ミレンコビッチのインテル行きを阻止するのはナポリ? クリバリ売却なら後継者に据える考えか
2022.07.03 18:01 Sun
インテル行きが噂されるフィオレンティーナのセルビア代表DFニコラ・ミレンコビッチ(24)だが、その進捗状況をイタリア『カルチョ・メルカート』が詳しく解説している。
2017年夏に母国のパルチザンからフィオレンティーナへと加入したミレンコビッチ。かつてはマンチェスター・ユナイテッドからの関心も寄せられた195cmの大型センターバックだが、今夏はインテル行きが盛んに報じられている。
ミレンコビッチ獲得に本腰を入れるインテルは、財政難を抱えながらも首脳陣らが卓越した手腕を発揮し、今夏すでに即戦力4名を確保。ここからまた新たに選手を加えるためには、まず現有戦力を放出することが必須とされるが、ことミレンコビッチの確保については、セリエAの他クラブの事情も大きく関わっているようだ。
まず、ミレンコビッチ獲得を巡ってインテルのライバルになるのがナポリとのこと。ナポリはチームの支柱であるセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(30)の契約延長がまとまっておらず、オランダ代表DFマタイス・デ・リフト(22)のチェルシー行きが噂されるユベントスが、その後釜としてクリバリ獲得を狙っているとされる。ナポリがクリバリをユベントスへ売却するとなった場合は、その後継者として24歳のミレンコビッチがトップターゲットとなる模様だ。
一方、インテルはオランダ代表DFステファン・デ・フライ(30)やスロバキア代表DFミラン・シュクリニアル(27)を売却する可能性があり、後者に関してはパリ・サンジェルマン(PSG)からの7000万ユーロ(約99億円)にもおよぶメガオファーを想定。どちらか片方だけでも売却に漕ぎ着けられれば、安心してミレンコビッチ獲得に資金を回せるように思われるが、対するナポリもクリバリの移籍金としてユベントスに4000万ユーロ(約56億円)を要求。フィオレンティーナ首脳陣らによるミレンコビッチの評価額が1500万ユーロ(約21億円)であることから、両者とも売却益を利用すれば、ある程度の余裕を持ってセルビア代表CBにアタックできる公算があると考えられている。
2017年夏に母国のパルチザンからフィオレンティーナへと加入したミレンコビッチ。かつてはマンチェスター・ユナイテッドからの関心も寄せられた195cmの大型センターバックだが、今夏はインテル行きが盛んに報じられている。
ミレンコビッチ獲得に本腰を入れるインテルは、財政難を抱えながらも首脳陣らが卓越した手腕を発揮し、今夏すでに即戦力4名を確保。ここからまた新たに選手を加えるためには、まず現有戦力を放出することが必須とされるが、ことミレンコビッチの確保については、セリエAの他クラブの事情も大きく関わっているようだ。
一方、インテルはオランダ代表DFステファン・デ・フライ(30)やスロバキア代表DFミラン・シュクリニアル(27)を売却する可能性があり、後者に関してはパリ・サンジェルマン(PSG)からの7000万ユーロ(約99億円)にもおよぶメガオファーを想定。どちらか片方だけでも売却に漕ぎ着けられれば、安心してミレンコビッチ獲得に資金を回せるように思われるが、対するナポリもクリバリの移籍金としてユベントスに4000万ユーロ(約56億円)を要求。フィオレンティーナ首脳陣らによるミレンコビッチの評価額が1500万ユーロ(約21億円)であることから、両者とも売却益を利用すれば、ある程度の余裕を持ってセルビア代表CBにアタックできる公算があると考えられている。
インテルはミレンコビッチ本人と相思相愛の関係を築いているようだが、シュクリニアルらの売却に手間取れば、ナポリに形勢を逆転される可能性も捨てきれないことから、やはり既存の選手らをいち早く売却することを最重要事項と捉えているようだ。
カリドゥ・クリバリの関連記事
インテルの関連記事
セリエAの関連記事
記事をさがす
|
|
カリドゥ・クリバリの人気記事ランキング
1
FIFPRoとUEFAがクリバリへの人種差別的チャントへの試合中の対応を非難
▽ナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリに対する人種差別的チャントに対して、FIFPRo(国際プロサッカー選手会)とUEFA(欧州サッカー連盟)が声明を発表した。イギリス『FourFourTwo』が伝えた。 ▽事件は26日に行われたインテルvsナポリの一戦で起きた。ナポリのDFクリバリに対し、インテルサポーターからの人種差別的チャントが歌われた。 ▽スタジアムでの放送にも反応せずにチャントは続き、ナポリのカルロ・アンチェロッティ監督は審判団に試合の中断を求めたが、聞き入れられずに試合は続行。そして、クリバリはファウルにより警告を受けると、この判定で審判を侮辱したと捉えられ2度目の警告。退場処分となりピッチを去った。 ▽これらの事件に対し、各方面からクリバリへの人種差別的チャントを非難する声や、クリバリを擁護するコメントが届く中、FIFProとUEFAが声明を発表。人種差別的チャントを非難するとともに、試合中の対応に問題があったと非難した。 「FIFProはUEFAは、水曜日にナポリのカリドゥ・クリバリに対して、インテルとのリーグ戦中に人種差別的な虐待をしたことを非難する」 「両団体とも、今後の2試合でインテルを無観客試合とし、3試合目のホームゲームは一部を閉鎖すると対処したイタリアサッカー協会の迅速な対応を賞賛する」 「しかし、FIFProとUEFAは、この容認できない人種差別的な事件と、広く認識されている三段階に渡る人種差別防止プロトコルの失敗が表面化したことを非常に懸念している」 「フランス、そしてセネガルのディフェンダーであるクリバリは、人種差別的なチャントの標的となった。スタジアムで通知したにもかかわらず、そのチャントは止まらなかった。そして、ナポリのコーチングスタッフはすでに審判に人種差別的なチャントを伝えていた」 「クリバリは2度のイエローカードでピッチを去らなければならなかった。それは受け入れがたく、フットボールをする場所がなかった」 「FIFProとUEFAは、イタリアサッカー協会に対し、追加措置を行う。それは、FIFProとUEFAがゼロトラレランス政策をとっている、スタジアムでの人種差別に取り組むためです」 2018.12.29 11:10 Sat2
マネやサラー、アフリカ最優秀選手候補が10名に絞られる…若手にはユナイテッドMFハンニバルも
アフリカサッカー連盟(CAF)は11日、2021-22シーズンの男子最優秀選手賞の候補者10名を発表した。 2020-21シーズンは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響もあり受賞が中止に。2019年以来となる。 2019年に受賞したのは今夏リバプールからバイエルンへと移籍したセネガル代表FWサディオ・マネ。その前の2年間はリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが受賞していた中、今年も2人はノミネートされている。 6月30日に30名の候補が発表されていた中、10名にまで絞られたリスト。マネ、サラーの他には、プレミアリーグを制したマンチェスター・シティのアルジェリア代表MFリヤド・マフレズや、今年のアフリカ・ネーションズカップで最多の8ゴールを決めたFWヴァンサン・アブバカル(カメルーン/アル・ナスル)らが残っている。 なお、ミランでセリエAを制し、バルセロナへ移籍したコートジボワール代表MFフランク・ケシエなどは10名に残れなかった。 また、最優秀若手選手賞には日本代表とも対戦した、マンチェスター・ユナイテッドのチュニジア代表MFハンニバル・メイブリら5名が候補として残っている。最終結果は7月21日に発表される。 ◆アフリカ年間最優秀選手賞候補10名 リヤド・マフレズ(アルジェリア/マンチェスター・シティ) カール・トコ・エカンビ(カメルーン/リヨン) ヴァンサン・アブバカル(カメルーン/アル・ナスル) モハメド・サラー(エジプト/リバプール) ナビ・ケイタ(ギニア/リバプール) セバスティアン・アラー(コートジボワール/アヤックス→ドルトムント) アクラフ・ハキミ(モロッコ/パリ・サンジェルマン) エドゥアール・メンディ(セネガル/チェルシー) カリドゥ・クリバリ(セネガル/ナポリ) サディオ・マネ(セネガル/リバプール→バイエルン) ◆アフリカ年間最優秀若手選手賞候補5名 ダンゴ・ワッタラ(ブルキナファソ/ロリアン) カマルディーン・スレマナ(ガーナ/レンヌ) カリム・コナテ(コートジボワール/ザルツブルク) パプ・マタル・サール(セネガル/メス) ハンニバル・メイブリ(チュニジア/マンチェスター・ユナイテッド) 2022.07.11 21:10 Mon3
「AFCON辞退しない限りアフリカ人選手とは契約しない」、ナポリ会長が物議醸す発言か…
ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長がアフリカ人選手との契約に関して物議を醸すコメントを残した。『フットボール・イタリア』が伝えている。 以前から歯に衣着せぬ発言で知られるデ・ラウレンティス会長は、『ウォール・ストリート・イタリア』のライブストリームに出演。その際、アフリカ・ネーションズカップ(AFCON)に出場しないという誓約書にサインしない限り、今後アフリカ人選手を獲得しないとの物議を醸すコメントを発した。 アフリカサッカー連盟(CAF)が主催するアフリカ王者を決めるAFCONは、基本的に2年に1度の頻度で1月から2月にかけて開催される。ユーロやコパ・アメリカと同様に権威ある同大会だが、ヨーロッパのクラブにとっては試合が立て込む時期に主力選手が離脱するという事情もあり、開催時期の見直しを求める声など、以前から不満の声が多く挙がっている。 