後半に流れを変えたアメリカがブラジルを下して3大会ぶり5度目の金メダル【パリ五輪】

2024.08.11 02:05 Sun
Getty Images
パリ・オリンピック(五輪)女子サッカー決勝、ブラジル女子代表vsアメリカ女子代表が10日に行われ、0-1でアメリカが勝利した。

準決勝でグループステージの再戦となったスペイン女子代表戦を制したブラジルと、ドイツ女子代表に競り勝ったアメリカの決勝。

開始2分、ルドミラがゴールに迫ったブラジルがアグレッシブな入りを見せると、16分にも先制のチャンス。ボックス左で仕掛けたルドミラがカットインからシュートを叩き込んだが、その前にオフサイドがあってノーゴールに。
守勢のアメリカは26分、スワンソンが左サイドを独走してGK強襲のシュートを浴びせるも、追加タイム2分にブラジルはポルティージョのボレーでGKを強襲し、良い流れで前半を終えた。

しかし迎えた後半はアメリカがダイレクトに前へボールを運ぶ展開でリズムを掴むと、57分に先制する。アルベルトのスルーパスをボックス左で受けたスワンソンがGKとの一対一を仕留めた。
苦しいブラジルはレジェンドのマルタを投入。終盤にかけても好機を作れず、10分の追加タイムが与えられた中、同4分にはアドリアーナのダイビングヘッドでゴールに迫ったが、GKネイハーの好守に阻まれタイムアップ。

初の金メダルを目指したブラジルをまたも退けたアメリカが3大会ぶり5回目の金メダルを獲得している。

ブラジル女子代表 0-1 アメリカ女子代表
【アメリカ女子代表】
マロリー・スワンソン(57分)

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