「彼は起爆剤であり、すべての源」ラニエリ監督が2ゴールのディバラを賞賛

2025.02.21 08:30 Fri
Getty Images
ローマクラウディオ・ラニエリ監督が20日に行われ、3-2で勝利したヨーロッパリーグ(EL)ノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグのポルト戦を振り返った。

敵地での1stレグでは退場者を出しながらも1-1のドローに持ち込んだローマ。ホームでの2ndレグでは、27分にアゲオワのゴールで先制を許したが、35分と39分にディバラがゴールネットを揺らし、逆転に成功。

さらに51分にはエウスタキオの退場で数的優位を得ると、83分に途中出場のピジッリがゴールネットを揺らし、試合を決定づける3点目。後半アディショナルタイムにレンシュのオウンゴールで1点差に詰め寄られたものの逃げ切ったローマがベスト16新出を決めた。
プレーオフ屈指の強豪対決を制したラニエリ監督は、2ゴールを決めたディバラの活躍を賞賛した。

「素晴らしい選手がいることは助けになる。ディバラは並外れた選手であると同時に、チームを鼓舞するリーダーでもある。彼はあまりしゃべらないが、しゃべるときは適切なタイミングで適切なことを言う」
「試合を立て直せたのは彼のおかげだ。チームメイトもベストを尽くしてくれた。彼は起爆剤であり、すべての源だ。フィジカル面でもコンディションはいいし、サッカーを楽しんでいるようで、常にピッチに立っていたいと思っている。彼が居てくれて良かった」

一方、10人となった相手に終盤失点を許したチームへの憤りを示した。

「試合後、私は本当にイライラしていたからロッカールームにも入らなかった。選手たちが全員で攻撃に出るのを見て、私は選手たちに自分のポジションにとどまれ、どこに行くんだ、と言い続けた。まだ時間はたくさん残っていたんだ」

「ポルトは最後の最後にもう1点決めた。このチームはもっと強いチームにならなければならない。我々はパウロのおかげで勝利を掴んだが、10対11の状態だったのだから、もっと集中しなければならなかった」

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久保建英のソシエダはユナイテッドと対戦! 毎熊晟矢のAZはトッテナムとラウンド16で激突 【UEL】

21日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)2024-25のラウンド16組み合わせ抽選会が実施された。 今シーズンから新フォーマットとなったELは、各チームが8試合を異なるチームと戦う1つのリーグ方式に。上位8チームがラウンド16にストレートインとなり、9位から24位の16チームがプレーオフでラウンド16を目指した。 日本人選手では、久保建英のレアル・ソシエダ、毎熊晟矢のAZがプレーオフから勝ち上がっている。 久保のソシエダは、3位でリーグフェーズを通過したマンチェスター・ユナイテッドと対戦。毎熊のAZは4位で通過したトッテナムとの対戦が決まった。 その他、アヤックスvsフランクフルトやローマvsアスレティック・ビルバオが実現した。 ラウンド16の1stレグは3月6日、2ndレグは同13日に開催。準々決勝は4月10日、17日、準決勝は4月1日、8日、決勝は5月21日となっている。 <h3>◆ラウンド16</h3> ※左が1stレグホーム 【1】ービクトリア・プルゼニ(16位) vs ラツィオ(1位) 【2】ーボデ/グリムト(9位) vs オリンピアコス(7位) 【3】ーアヤックス(12位) vs フランクフルト(5位) 【4】ーAZ(19位) vs トッテナム(4位) 【5】ーレアル・ソシエダ(13位) vs マンチェスター・ユナイテッド(3位) 【6】ーFCSB(11位) vs リヨン(6位) 【7】ーフェネルバフチェ(24位) vs レンジャーズ(8位) 【8】ーローマ(15位) vs アスレティック・ビルバオ(2位) <h3>◆準々決勝</h3> ※左が1stレグホーム 【9】ー【2】の勝者 vs 【1】の勝者 【10】ー【4】の勝者 vs 【3】の勝者 【11】ー【7】の勝者 vs 【8】の勝者 【12】ー【6】の勝者 vs 【5】の勝者 <h3>◆準決勝</h3> ※左が1stレグホーム 【13】ー【10】の勝者 vs 【9】の勝者 【14】ー【11】の勝者 vs 【12】の勝者 <h3>◆決勝</h3> 【13】の勝者 vs 【14】の勝者 2025.02.21 21:25 Fri
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スーレ芸術FK弾のローマがリーグ連勝でELポルト戦へ弾み! 神セーブのGK鈴木彩艶が獅子奮迅も10人パルマは4連敗…【セリエA】