ナポリに関しては今年1月に行われた直近の大会にセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(現チェルシー)、カメルーン代表DFアンドレ・ザンボ・アンギサが出場し、公式戦数試合を欠場していた。 前後の流れは不明だが、デ・ラウレンティス会長は今回のイベントでAFCONに関する以下のような見解を示した。 「私は彼らに言った、アフリカ人(プレーヤーの契約)についてもう話をしないでほしいとね」 「私は彼らを愛している。だが、彼らがアフリカ・ネーションズカップに出場しないことに同意する何かにサインしない限り…。そのトーナメント、南米でのワールドカップ予選の期間、これらのプレーヤーは決して起用できない!」 「我々は、彼らを他者(代表チーム)のためにプレーさせるため給料を払うだけの馬鹿者だ」 同会長はアフリカ人選手に限定せず、シーズン中の代表チームへの派遣に関する不満を示している印象もあり、今回のコメントはやや意地悪な切り取りにも感じる。 ただ、AFCON軽視とも捉えられる今回の発言によってアフリカ人選手がナポリ移籍を敬遠する可能性も出てくるかもしれない。 2022.08.03 22:01 Wed4
サウジ行きのクリバリ、わずか1年で去るチェルシーに別れ 「光栄だった」
セネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(32)がチェルシーに別れの挨拶をした。 ナポリでセリエA屈指のセンターバックと評される存在として長らく活躍し、昨夏にチェルシーへと舞台を移したクリバリ。トータルで32試合の出場数をマークしたが、ケガだけでなく、チーム状況の悪さも重なり、期待されたほどの活躍とはいかなかった。 4年契約の1年目が終わったに過ぎないが、チェルシーでは膨れ上がったスカッドの整理から早くも放出候補の1人に挙がり、今夏もビッグネームを次々と射止めるサウジアラビアの関心話がもっぱらの噂に。そして、25日にアル・ヒラル移籍が決まっている。 チェルシーがファイナンシャルフェアプレー(FFP)に遵守すべく、今月末までに選手の売却が必要ということで、致し方ないところもあるが、わずか1年での退団となったクリバリは自身のSNSに惜別のメッセージを綴った。 「最初の試合から最後の試合までこのバッジを身につけられ、光栄だった。昨季は思うようなシーズンとはいかなかったけど、ファンやクラブのみんなのサポートに感謝したい」 2023.06.26 16:20 Mon5
ムバッペに衝撃の移籍金470億円、“底なし”アル・ヒラルがPSGにオファー
サウジアラビアから、再びとんでもないオファーが舞い込んでいる。 そのオファーを出したのはアル・ヒラル。相手はパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(24)だ。 ムバッペは、昨夏PSGとの契約延長を発表。2025年夏までの契約だったが、1年間はオプションであり、実質は2024年夏までの契約となっている。 残り1年となった契約に関して、PSGは延長オファーを出したが、ムバッペがこれを拒否。延長オプションは行使しないと発表したが、今夏は移籍しないとも明言。1年間はPSGでプレーする意向を示した。 しかし、契約延長がされるか不透明な中で1年が経過すれば、PSGはムバッペをフリーで手放すことに。延長を望まないのであれば、現金化できる今夏の移籍市場で売却したい考えを持っている。 新シーズンも近づき、ジャパンツアーも控えていた中、更なるビッグニュースが。ムバッペが来日メンバーから除外されたことで、PSGからの移籍報道に拍車がかかっている。 大本命は長らく噂が出ているレアル・マドリーだが、サウジアラビアが黙っていない。フランス『レキップ』によれば、アル・ヒラルがムバッペ獲得に関してPSGにオファー。その額はなんと、3億ユーロ(約470億円)というとんでもない金額だったという。 これまでの最高額は、PSGが2019年夏にネイマールをバルセロナから獲得した際に支払った2億2200万ユーロ(約347億5000万円)であり、それを遥かに凌ぐ金額だ。 アル・ヒラルはすでにチェルシーからセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ、ウォルバーハンプトンからポルトガル代表MFルベン・ネヴェス、ラツィオからセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチを獲得。既に十分な資金を投じているが、それでもムバッペに記録的な金額を投じるつもりのようだ。 底なしの財源を誇るサウジアラビア。トップレベル真っ只中のムバッペが移籍するとなれば大きな騒動に発展しそうだが、果たしてどうなるのか注目だ。 2023.07.24 21:02 Monインテルの人気記事ランキング
1
長友の元同僚グアリン、自殺未遂と現在の生活を明かす「飛び降りれば解放される」
