ピックフォードが数々の苦難乗り越えた8歳の少年ファンと交流

2023.03.15 23:13 Wed
Getty Images
エバートンのイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードが、8歳という年齢に関わらず多くの苦難を乗り越えた自身のファンの少年と心温まる交流を果たした。エバートンとイングランド代表の守護神として活躍するピックフォード。その卓越したショットストップや驚異的なロングキック、闘争心溢れるプレーで多くのフットボールファンを魅了している。

その29歳GKに憧れを抱いているのが、今回のストーリーの主役であるハリー・ガーサイドくんだ。
ハリーくんは5歳のころに肺炎と敗血症という重病を患い、地元リバプールにあるアルダー・ヘイ小児病院に入院。その際に8cmの脳腫瘍が発見され、9時間に及ぶ脳神経外科手術を受けて腫瘍の90%の切除に成功した。

だが、中枢神経系に深く埋め込まれていた残りの腫瘍が9カ月後に活性化し、その後に28日間の放射線治療を受けることに。さらに、その治療が終わりに近づいていたとき、40歳の父親が急逝。ハリーくんは愛する父親との突然の別れという悲劇を経験しながらも、懸命に自身の病気の完治に向けて闘病した。
現在、病状は安定しているものの、2つの神経学的処置と強力なステロイド治療を継続しており、ステロイド治療の影響による大幅な体重増加と筋肉の衰弱を引き起こし、大好きなスポーツを行う上では支障があり、日常的な激しい頭痛にも悩まされている。

そのハリーくんは、地元マージ―サイドに本拠地を置くエバートンの熱狂的なファンであり、とりわけ守護神であるピックフォードの大ファン。応援時は常に同選手のレプリカユニフォームを着用し、バースデーカードにサインする際にはハリー・ピックフォードという名前も使用している。

そして、愛息を自身のインスピレーションと語る母親のローラさんは、8歳という年齢ながらも過酷な運命に晒されるハリーくんに少しでも元気を与えたいと考え、息子に代わってピックフォードへ手紙を届けた。

そして、その手紙を受け取ったピックフォードとクラブは、先日にローラさんと共にハリーくんをクラブハウスに招待。ハリーくんは憧れのトフィーズ守護神との初対面を果たした。

フィジオルームでクラブスタッフのインタビューを受けていたハリーくんを尋ねたピックフォードは、優しくフレンドリーに会話を試みるが、ハリーくんは憧れの人物との対面にフリーズ。口をあんぐりして呆然とする姿に同選手も苦笑い。ローラさんが2人の間を取り持つ形に。

その後、ピックフォードから子供用のキーパーグローブをプレゼントされたハリーくんは、屋内のピッチで同選手とPK対決を実施。さらに、クラブの呼びかけでFWドミニク・キャルバート=ルーウィンやMFアレックス・イウォビといったチームメイトもこのPK対決に続々と参加。

DFコナー・コーディが盛り上げ役として一役買ったこともあり、終盤には完全に選手たちと打ち解けたハリーくんは、ゴールラインから完全に前に出ていたFWアンディ・グレイのポジションを正したり、キャルバート=ルーウィン相手にゴールを決めた際には「簡単だよ」とおどける様子も見せた。

その後は選手たちと共に質問コーナー、記念撮影を実施し、最後はピックフォードのサイン入りユニフォームを受け取って夢のような時間を終えることになった。

ローラさんの手紙によると、アルダー・ヘイ小児病院の懸命な治療もあって完治も近いハリーくんは、将来的にピックフォードのようなプレミアリーグのGKを目指しているという。

そのため、同選手には今後もハリーくんの憧れ、インスピレーションであり続けるためにさらなる活躍を期待したいところだ。

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【超WS選定ロシアW杯大会ベストイレブン】優勝フランスから最多5選手! MVPモドリッチも文句なしの選出

