不屈の精神、後半AT12分のゴールで五輪連覇の可能性残す! 勝ち点6減点のカナダ女子代表が開催国撃破で連勝! ドローンスキャンだにもめげず、3連勝なら準々決勝へ【パリ五輪】
2024.07.29 14:15 Mon
スキャンダルにも動じない不屈の精神を選手たちは見せつけている。
パリ・オリンピックも各競技が連日行われる中、サッカー競技は男女ともに第2節が終了。男子ではU-23日本代表をはじめ、グループステージ突破を決めた国が出る中、女子もなでしこジャパンが劇的勝利を収めるなど、激闘が続いている。
その中で、大会前に影を落としたのがカナダ女子代表。コーチングスタッフがドローンを使用して初戦の相手であるニュージーランド女子代表の練習を偵察。これが訴えられると、関与した2人のスタッフの帰国とともに、チームを指揮していたビバリー・プリストマン監督も職務停止処分を受けることとなった。
さらに調査の結果、国際サッカー連盟(FIFA)はプリストマン監督に1年間の活動禁止処分を下すとともに、カナダ女子代表に対してはパリ五輪の戦いから勝ち点6をマイナスするという処分を与えた。
グループステージは3試合しか行われず、勝ち点は最大で「9」。上位2カ国と3位のうちの上位2カ国が準々決勝に進むというレギュレーションとなっている。
スキャンダルに揺れる中で開催国との戦いという厳しい状況。すると、試合はフランスが42分にマリー・アントワネット・カトトのゴールで先制。左サイドから崩すと、ボックス内左でパスを受けたカトトがニアサイドを撃ち抜いた。
ビハインドで折り返したカナダだったが、後半に入り反撃。58分、右サイドを仕掛けたアシュリー・ローレンスのクロスをGKポーリーヌ・ペロー=マニャンが弾くと、こぼれ球をジェシー・フレミングが蹴り込みカナダが同点に追いつく。
その後、両チームに負傷者が出るなどして長いアディショナルタイムがとられることに。追いつかれたフランスは猛攻を仕掛けるも、カナダの前に追加点を奪えない。
すると迎えたアディショナルタイム12分、ボックス手前中央で右からのパスをジョーディン・ウイテマがダイレクトシュート。負傷のペロー=マニャンに代わってゴールを守っていたGKコンスタンス・ピコーが弾くも、ボックス内にいたヴァネッサ・ジルが跳ね返りを押し込み、カナダが奇跡の逆転に成功。1-2で連勝を収めた。
勝ち点6を減点されているカナダは連勝を収めたものの勝ち点はやっと「0」に。コロンビア女子代表が勝ち点3で首位、2位にフランスが勝ち点3、カナダは3位という状況に立っており、最終戦でコロンビアに勝利すれば奇跡のグループステージ突破が確定。一方で勝利以外は敗退が確定する。
フランス女子代表 1-2 カナダ女子代表
1-0:42分 マリー・アントワネット・カトト(フランス)
1-1:58分 ジェシー・フレミング(カナダ)
1-2:90分+12 ヴァネッサ・ジル(カナダ)
パリ・オリンピックも各競技が連日行われる中、サッカー競技は男女ともに第2節が終了。男子ではU-23日本代表をはじめ、グループステージ突破を決めた国が出る中、女子もなでしこジャパンが劇的勝利を収めるなど、激闘が続いている。
その中で、大会前に影を落としたのがカナダ女子代表。コーチングスタッフがドローンを使用して初戦の相手であるニュージーランド女子代表の練習を偵察。これが訴えられると、関与した2人のスタッフの帰国とともに、チームを指揮していたビバリー・プリストマン監督も職務停止処分を受けることとなった。
グループステージは3試合しか行われず、勝ち点は最大で「9」。上位2カ国と3位のうちの上位2カ国が準々決勝に進むというレギュレーションとなっている。
カナダはグループAに入り、初戦でニュージーランド相手に2-1で勝利。そして28日に行われた第2戦では開催国のフランス女子代表と対戦した。
スキャンダルに揺れる中で開催国との戦いという厳しい状況。すると、試合はフランスが42分にマリー・アントワネット・カトトのゴールで先制。左サイドから崩すと、ボックス内左でパスを受けたカトトがニアサイドを撃ち抜いた。
