土壇場で追いついた不屈インテル、S・インザーギ監督は「不運もあったが選手たちは素晴らしかった」と労う

2025.02.03 09:40 Mon
Getty Images
インテルシモーネ・インザーギ監督が2日に行われ、1-1で引き分けたセリエA第23節ミランとのダービーを振り返った。

首位ナポリを3ポイント差で追走する2位インテルが、7位ミランを押し込む展開でスタートしたダービー。しかしオフサイドに阻まれるなどしてゴールをこじ開けられずにいると、ハーフタイム間際の45分にMFタイアニ・ラインデルスに先制点を許してしまう。

後半も攻め立てたインテルはポストに3度嫌われる不運があった中、後半追加タイム3分にDFステファン・デ・フライが同点弾を押し込んでドローに持ち込んだ。
S・インザーギ監督は不運にもめげず追いつく気概を見せた選手たちを労った。

「選手たちは素晴らしかった。彼らは義務以上の働きをしてくれた。我々にとっては不運が大きかった。3つのゴールが認められず、3度シュートがポストに当たった。そしてテュラムには明らかなPKが与えられなかった。それでも93分に追いつくことができた。ミランも称賛に値する。彼らには激しさがあり、カウンターでは常に危険だった。良いパフォーマンスを見せていた。もちろん、勝ちたかったから後悔はある。しかしあれだけの出来事があっても我々は落ち込むことなく頑張り続けることができたんだ」

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