かつてインテルなどで活躍した元コロンビア代表MFフレディ・グアリン氏(38)は現在、リハビリ施設で生活しているのだという。 かつてポルトやインテル、またボカ・ジュニアーズや上海申花などに在籍したグアリン氏。インテル時代は同い年の日本代表DF長友佑都と共にプレーし、コロンビア代表としては、2014年W杯の日本戦にフル出場した経験を持つ。 氏は母国クラブに在籍していた2021年4月、泥酔状態で家族に暴行を加えたとして逮捕。7月にクラブを退団して以降は引退状態となり、翌年にはアルコール依存症を公表した。 ブラジル時代の2020年初頭に待ち受けていた妻との別居により、人生の歯車が狂ってしまった…と打ち明けているなか、このたびコロンビア『Radio Caracol』では、同時期に自殺を図ったことも明らかにしている。 「ファヴェーラ(スラム街)へ行き、避妊具なしにあらゆる女性と関係を持った。丸10日間、酒に酔っている状態だったと言える。リスクを自ら探し、アドレナリン、武器を見つけようと本気だったんだ。自分自身を図るものさしは持ち合わせていなかった」 そんななか、世界はコロナパンデミックへ。 「そして、リオデジャネイロで住んでいたアパートの17階だけが居場所となり、そこ以外の全てから切り離された人生になってしまった。飛び降りれば解放される…とね」 「けっきょく、飛び降りた。幸い、バルコニーには透明な転落防止スクリーンが付いていたことを、その時初めて知ったんだ」 2024年現在、グアリンはコロンビアのリハビリテーションクリニックで生活中。アルコール依存症治療の一環として、馬の世話などをしているという。また、アスリート向けのメンタルヘルスキャンペーンの米国大使に就任することも決定しているそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】懐かしきグアリン砲</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="und" dir="ltr">Fredy Guarín! <br><br> <a href="https://twitter.com/hashtag/OTD?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OTD</a> in 2012, Guarín joined <a href="https://twitter.com/Inter?ref_src=twsrc%5Etfw">@Inter</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/UEL?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UEL</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/FlashbackFriday?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#FlashbackFriday</a> <a href="https://t.co/O2tgVla9yq">pic.twitter.com/O2tgVla9yq</a></p>— UEFA Europa League (@EuropaLeague) <a href="https://twitter.com/EuropaLeague/status/1223211112038129667?ref_src=twsrc%5Etfw">January 31, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.19 13:35 Tue2
長友佑都が目指すべき存在、衰え見せなかった“鉄人”ハビエル・サネッティ
長年トップレベルで変わりないパフォーマンスを披露し続けることが困難なサッカー界。しかし、中には次々と出てくる若き才能に負けず、そのポジションを守り続ける男もいる。 Jリーグでは、先日53歳でJ1出場を果たした三浦知良(横浜FC)という偉大なレジェンドがいる一方で、出場機会を求めてJ1の舞台からJ2へと40歳で移った遠藤保仁(ジュビロ磐田)もいる。 日本代表に目を向ければ、2010年の南アフリカ・ワールドカップから2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会と3大会連続でレギュラーとしてプレーし、今なお日本代表に呼ばれているDF長友佑都(マルセイユ)が居る。後輩たちの突き上げにも負けない意欲を見せており、34歳にして新たなリーグに挑戦する。 その長友が尊敬してやまない男も、また長年ポジションを守り続けてきた。元アルゼンチン代表DFハビエル・サネッティだ。