日本女子代表が7発快勝の首位通過で連覇へ前進!塩越柚歩3戦連発弾などでベトナムを圧倒【第19回アジア競技大会】
2023.09.28 19:15 Thu
28日、第19回アジア競技大会(The 19th Asian Games)サッカー女子グループDのグループステージ第3節、日本女子代表vsベトナム女子代表が行われ、日本が7-0の圧勝で首位通過を決めた。
なでしこジャパンとは別編成で大会連覇を目指す日本は、初戦のバングラデシュ女子代表戦、第2節のネパール女子代表戦をいずれも8-0と快勝。同じく2連勝のベトナムと首位通過を懸けた一戦へ向け、狩野倫久監督は第2戦と同様[3-5-2]を採用した。
GKには3戦連続出場となる浅野菜摘、最終ラインは右から後藤若葉、古賀塔子、佐々木里緒と並び、右ワイドには千葉玲海菜、左ワイドに中嶋淑乃が入る。中盤底の脇阪麗奈と谷川萌々子、小山史乃観がトライアングルを形成し、島田芽依と2トップを組んだ塩越柚歩は比較的自由なポジションを取った。
開始早々の3分に谷川の直接FKで相手GKを脅かした日本は、8分にも千葉の折り返しから中嶋と決定機を作る。これまでの2戦とは異なり、シンプルに蹴り込まれて速攻を受ける場面も散見されたが、難なく対応。16分にクイックリスタートから浴びたタイ・ティ・タオの強烈ミドルはGK浅野がはじき出した。
試合を動かしたのは19分。中盤が流動的な日本は脇阪、小山と縦パスがつながり、ボックス内へ抜け出した塩越が3戦連発となるゴールを決めて先制に成功する。5分後にはまたも小山を経由して左へ展開すると、中嶋のクロスは相手に当たってディフレクションしたが、塩越がきっちりと押し込んでリードを広げる。
50分に大澤から千葉という"千葉Lライン"で決定機を迎えた日本は、これで得たCKから再び加点。谷川のキックからニアへ走り込んだ千葉が強烈なヘディングを叩き込んで追加点を奪うと、54分には上野のシュートがハンドを誘発し、PKを獲得。これを脇阪がGKの逆へ力強く蹴り込み、4点差とする。
69分には見事な連係からゴール奪取。バイタルエリア左の中嶋が落ちて空けたスペースへ、古賀が足の長いスルーパスを送ると、中嶋と入れ替わるようにして大澤が抜け出し、飛び出したGKを越す浮かせたシュートでネットを揺らした。ゆとりのある展開となった日本は、急遽追加招集されたGK松本真未子にも出場機会を与える采配を見せる。
日本は以降も攻撃の手を緩めず、77分に小山のクロスに千葉が合わせると、一度はGKに阻まれたものの、こぼれ球を自ら左足でプッシュ。追加タイム3分にはこぼれ球を拾った天野の落としから大澤が鮮やかな反転シュートを決め、大量7得点を挙げる。
守ってもクリーンシートでゲームを締めくくり、3試合で23得点無失点と、文句なしのグループ首位通過を決めた。
30日に行われる準々決勝には、グループAからEの各組1位と、グループCを除いた4組の2位のうち上位3チームが駒を進める(グループCはカンボジア女子代表の辞退により、2チームで争われた)。
日本の相手はグループCの首位か、グループE2位チームのいずれか。グループCは北朝鮮女子代表の首位が確定、グループEは韓国女子代表の首位通過が濃厚で、ミャンマー女子代表および、フィリピン女子代表が2位に入ると目されている。
日本女子代表 7-0 ベトナム女子代表
【日本女子】
塩越柚歩(前19、前24)
千葉玲海菜(後6、後32)
脇阪麗奈(後10[PK])
大澤春花(後24、後45+3)
◆日本女子代表メンバー
GK:浅野菜摘(EL埼玉)[→69分 松本真未子(マイ仙台)]
DF:後藤若葉(早稲田大)、古賀塔子(ac福島)、佐々木里緒(マイ仙台)[→HT 田畑晴菜(マイ仙台)]
MF:千葉玲海菜(千葉L)、谷川萌々子(ac福島)、脇阪麗奈(C大阪)[→56分 天野紗(I神戸)]、小山史乃観(C大阪)、中嶋淑乃(S広島R)
