J3福島がDF河西真、FW古林将太、GK上川琢との契約満了を発表

2023.12.04 18:45 Mon
福島を退団するDF河西真、FW古林将太、GK上川琢(左から)
©︎J.LEAGUE
福島を退団するDF河西真、FW古林将太、GK上川琢(左から)
福島ユナイテッドFCは4日、DF河西真(27)、FW古林将太(32)、GK上川琢(23)との契約満了を発表した。

河西は産業能率大学から2019年に福島に加入。5シーズンを過ごし、J3通算89試合、天皇杯で1試合に出場。今季はJ3で4試合の出場に終わった。

古林は湘南ベルマーレの下部組織育ちで、湘南やザスパ草津、名古屋グランパス、ベガルタ仙台でプレー。今シーズンから福島でプレーし、J3で28試合2得点、天皇杯で1試合に出場していた。
上川は湘南の下部組織育ちで、早稲田大学から2022年に福島に加入。今シーズン途中から東京ユナイテッドFCへ期限付き移籍していた。

福島では出番がなく、関東サッカーリーグ1部で1試合に出場していた。3選手はクラブを通じてコメントしている。
◆DF河西真
「福島を離れることになりました。当時はまだ県リーグに所属していたところからスカウトしていただいて、夢であったプロの世界に飛び込むことができました。Jリーグの中でも特別なチームである福島でプロ生活を送れたことは、とても幸せでした」

「言い出したら止まらないほどいろいろなことを、5年間で経験してきました。普通の人では味わえない、本当に濃い経験を、これからの人生に生かしていきたいと思います」

「福島はもっと良くなっていくと思います。みんなでさらに良くしていってください。自分の力不足でこれからの福島の力にはなれませんが、心の底から応援しています。5年間、本当にありがとうございました」

◆FW古林将太
「1年間、応援ありがとうございました。福島に来て、農業部など今までにはない多くの経験ができ、自分の成長に繋げることができました。たくさんの応援とサポートを本当にありがとうございました」

◆GK上川琢
「福島ユナイテッドFCをサポートしてくださっている企業、地方自治体、ボランティアのみなさま、ファン、サポーターのみなさま、ありがとうございました」

「来年は、福島ユナイテッドFCのユニフォームを身にまといサッカーをすることができなくなりました。みなさまと笑顔で楽しく話せないと思うと悲しく、寂しい思いでいっぱいですが、このような結果になったのは自分の力不足だと感じています。スタジアムや十六沼でみなさまに元気をもらった分、プレーでチームの勝利に貢献したかったのですが、それが叶わずに申し訳ございません」

「福島でプロサッカー選手としてのキャリアを歩み始め、自然豊かな土地、人の温かさ、おいしいお米や果物、農業部を通じて多くの農作業を経験できたことは、自分の財産です」

「また、あいさつもできず急なお別れとなってしまいましたが、自分のことを必要としてくれて出場機会を与えてくださった、東京ユナイテッドFCのみなさま、チームに関わる全ての方々への感謝も忘れていません。ありがとうございました」

「2年間、辛いときの方が多く苦しい時期が長かったですが、かけがえのない経験を今後の人生に絶対に生かしてみせます。福島ユナイテッドFCの、この先の発展を願っています。2年間、本当にありがとうございました」

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熾烈なプレーオフ争いのJ3もラスト1試合/六川亨の日本サッカーの歩み

