セルビア戦を大勝で終えたなでしこジャパン・池田太監督「前線から勇気を持っていけたことを評価したい」
2022.06.25 18:44 Sat
ヨーロッパ遠征の1戦目を大勝で終えた、なでしこジャパンの池田太監督が試合を振り返った。
なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)は24日、セルビアのスタラパゾバでセルビア女子代表との国際親善試合を行い、5-0で勝利を収めた。27日にはフィンランド女子代表と対戦する。
前半にFW植木理子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)が先制点を挙げたなでしこジャパンは、後半にMF猶本光(三菱重工浦和レッズレディース)、MF宮澤ひなた(マイナビ仙台レディース)らが加点。代表デビュー戦となったFW千葉玲海菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)も即結果を残し、MF成宮唯(INAC神戸レオネッサ)にもゴールが生まれた。
試合後、池田監督は発足当初から取り組んでいる、奪いに行く守備の中での連動性と勇気を評価。パワーやスピードのあるセルビアに対しても怯むことなく、積極的な守備ができたことを称えた。
「勇気を持って前からプレッシャーにいこうというところで、前から行けば裏の怖さっていうのは、スピードのある選手ですとか力強い選手がいるチームに対しては、リスクになるところはありますけれども、今日のゲームではそれをケアしつつ、連動した守備、前線からアグレッシブに勇気を持っていけたというところは評価したいところです」
多くの選手がシーズンのオフを迎えている中で、海外組・国内組を問わず、各選手がコンディションを整えてきたことも評価。チームのためにそれぞれが力を発揮してくれたと残している。
また、MF長谷川唯(ウェストハム)や宮澤の起用ポジション(※1)についても質疑が及ぶと、それぞれの良さを出せるようにとのコメント。大きなリードを得た状況では、DF熊谷紗希(バイエルン)のボランチ起用にもトライするなど、今後もシチュエーション次第ではいろいろと試していきたいと考えていると語った。
※1:長谷川はこの試合右サイドハーフで先発し、後半途中からはトップ下に。宮澤はAFC女子アジアカップ2022では左サイドハーフ、この試合では右サイドハーフを務め、いずれもクロスからアシストを記録している。
「(長谷川選手は)いろんな相手との駆け引きの中で、空いているスペースを見つけることができるので、前半のように右サイドのポジションもできると思いますし、また前線で関わりを持ったプレーもできると思います」
「また、交代で入った宮澤選手がサイドを使えるので、そのワイドを使うというところでも、長谷川選手の良さが活きるのではないかと思いました」
「(宮澤選手は)周りとのバランスですとか、空いているスペースですとかを、自分のスピードを生かしながらタイミング良く(使っていける)。左のキックの精度もあるバランスの良い選手なので、左でも右でも良さが出せる。途中から入ってもゲームにしっかり入りましたし、そういったところではしっかり持ち味を出してくれたのではないかなと思っています」
なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)は24日、セルビアのスタラパゾバでセルビア女子代表との国際親善試合を行い、5-0で勝利を収めた。27日にはフィンランド女子代表と対戦する。
前半にFW植木理子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)が先制点を挙げたなでしこジャパンは、後半にMF猶本光(三菱重工浦和レッズレディース)、MF宮澤ひなた(マイナビ仙台レディース)らが加点。代表デビュー戦となったFW千葉玲海菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)も即結果を残し、MF成宮唯(INAC神戸レオネッサ)にもゴールが生まれた。
「勇気を持って前からプレッシャーにいこうというところで、前から行けば裏の怖さっていうのは、スピードのある選手ですとか力強い選手がいるチームに対しては、リスクになるところはありますけれども、今日のゲームではそれをケアしつつ、連動した守備、前線からアグレッシブに勇気を持っていけたというところは評価したいところです」
また、交代選手を含め、各選手がポジション毎の役割やチームとしての役割を全うしたうえで、各々の特徴を出し、ゴールという結果につなげることができたことも、非常にポジティブに捉えていた。
多くの選手がシーズンのオフを迎えている中で、海外組・国内組を問わず、各選手がコンディションを整えてきたことも評価。チームのためにそれぞれが力を発揮してくれたと残している。
また、MF長谷川唯(ウェストハム)や宮澤の起用ポジション(※1)についても質疑が及ぶと、それぞれの良さを出せるようにとのコメント。大きなリードを得た状況では、DF熊谷紗希(バイエルン)のボランチ起用にもトライするなど、今後もシチュエーション次第ではいろいろと試していきたいと考えていると語った。
※1:長谷川はこの試合右サイドハーフで先発し、後半途中からはトップ下に。宮澤はAFC女子アジアカップ2022では左サイドハーフ、この試合では右サイドハーフを務め、いずれもクロスからアシストを記録している。
「(長谷川選手は)いろんな相手との駆け引きの中で、空いているスペースを見つけることができるので、前半のように右サイドのポジションもできると思いますし、また前線で関わりを持ったプレーもできると思います」
