毎熊晟矢が今大会2点目でベスト16進出に貢献! 久保建英も連勝突破も、町田浩樹&後藤啓介は無念のPO敗退【EL】

2025.02.21 07:45 Fri
毎熊が今大会2点目で突破に貢献
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毎熊が今大会2点目で突破に貢献
ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグが20日に行われた。
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リーグフェーズを9位~24位で終えた16チームが、ホーム&アウェイ形式でラウンド16進出を争うプレーオフ。今ラウンドにはレアル・ソシエダのMF久保建英AZのDF毎熊晟矢、サン=ジロワーズのDF町田浩樹アンデルレヒトのFW後藤啓介の日本人4選手が参戦した。
AZはガラタサライとアウェイで対戦し、2-2で引き分けた。この結果、2戦合計6-3でベスト16進出を決めた。なお、毎熊は右サイドバックでフル出場した。

ホームでの1stレグを4-1で先勝し、大きなアドバンテージを得て難所イスタンブールに乗り込んだAZ。負傷のモラタは不在もオシムヘンやダビンソン・サンチェスがサスペンション明けで復帰したホームチームと立ち上がりからオープンな攻防を繰り広げた。
そのなかで守備で粘りつつ、右のポクを起点とした鋭いカウンターで前回対戦同様にチャンスを生み出すアウェイチームは、ゴールを強く匂わせる。すると、前半終盤の42分にはそのポクのボックス内でのキープからボックス中央で横パスに反応した毎熊が相手のサラが先に触ったボールをブロックシュートの形で合わせると、これがゴール左隅に決まって日本人DFの今大会2点目によって大きな先制点を挙げた。

迎えた後半、ハーフタイム明けに投入したカシウスの強烈なミドルシュートで追加点を挙げたAZだが、そのゴール直後にオシムヘン、70分にはサライにゴールを奪われて同点に追いつかれる。だが、以降は安定したゲームコントロールで2-2の状況を維持してゲームクローズ。フル出場の毎熊は失点場面で絞り切れないところもあったが、安定したパフォーマンスで突破に貢献した。

ソシエダはホームでミッティランと対戦し、5-2で快勝。2戦合計7-3でベスト16進出を決めた。久保は67分までプレーした。

試合は前半から打ち合いの展開になるも、スチッチの2ゴールによってソシエダが3-2のスコアで試合を折り返す。後半は相手の退場で数的優位を得た直後にオヤルサバルのPKでトドメを刺し、最終的には5-2の快勝。連勝でラウンド16進出を決めた。

サン=ジロワーズはアヤックスとアウェイで対戦し、2-0で90分の戦いを終了。だが、2戦合計スコアで並び突入した延長戦で敗れてプレーオフ敗退となった。町田は3バックの一角でフル出場した。

ホームでの1stレグを0-2で落とし、厳しい状況で試合に臨んだサン=ジロワーズ。しかし、立ち上がりから攻勢を仕掛けると、16分にはブファルのFKをマク・アリスターが頭で合わせて先制に成功。さらに、25分には町田がアグレッシブな守備でセカンドを制した流れからニアンのシュートがゴール前でのクラーセンのハンドでのシュートブロックを誘発。このPKをデイビッドが決めて2戦合計スコアで追いつくとともに、決定機阻止でクラーセンが退場となり、数的優位を得て一気に形勢を逆転した。

このままのスコアで折り返した後半もサン=ジロワーズが主導権を握ったが、徐々にアヤックスのカウンターを受ける場面が出始めると、リスクを冒して攻め切れない。幾つかのチャンスもモノにできず、試合は2戦合計2-2のまま延長戦に突入した。

その延長戦の立ち上がりにはボックス内でクロス対応したDFバージェスが痛恨のハンドでPK献上。これをキッカーのテイラーに決められて10人のアヤックスに勝ち越しを許した。その後、決死の反撃を試みたアウェイチームは町田も高い位置を取ってミドルシュートや空中戦でチャンスに絡んでいく。延長後半アディショナルタイムには決死のパワープレーでゴールに迫ったが、アヤックスの気迫の守備をこじ開けることはできなかった。

アンデルレヒトはホームでフェネルバフチェと対戦し、2-2で引き分けた。この結果、2戦合計2-5でプレーオフ敗退となった。後藤は78分から途中出場した。

敵地での1stレグを0-3で落とし、厳しい状況で臨んだ試合。前半にスタンドでの観客の乱闘騒ぎによって試合が一時中断となるアクシデントにも見舞われたなか、試合は一進一退の攻防に。ホームで勢いを見せたアンデルレヒトはバスケスの2ゴールで一時逆転に成功したが、効率の良さが光るフェネルバフチェに追いつかれる。その後、78分には後藤の投入で最期までゴールを目指したが、2-2のドローでタイムアップ。初戦の大敗が響く形となった。

