸上競技場でこの一戦を戦うこととなった。 高知は今シーズンここまでHGを8試合戦い、累計入場者数が「8402人」。首位をがっちりキープする一方、HG残り7試合で「2万1598人」を動員する必要がある状況だ。 チームの躍進につれ、観客動員が大幅に増加しているなか、1試合ではあるが、陸上競技場での開催が増えたことは朗報といったところか。 ◆JFL第14節 高知vs浦安 2024年6月30日(日) 14:00キックオフ 高知県立春野総合運動公園『球技場』 ◆JFL第20節 高知vs枚方 2024年9月15日(日) 15:00キックオフ 『球技場』→『陸上競技場』 2024.06.28 11:30 Fri
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【JFL第14節注目試合】4連勝で“首位独走”の最強高知 vs 3連勝で息を吹き返した都並浦安…軍配はどちらに?

6月30日、日本フットボールリーグ(JFL)第14節の高知ユナイテッドSCvsブリオベッカ浦安が高知県立春野総合運動公園球技場で開催される。今節最大のビッグマッチだ。 まずは両チームの今季ここまでをおさらい。 高知は開幕7連勝の過程で首位に立ったのち、第8節から2連敗。ただ、第10節で2位・FCティアモ枚方との直接対決を制し、そこから4連勝。今や2位枚方とは勝ち点「8」差だ。 戦いぶりはと言うと、出足の鋭さ、驚異の爆速カウンター、セットプレー、冷静沈着なGK大杉啓&最終ラインなどが光り、攻撃面では“崩し”も苦にしない。途中出場選手の得点関与も非常に多い「現JFLの最強チーム」と言える。 対して13位浦安。昨季昇格組としてダントツ最下位から2位フィニッシュの彼らは、今季も当初最下位に低迷したが、第11節から3連勝。今まさに昨季と同じ軌道を描いている。 昨季の躍進は、DF西袋裕太(FC今治)ら主軸複数のJリーグ“個人昇格”を呼び、序盤戦はその影響が顕著。ただ、継続は力なりと言うべきか、後釜となった若い選手らの奮闘が眩しい。現JFLで「3連勝」を達成する難しさは、各クラブの関係者・ファンが感じているはずだ。 そんな両者がこのタイミングで激突へ。 両者は浦安が2度目のJFL昇格を成し遂げた昨季、公式戦で初対決。大躍進を遂げた昨季の浦安が、ホーム&アウェイ2試合で唯一、勝ち点を拾えなかった2戦2敗の相手が高知なのだ。 ただ「今回も高知に軍配」とするのは性急。 高知視点だと、浦安には昨季JFLベストイレブンのドリブラー村越健太、類まれなるアジリティを誇る小島樹など、要警戒なアタッカーが勢ぞろい。184cmFW東駿らゴール前をかき乱す切り札の多さも、浦安の特徴と言えるだろう。 とはいえ、充実度はやはり高知が上か。 上述の通り「途中出場選手の得点関与」、すなわち“切り札力”は高知も劣らず、アタッカー陣全員が「足が速い」という単純ながらも恐ろしい武器を装備。よって驚異の爆速カウンターが成立し、上月翔聖&吉田知樹というJFL最高峰の両サイドバックによる遅攻速攻問わぬ攻撃参加が厚みをもたらしている。 高知は守備時の基本陣形を[4-4-2]としつつ、昨季まで使用した5バックが顔を覗かせるシーンも今季ちらほら。3バックを採用する浦安は[5-4-1]での守りが基軸となる。 高知と浦安、攻撃面で鋭さを持つ選手は両者とも多く、単純なことだが、システムの噛み合わせが選手個々のプレー、試合展開に影響するシナリオも十分考えられるところ。 好調な高知と浦安がぶつかる今節最大のビッグマッチ。夏本番の猛暑は7月に入ってからだというのに、6月最後に白熱必至のシーソーゲームが繰り広げられることだろう。 ◆JFL第14節 高知vs浦安 2024年6月30日(日) 14:00キックオフ 高知県立春野総合運動公園球技場 LIVE配信:JFL Official Channel(YouTube) ◆PICK UP No.11(おまけ) 両チームとも背番号「11」を背負うストライカーが強力。高知は今季6得点でスピード豊かなFW小林心、浦安は直近2試合連続で90+2分にゴールを決めている184cmFW東駿。自軍に勝利をもたらせるのはどちらだ。 2024.06.24 17:00 Mon
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【JFL第13節】首位高知が新宿を4発粉砕で4連勝…暫定2位栃木Cとは勝ち点「10」差! 堅守青森もV大分に4発勝利