「また、交代で入った宮澤選手がサイドを使えるので、そのワイドを使うというところでも、長谷川選手の良さが活きるのではないかと思いました」
「(宮澤選手は)周りとのバランスですとか、空いているスペースですとかを、自分のスピードを生かしながらタイミング良く(使っていける)。左のキックの精度もあるバランスの良い選手なので、左でも右でも良さが出せる。途中から入ってもゲームにしっかり入りましたし、そういったところではしっかり持ち味を出してくれたのではないかなと思っています」
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【会見&質疑】ハグに不必要な身体的接触…楠瀬直木U-17女子代表監督電撃辞任の経緯や理由を田嶋JFA会長らが説明
▽日本サッカー協会(JFA)は1日、都内で会見を開き、U-17日本女子代表の楠瀬直木監督(54)にJFAの女性職員に対する不適切な行為があり、本人からの辞任の申し出を受理したことを発表。U-20日本女子代表指揮官の池田太氏が代行を務め、8日の理事会を経て正式に就任することも併せて発表した。 ▽U-17日本女子代表は今月ウルグアイで開催されるU-17ワールドカップ(W杯)に出場。13日にはグループリーグ初戦のブラジル代表戦を迎えるところだった。 ▽記者会見には、JFAの田嶋幸三会長、須原清貴専務理事、今井純子女子委員長が出席。楠瀬直木監督が辞任に至った理由や経緯について説明し、その後メディア陣からの質疑に応対した。 ◆田島幸三会長(日本サッカー協会) 「本日は急なご案内にも関わらずお集まり頂き、誠にありがとうございます。本日FIFAU-17ワールドカップウルグアイ2018に出場するU-17日本代表について、監督の交代をせざるを得なくなったことをお伝えします。楠瀬直木監督に代わり池田太U-18日本女子代表監督が代行で指揮を執ることが決まりました。これは、楠瀬監督の『不適切な行為』に該当する事象があったことが理由です」 「指導者には高い倫理観と規律が必要であることは言うまでもありません。こうして疑義が生じたことを誠に残念に思っています。これにつきまして、まず女子委員長の今井が申し上げ、その後このようなご報告をすることとなった経緯について、専務理事の須原から説明申し上げます」 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181101_27_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>◆今井純子女子委員長(日本サッカー協会) 「本日はお忙しい中、集まり頂き誠にありがとうございます。この度、U-17日本代表監督が楠瀬監督から辞任の申し出があり、日本サッカー協会としてこの申し出を受理することが決定しました」 「そして、新監督としてU-18日本女子代表監督の池田太さんに今月から開催されるU-17ワールドカップに参加するチームの指揮を執って頂くこととなりましたことをお知らせいたします。正式には11月8日の理事会での承認を経て、監督に就任致します。それまでは監督代行としてチームの指揮を執って頂くことになります」 「この経緯につきましては、須原専務理事から説明して頂きますが、楠瀬監督による不適切な行為についての説明があり、事情聴取をし、それを踏まえて女子委員会で議論致しました。その議論の意見としてやはり今回のチームに帯同するべきではないという意見が大勢を占めました。その上で法律的な観点もあり、田嶋会長や須原理事による見解を踏まえ、最終的に女子委員会として今回の遠征に帯同して頂くことはできないと判断いたしました。そして、楠瀬監督から辞表を頂きましてので、これを受理することとしました」 「この厳しい事実にしっかりと向き合い、厳しく対処することで今後決してこのようなことが起こることがないようにしていきたいと思います。U-17日本女子代表は、昨年2月の立ち上げ以来、トレーニングを重ねてきました。選手たちも優勝を目指して頑張っています。この状況に際し、チームや選手、スタッフが集中して大会に臨めるように女子委員長、女子委員会として最大限のサポートをしていきたいと考えています」 「多くの国民の皆様にご期待して頂いているのにも関わらず、このような形でお騒がせしてしまい、ファン・サポーターの皆様、ご支援して頂いている企業やクラブ、チーム関係者の皆様にご心配、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181101_27_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>◆須原清貴専務理事(日本サッカー協会) 「今井が今申し上げた通りでございますが、今回楠瀬直木監督から辞任の申し出がございました。その申し出を受理した上で、楠瀬監督に代わり池田太監督が監督代行として指揮を執ることになりました」 「これは楠瀬さんのJFA職員に対する不適切な行為が認められたことが理由でございます。この経緯を説明するにあたり、まず最初に申し上げたいことがございます。私共は今回対象となっておりますJFAの当該職員の人権を守ることを最優先に考えております。事案の詳細に述べることは、人物の特定につながります。そして、当該職員の人権を毀損することを招きかねません。従いまして、皆様にはできる限りの情報をお伝えしたいと思いますが、私共としても職員の人権、プライバシーを守ることを最優先にしていることをご理解頂けると幸いです。同時に今回辞表を提出しております楠瀬さんの人権にも配慮する必要があるということも合わせてご理解ください」 「今回私共としまして、本人及び関係者の話をしっかりとヒアリングさせて頂き、弁護士を含む外部の専門家とも様々な方法から相談し、楠瀬さんに不適切な行為があったことを判断しました。