ビハインドで折り返したカナダだったが、後半に入り反撃。58分、右サイドを仕掛けたアシュリー・ローレンスのクロスをGKポーリーヌ・ペロー=マニャンが弾くと、こぼれ球をジェシー・フレミングが蹴り込みカナダが同点に追いつく。
その後、両チームに負傷者が出るなどして長いアディショナルタイムがとられることに。追いつかれたフランスは猛攻を仕掛けるも、カナダの前に追加点を奪えない。
すると迎えたアディショナルタイム12分、ボックス手前中央で右からのパスをジョーディン・ウイテマがダイレクトシュート。負傷のペロー=マニャンに代わってゴールを守っていたGKコンスタンス・ピコーが弾くも、ボックス内にいたヴァネッサ・ジルが跳ね返りを押し込み、カナダが奇跡の逆転に成功。1-2で連勝を収めた。
勝ち点6を減点されているカナダは連勝を収めたものの勝ち点はやっと「0」に。コロンビア女子代表が勝ち点3で首位、2位にフランスが勝ち点3、カナダは3位という状況に立っており、最終戦でコロンビアに勝利すれば奇跡のグループステージ突破が確定。一方で勝利以外は敗退が確定する。
フランス女子代表 1-2 カナダ女子代表
1-0:42分 マリー・アントワネット・カトト(フランス)
1-1:58分 ジェシー・フレミング(カナダ)
1-2:90分+12 ヴァネッサ・ジル(カナダ)
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パリ五輪でドローンでのスパイ行為発覚、調査終了しカナダ女子代表のプリーストマン監督ら3名が解雇
カナダサッカー協会(CSA)は12日、パリ・オリンピック期間中に発覚したドローンの不正使用問題の独立調査の結果を発表。停職処分を受けていたカナダ女子代表のビバリー・プリーストマン監督(38)が解雇されることとなった。 また、アシスタントコーチのジャスミン・マンダー氏とアナリストのジョセフ・ロンバルディ氏も解雇されている。 問題が発覚したのはパリ・オリンピックの試合に向けたトレーニングでのこと。7月222日にニュージーランド女子代表がドローンでトレーニングを撮影されていることを報告。その結果、カナダ女子代表の非公認のアナリストであるロンバルディ氏がドローンを飛ばしていたことが判明。アシスタントコーチのマンダー氏と共にチームを外されることとなった。 また、プリーストマン監督に対しても、調査が終わるまで職務停止処分が下されており、カナダオリンピック委員会(COC)は監督をオリンピックの代表団から外すことも決定。国際サッカー連盟(FIFA)はパリ・オリンピックでの勝ち点6の剥奪と20万スイスフラン(約3500万円)の罰金処分と共に、プリーストマン監督に1年間の活動禁止処分を下していた。 CSAは、この件について独立委員会を設置して調査をスタート。女子代表チームのコーチ陣、男子代表チームのコーチ陣、選手、本社スタッフ、元従業員、カナダサッカーのCEOおよび取締役会長など、組織全体および関連知識を持つその他の個人からの証拠が検討されたという。 この結果、「女子代表チームのコーチのうち2人が、女子代表チームのコーチ陣の3人目のメンバーがパリオリンピックで対戦チームの練習をドローンで撮影する行為を指示、承認、容認していた」ことが確認されたものの、撮影された映像は選手たちには見せていなかったという。 また、男子代表チームの元監督によるカナダサッカー行動倫理規定の潜在的な違反が確認されたようだ。 加えて、アシスタントコーチやスタッフの中には、対戦相手へのスパイ行為に不快感を覚えていた者もいたようだが、監督の権威に異議を唱えることはできなかった者もいたとのこと。東京オリンピックでは新型コロナウイルス(COVID-19)による厳しい監視体制もあり、スパイ行為は確認されなかったようだ。 これまでもスパイ行為のために一部のコーチやスタッフのみが知る中で、ドローンが使用されていたとのこと。CSAは、この結果を受け、前述の3名は職務に復帰することはなく、新監督やコーチングスタッフの選定をスタートさせるとした。 2024.11.13 17:10 Wed2
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