22日、日本フットボールリーグ第13節の4試合が各地で行われた。 ◇新宿 1-4 高知 首位・高知ユナイテッドSCがアウェイで15位・クリアソン新宿に4発大勝。17分に電光石火のカウンターからFW小林心が先制点を決めると、ほどなくして高知は数的優位に。 前半のうちにセットプレーから追いつかれるも63分、右CKの流れからMF金原朝陽がクロス。ゴール前で待ち構えた19歳、MF宇田光史朗が頭で合わせて勝ち越しに成功する。 72分には、地元高知出身のMF佐々木敦河がボックス外から地を這うミドルを突き刺し追加点。ダメ押しは87分、先日J2水戸から期限付き移籍加入の19歳FW内田優晟が右足弾だ。 19歳2人にゴールが生まれた首位高知。開幕7連勝、2連敗、4連勝と、連敗を挟んで再びギアが上がり、この段階で前半戦(〜第15節)を首位ターンすることが決まった。 ◇武蔵野 0-2 Honda 首位高知勝利の裏では、昨季王者Honda FCも首都・東京に遠征し、横河武蔵野FCに0-2と勝利。57分、MF岩切拳心が自陣からボックス手前まで独走し、右足ミドルを叩き込む。 87分には、右CKにDF池松大騎がヘディングシュート。ポストに弾かれたところへMF松本和樹が詰めて追加点に。アウェイできっちり2ゴールを奪ったHondaは暫定3位とする。 ◇青森 4-0 V大分 ラインメール青森にとって今季2度目の複数得点は今季最多の4ゴール。ホームにヴェルスパ大分を迎えてまずは12分、右サイドから崩してエースのFWベッサが先制点を叩き込む。 20分には左CKの流れからDF河西真、32分には右CKからFW村上弘有が追加点。そして56分、やはり右CKからフリックされたボールに走り込んだDF長倉颯がダメ押しとなる4点目。 ベッサ弾、そしてセットプレーから3ゴールの青森は8戦無敗に。堅守を売りにするチームなだけに、今後もセットプレーは大事にしていきたい。チーム状態は上がってきている印象だ。 ◇栃木C 3-1 ソニー 昇格組・栃木シティは勝てば暫定2位というシチュエーションで17時キックオフ。ホームにソニー仙台FCを迎え入れたなか、25分にソニーMF平田健人のヘディング弾で先制される。 それでも32分、エースFW吉田篤志の今季8ゴール目で同点に。後半は幾度なく決定機を作るもなかなかシュートが枠へ飛ばず。ドロー決着で勝ち点1を分け合うイメージが湧く。 迎えた86分、右サイドから吉田が仕掛け、ゴール前でラストパスに足を出したのはFW藤原拓海。快足アタッカーの今季4ゴール目が決まり、栃木Cがとうとう逆転に成功する。 続く90+2分には吉田のオーバーヘッド弾でダメ押し。エース吉田の2ゴール1アシストで勝ち切った栃木Cが暫定2位浮上だ。 ◇23日の注目試合 明日は前節終了時点で4位のヴィアティン三重が、ホームで同7位・レイラック滋賀と対戦。互いにJ3参入を目指して“本気”のチーム…滋賀はそろそろギアを上げねば今後が苦しい。 また前節終了時点で2位のFCティアモ枚方は、アウェイで同6位・沖縄SVと対戦。勝てば2位、そして首位高知との勝ち点「8」差をキープすることできるが、果たして。 ◆第13節 ▽6月22日(土) クリアソン新宿 1-4 高知ユナイテッドSC 横河武蔵野FC 0-2 Honda FC ラインメール青森 4-0 ヴェルスパ大分 栃木シティ 3-1 ソニー仙台FC ▽6月23日(日) [13:00] ヴィアティン三重 vs レイラック滋賀 ブリオベッカ浦安 vs ミネベアミツミFC FCマルヤス岡崎 vs アトレチコ鈴鹿 [15:00] 沖縄SV vs FCティアモ枚方 ◆順位表(暫定) 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点33 | +17 2位 栃木シティ | 勝ち点23 | +6 3位 Honda FC | 勝ち点22 | +7 4位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +3 5位 ヴィアティン三重 | 勝ち点20 | +4 6位 ラインメール青森 | 勝ち点19 | +6 7位 沖縄SV | 勝ち点19 | +3 8位 レイラック滋賀 | 勝ち点17 | +5 9位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点17 | -2 10位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点16 | +2 11位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -3 12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | -3 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -11 14位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点11 | -3 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点10 | -15 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -16 2024.06.22 19:20 Sat
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【JFL第12節】2位枚方と3位栃木Cが大量失点で敗戦、首位高知は明日勝利なら再び独走状態に…昨季2位浦安が復活の2連勝!