プレーオフ屈指の好カードとなったローマvsポルトはホームのローマが3-2で勝利。2戦合計4-3で勝ち抜けを決めた。

前半にディバラの2ゴールで逆転に成功したローマは、後半立ち上がりに退場者を出したポルトを相手にゲームをコントロール。強豪対決を制してベスト16進出を決めた。

その他ではトゥベンテとの延長戦までもつれ込む激闘を制したボデ/グリムトらが勝ち抜けを決めている。

◆プレーオフ2ndレグ 結果
▽2/20(木)
ボデ/グリムト 5-2(AGG:6-4) トゥベンテ
ガラタサライ 2-2(AGG:3-6) AZ
FCSB 2-0(AGG:4-1) PAOK
ローマ 3-2(AGG:4-3) ポルト

ビクトリア・プルゼニ 3-0(AGG:3-1) フェレンツヴァーロシュ
アヤックス 1-2(AGG:3-2) サン=ジロワーズ
レアル・ソシエダ 5-2(AGG:7-3) ミッティラン
アンデルレヒト 2-2(AGG:2-5) フェネルバフチェ



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【EL決勝T・PO初戦プレビュー】日本人4選手参戦のラウンド16進出懸けた初戦

ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ1stレグが13日に開催される。日本人選手所属クラブと強豪クラブを中心に、ラウンド16進出を懸けた初戦の展望を紹介していく。 ◆プレーオフ1stレグ ▽2/13(木) 《26:45》 フェレンツヴァーロシュ vs ビクトリア・プルゼニ サン=ジロワーズ vs アヤックス ミッティラン vs レアル・ソシエダ フェネルバフチェ vs アンデルレヒト 《29:00》 トゥベンテ vs ボデ/グリムト AZ vs ガラタサライ PAOK vs FCSB ポルト vs ローマ ◆日本人4選手参戦に、ポルトvsローマ! <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250213_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今回のプレーオフにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢、サン=ジロワーズのDF町田浩樹、アンデルレヒトのFW後藤啓介の日本人4選手が参戦する。 ソシエダはリーグフェーズでは苦戦を強いられたものの、プレーオフシード圏内の13位フィニッシュとなった。ラウンド16ではマンチェスター・ユナイテッド、トッテナムのプレミアリーグの強豪のいずれかの対戦となる厳しい組み分けとなったなか、まずはデンマークの強豪であるミッティラン撃破を狙う。 2025年に入っても一貫性を欠くパフォーマンスが続くラ・レアルだが、直近2試合ではコパ・デル・レイでオサスナ、ラ・リーガでエスパニョール相手に連勝。久保に関しては先発と途中出場を繰り返していることもあり、年明け直後の異次元のパフォーマンスからやや状態が落ちているが、今回の一戦でもキーマンになることは間違いない。 リーグフェーズを19位で終えたAZは、終盤戦の失速で14位フィニッシュとなったガラタサライと再び激突する。1-1のドローに終わった前回対戦で毎熊は先制点の起点となった一方、絞り切れずに失点にも絡んでおり、攻守の反省を踏まえた上で格上撃破を目指す。ただ、日本代表DFは直近のリーグ戦でベンチ外となっており、詳しい状態は不明だが、コンディション面はやや気がかりなところだ。対戦相手ではFWオシムヘンがサスペンション、FWユヌス・アクギュンが負傷で不在となるが、新加入のFWモラタやFWメルテンスら実力者の出場が見込まれる。 21位フィニッシュのサン=ジロワーズは12位の強豪アヤックスと対戦。今冬の移籍期間では先発と途中出場を繰り返し、去就に注目が集まっていた町田だが、最終的に残留の運びに。サスペンション明けの今回の一戦ではスタメン起用を期待したいところだが、直前のリーグ戦は後半終盤の途中出場となっており、起用法は現在も流動的だ。出場となる場合はフィジカル自慢のFWブロビーやMFベルフハイス、FWベルトラン・トラオレといった実力者とのマッチアップが予想されるなか、守備面での奮闘が求められるところだ。 終盤の失速でストレートインを逃すも10位フィニッシュとなったアンデルレヒトは、多くのタレントを擁しモウリーニョ監督が指揮を執るものの、ギリギリでプレーオフに滑り込んだフェネルバフチェと対戦する。なお、ホッフェンハイム相手のELデビュー戦で初ゴールの離れ業をやってのけた後藤だが、コンディション面の問題なのか直近2試合同様にベンチ外となった。そのため、DFシュクリニアルやFWジェコといったピッチ上での競演はお預けとなっている。 日本人選手所属クラブ以外の注目カードは、ポルトvsローマの強豪対決だ。 近年ELで最も安定した成績を残すクラブのローマだが、今回のリーグフェーズではセリエAも含めた極端な内弁慶の影響によって最終節の勝利で辛くも15位フィニッシュ。それでも、ラニエリ体制では直近6勝2分けとセリエAで安定した成績を残し、リーグ戦ではアウェイ連勝中だ。難所エスタディオ・ド・ドラゴンから勝ち点3を持ち帰ることは至難の業と言えるが、圧倒的な強さを誇るオリンピコでの2ndレグに向けて最低限勝ち点1を持ち帰りたい。 一方、ローマ同様にシーズン中の監督交代を経験したポルトはアンセルミ新監督のEL初陣となった最終節の勝利でギリギリでの18位フィニッシュに。本来の実力を考えれば、ローマ相手に十二分に勝機はあると思われるが、今冬の移籍市場ではMFガレーノ、MFニコ・ゴンサレスと絶対的な主力2人が流出しており、難敵撃破に向けてはホームでの先勝が必須。エースFWサム・アゲオワがローマ守備陣相手に躍動できるかが勝利のカギを握る。 2025.02.13 19:00 Thu