これは、『不必要な身体的接触』でございます。しかし、事件性のある行為では決してなかったということは申し上げます」 「最初に不適切な行為があったのは、昨年の6月です。打ち合わせを行った後に屋外ではございますが、楠瀬監督が当該職員にハグをして別れました。この当該職員は、その行為に対して不快感を示しました。その後、今年9月に再び不必要な身体的な接触を受けたことから9月下旬に当該職員がメールにて所属部署の上司に相談することが事態が明らかになりました」 「これを受けて繰り返しですが、私共が職員にヒアリングをさせて頂き、そのあとで弁護士を含む外部の専門家の立会いのもと両者に対して、複数回のヒアリングをさせて頂きました。それを踏まえた上で、丁寧に慎重に調査及び問題の整理を進めて参りました。その上で、女子委員会にお諮りし、今回の決断に至りました」 「ご存知の通りでございますが、我々日本サッカー協会は、サッカーを通して人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献することを倫理として掲げております。サッカーに関わる我々大人が子供達に夢を与え、子供達の模範となること、そのような高い倫理観と規律が求められます」 「今回は特にアンダーカテゴリーの女子チームの監督ということもあり、そのチームに関わるものにはより一層の高い倫理観と規律が求められると考えております。日本サッカー協会にはそのような立場から毅然と対応することが求められております。そういった考え方を持って、女子委員会で議論をして頂きました。それを踏まえた上で、楠瀬さんの行為は女子日本代表監督として不適切な行為であったと判断し、本人も軽率な行為であったことを認め、反省した上で辞任の申し出がございました。その申し出を我々は受け入れました」 「日本サッカー協会としましては、役職員への研修、ホイッスルブローイングと呼ぶいわゆるホットラインといった制度の整備をこれまで行ってまいりました。その上で、今回のことをしっかりと検証し、JFA職員にとどまらずコーチングスタッフ、チームスタッフ、その他指導者を含む現場で活動する関係者についてもコンプライアンスの研修をさらに強化し、その教育を行い、再発防止に努めてまいります」 「本件に対する協会の責任は認識しております。従いまして、該当する役員等々につきましての処分を含むその対応につきましては、11月の日本サッカー協会理事会でご審議頂き、決定頂く予定です」 「最後にファン・サポーターの皆様、企業の多くの関係者の皆様、そしてスポーツ界のガバナンス・コンプライアンスの強化に取り組んでいる関係者の皆様にご心配をおかけし、お騒がせしていることを心からお詫び申し上げます」 ◆田島幸三会長(日本サッカー協会) 「繰り返しになりますが、U-17女子ワールドカップ直前で監督を交代せざるを得なくなったこと、そしてファン・サポーターを始めとする多くの皆様、関係者の皆様にご心配をおかけし、世間をお騒がせしてしまったことを心からお詫び申し上げます。今回の件については、不快な思いをした職員の人権とプライバシーを大優先に考え、この問題に取り組んで参りました」 「サッカー界全体でリスペクトの啓発活動やコンプライアンスの強化、ハラスメント研修、暴力根絶、ホイッスルブローイングの設置など、様々な取り組みを行ってきました。しかし、このような事態が起こってしまったことを誠に残念に思っています。先ほども申しましたが、指導者、特に日本代表に高い倫理観と規律が必要であることは言うまでもありません。我々の取り組みに対する認識が足りなかったことを猛省せざるを得ません」 「今後は当該職員に対する精神的なケアを行う一方で、2度とこのようなことが起きないよう今一度スポーツの原点、JFAの理念に立ち返り、コンプライアンスの強化に努めてまいりたいと思います。そして、これを機にコーチングスタッフ、チームスタッフに対して、コンプライアンスの徹底、ハラスメント、暴力根絶により一層の力を注いでいく考えです。大きな大会を間近に控えてこのようなご報告をしなくてはならないこと、また昨今のスポーツ界へのハラスメントや暴力など様々な問題が取り沙汰されているにも関わらず、U-17女子日本代表を率いる監督に不適切な行為が認められたことについて、忸怩たる思いを禁じえません」 「しかしながら、日本サッカー協会として、どのような事案に対しても、毅然とした態度で臨み、不適切な行為の再発を防ぐことが日本サッカー協会を守ることになると考え、この結論に達しました。選手たちはウルグアイでの大会に全力を注ごうと真面目に取り組んでいるところであります。新しくなった池田監督のもと、彼らたちの力が100パーセント発揮できるように、私たちはサポートしていきたいと思います」 ──10月下旬にメンバー発表をしたが、辞表を受理したのはいつか。一言で言えばセクハラだったと言う認識か 須原清貴専務理事「辞任届が届いたのは10月31日です。2つ目の質問については、不適切な行為であり、セクハラかどうかということにつきましては、弁護士からの見解を頂いておりますが、完全に断じることはできないと。ただ、不適切な行為でありました」 ──楠瀬監督はどういうふうに説明をしたか。また、不適切な行為をした際に飲酒をしていたか 須原清貴専務理事「起きた事案につきましては、楠瀬監督が理解をしている、覚えている範囲でその範囲の中で説明して頂いています。飲酒をしていたかどうかについては、今回の職員を特定することになりかねませんので、控えさせて頂きます」 ──昨年9月にハグをしたとあったが、楠瀬監督からの説明ではどういった理由でハグをしたのか 須原清貴専務理事「理由等々につきましては、職員の特定につながる可能性がありますので、差し控えさせて下さい」 ──昨年6月と今年9月とあったが、その間に何回かあったのか、それともその2回なのか 須原清貴専務理事「私共が認識しているのはこの2回です」 ──被害に遭われたのは女性か。