エメルソン、コンテのしごき語る 「死んだようにトレーニングを終える…」
2022.06.27 16:25 Mon
トッテナムのブラジル代表DFエメルソン・ロイヤルがアントニオ・コンテ監督の下での厳しいトレーニング事情について語った。ブラジル『ESPN』が伝えている。
昨夏、バルセロナからトッテナムに加入したエメルソンは、加入初年度にプレミアリーグ31試合に出場し、1ゴール1アシストを記録。当初のターゲットがアーセナルで印象的なパフォーマンスを見せた日本代表DF冨安健洋だったこともあり、シーズンを通じて攻撃の精度や、守備時の軽率な判断が批判されたものの、終盤戦では徐々にポテンシャルを発揮。チームのトップ4フィニッシュに貢献した。
今夏の移籍市場ではアトレティコ・マドリーらからの関心が伝えられる一方、イタリア人指揮官がさらなる成長を期待して来季も構想に入れているとも言われる。
そのブラジル代表DFは『ESPN』でコンテ監督の下での厳しいトレーニング事情に言及。「死んだようにトレーニングを終える」とその過酷さを明かしつつ、同監督のしごきから愛情や期待を感じ取っているという。
「フィジカルトレーニングがあり、ときには高強度のトレーニングもあるんだ。それが終わるとき、僕は死んだようにトレーニングを終えるんだ」
「だけど、GPSで確認すると、多くの人よりも良い数字を出していて、ベストの中にさえいるんだ」
「だから、彼に『僕のGPSの結果を見てほしい』って言うんだ。だけど、彼は『いや、もっとできるはずだ』って言い返してくるんだ」
「それから僕はイライラしながらトレーニングを終える。その後に彼は、『ほら、そうやってトレーニングするんだ』って言うんだ」
「フィジカルトレーニングをやるとき、彼はいつでも僕の名前を叫び続ける。だけど、実際のところは自分にとって良いことだと捉えているよ。僕を助けたいという彼の気持ちが伝わってくるんだ」
コンテ監督がエースFWハリー・ケインやその他の主力選手に対して、どういった対応を見せているかは不明だが、少なくとも少々気分屋で反骨精神も持っているエメルソンのパフォーマンスを引き出す上では、このやり方がベストなのかもしれない。
昨夏、バルセロナからトッテナムに加入したエメルソンは、加入初年度にプレミアリーグ31試合に出場し、1ゴール1アシストを記録。当初のターゲットがアーセナルで印象的なパフォーマンスを見せた日本代表DF冨安健洋だったこともあり、シーズンを通じて攻撃の精度や、守備時の軽率な判断が批判されたものの、終盤戦では徐々にポテンシャルを発揮。チームのトップ4フィニッシュに貢献した。
今夏の移籍市場ではアトレティコ・マドリーらからの関心が伝えられる一方、イタリア人指揮官がさらなる成長を期待して来季も構想に入れているとも言われる。
「フィジカルトレーニングがあり、ときには高強度のトレーニングもあるんだ。それが終わるとき、僕は死んだようにトレーニングを終えるんだ」
「次の日にトレーニングに到着すると、彼(コンテ)が『エメルソン、昨日のトレーニングは気に入らなかったよ』って言うんだ。ありえないだろ、そうなると僕も怒りがわいてくるんだ。昨日のトレーニングが気に入らなかったって、マジかよ? 僕は命を懸けて、死んだようにトレーニングを終えたんだってね」
「だけど、GPSで確認すると、多くの人よりも良い数字を出していて、ベストの中にさえいるんだ」
「だから、彼に『僕のGPSの結果を見てほしい』って言うんだ。だけど、彼は『いや、もっとできるはずだ』って言い返してくるんだ」
「それから僕はイライラしながらトレーニングを終える。その後に彼は、『ほら、そうやってトレーニングするんだ』って言うんだ」
「フィジカルトレーニングをやるとき、彼はいつでも僕の名前を叫び続ける。だけど、実際のところは自分にとって良いことだと捉えているよ。僕を助けたいという彼の気持ちが伝わってくるんだ」
コンテ監督がエースFWハリー・ケインやその他の主力選手に対して、どういった対応を見せているかは不明だが、少なくとも少々気分屋で反骨精神も持っているエメルソンのパフォーマンスを引き出す上では、このやり方がベストなのかもしれない。
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「僕が何をしたってあの男は…」トッテナムで主力に成長のDFスペンス、かつての指揮官コンテから受けた冷遇振り返り「謙虚になりすぎた」
