シーソーゲームの決勝もPK戦決着、アメリカ守護神が3本ストップしカナダを退け7度目の優勝!【SheBelieves Cup】
2024.04.10 15:40 Wed
SheBelieves Cup2024の決勝、アメリカ女子代表vsカナダ女子代表がロウアー・ドットコム・フィールドで現地時間9日に行われ、2-2で90分を終了。PK戦をアメリカが5-4で制し、5大会連続の優勝を飾った。
先制したカナダだが、前半終了直前にジョーディン・ウイテマが負傷交代となるアクシデント。一方、追い掛けるアメリカはハーフタイムでなでしこ戦で同点弾の起点となサム・コフィーを下げ、マロリー・スワンソンを送り込む。
するとそのアメリカは50分、ティアーナ・デイビッドソンが敵陣中央から右斜めへのパスを通し、ジェイディン・ショーが丁寧に落とすと、ボックス手前右のソフィア・スミスがジェシー・フレミングをボディフェイントでかわし、ペナルティアーク右から左足を一閃。左隅へとミドル弾を沈めた。
追い掛ける展開となったカナダも84分、レオンがローレンスとのワンツーでボックス内右へ侵入すると、クリスタル・ダンのファウルを誘発してPKを獲得。これをレオンが自ら沈めて86分に同点に追い付く。
勢いに乗じたカナダは90分にもCKから決定機を迎えるが、カデイシャ・ブキャナンのヘディングは惜しくもクロスバーを叩き、乾いた音を立てて2-2で90分を終了。勝敗はPK戦に委ねられた。
PK戦は両チームともに5人中3人が成功し、2人が失敗。7人目までもつれると、先攻カナダのエーブリヌ・ビアンのキックをGKネイハーが読み切り、3本目のPKストップを披露すると、アメリカはエミリー・フォックスが成功。激闘を制し、5大会連続7度目の優勝を飾っている。
アメリカ女子代表 2-2(PK5-4) カナダ女子代表
【アメリカ】
ソフィア・スミス(50分、68分)
【カナダ】
アドリアーナ・レオン(40分、86分[PK])
PR
準決勝ではなでしこジャパンに2-1と逆転勝ちを収めたアメリカと、ブラジル女子代表をPK戦で下したカナダ女子代表。3月7日の2024CONCACAF W ゴールドカップ準決勝でも顔を合わせた両者は、当時2-2からのPK戦でアメリカが勝利を収めていた。この試合で先手を取ったのはカナダだった。40分、右サイド裏へのボールで相手とのスプリント勝負を制したアシュリー・ローレンスが、対応に飛び出してきたGKアリッサ・ネイハーとバイタルエリアで交錯。ルーズボールをディアン・ローズがつなぎ、アドリアーナ・レオンが空いたゴールへと流し込んだ。するとそのアメリカは50分、ティアーナ・デイビッドソンが敵陣中央から右斜めへのパスを通し、ジェイディン・ショーが丁寧に落とすと、ボックス手前右のソフィア・スミスがジェシー・フレミングをボディフェイントでかわし、ペナルティアーク右から左足を一閃。左隅へとミドル弾を沈めた。
64分にはアレックス・モーガンを下げてトリニティ・ロッドマンを投入したアメリカは、その4分後に流れるような連続の縦パスから逆転ゴールを奪取。自陣中央のリンジー・ホラン、ショーとつながり、スルーパスにロッドマンが抜け出す。2人を引きつけてのラストパスを受け、再びスミスがネットを揺らした。
追い掛ける展開となったカナダも84分、レオンがローレンスとのワンツーでボックス内右へ侵入すると、クリスタル・ダンのファウルを誘発してPKを獲得。これをレオンが自ら沈めて86分に同点に追い付く。
勢いに乗じたカナダは90分にもCKから決定機を迎えるが、カデイシャ・ブキャナンのヘディングは惜しくもクロスバーを叩き、乾いた音を立てて2-2で90分を終了。勝敗はPK戦に委ねられた。
PK戦は両チームともに5人中3人が成功し、2人が失敗。7人目までもつれると、先攻カナダのエーブリヌ・ビアンのキックをGKネイハーが読み切り、3本目のPKストップを披露すると、アメリカはエミリー・フォックスが成功。激闘を制し、5大会連続7度目の優勝を飾っている。
アメリカ女子代表 2-2(PK5-4) カナダ女子代表
【アメリカ】
ソフィア・スミス(50分、68分)
【カナダ】
アドリアーナ・レオン(40分、86分[PK])
PR
1
2
カデイシャ・ブキャナン
アシュリー・ローレンス
ディアン・ローズ
アドリアーナ・レオン
ジョーディン・ウイテマ
マロリー・スワンソン
ソフィア・スミス
ジェシー・フレミング
アレックス・モーガン
リンジー・ホラン
ネット
クリスタル・ダン
トリニティ・ロッドマン
カナダ女子代表
アメリカ女子代表
カデイシャ・ブキャナンの関連記事
カナダ女子代表の関連記事
記事をさがす
|
カデイシャ・ブキャナンの人気記事ランキング
1
策的中のチェルシーが歴史的先勝!バルセロナはホームで5年ぶり黒星…フランス勢対決はリヨンがPSGを大逆転【UWCL】