▽ロシア・ワールドカップの全日程が終了し、フランスの20年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。超WS編集部が今大会のベストイレブンを紹介する。 ◆ロシアW杯ベストイレブン GK:ピックフォード DF:トリッピアー、ヴァラン、ロブレン MF:モドリッチ、カンテ、ポグバ、ペリシッチ FW:ムバッペ、グリーズマン、アザール ◆寸評 GKジョーダン・ピックフォード(24歳/イングランド) 出場試合数:7(先発:7)/出場時間:690分 失点数:8<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180716_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽スリーライオンズの若き守護神が躍動。大会公式では最多セーブを記録したベルギーGKクルトワが選出されたが、通算キャップ数一桁台で本大会直前に正GKに据えられた中、大会を通して安定感を示したピックフォードを最優秀GKに選出。持ち味の反応速度を生かしたショットストップに加えて、冷静な飛び出しやハイボール処理でもチームを助けた。とりわけ、イングランド鬼門のPK戦を制したコロンビア戦やビッグセーブ連発のスウェーデン戦の出来は秀逸だった。 DFキーラン・トリッピアー(27歳/イングランド) 出場試合数:6(先発:6)/出場時間:577分 得点&アシスト:1ゴール1アシスト<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180716_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽今大会のイングランドのベストプレーヤー。右ウイングバックのレギュラーとしてプレーした27歳は、豊富な運動量と安定した守備に加え、ビルドアップの局面では正確なパスを散らした。さらに、ベッカム級と評される右足のキックを生かして今大会出場選手中最多の24回の決定機を演出。また、クロアチアとの準決勝で見事な直接FKを記録するなど、プレースキックの場面での存在感は絶大だった。 DFラファエル・ヴァラン(25歳/フランス) 出場試合数:7(先発:7)/出場時間:630分 得点&アシスト:1ゴール0アシスト<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180716_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽百戦錬磨の若きディフェンスリーダーが堅守を支えた。25歳ながら所属するレアル・マドリーで3度のチャンピオンズリーグ決勝(優勝は4回)を経験するなど百戦錬磨のDFはほぼ同年代の若い最終ラインを見事に統率。圧倒的な強さを誇る対人守備に加え、絶妙なカバーリングで幾度もピンチを救った。さらに得意の空中戦の強さを生かしたセットプレーでは準々決勝ウルグアイ戦の決勝点や決勝クロアチア戦で相手オウンゴールを誘発するなど存在感を示した。 DFデヤン・ロブレン(29歳/クロアチア) 出場試合数:7(先発:6)/出場時間:650分 得点&アシスト:0ゴール0アシスト<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180716_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽“世界最高”にはなれなかったが、クロアチアの躍進に大貢献。所属するリバプールではポカが目に付くものの、今大会を通じては相棒ヴィダと共に流れの中での守備では抜群の安定感を誇った。決勝トーナメントではセットプレーなどの失点で常にビハインドを強いられた。そしてチームが前がかりに戦う中、相手の強力なカウンターに対して数的不利や同数での難しい対応を強いられたが、読みと気迫の守備で防ぎ続けた。 MFルカ・モドリッチ(32歳/クロアチア) 出場試合数:7(先発:7)/出場時間:694分 得点&アシスト:2ゴール1アシスト<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180716_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽今大会のMVP。卓越したテクニックと戦術眼に加え、豊富な運動量にリーダーシップとその存在感を遺憾なく発揮した。32歳という年齢を感じさせない“走れる天才”は、豊富な運動量でパスコースを常に提供すると共に守備の局面では素早い切り替えで幾度もピンチの芽を摘み続けた。準優勝という結果で微妙な状況だが、是非とも世界最高のMFにバロンドールを! MFエンゴロ・カンテ(27歳/フランス) 出場試合数:7(先発:7)/出場時間:595分 得点&アシスト:0ゴール0アシスト<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180716_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽レ・ブルー陰のMVP。クロアチアとの決勝では早い時間帯のカードやマイボール時のミスなどが影響して後半早い時間帯での交代を余儀なくされたが、大会を通した貢献度は絶大だった。持ち味のボール奪取能力、圧巻の守備範囲の広さを生かして、ことごとく相手のキープレーヤーの前に立ちはだかった。デシャン監督が自信を持って守備的な采配を執れたのはこの男の存在あってこそ。 MFポール・ポグバ(25歳/フランス) 出場試合数:6(先発:6)/出場時間:539分 得点&アシスト:1ゴール0アシスト<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180716_100_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽黒子の役目も覚えた怪物MFが抜群の存在感。所属するマンチェスター・ユナイテッドでは見栄えのする攻撃的なプレーで存在感を放つ一方、守備の局面やオフ・ザ・ボールの部分で甘さが見え隠れするポグバ。しかし、今大会ではカンテと共に中盤の守備的な役割を見事にこなし、クロアチアとの決勝やベルギーとの準決勝では献身的な守備がチームを大いに助けた。また、持ち味の攻撃面では決勝での鮮やかなミドルシュートによる1ゴールに終わったものの、正確なミドルレンジのスルーパスや豪快な持ち上がりで必ずと言っていいほど決定機の起点となっていた。 MFイバン・ペリシッチ(29歳/クロアチア) 出場試合数:7(先発:7)/出場時間:632分 得点&アシスト:3ゴール1アシスト<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180716_100_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽巧さ、強さ、速さと三拍子揃った圧巻の攻撃でサイドアタックを牽引。今大会大躍進を遂げたクロアチアにおいてモドリッチやラキティッチの中盤と共にチームを牽引したのが、レビッチとペリシッチの両ウイング。とりわけ、左ウイングを主戦場とした29歳は圧倒的なスピードと両利きの利点を生かした掴み辛いドリブル突破で貴重な攻め手となった。さらに、準決勝イングランド戦、決勝フランス戦ではいずれも難易度が高いフィニッシュワークで貴重な同点ゴールを記録。なお、今大会を通じた72kmという走行距離は出場選手中最長の数字だ。 FWキリアン・ムバッペ(19歳/フランス) 出場試合数:7(先発:7)/出場時間:534分 得点&アシスト:4ゴール1アシスト<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180716_100_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽今大会の最優秀若手選手。大会MVPはモドリッチに譲ったものの、今大会で最もインパクトを残したのはレ・ブルーが誇る驚異のティーンエイジャーだった。デシャン監督から背番号10を託された19歳はグループリーグを通じて驚異的なスピードとテクニックで世界中のフットボールファンを魅了すると、相手の10番メッシとの直接対決に注目が集まったラウンド16アルゼンチン戦では2ゴールにPK奪取と異次元のパフォーマンスを披露。その後のウルグアイ戦やベルギー戦では若さ故の過ちを犯すも、クロアチアとの決勝では王様ペレ以来となる10代での決勝戦でのゴールを記録し、きっちり10番の役目を果たした。 FWアントワーヌ・グリーズマン(27歳/フランス) 出場試合数:7(先発:7)/出場時間:572分 得点&アシスト:4ゴール2アシスト<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180716_100_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽エースとしてレ・ブルーを優勝に導く。大会前は自身の去就を巡る精神面の不安定さからやや精彩を欠いていたが、大会直前にアトレティコ・マドリー残留を宣言してからは一気にパフォーマンスが向上。今大会で奪った4ゴールはPK3本と相手GKのミス、2アシストもセットプレーのキッカーとして記録したものだった。それでも、重圧のかかる中でブレない技術とメンタルはさすがの一言。それ以上に評価したいのが、アトレティコ仕込みのソリッドな守備や若き10番ムバッペらを快適にプレーさせるため泥臭い仕事を厭わなかったその献身性だ。 FWエデン・アザール(27歳/ベルギー) 出場試合数:6(先発:6)/出場時間:518分 得点&アシスト:3ゴール2アシスト<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180716_100_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽レッドデビルズのエースが史上最高位の3位に導く。今大会を通じて良好なコンディションを保った27歳は、各国が組織的な守備を構築したことによって多くのドリブラーが苦戦を強いられた中、緩急自在の仕掛けで抜群の存在感を放った。とりわけ、チームのシステム、戦術変更で前線での攻め残りが許されるようになった決勝トーナメントではオープンスペースで無双状態に入り、ブラジルやイングランドの守備陣を痛快に切り裂いた。 2018.07.17 18:00 Tue
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「本当に申し訳ない」ファン・ダイクの重傷にアンチェロッティ監督が謝罪、ピックフォードは「本当に落ち込んでいる」