Jリーグも今年はJ1が2試合、J3が1試合を残すのみとなった。週末の24日にはJ2昇格プレーオフ争いをしている松本を取材に沼津まで足を延ばそうと思っている。日程が重なっていることもあり、これまでJ3は取材したことがなかった。しかし今シーズンは自宅から大宮が近いということもあって、何度かNACK5スタジアムに足を運びJ3の試合を見る機会があった。 今シーズン、寺田周平監督が就任した福島は、かつての川崎Fを彷彿させるショートパスによる攻撃的なサッカーで楽しませてくれた。チームを牽引するのは高速ドリブルの森晃太だが、川崎FからレンタルのSB松長根悠仁と攻撃的MF大関友翔は1シーズンで川崎Fに戻ってもおかしくない将来性豊かな逸材だった。 J1復帰はダントツの強さを誇った大宮が早々と決めたが、レンタル加入したFW杉本健勇は、その攻撃力はもちろんのこと、前線からの献身的な守備でチームの昇格に貢献した。彼の存在なくして大宮のJ2昇格とJ3優勝は語れない。 そんなJ3リーグで「天国から地獄」に落ちたのが沼津だった。第31節まではプレーオフ圏内の4位にいたものの、下位の八戸と讃岐に連敗して6位に後退。その後は第33節の金沢に1-0、続く長野に1-1と持ち直して勝点51の4位に再浮上した。ところが第35節で9位の北九州にアウェーで1-1と引き分けると、第36節の宮崎にホームで1-2と敗れて勝点(52)を伸ばせずプレーオフ圏外の7位まで後退してしまった。 同じ第36節、福島は金沢を2-1で下して勝点53の6位に浮上。北九州も讃岐を2-1で退けて勝点52、得失点差で8位に食い込んできた。そして迎えた第37節、6位と8位の直接対決となった福島対沼津戦はホームの福島が2-1で競り勝ち勝点56の6位をキープ。敗れた沼津は8位と変わらず、長野と1-1で引き分けた北九州が順位を1つ上げて7位に浮上した。 残るは第38節の1試合だが、24日の沼津対松本戦は、実はかねてから取材を計画していた。それというのも、この試合が昇格プレーオフ進出を賭けた直接対決になると予想していたからだ。ところが松本は第34節からの4連勝で11位から4位に大きくジャンプアップ。昇格プレーオフ進出を1試合残して決めた。松本と同じ勝点57のFC大阪もプレーオフ進出を決めており、残り1つの枠を勝点56の福島と同53の北九州が争っているが、得失点差で福島の優位は動かない。 ただし松本、FC大阪、福島は最終戦の結果次第で3チームの順位が入れ替わる可能性があるため、3位の富山との対戦を避けつつ、プレーオフ準決勝をホームで開催するためにも激しい戦いが予想される。 最終戦の相手はFC大阪が9位の八戸、福島がJFL降格の決まった岩手、そして北九州はブービーでJFL2位の高知との入替戦に臨むYS横浜。これはこれで面白い試合展開になるかもしれない。 いずれにせよ福島は昨シーズン15位、北九州にいたっては最下位ながらJFLで優勝したHonda FCはアマチュアチームのため昇格資格がなく降格を免れたチーム。こうしたチームがいきなりJ2昇格の権利を獲得しようかという活躍を見せるのもJリーグの不思議な魅力かもしれない。 文・六川亨 2024.11.19 08:00 Tue
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そりゃ日本代表も大切なんですけど日本国内でもアツアツのゲームがここに?!の巻/倉井史也のJリーグ

ということでね、今週はやっぱりJ3をちゃんと取り上げるべきだと思うんです。残り2試合はJ1と同じ。そのうち1節が今週行われるんですよね。 自動昇格は大宮と今治で決まったんですけど、熾烈なのがプレーオフ圏内争い。富山が勝点58、松本とFC大阪が54、福島53、沼津と北九州が52、八戸51、相模原50、岐阜49って、一応8チームを調べなきゃいけない。(第36節終了時点) それぞれのチームの対戦相手って、こうなってます。括弧の中は今の勝点。 富山(58)/H 八戸(51)・A 大宮(84) 松本(54)/H 琉球(47)・A 沼津(52) FC大阪(54)/H 相模原(50)・A 八戸(51) 福島(53)/H 沼津(52)・A 岩手(22) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 沼津(52)/A 福島(53)・H 松本(54) 北九州(52)/H 長野(36)・A YS横浜(32) 八戸(51)/A 富山(58)・H FC大阪(54) 相模原(50)/A FC大阪(54)・H 鳥取(47) 岐阜(49)/H 大宮(84)・A 琉球(47) とまぁ、潰し合いに続く潰し合い。ここまでのそれぞれのチームのホームとアウェイの勝率は、こんな感じ。 富山(58)/H 55.6%・A 22.2% 松本(54)/H 38.9%・A 38.9% FC大阪(54)/H 38.9%・A 38.9% 福島(53)/H 44.4%・A 44.4% 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 沼津(52)/H 61.1%・A 22.2% 北九州(52)/H 38.9%・A 38.9% 八戸(51)/H 44.4%・A 27.8% 相模原(50)/H 44.4%・A 27.8% 岐阜(49)/H 44.4%・A 33.3% いや、これホームで安心していいのは富山と沼津だけ。富山は次に勝てば3位確定だし、沼津は最後ホームゲームが計算できるってのが有利でしょ。 さて、じゃあ後半戦だけを考えるとこんな表になるんです。 順 :チーム/点/ 差 1位:大宮/38 / 17 2位:今治/37 /22 3位:富山/29/ 10 4位:鳥取/ 29/ -1 5位:八戸 /28 /6 6位:松本 /27 /9 7位:宮崎 /27 /5 8位:北九州 / 26 /-1 9位:讃岐 /25/ 3 10位: 福島 /24/2 11位:岐阜/23/4 12位: FC大阪/ 23 /2 13位:沼津/ 21/ -2 14位:相模原/21/ -5 15位:琉球 /20/ -7 16位:金沢 /17 /-6 17位:奈良 /16/ -7 18位:長野 /12 /-11 19位:YS横浜 / 12 /-18 20位:岩手/ 9 /-22 おお、こうやってみると鳥取、八戸あたりがググッときてもおかしくないじゃないですか。ってことで、今週末はJ3もめっちゃ見所ありますよ。ところで、冒頭の「ということで」って何にかけたんだっけ? えっと……。 2024.11.16 11:50 Sat

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