20日、UEFA女子チャンピオンズリーグ準決勝1stレグの2試合が各地で行われ、チェルシーとリヨンが先勝した。 チェルシーは前回王者バルセロナの敵地に乗り込み、エリン・カスバートのゴールで1-0と勝利を収めた。なお、なでしこジャパンのFW浜野まいかはメンバー外だった。 37分、チェルシーは左の深い位置で押し込み、シェーケ・ニュスケンがボックス左でタメを作って中央へ。受けたスコットランド女子代表MFは、ボディフェイントで対峙相手をかわしての右足フィニッシュを叩き込んだ。 バルセロナは51分、パトリシア・ギハーロのシュートをブロックしたカデイシャ・ブキャナンのハンドを誘発し、PKを獲得する。だが、VARからの進言とオンフィールドレビュー(OFR)の結果、ブキャナンにマークされていたサルマ・パラジュエロがオフサイドポジションで、ブロック対象者への影響があったと判断されてPKは取り消された。 バルセロナがホームでの公式戦で敗れたのは2019年2月以来5年ぶり。枠内シュートも1本に抑えられ、2022年4月以来の無得点試合にもなった。 また、データサイト『Opta』によれば、イングランドのチームがUWCL準決勝1stレグで勝利したのは、15回目にして初のとのこと。5バックで堅牢な守備を敷くエマ・ヘイズ監督の策がはまった。 また、準決勝のもう1試合、フランス勢対決となったリヨンvsパリ・サンジェルマン(PSG)は、マリー・アントワネット・カトトの2ゴールでPSGが先行したが、歴代最多8度の優勝を誇るリヨンの意地が勝り、80分以降に3点を奪っての逆転勝ちを収めている。 運命の2ndレグは、チェルシーvsバルセロナが27日にスタンフォード・ブリッジで、PSGvsリヨンが28日にパルク・デ・プランスにて行われる。 ◆UWCL準決勝1stレグ バルセロナ 0-1 チェルシー リヨン 3-2 PSG <span class="paragraph-title">【動画】キャプテンの一撃でチェルシーがバルセロナに歴史的勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tNozOYWYDcU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】リヨンが2点差をひっくり返しPSGに先勝</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="AcouKtu1YSA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.21 21:00 Sunカナダ女子代表の人気記事ランキング
1
ドローンでのスパイ行為が問題のカナダ女子代表らが1年間の活動禁止処分に…チームには勝ち点剥奪と罰金処分が科される
国際サッカー連盟(FIFA)は27日、カナダ女子代表のビバリー・プリーストマン監督に1年間の活動停止処分を科したと発表した。また、スタッフのジョセフ・ロンバルディとジャスミン・マンダーも同様の処分を受けた。 事の発端は、22日にニュージーランド女子代表がドローンでトレーニングを撮影されていることを報告。その結果、カナダ女子代表チームの非公認の分析官であるロンバルディ氏がドローンを飛ばしていたことが判明。アシスタントコーチのマンダー氏と共にチームを外されることとなった。 また、その後にプリーストマン監督も調査を受けるために職務停止となり、パリ・オリンピックから追放されていた。 これを受け、調査を開始したFIFAは提出されたすべての証拠を評価した結果、「カナダ女子代表チームによるドローンの使用に関連して、攻撃的な行動とフェアプレーの原則違反の責任が認められた」との決定を下した。 これにより、関係者と思われる3人には上記の処分が下され、カナダ女子代表にはパリ・オリンピックでの勝ち点6剥奪と、20万スイスフラン(約3500万円)の罰金処分が科されることとなった。 なお、CSAは10日以内ならスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴することができるとのことだ。 2024.07.28 07:00 Sun2
ドローンで偵察…東京五輪で金メダルのカナダ女子代表が衝撃の愚行、非公認分析官の行為で監督は初戦の指揮辞退…FIFAも懲戒処分へ