セリエA第25節、パルマvsローマが16日にエンニオ・タルディーニで行われ、アウェイのローマが0-1で勝利した。なお、パルマのGK鈴木彩艶はフル出場した。 前節、カリアリに競り負けてリーグ3連敗の6戦未勝利で降格圏の18位に沈むパルマ。7戦ぶりの白星を目指した今節は前回対戦で0-5の大敗を喫した相手にリベンジを狙った。 一方、リーグ戦では6勝2分けの8戦無敗と完全復調で9位に位置するローマ。直近のヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ1stレグでは微妙な判定やクリスタンテの退場が響いて先勝を逃すも、苦手アウェイを1-1のドローで終えた。週明けにホームでのリターンレグを控えるなか、ラニエリ監督は先発5人を変更。負傷のディバラとサスペンションのクリスタンテに加え、アンヘリーニョ、ペッレグリーニ、ドフビクがベンチスタート。グルナ=ドゥアト、サラー=エディンの新戦力に2トップはショムロドフ、スーレのコンビとなった。 ボールを握るアウェイのローマ、カウンターで応戦するパルマという構図の下で試合はスタート。前線や中盤に普段の創造性を欠くローマは、サーレマーケルスとサラー=エディンの両ウイングバックを使ったサイドアタック、機動力のあるマヌ・コネ、グルナ=ドゥアトの中央での仕掛けを軸にチャンスを窺う。 一方のパルマは守備を最優先としながら、最前線のボニーの強さを活かしたロングカウンターを発動。マンとカンチェッリエーリがサイドでアクセントを付けつつ、GKスヴィラルを脅かす場面も作り出す。 一進一退のまま前半半ばを過ぎると、試合の流れを大きく左右するプレーが起きる。ショムロドフとの見事なコンビネーションでボックス内に抜け出そうとしたスーレをDFレオーニが後ろから押し倒す。当初PK判定となったものの、VARの介入によってエリア外でのファウルに変更。さらに、決定機阻止でレオーニにレッドカードが掲示された。 このFKの場面でGK鈴木は壁の味方の位置を細かく修正したが、キッカーのスーレが左足で直接狙ったシュートは壁のギリギリ上を越えて右ポストの内側を叩く理不尽な軌道を描いてゴールネットを揺らし、GKにとってはノーチャンスの一撃となった。 失点と数的不利を同時に味わう形となったパルマは前線のマンを下げてバログを投入し、[4-4-1]の形に変化。ひとまず前半はこれ以上の失点を回避するため、慎重な戦い方を選択した。 迎えた後半、マンチーニとコネを下げてネルソン、ペッレグリーニをハーフタイム明けに投入したローマ。立ち上がりから数的優位を活かして優位に進めると、51分には勝ち越しのチャンスが訪れる。 ボックス右に抜け出したスーレが左足シュートを枠に飛ばすが、GK鈴木が見事な反応で阻止。さらに、こぼれ球がファーでフリーのサラー=エディンにこぼれて流し込むだけというビッグチャンスとなったが、素早いリカバリーを見せた鈴木が驚異的な反応でセーブ。ボールはゴールラインぎりぎりで残り、GLTでもノーゴールの判定となった。 57分にもペッレグリーニに決定機が訪れたものの、左足のシュートは再びパルマの日本人守護神のビッグセーブに阻まれて2点目が遠いローマ。それでも、80%近いボール保持でパルマに攻撃のチャンスを与えず。 その後、週明けのポルト戦を睨んで主力のプレータイムをコントロールしつつ、トドメの2点目を目指したジャッロロッシだが、最後まで抜群の安定感を披露したGK鈴木から再びのゴールを奪うことはできず。 それでも、ウノゼロ勝利のローマはリーグ連勝を飾り、ポルトとの大一番へ弾みを付けた。一方、鈴木が獅子奮迅の活躍を見せたパルマだったが、厳しいリーグ4連敗となった。 パルマ 0-1 ローマ 【ローマ】 マティアス・スーレ(前33) 2025.02.17 04:03 Mon
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千両役者ディバラのドッピエッタで逆転! ローマがポルトとの強豪対決制しベスト16進出【EL】

ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグ、ローマvsポルトが20日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが3-2で勝利。この結果、2戦合計4-3としたローマがベスト16進出を決めた。 敵地での1stレグでは退場者を出しながらも1-1のドローに持ち込んだローマ。先週末のセリエAではパルマを相手に1-0の勝利を収め、良い形でホーム開催の2ndレグを迎えた。ラニエリ監督はこの大一番へ先発4人を変更。サスペンションのサーレマーケルスに代えてエル・シャーラウィを起用したほか、アンヘリーニョ、ペッレグリーニ、ディバラが復帰した。 対するポルトも先週末はファレンセに1-0で勝利。その試合からは先発5人を入れ替え、サム・アゲオワやバレラ、オタヴィオら主力を復帰させた。 試合は前回対戦同様にミラーゲームとマンツーマンの肉弾戦が強調される攻防が繰り広げられていく。 そのなかでディバラやペッレグリーニ、アンヘリーニョのところで違いを生み出すローマがより効果的にフィニッシュまで持ち込むと、ペッレグリーニやショムロドフがボックス内で際どいヘディングシュートを放つ。 一方、守勢が続いたポルトだったが、相手のミスを突いてワンチャンスを活かし切った。27分、ローマGKスヴィラルのパスミスをエウスタキオがボックス付近でカット。エウスタキオ、ファビオ・ヴィエイラの連続シュートはローマの好守に阻まれたが、ボックス中央でこぼれ球に反応したサム・アゲオワがゴールを背にしての浮き球のコントロールから見事なバイシクルシュートをゴール左隅へ突き刺した。 これで追う展開となったローマだったが、頼れるエースが決定的な仕事を果たす。35分、相手陣内右サイドでのマヌ・コネのキープからライン間でボールを受けたディバラが中央のショムロドフに預けてボックス右でリターンパスを受け直すと、鮮やかなステップワークで密集を抜けてGKの肩口を抜く巧みな左足シュートを流し込む。 さらに、畳みかけるローマは39分、右サイドで押し込んでコネからボックス右でショートパスを受けたディバラが素早い左足の振り抜きからニア下へシュートを突き刺し、圧巻のドッピエッタで一気に試合を引っくり返した。その後、セットプレーからエンディカに訪れた決定機は相手の身体を張った守備に阻まれたが、1点リードで試合を折り返した。 迎えた後半、ポルトにアクシデントが発生。51分、ボールに関係ないところでパレデスに身体をぶつけられてイラッとしたエウスタキオが思わず殴打。オンフィールド・レビューの末に報復行為と判断され、エウスタキオにレッドカード。一方のパレデスにはイエローカードが掲示された。 リードに加えて数的優位も手にしたローマは、相手を自分たちのゴールから遠ざけつつ、試合を決める3点目を狙っていく。そして、ディバラ、ショムロドフが再三際どいシュートを放っていくが、GKジオゴ・コスタの好守に阻まれる。 なんとか3失点目を回避してカウンターからワンチャンスを狙うポルトはボルジェスやモラとアタッカーを続けてピッチに投入。69分にはDFエンディカと完全に入れ替わったサム・アゲオワがボックス中央に持ち込んでシュートを放つが、これは惜しくも右ポストを叩いて絶好の同点機を逸した。 その後、互いに選手交代を行いながら試合は1点差のまま終盤に突入するが、ホームチームが押し切る。83分、厚みのある攻撃からディバラの浮き球パスに反応したアンヘリーニョがボックス左ライン際に持ち込んでプルバック。これを中央に走り込んだ途中出場のピジッリがスライディングシュートでゴール右隅に突き刺した。 ダメ押しのゴールを奪ったローマは、後半アディショナルタイムにレンシュのオウンゴールで1点差に詰め寄られたもののプレーオフ屈指の強豪対決を制し、ベスト16進出を決めた。 ローマ 3-2(AGG:4-3) ポルト 【ローマ】 パウロ・ディバラ(前35、前39) ニッコロ・ピジッリ(後38) 【ポルト】 サム・アゲオワ(前27) オウンゴール(後51) 2025.02.21 04:42 Fri

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