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「ラ・レアルの最高傑作」「常に危険な状況を作り出す」強烈な左足ミドルの久保建英を現地メディアも絶賛!「“メイド・イン・クボ”の素晴らしいゴール」

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が高く評価されている。 13日、ヨーロッパリーグ(EL)ノックアウトステージのプレーオフ1stレグが行われ、ソシエダはアウェイでミッティランと対戦した。 ラウンド16に向けたプレーオフ。久保はこの試合も先発出場すると、0-1とリードして迎えた31分に圧巻のゴールを記録する。 右サイドでパスを受けた久保は、ボールをさらしながらもカットイン。相手をかわし左足を振り抜くと、ゴール左上に強烈なミドルシュートが決まった。 久保は今シーズンのELで2ゴール目。シーズン6ゴール目となったがチームに大きな勝利をもたらす一発は高く評価されている。 <h3>◆スペイン『Noticias de Gipuzkoa』/ 7点(10点満点)</h3> 「素晴らしいゴールだった。彼が登場するや否や、トップコーナーを狙う榴弾砲であることがわかった」 「彼が絡めば、例え断続的であったとしても、常に危険な状況を作り出していた」 <h3>◆スペイン『El Desmarque』/ 8点(10点満点)</h3> 「これまでのところ、ラ・レアルの最高傑作だ。久保は“メイド・イン・クボ”の素晴らしいゴールを決めただけでなく、攻撃面でも多くの危険な場面を作り出した。いくつものプレーで足跡を残した」 <span class="paragraph-title">【動画】久保建英がカットインから圧巻の左足ミドルを叩き込む</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="2xf8JO6CHxU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.14 16:30 Fri
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ELのベスト16チームが出揃う! 久保建英&毎熊晟矢はR16でユナイテッドorスパーズのイングランド勢と対戦へ

ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフが20日に終了。この結果、ラウンド16に進出する16チームが決定した。 新フォーマットで開催されている今大会のELでは、リーグフェーズで上位8チームに入ったラツィオ、アスレティック・ビルバオ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、フランクフルト、リヨン、オリンピアコス、レンジャーズのラウンド16ストレートインが決定。 さらに、9位~24位の16チームの間で争われたプレーオフを制したボデ/グリムト、AZ、レアル・ソシエダ、FCSB、ローマ、アヤックス、ビクトリア・プルゼニ、フェネルバフチェがベスト16入りを決めた。 国別ではイングランド、スペイン、オランダ、イタリアの2クラブが最多。日本人選手では久保建英(レアル・ソシエダ)、毎熊晟矢(AZ)の2選手が勝ち残っている。 なお、リーグフェーズの順位によってラウンド16の組み合わせの大枠は決まっているが、正式な対戦カードは21日に行われる抽選会で決定。その後、1stレグが3月6日、2ndレグが同13日に開催予定だ。 ◆ELラウンド16 暫定対戦カード ビクトリア・プルゼニ(16位) vs ラツィオ(1位)orアスレティック・ビルバオ(2位) ボデ/グリムト(9位) vs オリンピアコス(7位)orレンジャーズ(8位) アヤックス(12位) vs フランクフルト(5位)orリヨン(6位) AZ(19位) vs マンチェスター・ユナイテッド(3位)orトッテナム(4位) レアル・ソシエダ(13位) vs トッテナム(4位)orマンチェスター・ユナイテッド(3位) FCSB(11位) vs リヨン(6位)orフランクフルト(5位) フェネルバフチェ(24位) vs レンジャーズ(8位)orオリンピアコス(7位) ローマ(15位) vs アスレティック・ビルバオ(2位)orラツィオ(1位) 2025.02.21 07:58 Fri
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毎熊晟矢が今大会2点目でベスト16進出に貢献! 久保建英も連勝突破も、町田浩樹&後藤啓介は無念のPO敗退【EL】

ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグが20日に行われた。 リーグフェーズを9位~24位で終えた16チームが、ホーム&アウェイ形式でラウンド16進出を争うプレーオフ。 今ラウンドにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢、サン=ジロワーズのDF町田浩樹、アンデルレヒトのFW後藤啓介の日本人4選手が参戦した。 AZはガラタサライとアウェイで対戦し、2-2で引き分けた。この結果、2戦合計6-3でベスト16進出を決めた。なお、毎熊は右サイドバックでフル出場した。 ホームでの1stレグを4-1で先勝し、大きなアドバンテージを得て難所イスタンブールに乗り込んだAZ。負傷のモラタは不在もオシムヘンやダビンソン・サンチェスがサスペンション明けで復帰したホームチームと立ち上がりからオープンな攻防を繰り広げた。 そのなかで守備で粘りつつ、右のポクを起点とした鋭いカウンターで前回対戦同様にチャンスを生み出すアウェイチームは、ゴールを強く匂わせる。すると、前半終盤の42分にはそのポクのボックス内でのキープからボックス中央で横パスに反応した毎熊が相手のサラが先に触ったボールをブロックシュートの形で合わせると、これがゴール左隅に決まって日本人DFの今大会2点目によって大きな先制点を挙げた。 迎えた後半、ハーフタイム明けに投入したカシウスの強烈なミドルシュートで追加点を挙げたAZだが、そのゴール直後にオシムヘン、70分にはサライにゴールを奪われて同点に追いつかれる。だが、以降は安定したゲームコントロールで2-2の状況を維持してゲームクローズ。フル出場の毎熊は失点場面で絞り切れないところもあったが、安定したパフォーマンスで突破に貢献した。 ソシエダはホームでミッティランと対戦し、5-2で快勝。2戦合計7-3でベスト16進出を決めた。久保は67分までプレーした。 試合は前半から打ち合いの展開になるも、スチッチの2ゴールによってソシエダが3-2のスコアで試合を折り返す。後半は相手の退場で数的優位を得た直後にオヤルサバルのPKでトドメを刺し、最終的には5-2の快勝。連勝でラウンド16進出を決めた。 サン=ジロワーズはアヤックスとアウェイで対戦し、2-0で90分の戦いを終了。だが、2戦合計スコアで並び突入した延長戦で敗れてプレーオフ敗退となった。町田は3バックの一角でフル出場した。 ホームでの1stレグを0-2で落とし、厳しい状況で試合に臨んだサン=ジロワーズ。しかし、立ち上がりから攻勢を仕掛けると、16分にはブファルのFKをマク・アリスターが頭で合わせて先制に成功。さらに、25分には町田がアグレッシブな守備でセカンドを制した流れからニアンのシュートがゴール前でのクラーセンのハンドでのシュートブロックを誘発。このPKをデイビッドが決めて2戦合計スコアで追いつくとともに、決定機阻止でクラーセンが退場となり、数的優位を得て一気に形勢を逆転した。 このままのスコアで折り返した後半もサン=ジロワーズが主導権を握ったが、徐々にアヤックスのカウンターを受ける場面が出始めると、リスクを冒して攻め切れない。幾つかのチャンスもモノにできず、試合は2戦合計2-2のまま延長戦に突入した。 その延長戦の立ち上がりにはボックス内でクロス対応したDFバージェスが痛恨のハンドでPK献上。これをキッカーのテイラーに決められて10人のアヤックスに勝ち越しを許した。その後、決死の反撃を試みたアウェイチームは町田も高い位置を取ってミドルシュートや空中戦でチャンスに絡んでいく。延長後半アディショナルタイムには決死のパワープレーでゴールに迫ったが、アヤックスの気迫の守備をこじ開けることはできなかった。 アンデルレヒトはホームでフェネルバフチェと対戦し、2-2で引き分けた。この結果、2戦合計2-5でプレーオフ敗退となった。後藤は78分から途中出場した。 敵地での1stレグを0-3で落とし、厳しい状況で臨んだ試合。前半にスタンドでの観客の乱闘騒ぎによって試合が一時中断となるアクシデントにも見舞われたなか、試合は一進一退の攻防に。ホームで勢いを見せたアンデルレヒトはバスケスの2ゴールで一時逆転に成功したが、効率の良さが光るフェネルバフチェに追いつかれる。その後、78分には後藤の投入で最期までゴールを目指したが、2-2のドローでタイムアップ。初戦の大敗が響く形となった。 プレーオフ屈指の好カードとなったローマvsポルトはホームのローマが3-2で勝利。2戦合計4-3で勝ち抜けを決めた。 前半にディバラの2ゴールで逆転に成功したローマは、後半立ち上がりに退場者を出したポルトを相手にゲームをコントロール。強豪対決を制してベスト16進出を決めた。 その他ではトゥベンテとの延長戦までもつれ込む激闘を制したボデ/グリムトらが勝ち抜けを決めている。 ◆プレーオフ2ndレグ 結果 ▽2/20(木) ボデ/グリムト 5-2(AGG:6-4) トゥベンテ ガラタサライ 2-2(AGG:3-6) AZ FCSB 2-0(AGG:4-1) PAOK ローマ 3-2(AGG:4-3) ポルト ビクトリア・プルゼニ 3-0(AGG:3-1) フェレンツヴァーロシュ アヤックス 1-2(AGG:3-2) サン=ジロワーズ レアル・ソシエダ 5-2(AGG:7-3) ミッティラン アンデルレヒト 2-2(AGG:2-5) フェネルバフチェ <span class="paragraph-title">【動画】毎熊晟矢の今大会2点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/sPtKQ3gJSTQ?si=Jhc7XNU1XbccqoX9" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2025.02.21 07:45 Fri
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「ウォームアップでは7本中1本しか決められなかった」EL先勝に導くゴラッソ決めた久保建英、自身の“不敗神話”にも反応