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆ネッラズーリの永遠の背番号「4」 </div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Zanetti5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 1995年に母国アルゼンチンのバンフィエルドからインテルに加入したサネッティは、2014年に現役を引退するまでの約20年間を「ネラッズーリ(青と黒)」に捧げ、クラブ歴代最多の公式戦出場858試合の記録を保持している。 1999年からはキャプテンを務めると、強烈なキャプテンシーでチームをまとめ上げ、インテルでは5回のセリエA制覇、4度のコッパ・イタリア優勝を経験。2009-10シーズンにはチャンピンズリーグ優勝も成し遂げ3冠を達成するなど、多くの功績を残してきた。 その功績はサポーターからも認められ、本拠地サン・シーロでのラストゲームでは、背番号「4」の下に「EVER」の文字をあしらった「サネッティは4ever(フォーエバー、永遠)」という意味の特製のユニフォームが用意。背番号「4」はインテルの永久欠番に指定された。 <div id="cws_ad">◆入団、三冠、引退試合…サネッティとインテルが歩んだ道<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJZMjJvcWNhTSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div><div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://web.ultra-soccer.jp/link.php?url=https://ryan.onelink.me/C7cD/1fb76a70&c=sega_20201031_1">バティストゥータ、サネッティ、ベロンが<br />「サカつくRTW」に登場!</a><hr></div><div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆長友とサイドバックコンビを形成 </div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Zanetti4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> サネッティは、2014年に現役を引退するまでの3年間、長友ともチームメイトとしてプレーしている。右サイドのサネッティ、左サイドの長友と、インテルの両サイドバックをこの2人が担う時期もあった。 長友がセリエA初ゴールを決めた際には、サネッティとともに披露した「お辞儀」パフォーマンスがイタリアでも大きな話題となり、その後のインテル内で流行するほど。サネッティには長友の誠実さが伝わり、良い関係を築いていた。 長友自身もサネッティについて最も尊敬している選手だと明かしており、「サネッティのように30代後半まで活躍できる選手になりたい」と語っている。 実際、サネッティは現役最後のシーズンとなった2013-14シーズンも39歳ながら、公式戦48試合に出場するフル稼働。さらにそのほとんどすべてが先発での出場であり、衰えをみせることなくスパイクを脱いでいた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆重宝されるスキルとユーティリティ性 </div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Zanetti3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> サネッティがキャリアを長く続けられた理由の一つに、そのユーティリティ性が挙げられる。左右のサイドバックはもちろん、センターバックやボランチに加えサイドのアタッカーも務めることができた。上下動を繰り返す豊富な運動量に加え、馬力と闘志に溢れるディフェンス、アタッカー顔負けのドリブルで攻守問わずに活躍ができる選手だった。 その一流の能力に加え、チームをまとめる強烈なキャプテンシー、長年のキャリアにおいて大きなケガをしていないタフさ、さらにはプロキャリアを通して退場はわずか1回というフェアプレー精神までも併せ持っており、監督としては是が非でもチームに置いておきたい存在だったと言える。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆ベテランとして生きる道 </div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Zanetti2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> サネッティ然り、経験豊富なベテランというだけでは重宝はされない。