トッテナムで活躍するイングランド人DFジェド・スペンスは、これまで正当な扱いを受けていなかったと不満を漏らした。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。 2022年夏に、ミドルズブラからトッテナム加入を果たしたスペンス。しかし当時の指揮官だったアントニオ・コンテ監督からは冷遇され、チームで居場所を得られず。その後、2023年夏からクラブにはアンジェ・ポステコグルー監督が就任したが、ここでも信頼を掴めなかったことでレンタル移籍が続いていた。 昨夏トッテナムへ復帰するも、ポステコグルー監督からの評価は上がらぬまま、序盤はベンチが定位置に。それでも、負傷者続出の影響もあってシーズン中盤から出場機会を掴むとついに真価を発揮し、ここまで公式戦24試合2ゴール2アシストを記録している ファンからの評価も鰻登りのスペンスだが、やはりこれまで受けていた扱いには不満だった様子。元イングランド代表DFであるリオ・ファーディナンド氏との対談の中でスペンスは、トッテナムでのこれまでのキャリアを振り返り不満を口にしつつ、ようやく掴んだ現在の充実をキープしたいと意気込んでいる。 「(コンテ監督からの扱いに)良い気分ではなかった。特にあの時、クラブにやって来た時は自信に満ち、興奮していたんだ。前所属先で昇格を勝ち取ったばかりだったしね」 「そこから、レンガの壁にぶつかったような気分になった。自信も少し打ち砕かれてしまったよ。僕は若い選手だったし、(望む補強ではなかったと)監督から聞いて良い気分にはなれないさ」 「その時は、くだらないと思っていた。良い気分でもなかった。練習に行く時だって『自分は何をやっているんだろう』と思っていたよ。僕が何をしたって、あの男(コンテ)は何も喜んでいなかったと思う」 「だから、たとえ正しいことをしたとしても、『自分は正しいことをしたのか?』という感じだった。彼はあまり褒めてくれる男ではないからね」 「監督からの評価なんて必要ないって思うようになるんだ。何があっても『あぁ』となるだけだ。彼と会話したのは、おそらく1回だけだった」 「そこから新しい監督が来れば、『よし、全員に公平なチャンスが与えられるはずだ。彼(ポステコグルー)は全員に目を向けてくれる』と思うものだろう。でも、僕の扱いを見れば本当にそうだったとは思わない。それもフットボールというゲームの一部だけどね。公平ではないんだ」 「ポステコグルー監督は基本的に、クラブから出て違うところでプレーする必要があると言っただけだった。そしてそれが、僕がリーズに行くことになったきっかけでもある」 「自分に相応しいと思うチャンスが得られないこともあるさ。でも、僕は常に自分が十分に優れていると理解していた。人々は『彼が2度目のチャンスを得て、うまくやっているのは良いことだ』と言う。でも、僕に最初のチャンスが本当にあったとは思わない」 「これこそ僕の最初のチャンスであり、それを掴んだんだ。一生懸命努力し、一貫性を保ち、準備ができていたことを嬉しく思う」 「(トッテナム加入時は)謙虚になりすぎたせいで、自分を犠牲にしていたとも思う。何もせず、何も言わなければ、物事は自然に起こると思っていたんだ。でも、時には自分を表現しなくてはならない」 「トッテナムでの最初の年、ここはトッテナムだからと考え、選手や周囲に少し敬意を払いすぎたと思う。(ミドルズブラからレンタル移籍していた)ノッティンガム・フォレストを出て、来たのはプレミアリーグのトップ6だ。『ふー、これはすごい』と思っていた」 「でも、彼らに敬意を払いすぎたせいで、自分らしくいられなかった。僕がそこに行ったとき、ハリー・ケインやソニー(ソン・フンミン)のような大物たちを見て、誰の足も踏みたくなかったんだ」 「でも、そうやって自分の本来あるべき姿を表現しなかったのが、おそらく僕の最大の失敗だった。今シーズンはそれが変わったと言えるね。もう無駄にする時間はない。取りに行かなければならない。今がその時だ」 2025.03.25 18:45 Tue2
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