また、解任ではなく辞任の理由は 須原清貴専務理事「女性でございます。2つ目の質問についてですが、ご本人の方から反省した上で辞表を提出して頂きました。その意向を尊重して辞表を受理しました」 ──楠瀬さんから辞任にあたってのコメントはあったか。現場のスタッフに対するハラスメントなどへの研修はもともとあったのか 須原清貴専務理事「楠瀬さん本人からは『大変ご迷惑をおかけして申し訳なかった』というお言葉を頂戴しております。2つ目の質問に関しましては、指導者などに対しては、契約の時の契約書にそういったコンプライアンスの内容が記載されています。それを説明した上で伝達しております。ただ、その後にフォローアップや追加で定期的に行うことはできていませんでした。そこの部分は反省しております」 ──選手たちにはどのタイミングで辞任を伝えたか。また、その時の現場スタッフや選手たちの反応は 今井純子女子委員長「スタッフに対しては、昨日に説明させて頂きました。もちろん驚いていました。その上で選手たちがこの大会に向けて集中して臨めるようにしっかりやっていこうという意思確認をさせて頂きました。選手たちは本日集合ですので、バスに乗る際に私の方から説明させて頂きました。大変驚いていましたが、ここで集中して目の前のサッカーに向き合って取り組むことが大事であり、不満になることがあればスタッフに相談して欲しいと伝えています」 ──楠瀬監督の説明ではなぜハグをしたのか 須原清貴専務理事「お疲れ様という意味だとおっしゃっていました」 ──なぜこのようなことが起きてしまったのか 須原清貴専務理事「もう一度我々の方でしっかりと時間をかけて事象を分析し、今我々が持っているプログラムを整理する必要があります。どこかのタイミングでもう一度しっかりと説明したいと考えています。ただ、この時点で申し上げられることは、代表チーム役員に対するコンプライアンスの教育や研修を見直す必要があると思っております」 ──昨年6月の件は屋外と言っていたが、業務中だったのか 須原清貴専務理事「業務中であり、出張中でした」 2018.11.01 19:00 Thu2
パリ五輪後初の試合に臨むなでしこジャパンメンバーが発表! U-20女子W杯メンバーも招集、暫定体制で韓国女子代表と対戦
日本サッカー協会(JFA)は18日、「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024」の韓国女子代表戦に臨む、なでしこジャパンメンバーを発表した。 パリ・オリンピックに出場したなでしこは、メダル獲得の期待もあった中でベスト8で敗退。2023年のオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)に続いてのベスト8敗退となり、大会後に池田太監督が契約満了で退任した。 新監督はここまで決定しておらず、暫定的に佐々木則夫女子委員長が監督を務め、元日本代表DFでもある内田篤人氏がコーチとしてこの戦いに臨む。 今回のメンバーには、9月に行われたU-20女子W杯に参加していたGK大熊茜(INAC神戸レオネッサ)、MF松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ)、DF小山史乃観(ユールゴーデン)、FW土方麻椰(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)が招集。また、世代別代表の経験があったDF遠藤優(三菱重工浦和レッズレディース)も初招集となった。 その他、これまでなでしこジャパンの主軸としてプレーしてきたDF熊谷紗希(ローマ)やMF長谷川唯(マンチェスター・シティ)、FW田中美南(ユタ・ロイヤルズFC)らが順当に招集。パリ五輪メンバー以外では、MF中嶋淑乃(サンフレッチェ広島レジーナ)が復帰している。 暫定体制ながら臨む韓国女子代表戦。試合は26日(土)の14時20分から国立競技場にて開催される。 <h3>◆なでしこジャパンメンバー23名</h3> ※初招集 GK 1.山下杏也加(マンチェスター・シティ/イングランド) 12.平尾知佳(アルビレックス新潟レディース) 23.大熊茜(INAC神戸レオネッサ)※ DF 4.熊谷紗希(ローマ/イタリア) 2.守屋都弥(INAC神戸レオネッサ) 13.北川ひかる(BKヘッケン/スウェーデン) 5.遠藤優(三菱重工浦和レッズレディース)※ 3.南萌華(ローマ/イタリア) 21.石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース) 18.小山史乃観(ユールゴーデン/スウェーデン) 6.古賀塔子(フェイエノールト/オランダ) MF 8.清家貴子(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) 14.長谷川唯(マンチェスター・シティ/イングランド) 10.長野風花(リバプール/イングランド) 7.中嶋淑乃(サンフレッチェ広島レジーナ) 15.藤野あおば(マンチェスター・シティ/イングランド) 17.浜野まいか(チェルシー/イングランド) 16.谷川萌々子(FCローゼンゴード/スウェーデン) FW 11.田中美南(ユタ・ロイヤルズFC/アメリカ) 19.千葉玲海菜(フランクフルト/ドイツ) 9.植木理子(ウェストハム/イングランド) 20.土方麻椰(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)※ 22.松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ/アメリカ)※ 2024.10.18 14:10 Fri3