15日、日本フットボールリーグ(JFL)第12節の2試合が行われた。 ◇枚方 1-4 浦安 首位・高知ユナイテッドSCを勝ち点「5」差で追いかける2位・FCティアモ枚方。15位・ブリオベッカ浦安とのホームゲームは勝ち点3がマストだったが、よもやの大敗だ。 枚方は29分、低いラインを敷いた浦安を左サイドから粘り強く崩し、最後は前節2得点&実質2アシストのFW森本ヒマンがクロスにヘディング弾を叩き込んで先制。均衡を破る。 ところがすぐさま浦安が同点に。36分、斜めのスルーパスに抜け出したFW峯勇斗がタメを作り、外側からボックス内へインナーラップしたDF藤森隆汰が右足シュートを突き刺した。 アシストの峯は逆転弾も。62分、自陣左サイドからMF村越健太が右足アウトサイドで見事なスルーパスを送り、MF荒井大が抜け出す。ラストパスに峯が右足シュートを流し込んだ。 浦安はさらに87分、途中出場のDF吉田武史がボックス内での浮き球ルーズボールに反応し、ワントラップからすかさず左足ボレー。地を這うようにファーネットへ吸い込まれる。 ダメ押しは90+2分。リーグ屈指のドリブラー村越が右サイドタッチライン際からバイタルエリアまで侵入し、ラストパスに途中出場FW東駿が落ち着いて右足シュートを叩き込んだ。 最終スコアは1-4。 昨季2位浦安が今季2位枚方に逆転で大勝を収め、3戦無敗の2連勝。昨季の主軸が相次いでJリーグへ羽ばたいたことで苦戦を強いられた序盤戦だったが、いよいよチームが整ってきた。 枚方のほうは手痛い黒星に。J3カマタマーレ讃岐を経験して帰ってきた森本が復調傾向にあるのは朗報だが、16日に首位高知が勝ち点3を積めば、勝ち点差は「8」まで広がる。 ◇鈴鹿 5-1 栃木C 2位枚方が大敗を喫した一方、3位・栃木シティまでもが大量5失点で逆転負け。アウェイでアトレチコ鈴鹿のエース、FW人見拓哉に4発をぶち込まれて敗れ去った。 栃木Cは42分、ボックス手前で左CKのこぼれ球を拾ったFW藤原拓海が左足ミドルを流し込んで先制。相手に当たってコースが変わるややラッキーな1点だが、良い時間の先制点だ。 それでも鈴鹿は44分、GK出口貴也のパントキック起点で素早くゴール前へ迫り、エース人見がGK相澤ピーターコアミをかわして無人のゴールへ流し込む。栃木Cはやや集中を欠いたか。 続けざまに45+2分、鈴鹿は右CKをGK相澤にパンチングで掻き出されるも、ゴール前の混戦から外れてフリーだった人見が、こぼれ球を豪快に右足で蹴り返し、ネットを揺らす。 後半に入ると、今度はキックオフから30秒で人見がハットトリック。敵陣で栃木Cの不用意なパスをカットした人見は、40m級の地を這うミドルを突き刺した。 その後はしばらく3-1で推移も、76分に鈴鹿が追加点。左CKをボックス右にてフリーで待ち構えた人見が、タイミングをはかって右足ボレー…DFの間をすり抜けネットに突き刺さる。 人見が1人で4得点の鈴鹿。締めくくりは82分、ハーフウェイライン付近でボールを奪取したFW三好辰典がそのまま独走し、最後はボックス内から右足シュートを叩き込んだ。 爽快な一撃の三好は直後に気持ちよく途中交代。鈴鹿が栃木Cに5-1と圧勝し、連敗ストップ、3試合ぶりの勝ち点3だ。人見は今季12試合12得点で得点ランキングの首位に立つ。 栃木Cは痛恨の黒星。昇格組として3位という立派な位置につけ、前節終了時点での21得点はリーグ最多だが、天皇杯2回戦・北海道コンサドーレ札幌戦を挟み、まさかの大敗だ。 ◆第12節 ▽6月15日(土) FCティアモ枚方 1-4 ブリオベッカ浦安 アトレチコ鈴鹿 5-1 栃木シティ ▽6月16日(日) [13:00] 高知ユナイテッドSC vs FCマルヤス岡崎 Honda FC vs ラインメール青森 レイラック滋賀 vs 沖縄SV ヴェルスパ大分 vs ヴィアティン三重 ミネベアミツミFC vs クリアソン新宿 ソニー仙台FC vs 横河武蔵野FC ◆順位表(暫定) 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点27 | +13 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +3 3位 栃木シティ | 勝ち点20 | +4 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点19 | +4 5位 Honda FC | 勝ち点18 | +5 6位 沖縄SV | 勝ち点18 | +3 7位 レイラック滋賀 | 勝ち点16 | +5 8位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点16 | +2 9位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点16 | +2 10位 ラインメール青森 | 勝ち点13 | +2 11位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | -2 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点12 | -4 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -6 14位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点11 | -3 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点9 | -12 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -16 2024.06.15 17:05 Sat