エバートンのカルロ・アンチェロッティ監督が、注目を集めてしまった“マージーサイド・ダービー”で起こった事故について語った。エバートン公式サイトが伝えた。 17日のプレミアリーグ第5節で激突したエバートンとリバプール。試合はダービーらしい白熱した展開となり、リバプールの先制から始まったシーソーゲームは2-2という結果に終わった。 今季初のダービーだったが、最も話題をさらったのは開始5分の出来事。セットプレーの流れからクロスに合わせにいったリバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクと、エバートンのイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードが激突。この接触でファン・ダイクは途中交代となると、試合後の検査で右ヒザ前十字靭帯の損傷と診断。手術を余儀なくされ、長期離脱することとなった。 このシーンでは、ファン・ダイクがオフサイドポジションにいたことから、ファウルを取られることはなかったものの、アフターチャージであること、そして結果的に重傷に繋がったことでピックフォードへ非難の声が多く浴びせられることとなった。 アンチェロッティ監督は、この件について口を開き、まずはファン・ダイクに謝罪。一方で、ピックフォードにケガをさせる意図はなく、サッカーではよく起こることが起こってしまったと弁解した。 「まず、明確にしておきたいことは、ヴィルヒル・ファン・ダイクのケガについては本当に申し訳ないと思っている。我々1人1人が、彼がすぐに、そしてしっかりと回復できることを望んでいる」 「ジョーダン・ピックフォードとの接触があった。それはタイミングが悪いものだった。しかし、プレミアリーグはとてもスピーディで、少しだけ遅れてしまうことはよく起こる事ではある」 「ジョーダンは少し遅れてしまったが、彼の意図はボールに届こうというものであった。ヴィルヒル・ファン・ダイクを傷つけるということではなかった」 「計画的だったとか、あれやこれや言うことは、私の中ではやり過ぎだと感じている。ファン・ダイクもこのことを知っている」 「ジョーダンは本当に悲しんでおり、(ファン・ダイクが負傷したことを知り)本当に落ち込んでいた」 「それは強い接触であり、タイミングがズレてしまったかもしれないが、サッカーでは時々そういったことが起こる可能性はある」 2020.10.22 21:45 Thu

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