アディダスがなでしこジャパン専用のアウェイユニフォーム発表! コンセプトは「サンライズ」、植木理子「今までの女子サッカー界では見ないようなデザイン」
アディダスは23日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)で着用するなでしこジャパンのアウェイユニフォームを発表した。 今年7月にオーストラリア、ニュージーランドで開催される女子W杯。なでしこジャパンは、2011年のドイツ女子W杯の優勝から12年が経ち、再び世界の頂点を目指すこととなる。 今回のアウェイユニフォームは、史上初となる女子専用のデザインに。コンセプト、デザインともになでしこジャパンのために作られた。 コンセプトは「SUNRISE(サンライズ)」。“再び世界一へ”という決意を新たにする象徴として掲げられ、幻想的な朝の空模様をグラデーションで表現している。 紫、ピンク、白と朝焼けのようなグラデーションが前後に施され、ショーツとソックスは紫となっている。 このデザインは、日の出を見て湧き出るエネルギーのように、このユニフォームが選手のプレーを後押ししてくれるよう願いを込めて開発されたとのこと。W杯優勝から12年、“世界のなでしこ”が再び、満開の花を咲かせられるよう「咲き誇れ。」というメッセージを伝えている。 また女子専用のホームユニフォームも発売。デザインは男子と同じだが、襟の裏がピンク色になっている。また、シルエットが女性仕様のタイトなものとなり、胸の日本サッカー協会(JFA)のエンブレムの上には星が1つ。また、トレーニングウェアも新たに発表された。 アディダスは、アディダス『サッカー日本女子代表 アウェイユニフォーム』発表会を開催。MCに日向坂46の影山優佳さんを迎え、日テレ・東京ヴェルディべレーザの小林里歌子、植木理子、藤野あおばも登壇。また、なでしこジャパンの池田太監督、JFA女子委員長の佐々木則夫氏も登壇した。 新ユニフォームの印象について藤野は「凄く可愛らしいユニフォームで、なでしこジャパンの和気藹々とした雰囲気を感じられます。また、サンライズということで、気が引き締まるというか、2011年のW杯のように輝きをしっかり取り戻せるように頑張りたいと思います」とコメントした。 植木は「今までの女子サッカー界では見ないようなデザインで、珍しさがあり、これを着てプレーするのが楽しみですし、可愛さの中に強さがあることをピッチの上で表現したいです」とコメント。小林は「とても女性らしく、デザインの裏には新たなもう一度世界一にというコンセプトがあると思うと、気が引き締まりますし、より頑張ろうと思います」とW杯への意気込みも語った。 タイトなシルエット、短めのショーツについて植木は「男性サイズだとウエストと丈のバランスが合わない選手がいたりというのがありましたが、今回のシルエットに変わったことで、全選手が動きやすくプレーできると思います」とコメント。藤野は「よりタイトになったことで選手1人1人の特長に見合った動きやすさが得られると思うので、良い着心地です」、小林は「個人的に初めてで、着やすいです」と好感触を得ているようだ。 また、佐々木委員長は「なでしこジャパンがW杯で新たな挑戦に向かって、日の出のイメージの色合いのユニフォームはすごく素敵だなと思います」とし、「なでしこらしいですし、アウェイのユニフォームで、ブルーじゃなくてこのユニフォームでも勝負できるかなという気がします」とコメント。池田監督は「選手たちがこれを着てピッチで輝いて、喜んで、戦っている姿をイメージしましたが、本当にアウェイのユニフォーム、男子と同じバトンを受け継いだW杯の力強いユニフォームと、素晴らしい日の出、サンライズのコンセプトで女子サッカーが戦えるぞ、スポーツで盛り上げるぞという力強さを感じます」と語り、「トレーニングウェアを含めて引き締まります。戦うイメージが湧きました」とコメントした。 <span class="paragraph-title">【写真】なでしこ専用のアウェイユニ! 選手も着用しポーズ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 写真=©️adidas is the official supplier of the Japan National Team 2023.03.23 12:20 Thu4
なでしこジャパン、池田太監督退任で思うこと/六川亨の日本サッカー見聞録
JFA(日本サッカー協会)は21日、なでしこジャパン(日本女子代表)の池田太監督(53歳)が、契約満了に伴い退任することを発表した。池田監督は21年の東京五輪後になでしこジャパンの監督に就任。昨年夏のオーストラリア・ニュージーランド共催のW杯はベスト8、メダルを期待されたパリ五輪もベスト8で敗れて悲願のメダルには届かなかった。 JFAの佐々木則夫女子委員長は、世界大会での上位進出には新たな人材が必要と判断し、8月で契約の切れる池田監督に対して契約延長の申し出はしなかったという。そして後任には外国人指導者も対象に含まれるとし、10月26日に国立競技場で開催される予定の親善試合(対戦相手は未定)についても、早急に決める必要はないと監督の人選は含みを持たせた。 関係者の話によると、佐々木委員長は現在のなでしこジャパンのサッカースタイルがカウンターになっていることに危機感を抱いているそうだ。かつてのようにマイボールの時間を長くして、ポゼッションスタイルがなでしこジャパンの本来のスタイルであるべきだと考えている。 確かに佐々木監督は、澤穂希や宮間あやといった稀代の選手とともにW杯で優勝を果たし、ロンドン五輪でも銀メダルを獲得した。