なでしこジャパン高倉麻子監督が5年間で蒔いた種、開いた強豪国との差

2021.08.30 20:00 Mon
◆2017~2018年:若手中心に多くの選手にチャンスを

高倉体制初の国際大会となった2017年のアルガルヴェ・カップでは、長谷川唯籾木結花をA代表デビューさせた。この年はその後の女子ユーロ2017を制するオランダ女子代表とも1勝1敗。櫨まどか上野真実大矢歩を招集するなど、なでしこリーグ2部へも目を光らせ、順調にチームは成長を遂げていた。

周囲の雑念が生まれたのはEAFF 女子E-1サッカー選手権だろうか。勝てば優勝が決まる最終節の北朝鮮女子代表戦ではまさかの完敗。最終ラインからのビルドアップやフィニッシュに至るまでのアイデアといった課題が浮き彫りになった。

2018年のアルガルヴェ・カップでも強豪相手には勝たせてもらえず、欧州女王となったオランダには2-6と歴史的な敗退を喫した。ただ、2019年のフランス女子W杯の出場権を懸けた4月のAFC女子アジアカップではオーストラリア女子代表に苦戦しながらも優勝し、チーム発足後初のタイトルを獲得。さらに8月のアジア競技大会でも優勝をさらい、アジアの中では結果を出し続けた。



高倉麻子の関連記事

5日、2025SheBelieves Cupに臨むなでしこジャパンのメンバー23名が発表された。 ニルス・ニールセン監督が新たに就任したなでしこジャパン。史上初の外国人監督を迎えた中、その初陣となるSheBelieves Cupに臨むメンバーが発表された。 これまでデンマーク女子代表、スイス女子代表を指導し 2025.02.05 19:15 Wed
日本サッカー協会(JFA)は21日、なでしこジャパンの池田太監督(53)が契約満了により退任することを発表した。なお、後任は決定次第発表される。 池田監督は、武南高校、青山学院大学と進学し、1993年から1996年まで浦和レッズでJリーガーとしてプレー。引退後は、浦和でユースのコーチや監督、トップチームのコーチな 2024.08.21 16:11 Wed
アメリカ遠征のSheBelieves Cup2024を経て、なでしこジャパンのDF熊谷紗希が6日のアメリカ女子代表戦で代表通算150試合出場、南萌華が9日のブラジル女子代表戦で同50試合出場を達成した。 熊谷は2008年3月7日のキプロスカップ、カナダ女子代表戦に途中出場し、佐々木則夫監督(現:女子委員長)の元で 2024.04.10 20:05 Wed
ポートランド・ソーンズFCは14日、なでしこジャパンのMF杉田妃和(26)との契約を2026年まで延長したことを発表した。 チームのゼネラル・マネージャー(GM)兼サッカー運営部長のカリーナ・ルブラン氏は「ヒナは明らかに特別な才能を持っていて、我々のスタイルに独特なフレアを加えてくれます。彼女のような才能と個性を 2023.12.14 15:55 Thu
サンフレッチェ広島レジーナは17日、海外挑戦のために退団を発表していた松原志歩(26)がデンマーク女子1部のフォルトゥナ・イェリングに加入することを発表した。 大阪府出身の松原はセレッソ大阪堺レディース(現:セレッソ大阪ヤンマーレディース)の出身で、アルビレックス新潟レディースへ期限付き移籍を経て、WEリーグ発足 2023.08.18 15:12 Fri

キリンチャレンジカップの関連記事

キックオフ直後から、気合という燃料を積んでいることは明らかだった。このチャンスを、モノにしてやるんだ。攻守両面でのアグレッシブなプレーから、この試合に懸ける思いは全身から溢れ出ていた。タフに右サイドを守りながら、同学年のMF久保建英と一緒に決定機も演出した。サイドバックを本職とする選手が生み出すハーモニーが顔を覗かせて 2025.11.20 21:00 Thu
ガーナ代表戦、ボリビア代表戦と続いた11月シリーズを、日本代表は2試合連続の無失点で締めくくった。その中心にいたのが、フィールドプレーヤーで唯一2試合フル出場を果たした33歳――谷口彰悟だ。2024年11月にアキレス腱を断裂。大怪我から戻ってきた男は、再び日本代表の最終ラインで存在感を放っている。2026年北中米ワール 2025.11.19 01:35 Wed
ゴール前で輝く決定力と、中盤を支える戦術眼。その両方を併せ持つ“新しいボランチ像”を、日本代表のMF鎌田大地がボリビア代表戦で体現した。開始4分、MF久保建英のクロスを胸で収め、左足で冷静に流し込んだ先制点。ボランチでありながらペナルティエリアへ侵入し、フィニッシュまで持ち込む――。クリスタルパレスと日本代表では求めら 2025.11.19 00:45 Wed
ガーナ戦で先制点を挙げた南野拓実。練習からギラつく20歳前後の若手たちに囲まれながら、30歳になった自分の立ち位置を静かに受け止めている。日本代表に呼ばれて10年。かつて自分も“勢いだけの若者”だった時代がある。その記憶を抱えながら、今はキャプテンマークを巻き、彼らの背中を押す側へ――。森保ジャパンが世代交代を迎える渦 2025.11.18 16:45 Tue
ガーナ戦のピッチに立った鹿島アントラーズの守護神・早川友基。正GK鈴木彩艶の負傷、第2GK大迫敬介の不在の中で巡ってきたチャンスを、無失点という最高の形で終えた。だが、試合後のミックスゾーンに現れた早川の表情に、満足の色はなかった。代表2戦目にして、“守るだけ”のGKでは終わらない次のステージを見据えていた。 ■ 2025.11.18 15:30 Tue

記事をさがす

高倉麻子の人気記事ランキング

1

なでしこ熊谷紗希が代表通算150試合、南萌華も通算50試合出場達成

アメリカ遠征のSheBelieves Cup2024を経て、なでしこジャパンのDF熊谷紗希が6日のアメリカ女子代表戦で代表通算150試合出場、南萌華が9日のブラジル女子代表戦で同50試合出場を達成した。 熊谷は2008年3月7日のキプロスカップ、カナダ女子代表戦に途中出場し、佐々木則夫監督(現:女子委員長)の元で高校2年生時になでしこジャパンデビュー。2011年ドイツ女子ワールドカップ(W杯)や2012年ロンドン・オリンピックでは、主軸として優勝、銀メダル獲得に大きく貢献。2015年カナダ女子W杯でも準優勝を経験した。 2017年、高倉麻子前監督にキャプテンに任命され、2019年フランス女子W杯や東京オリンピック2020に出場。池田太監督からも引き続いて主将に任命され、2023年オーストラリア&ニュージーランド女子W杯ではベスト8入り。パリ・オリンピック出場権の獲得にも貢献した。 ブラジル戦では控えに回ったが、これまでなでしこジャパン通算150試合に出場し、2得点をマークしている。 南はU-17、U-20と育成年代の女子W杯2代制覇を経験し、2019年3月2日のSheBelieves Cupブラジル戦にてなでしこジャパンデビュー。早々に代表へ定着し、フランス女子W杯メンバーにも選出され、初戦のアルゼンチン女子代表戦でW杯出場も果たした。 東京オリンピックにも出場し、2023年の女子W杯では完全な主軸に。なでしこジャパンでは通算50試合に出場し、4ゴールをマーク。なでしこデビューとなったSheBelieves Cupのブラジル戦という、同じシチュエーションで節目を飾ることとなった。 2024.04.10 20:05 Wed