パリ・オリンピックのサッカー競技が24日からスタート。先陣を切って男子サッカーがスタートした中、25日には女子サッカーがスタートする。しかし、その開幕を前に、カナダ女子代表が大問題を起こしていた。 事件が起こったのは22日のこと。ニュージーランド女子代表が初戦に向けてトレーニングをしていたところ、上空にドローンが飛んでいたことを発見。ニュージーランドオリンピック委員会(NZOC)が報告した。 なんと、このドローンを飛ばしていたのはカナダ女子代表。両者はグループAに入っており、25日の初戦で対戦する予定だ。 国際サッカー連盟(FIFA)は、この報告を受けて声明を発表。カナダに対しての懲戒手続きを進めるとした。 「FIFA懲戒委員会は、女子のオリンピックサッカーで、カナダ代表の非公認メンバーがドローンを使用し、ニュージーランド女子代表を記録していたと見られる事件を受け、FIFA懲戒規程第13条及び、第33回パリ2024オリンピック本大会、サッカートーナメント競技規則第6.1条に違反した可能性があるとして、カナダサッカー協会のビバリー・プリーストマン氏、ジョセフ・ロンバルディ氏、ジャスミン・マンダー氏に対すす訴訟手続きを開始した。この問題は数日以内に、懲戒委員会に審議のために提出される予定である」 カナダオリンピック委員会(COC)によれば、カナダ女子代表のアシスタントコーチであるマンダー氏が、非公認の分析官であるロンバルディ氏が提出したスカウトの報告書を受け取ったとのこと。これはドローンで撮影したものをもとに作られたとし、いわゆる偵察を行っていたということとなる。 カナダ女子代表を指揮するプリーストマン監督は、今回の剣を受けて自身が責任を負う年、初戦であるニュージーランド女子代表戦で指揮を執らないことを決断した。なお、マンダー氏、ロンバルディ氏はすでに帰国させられているという。 プリーストマン監督は「まず第一に、ニュージーランド女子代表の選手とスタッフ、そしてカナダ女子代表の選手たちに謝罪したい。これは我々のチームが掲げる価値観を反映するものではない」と謝罪。「我々のプログラムにおける行動の最終的な責任は私にある」とした。 また、COCによると、24日にロンバルディ氏が当局に拘束されたことを確認。「COCはフェアプレーを支持しており、衝撃を受け、失望している」と今回の行動を非難。「ニュージーランドサッカー協会、影響を受けた全ての選手、そしてニュージーランドオリンピック委員会に心から謝罪します」としている。 カナダ女子代表は2021年の東京オリンピックで金メダルを獲得。2012年のロンドン、2016年のリオ・デ・ジャネイロで銅メダルを連続で獲得しており、4大会連続でのメダルも期待された中、衝撃的な幕開けとなった。 2024.07.25 17:40 Thu3
「本当に心が痛む」ドローン使用で追放されたカナダ女子代表監督が謝罪声明、協会の調査には「全面的に協力する」…国は資金援助停止を表明「完全に不公平」
ドローンを使用した偵察問題に揺れるカナダ女子代表。オリンピックから追放され、職務停止処分を受けているビバリー・プリーストマン監督が声明を発表した。 事の発端は、22日にニュージーランド女子代表がドローンでトレーニングを撮影されていることを報告。その結果、カナダ女子代表チームの非公認の分析官であるロンバルディ氏がドローンを飛ばしていたことが判明。アシスタントコーチのマンダー氏と共にチームを外されることとなった。 その後、カナダサッカー協会(CSA)はプリーストマン監督に対して、調査が終了するまでの職務停止を言い渡し、カナダオリンピック委員会(COC)は監督をオリンピックの代表団から外すことも決定した。 さらに、国際サッカー連盟(FIFA)は調査の結果、カナダ女子代表に対してパリ・オリンピックでの勝ち点6の剥奪と20万スイスフラン(約3500万円)の罰金処分を決定。また、プリーストマン監督に対して1年間の活動禁止処分を下していた。 そんな中、プリーストマン監督は28日に声明を発表。謝罪した。 「選手たちを思うと、本当に心が痛みます。この状況が、彼女たち全員に与えた影響について、心からお詫び申し上げます」 「2023年の非常に困難な年を経て、彼女たちがどれほど懸命に努力してきたか。そして、彼女たちがスポーツマンシップと誠実さをとても大切にする集団であることを私は知っています」 「私はこのプログラムをより良くするために全身全霊で戦いましたが、その多くは誰にも知られることも理解されることもありません」 「もっと話したいのですが、控訴手続きと進行中の捜査を考えると、現時点では控えさせていただきます」 「フィールド上のチームのリーダーとして、責任を取りたいと思います。調査には全面的に協力するつもりです」 一方で、カナダ政府は今回のFIFAからの処分を受け、カナダ女子サッカーに対する資金援助を保留することを表明した。 「カナダの選手にとっても、対戦相手にとっても完全に不公平だ。試合そのものの品位を損なうものだ」 「女子のプログラムは、スポーツカナダから資金援助を受けているため、FIFAから制裁を受けている間、活動停止となったカナダサッカー関係者への資金援助は差し控える」 2024.07.29 11:45 Mon4