なでしこジャパンのポゼッションスタイルは、当時のアメリカのスンドハーゲ監督をして「一度ボールを失ったら取り返すのは難しい」と言わしめるほどだった。 しかしドイツW杯優勝から13年が経ち、ポゼッションスタイルはなでしこジャパンの専売特許ではなくなった。どのチームもマイボールを大切にして、自陣から攻撃を組み立てようとする。もともとフィジカルの能力はなでしこジャパンよりも高い。そんな欧州のチームがボール保持率で日本を上回るのだから、必然的に昨年のW杯初戦のスペイン戦のように、なでしこジャパンはカウンターに活路を見いだすしかないのは自明の理である。 それでも、あくまでポゼッションスタイルにこだわるというのなら、なでしこジャパンはとりかえしのつかないレベルまで落ちてしまうのではないかと危惧している。幸いなのは、新監督に外国人も含まれるという点だ。日本人だとどうしても過去の栄光にとらわれやすく、ポゼッションスタイルからの脱却も難しいのではないだろうか。その点、外国人監督なら現在のなでしこジャパンの実力を正当に判断し、欧州やアメリカなどと台頭に渡りあうにはどうすべきか先入観なしに考えられるのではないだろうか。 技術に多少の難点があっても、ずば抜けて足が速いとか、190センチ近い長身FWを起用するといった“一芸に秀でた”選手の起用でカウンターに徹するのはいかがだろうか。ダメならやめればいいだけだ。金太郎飴ではないが、誰が出ても同じようなサッカースタイルは、一定のレベルを保てるアドバンテージがあるものの、対戦相手にとって慣れてしまえば脅威も半減してしまう危険がある。 ポゼッションスタイルからの進化を図る意味でも、ポゼッションスタイルで成功を収めた佐々木女子委員長の交代もなでしこジャパンの復権に欠かせないのではないだろうか。 2024.08.22 22:30 Thu5
なでしこジャパンが11月のヨーロッパ遠征でユーロ王者のイングランドと対戦決定
日本サッカー協会(JFA)は29日、なでしこジャパンが11月に行うヨーロッパ遠征で、イングランド女子代表と対戦することを発表した。 JFAの発表によると、試合は11月11日(金)にスペインのムルシアで開催。キックオフ時間は現時点で未定だという。 池田太監督は、今回の対戦決定にコメントしている。 「現ヨーロッパチャンピオンであるイングランド女子代表と戦えることを嬉しく思います。今年7月に開催されたUEFA女子ヨーロッパ選手権では、大観衆の中インテンシティの高い戦いが繰り広げられており、そこでプレーするイングランド女子代表の姿を見て大きな刺激を受けていました」 「10月に対戦するアフリカのナイジェリア女子代表、来年の女子ワールドカップ開催国であるニュージーランド女子代表との試合に続き、実績を備えたチームと戦えることは非常に大きな意味を持ちます。なでしこジャパンの年内最後の活動として海外遠征できることに対し、ご尽力いただいた皆様に改めて感謝申し上げます」 イングランド女子代表は、2022年に行われた女子ユーロで初優勝。来年開催される女子ワールドカップにも出場が決定している。 近年非常に力をつけており、国際大会での成績も残し始めている強豪。FIFAランキングも4位に位置する強豪だ。 <span class="paragraph-title">【動画】笑顔でリラックス、イングランド女子代表の移動時の様子</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">See you soon, Vienna... <a href="https://t.co/B73QHgV2td">pic.twitter.com/B73QHgV2td</a></p>— Lionesses (@Lionesses) <a href="https://twitter.com/Lionesses/status/1565710827893694464?ref_src=twsrc%5Etfw">September 2, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.09.30 11:20 Fri日本の人気記事ランキング
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「まさに死闘ってカンジ」歴史に残るバーレーンとの4-3の激闘!2004年大会プレイバックに反響「このゴールで中澤佑二に惚れた」
31日、日本代表はアジアカップ2023のラウンド16でバーレーン代表と対戦する。 過去の対戦成績は日本の8勝2敗となっているが、アジアカップの舞台で最後に対戦したのは2004年の中国大会での準決勝。記憶に残る激闘だった。 MF小野伸二、FW高原直泰ら当時の主力選手が欠場していた当時の日本は、開催国の中国サポーターにブーイングを浴びせられながらも決勝トーナメントに進出すると、準々決勝ではPK戦途中でのサイド変更とGK川口能活の神がかり的なセーブが印象深いヨルダン代表戦に勝利し、準決勝でバーレーンと対戦した。 しかし、バーレーン戦では開始6分に先制ゴールを許すと、40分にはMF遠藤保仁が不可解な判定で一発退場。日本はビハインドの状況で数的不利を負ってしまった。 数的不利の状況でもMF中田浩二とFW玉田圭司のゴールで逆転した日本だったが、その後2失点。2-3と1点ビハインドで試合終盤を迎えた。 それでも日本は最後まで諦めず。DFも攻めあがって同点ゴールを狙うと、90分にDF中澤佑二が値千金の同点ゴール。不屈の精神で同点に追いつくと、延長前半には玉田の独走ゴールが決まり、4-3で激闘を制していた。 なんとか決勝に進出した日本は、決勝で中国代表を撃破。見事に大会連覇を成し遂げていた。 久しぶりの対戦を前に『DAZN』は当時の試合映像をプレイバック。