当然ながら戦力として結果を残せることが、現役選手として生き残る道だ。 ケガなくプレーすることはもちろん、フィジカルレベルを保つこと、そしてチームに経験と安定感をもたらせることは何よりも必要なこと。ミランに復帰してから再びその才能を遺憾なく発揮しているFWズラタン・イブラヒモビッチも良い例だろう。 常に結果を残し続けてきた男は、そのキャラクターもさることながら、ピッチ上でのパフォーマンスで観るものをガッカリさせたことはない。 きっと、我々がガッカリすることなく、イブラヒモビッチはピッチから去っていくはずだ。そして、結果を残すだけでなく、チームメイトへ与える影響が大きいからこそ、ベテランでありながらも重宝される。 長友の後継者探しは日本代表にとっては解決しなければいけない問題であることは間違いない。一方で、長友が尊敬してやまないサネッティになることも、日本がワンランク上に上がるためには必要だろう。ベテランとはそういった存在にならなければならないのだ。 <div style="text-align:left;" id="cws_ad"><hr>長友佑都も尊敬してやまないアルゼンチンの英雄サネッティが、大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br /><br />サネッティとともにアルゼンチン代表として1998年のフランスW杯で日本代表と戦った、FWガブリエル・バティストゥータとMFファン・セバスティアン・ベロンも同時に登場している。『サカつくRTW』で“鉄人”の姿を観たい方は是非一度チェックしよう。</div><hr> 2020.11.02 13:30 Mon3
38歳になっても“神”は衰え知らず…イブラヒモビッチが歴代クラブで決めた数々の“神ゴール”
今年1月に8年ぶりにミランに復帰した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ。38歳でもその得点能力は衰えず、これまで多くのビッグクラブでゴールを量産している。 母国のマルメで育ったイブラヒモビッチは、本人によると幼少期は小柄であり、ドリブラーとしてプレーしていたため、長身ながら足元にも秀でる現在のスタイルが完成したという。 少年時代から、6点ビハインドから途中出場して9ゴールを奪い勝利をもたらすなど、破天荒な伝説を残している。 母国リーグで活躍したイブラヒモビッチは、新天地にアヤックスを選びマルコ・ファン・バステン氏やパトリック・クライファート氏らが身に着けた背番号9を継承。入団後は印象的なゴールを多く決め“ファン・バステン2世”と称されるようになったが、2004年にユベントス、2006年にインテルと渡り歩き個人でセリエA5連覇を経験する頃には“ズラタン・イブラヒモビッチ1世”と認識されるようになっていった。 また、バルセロナ時代でプレーした2009-10シーズンには、ジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)の下で不遇を味わったものの、公式戦45試合21ゴール13アシストをマーク。その後、ミラン、パリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・ユナイテッド、ロサンゼルス・ギャラクシーと世界各国でプレーした中で、どのクラブでも衝撃的なゴールをサポーターにプレゼントしている。 今回はイブラヒモビッチがその名を世界レベルに知らしめたアヤックス時代以降の、彼のベストゴールを所属チーム別にご紹介する。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJicjJETUlISiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> <span class="paragraph-title">◆アヤックス時代(2001.7-2004.8)</span> 母国リーグで活躍したイブラヒモビッチは、新天地にアヤックスを選びマルコ・ファン・バステン氏やパトリック・クライファート氏らが身に着けた背番号9を継承。入団後は印象的なゴールを多く決め“ファン・バステン2世”と称されるようになった。在籍3年間で公式戦110試合に出場し66ゴールを決めた。 <span class="paragraph-title">◆ユベントス時代(2004.8-2006.8)</span> 2004年にユベントスへ移籍。在籍2年間で公式戦92試合に出場し26ゴールを記録、チームのセリエA2連覇に貢献した。 <span class="paragraph-title">◆インテル時代(2006.8-2009.7)</span> ユベントスがカルチョ・スキャンダルで降格したことで、2006年にインテルへ移籍。公式戦117試合に66ゴールを決めた。ここでもセリエAを連覇し、個人でセリエA5連覇を達成した。 <span class="paragraph-title">◆バルセロナ時代(2009.7-2010.8)</span> バルセロナでプレーした2009-10シーズンには、ジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)との確執もあったものの、公式戦45試合21ゴール13アシストをマークした。 <span class="paragraph-title">◆ミラン時代(2010.8-2012.7)</span> わずか1年でセリエAへ復帰する。ミランでも1年目から主力として活躍すると、ミランに7年ぶりのスクデットをもたらした。しかし、2シーズン目はユベントスにスクデットを奪われ、アヤックス時代から続いていた自身の国内リーグ連続優勝記録が8年で途切れた。 <span class="paragraph-title">◆パリ・サンジェルマン時代(2012.7-2016.7)</span> 2012年夏にミランからPSGへ移籍したイブラヒモビッチは、在籍4年間で公式戦122試合に出場して113ゴールをマーク。リーグ・アン4連覇に貢献し、得点王にも3度輝いた。 <span class="paragraph-title">◆マンチェスター・ユナイテッド時代(2016.7-2018.3)</span> インテル時代の恩師、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いていた2016年に初めてのプレミアリーグ挑戦となった。2018年にかけて在籍した際に公式戦53試合29得点10アシストの数字を残した。 <span class="paragraph-title">◆ロサンゼルス・ギャラクシー時代(2018.3-2020.1)</span> 2018年3月にマンチェスター・ユナイテッドからLAギャラクシーに加入したイブラヒモビッチ。38歳になってもその得点力は衰えを見せず、在籍2シーズンに亘って公式戦58試合53ゴール15アシストとハイペースに得点を積み重ねた。 <span class="paragraph-title">◆ミラン時代(2020.1-)</span> 今年1月に、半年契約でロサンゼルス・ギャラクシーから古巣ミランに加入。復帰後はセリエAで8試合に出場し3ゴール1アシストを記録。戦力としてまだまだ計算できる結果を残している。 2020.05.25 21:05 Mon4
「注目されるのが好きなんだろう」 チャルハノールがイブラヒモビッチの挑発に反撃
インテルのトルコ代表MFハカン・チャルハノールが古巣のミランやかつての同僚であるスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチへの不満を露わにした。イタリア『スカイ』が伝えている。 2017年から加入したミランで10番としてプレーしてきたチャルハノールだが、昨夏に契約満了で退団すると、ライバルクラブであるインテルにフリー加入。これを裏切りと受け取ったミランファンからは激しい批判を浴びせられた。 チャルハノールは今季公式戦46試合に出場して8ゴール13アシストの成績を残し、国内カップ戦2冠を達成するなど加入シーズンながら上々の成績を残したが、スクデットは古巣のミランに奪われている。 トルコ『Tivibu Spor』のインタビューに応じたチャルハノールは今季を振り返り、スクデットこそ逃したもののインテルには満足しているとコメント。その上で、ミランではファンから冷たい仕打ちを受けていたことへの不満も漂わせた。 「新しいチームに適応するのは困難だったけど、一生懸命働いたよ。イタリア王者のクラブに加われるとわかって、それは僕にとって素晴らしいチャンスになった」 「チームはスクデットを獲得できず、代わりに古巣が獲得したせいで、人々はまるで僕に責任があるかのように言ってきた。ただ、インテルではとても幸せであり、ファンのサポートはとても助かるよ。ミランで4年間プレーしても、スタンドのファンは誰も僕の名前を歌わなかった。でもインテルではウォーミングアップをするだけで、毎回歌ってくれる」 また、チャルハノールはミランの優勝パレードにおいて、「ハカンに言いたいことはあるか?」とファンに問いかけるなど、自身を挑発してきたイブラヒモビッチに反撃。今季はケガもあり存在感を示せなかった選手による、注目されるためのアピールだったと感じているようだ。 「イブラヒモビッチは18歳ではなく、40歳の男だ。ただただ、注目されるのが好きなんだろうね。彼は今シーズンのスクデット獲得には何も貢献せず、そもそもほとんどプレーしていなかった。だからこそ、とにかく注目されたいがため何でもするんだろう」 「ミラン時代、いつも彼は僕に電話をかけてきて、食事やバイクに誘ってくれた。とても尊敬していたが、自分の本にも僕のことを書いたようだね。何か書かないと、空白になってしまうからだろう。正直なところ、気にしないのが一番だよ」 2022.06.23 12:35 Thu5