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【JFL第12節】首位高知が3連勝で再び独走状態に! 他の上位陣軒並みドローか敗戦で2位枚方と勝ち点「8」差

16日、日本フットボールリーグ(JFL)第12節の6試合が行われた。 ◇高知 1-0 マルヤス 首位・高知ユナイテッドSCがホームでFCマルヤス岡崎に勝利し、開幕7連勝からの2連敗ときて3連勝に。今節は2位・FCティアモ枚方が敗れており、勝ち点差が「8」まで広がった。 試合は押し気味ながら攻めあぐねる時間が続くも、いよいよ終盤の85分、DF小林大智のクリアが前線へ直接通り、ロングカウンターに。途中出場のFW金原朝陽が左サイドを抜け出す。 金原のクロスを待ち構えたのは、60分に金原と同時投入の“186cmの韋駄天”FW東家聡樹。ワントラップから左足を振ってネットを揺らし、この試合唯一のゴールに。高知が3連勝だ。 ◇V大分 1-1 V三重 ヴィアティン三重は勝てば2位浮上というシチュエーション。アウェイでヴェルスパ大分と対戦し、前半終盤の45分、斜めのクロスにDF児玉慎太郎がヘディングで合わせて先制する。 しかし、首位高知先制とほぼ同時刻の85分、V大分のFW安島樹に同点弾を浴び、痛恨の1-1ドロー決着に。良い時間に先制できたV三重だが、順位も4位にステイすることとなった。 ◇Honda 1-1 青森 ラインメール青森は前節終了時点で9位も、持ち味の堅守は昨季から不変で6戦無敗中。アウェイで昨季王者Honda FCと対戦したなか、28分にFW松本拓海のゴールで先制する。 ただ、早くも35分に同点とされ、1-1ドロー決着。決して大崩れしない強固さはあるが、12試合12ゴールの得点力では現状上位進出は難しいところか。次節はホームでV大分と対戦だ。 また、Hondaとしても、結果的に勝てば3位浮上という状況も、勝ち点1にとどまり、首位高知の独走に拍車をかける格好に。スロースターターもそろそろギアを上げねば連覇はない。 ◇滋賀 1-1 沖縄 Jリーグ経験者を中心に空前の大型補強も、いまひとつ波に乗れないレイラック滋賀。本拠地HATOスタに沖縄SVを迎え入れたなか、25分に相手の決定機阻止で数的優位となる。 このファウルで得た直接FKをMF久保田和音が沈めて先制点。ところがしばらく1-0で推移させた74分、10人の沖縄がGKから丁寧なビルドアップを始め、11人の滋賀を崩してしまう。 最後は左からカットインしたFW青戸翔が右足を振り抜き、値千金の同点弾。この結果、滋賀vs沖縄の上位対決は勝ち点1ずつを分け合う形となり、こちらも高知の独走に拍車をかける。 ◆第12節 ▽6月16日(日) 高知ユナイテッドSC 1-0 FCマルヤス岡崎 ヴェルスパ大分 1-1 ヴィアティン三重 Honda FC 1-1 ラインメール青森 レイラック滋賀 1-1 沖縄SV ソニー仙台FC 3-0 横河武蔵野FC ミネベアミツミFC 0-0 クリアソン新宿 ▽6月15日(土) FCティアモ枚方 1-4 ブリオベッカ浦安 アトレチコ鈴鹿 5-1 栃木シティ ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点30 | +14 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +3 3位 栃木シティ | 勝ち点20 | +4 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点20 | +4 5位 Honda FC | 勝ち点19 | +5 6位 沖縄SV | 勝ち点19 | +3 7位 レイラック滋賀 | 勝ち点17 | +5 8位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点17 | +2 9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点16 | +2 10位 ラインメール青森 | 勝ち点16 | +2 11位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -1 12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | -3 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -9 14位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点11 | -3 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点10 | -12 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -16 2024.06.16 15:19 Sun

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