ミッティラン戦でチームを勝利に導く殊勲のゴラッソを決めたレアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が、敵地での一戦を振り返った。 ソシエダは13日、敵地で行われたヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ1stレグでミッティランと対戦し、2-1で先勝した。 立ち上がりは相手の攻勢に晒されたものの、11分にMFブライス・メンデスのPKによるゴールで先制に成功したラ・レアル。以降は冷静に相手の反撃を撥ね返すと、31分には日本人エースが魅せる。 相手陣内右サイドでブライス・メンデスから足元にパスを受けた久保が得意のカットインでペナルティアーク右まで切り込んで左足を一閃。コース・スピード申し分ない完璧なシュートがゴール左上隅に突き刺さった。 その後、前半終盤に1点を返されたものの、後半は粘りの守備で耐え切ったソシエダは、久保の決勝点を守り切って先勝に成功した。 同試合後、スペインメディアの取材に応えた久保は今回のゴラッソが自身のキャリアにおいて最も美しいゴールの一つだったと認めた。 さらに、『Movistar Plus』では「ウォーミングアップでは7本中1本しか決められなかったです」と、決して試合前のフィーリングは良くなかったとしながらも、「でも、あのゴールは入ってしまいました」と茶目っ気たっぷりに自身のゴールを振り返った。 今回のゴールによってソシエダ通算22点目となったが、その得点試合の戦績は21勝1分けと無敗を継続している。 その不敗神話について問われると、「ゴールすると、気持ちが落ち着きます。それに、“お守り”とかみなさんが呼んでくれてますけど、そういうもの(運)も使います」と、やや困り気味に返答している。 一方、『Radio Marca』では自身を含む試合全体のパフォーマンスに関して慣れない人工芝に加え、ピッチ自体の劣悪さの影響によって満足いくものではなかったと語っている。 「これまでのキャリアにおいても最も厳しいレベルのピッチでした。日本代表ではもっとひどいピッチでプレーした経験もありますが、プロ(クラブレベル)としては今回が最も厳しかったです。他のチームメイトは僕よりもフィニッシュで苦労していた気がします」 <span class="paragraph-title">【動画】久保建英がミッティラン戦で決めたゴラッソ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/gJwkgQKE4SA?si=rWdwNFWVT5nKLXt2&amp;start=24" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2025.02.14 08:45 Fri
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久保建英スタメンのソシエダが連勝でベスト16進出! 10人ミッティランにホームで快勝【EL】

ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグ、レアル・ソシエダvsミッティランが20日にアノエタで行われ、ホームのソシエダが5-2で勝利。この結果、2戦合計7-3としたソシエダのベスト16進出が決まった。なお、ソシエダのMF久保建英は67分までプレーした。 敵地での1stレグは慣れない人工芝に苦しめられながらも、久保のゴラッソの活躍などで2-1の先勝に成功したラ・レアル。ただ、先週末のベティス戦では久保を除く主力を起用したなか、2人の退場者の影響もあって0-3の完敗。心身ともにダメージを抱える形でホーム開催の2ndレグを迎えた。 イマノル監督はそのベティス戦から先発4人を変更。サスペンションのアランブル、スビメンディの代役にエルストンド、オラサガスティを起用したほか、セルヒオ・ゴメスとベッカーに代えて久保、バレネチェアを両ウイングで起用した。 開始早々にボックス内に抜け出したバレネチェアが決定的なシュートを放つと、ホームチームに先制点が生まれる。5分、自陣ボックス内でバックパスを受けたM・ソーレンセンがキックミスとスリップでボールを失うと、これに詰めたブライス・メンデスが難なく無人のゴールへ流し込み、前回対戦に続いて立ち上がりにリードを奪った。 痛恨のミスからの失点で動揺見えるアウェイチームに対して、一気に畳みかけるソシエダは、直後にも久保のミドルシュートやセットプレー流れからオヤルバサルのボレーシュートなどで2点目に迫っていく。 すると、18分には鮮やかなロングカウンターからボックス左に抜け出したバレネチェアの折り返しをゴール前に走り込んだスチッチがワンタッチで合わせ、自分たちの流れで追加点を奪った。 ただ、前回対戦同様に2点リード後に失点を喫する。23分、相手のセットプレーの流れでバレネチェアがボックス内でカスティージョを倒してしまいPK献上。これをブクサに決められて点差を縮められる。さらに、38分にはブラーボの馬力のある仕掛けからのチャンスメークを起点にボックス中央のオソリオに鋭い左足シュートを右上隅に突き刺され、同点に追いつかれた。 2戦合計スコアでは1点リードも嫌な流れが漂うホームチーム。それでも、久保やオヤルサバルを軸に前半終盤押し返すと、ブライス・メンデス、バレネチェアの決定的なシュートは相手GKレッスルの見事なファインセーブに阻まれたが、前半アディショナルタイムには左CKの流れからペナルティアーク付近のスチッチが強烈な左足のグラウンダーシュートをゴール右に突き刺し、ドブレーテを達成。勝ち越して前半を終えた。 迎えた後半、立ち上がりの接触プレーでスチッチが負傷し、マリンの投入を余儀なくされたラ・レアル。だが、前がかるミッティランの攻撃を受け止めながら冷静にゲームを進めていく。 後半は決定機まであと一歩という場面が続いたなか、67分には久保とオラサガスティがお役御免となり、ベッカー、トゥリエンテスが投入される。この交代直後にはイーブンボールの競り合いの際にダニ・シウバの足裏がアフターの形でスベルディアの腹部に入ると、これが危険なプレーと判断されてダニ・シウバが退場に。さらに、数的優位を得たソシエダは72分にオヤルサバルが自ら得たPKをきっちり決めてダメ押しの4点目まで奪った。 これで突破を確信したイマノル監督は完全に逃げ切り態勢に入ると、後半終了間際には途中出場のザハリャン、オスカールソンのコンビでトドメも刺して5-2で勝ち切った。そして、ミッティランを連勝で退けたソシエダがベスト16進出を決めた。 レアル・ソシエダ 5-2(AGG:7-3) ミッティラン 【レアル・ソシエダ】 ブライス・メンデス(前5) ルカ・スチッチ(前18、前47) オヤルサバル(後28[PK]) オーリ・オスカールソン(後45) 【ミッティラン】 アダム・ブクサ(前24[PK]) ダリオ・オソリオ(前38) 2025.02.21 06:57 Fri

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