SNS上のファンも「このゴールで中澤佑二に惚れた」、「バーレーン戦といえばこの試合よな」、「痺れたね、玉田」、「まさに「死闘」ってカンジだった!」、「2004の大会は激熱だった」と当時を思い返している。 ベスト8を懸けた一戦は、31日の20時30分にキックオフ。『DAZN』で視聴が可能だ。 <span class="paragraph-title">【動画】当時の記憶が蘇る!2004年大会でのバーレーンとの激闘ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>「バーレーンvs日本」<br>過去対戦をプレイバック<br>\<br><br>アジアカップ2004年大会で起きた<br>奇跡の大逆転劇<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/AFC%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#AFCアジアカップ</a> ラウンド16<br>バーレーン×日本<br>1/31(水)20:30(19:45配信開始)<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 独占配信<br>出演:水沼貴史/小野伸二/佐藤寿人/下田恒幸/桑原学 <a href="https://t.co/x7Sals8iKu">pic.twitter.com/x7Sals8iKu</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1752609401201189348?ref_src=twsrc%5Etfw">January 31, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.01.31 18:45 Wed2
森保監督続投で歴代最長監督はというと…/六川亨の日本サッカーの歩み
まだ正式決定ではないが、森保一監督の『2年間の』続投が決まったようだ。正式には来年のJFA(日本サッカー協会)理事会での承認待ちになる。その頃にはコーチ陣などのスタッフの詳細も決定しているだろう。 93年のJリーグ誕生以降、日本代表の監督は基本的にW杯の4年サイクルで交代してきた。例外は94年のアジア大会で韓国に敗れたロベルト・ファルカン氏、97年のアウェー中央アジア2連戦で更迭された加茂周氏、07年に病に倒れたイヴィチャ・オシム氏、15年に契約解除されたハビエル・アギーレ氏、そして18年に解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏の5人しかいない。 そうした過去30年の歴史のなかで、初めて『続投』が決定的となったのが森保監督である。目標としていた「ベスト8」には届かなかったものの、大国ドイツとスペインに逆転勝ちを収めたことが高く評価されたことは言うまでもない。 そこで過去の歴代監督の任期を振り返ると、上には上がいるもので、長沼健氏(元JFA会長)は1962年から69年までの7年間と、さらに72年から76年までの4年間、トータル11年間も日本代表の監督を務めた。「時代が違う」と言ってしまえばそれまでだが、おそらく2度と破られることのない記録と言っていいだろう。 長沼氏が“長期政権"を担うことになったのには理由がある。64年に東京五輪があったからだ。このため62年に33歳の若さで監督に抜擢された。そして東京五輪ではグループリーグでアルゼンチンを倒して決勝トーナメントに進出。準々決勝で銀メダルに輝いたチェコスロバキアに0-4で敗れたが、ベスト8進出で日本に“第1次サッカーブーム"を巻き起こした。 さらに4年後のメキシコ五輪では、アジア勢初となる銅メダル獲得の快挙を達成。その再現を半世紀後の21年東京五輪で森保監督は期待されたが、残念ながらメダルにはあと一歩届かなかった。 長沼氏は69年のメキシコW杯アジア1次予選で、韓国とオーストラリアの後塵を拝したことで監督の座をコーチだった岡野俊一郎氏(元JFA会長)に譲る。しかし岡野氏が71年のミュンヘン五輪予選で韓国とマレーシアに負けたことで、日本サッカーの復権は再び長沼氏に託されることになった。 ところが73年の西ドイツW杯アジア予選はイスラエル(当時はアジアに所属し、中東勢が対戦を拒否したため予選は東アジアに組み込まれた)とマレーシアに敗れ、76年のモントリオール五輪アジア予選も韓国とイスラエルに敗れて監督から退くことになった。 当時の日本サッカーは、「W杯予選は負けても当たり前」であり、五輪予選で敗退するたびに監督は交代していた。Jリーグ開幕以前では、92年のバルセロナ五輪アジア最終予選で敗れた横山謙三総監督、88年ソウル五輪アジア最終予選で中国に逆転負けを喫した石井義信氏(故人)、80年モスクワ五輪アジア予選で韓国とマレーシアに及ばなかった下村幸男氏らである。 しかし96年のアトランタ五輪に28年ぶりに出場して以来、五輪出場は7大会連続して出場。その間には12年ロンドン五輪と21年東京五輪ではメダルまであと一歩に迫った。もう五輪は出場するのは当たり前で、次の24年パリ五輪は「メダル獲得」がノルマになるだろう。 同じようにW杯も98年以降7大会連続して出場中で、さらに2026年のアメリカ・カナダ・メキシコ大会は出場国が48に増えるため、出場権を失うことはまず考えられない。森保監督にとっては「ベスト8」への再チャレンジになるが、その前に横内昭展ヘッドコーチは磐田の監督に、上野優作コーチはFC岐阜の監督に転身するなどスタッフの陣容は一新せざるを得ない。 果たして新たなスタッフの顔ぶれはどうなるのか。そこに外国人コーチが入るのかどうかなどは楽しみなところ。 そして森保監督は、23年こそ秋まで親善試合しかない“静かな"一年になるものの、21年東京五輪は「金メダル」を目標に掲げながらも4位に終わり、カタールW杯も「ベスト8」が目標だったがラウンド16で敗退した。このため、まだ先の話ではあるが、24年のアジアカップでは『優勝』がW杯まで続投するためのノルマにすべきではないだろうか。 2022.12.26 22:00 Mon3