FW:島田芽依(浦和)[→HT 大澤春花(千葉L)]、塩越柚歩(浦和)[→HT 上野真実(S広島R)]
なでしこジャパンとは別編成で大会連覇を目指す日本は、初戦のバングラデシュ女子代表戦、第2節のネパール女子代表戦をいずれも8-0と快勝。同じく2連勝のベトナムと首位通過を懸けた一戦へ向け、狩野倫久監督は第2戦と同様[3-5-2]を採用した。
GKには3戦連続出場となる浅野菜摘、最終ラインは右から後藤若葉、古賀塔子、佐々木里緒と並び、右ワイドには千葉玲海菜、左ワイドに中嶋淑乃が入る。中盤底の脇阪麗奈と谷川萌々子、小山史乃観がトライアングルを形成し、島田芽依と2トップを組んだ塩越柚歩は比較的自由なポジションを取った。
試合を動かしたのは19分。中盤が流動的な日本は脇阪、小山と縦パスがつながり、ボックス内へ抜け出した塩越が3戦連発となるゴールを決めて先制に成功する。5分後にはまたも小山を経由して左へ展開すると、中嶋のクロスは相手に当たってディフレクションしたが、塩越がきっちりと押し込んでリードを広げる。
優位性を保つ日本はハーフタイムに3枚替えを行い、塩越、島田、佐々木を下げて上野真実、大澤春花、田畑晴菜を投入。第2戦同様、4バックへ移行し、右サイドバックを田畑、左サイドバックを小山が務めた。
50分に大澤から千葉という"千葉Lライン"で決定機を迎えた日本は、これで得たCKから再び加点。谷川のキックからニアへ走り込んだ千葉が強烈なヘディングを叩き込んで追加点を奪うと、54分には上野のシュートがハンドを誘発し、PKを獲得。これを脇阪がGKの逆へ力強く蹴り込み、4点差とする。
69分には見事な連係からゴール奪取。バイタルエリア左の中嶋が落ちて空けたスペースへ、古賀が足の長いスルーパスを送ると、中嶋と入れ替わるようにして大澤が抜け出し、飛び出したGKを越す浮かせたシュートでネットを揺らした。ゆとりのある展開となった日本は、急遽追加招集されたGK松本真未子にも出場機会を与える采配を見せる。
日本は以降も攻撃の手を緩めず、77分に小山のクロスに千葉が合わせると、一度はGKに阻まれたものの、こぼれ球を自ら左足でプッシュ。追加タイム3分にはこぼれ球を拾った天野の落としから大澤が鮮やかな反転シュートを決め、大量7得点を挙げる。
守ってもクリーンシートでゲームを締めくくり、3試合で23得点無失点と、文句なしのグループ首位通過を決めた。
30日に行われる準々決勝には、グループAからEの各組1位と、グループCを除いた4組の2位のうち上位3チームが駒を進める(グループCはカンボジア女子代表の辞退により、2チームで争われた)。
日本の相手はグループCの首位か、グループE2位チームのいずれか。グループCは北朝鮮女子代表の首位が確定、グループEは韓国女子代表の首位通過が濃厚で、ミャンマー女子代表および、フィリピン女子代表が2位に入ると目されている。
日本女子代表 7-0 ベトナム女子代表
【日本女子】
塩越柚歩(前19、前24)
千葉玲海菜(後6、後32)
脇阪麗奈(後10[PK])
大澤春花(後24、後45+3)
◆日本女子代表メンバー
GK:浅野菜摘(EL埼玉)[→69分 松本真未子(マイ仙台)]
DF:後藤若葉(早稲田大)、古賀塔子(ac福島)、佐々木里緒(マイ仙台)[→HT 田畑晴菜(マイ仙台)]
MF:千葉玲海菜(千葉L)、谷川萌々子(ac福島)、脇阪麗奈(C大阪)[→56分 天野紗(I神戸)]、小山史乃観(C大阪)、中嶋淑乃(S広島R)
FW:島田芽依(浦和)[→HT 大澤春花(千葉L)]、塩越柚歩(浦和)[→HT 上野真実(S広島R)]
浅野菜摘
後藤若葉
古賀塔子
佐々木里緒
千葉玲海菜
谷川萌々子
脇阪麗奈
天野紗
小山史乃観
中嶋淑乃
島田芽依
大澤春花
塩越柚歩
上野真実
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