「なんとか取り戻したい」9月以来の日本代表活動の前田大然、高校の先輩・渡辺剛との初活動は「2人で活躍したい」
アジアカップの開幕が近づく中で、日本代表FW前田大然(セルティック)が自身の状態について言及した。 12日に開幕を迎えるアジアカップ2023。カタールで開催される中で日本代表は調整を続けている。 ケガの影響もあり9月以降の日本代表活動に参加できなかったが、復帰してアジアカップで合流。9日に行われたヨルダン代表とのトレーニングマッチでもゴールを記録していた。 前田は11日のトレーニング後に取材に応じ、ヨルダン戦についてコメント。「個人というかチームとして良い状態だと思います。ここ数回は辞退していたので、なんとか取り戻したいとやっていて、練習試合でしたけどしっかりゴールできて良かったです」と、ゴールを喜んだ。 セルティックでもリーグ戦5試合欠場したもの、12月中旬に復帰。5試合を戦った中、合流直前のセント・ミレン戦では10月以来のゴールを記録した。 「復帰してチームでも2、3試合やりましたし、こっちに来る前にゴールもできていたので、問題ないです」と状態は問題ないと語った前田。11日のトレーニングは途中で離脱したが「コンディションを上げたいという部分もありましたが、明日の練習から全然大丈夫なので問題ないです」と、大きな問題ではないとした。 開幕は12日だが、日本の初戦はベトナム代表と14日に行われる。カタール・ワールドカップ(W杯)のアジア予選でも戦ったベトナム。格下ではあるが、簡単にも勝たせてもらえない相手だ。 前田は「練習前にミーティングしましたけど、ベトナムとは1点差のゲームが多くて、難しい試合になることは間違い無いです」とコメント。「ただ、前と比べるとチームは大きく進化しているので、自分たちのサッカーをすれば良い試合ができていると思います」と、今の日本代表の戦いができれば問題はないと語った。 一方で、トレーニングマッチのヨルダン戦ではカウンターから失点。前田は失点はない方が良いとしながらも、本大会前に確認できたことは良かったとした。 「失点してきていなかった中での失点ですが、試合をやっていればどうしてもしてしまいますし、大会前にチームとして経験できたこと、そういうこともあるということが分かったのはこれから先やっていく上で良かったかなと。失点は無い方がもちろんいいので、減らしていけば良いと思います」 今回の日本代表には、山梨学院大学附属高校の1つ先輩であるDF渡辺剛(ヘント)が招集されている。高校の先輩と代表では初の活動になるが、「一緒にやりたいというのは常にあったので、今回初めてそういう機会が得られたので、母校を盛り上げるように2人で活躍したいです」とコメント。ついに実現したことを喜んだ。 2024.01.11 23:57 Thu4
「今回もニッコニコ」もはや恒例!1人だけ笑顔の日本代表集合写真がまたも話題に「待ってました!」「いつも笑顔が素敵」
日本代表FW上田綺世(フェイエノールト)が、やはり笑顔だ。 3月の2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で北朝鮮代表との連戦に臨む予定だった日本。だが、アウェイの平壌で開催予定だった試合が中止となったことで、ホームでの1試合のみで活動を終えた。 週末の試合に向けて選手たちが各自のクラブへと戻っている中、21日に行われたホームゲームで先発していた上田も28日にインスタグラムを更新。「応援ありがとうございました!」とファンやサポーターへの感謝の思いを綴っていた。 そんな中、その上田の投稿に添えられていた1枚の写真が話題だ。 上田は、キックオフ前にスターティングメンバー11人が並んで撮影される集合写真もアップ。他の10人がいかにも試合前というようなきりっとした表情を見せる中、上田だけは満面の笑顔だった。 上田が集合写真の撮影時に笑顔を見せるのは恒例のこと。アジアカップ2023の時も度々話題となっていたが、今回はそのアジアカップ以来の代表戦ということもあり、ファンからは「綺世いつも笑ってて可愛い!!!」、「いつも笑顔が素敵」、「今回もニッコニコ」、「スマイル待ってました!」、「とびきりの笑顔で可愛い」とまたも反響が集まっている。 今回はアウェイでの試合が中止となったこともあり、上田の笑顔も並んだ集合写真はこの時だけ。6月の2次予選でも、またこのとびきりの笑顔が見られるだろうか。 <span class="paragraph-title">【写真】1人だけ爽やかな笑顔!日本代表の集合写真(2枚目)</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C5BhsnPtqYw/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C5BhsnPtqYw/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C5BhsnPtqYw/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">上田綺世/Ayase Ueda(@bee18_official)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.03.28 11:25 Thu5
