スキャンダルに揺れたW杯女王のスペイン、凱旋試合でスイスを圧倒し5発快勝【UEFA女子NL】

2023.09.27 12:50 Wed
2ゴールの活躍を見せたW杯MVPのアイタナ・ボンマティ
©︎RFEF
2ゴールの活躍を見せたW杯MVPのアイタナ・ボンマティ
騒動の渦中にあるスペイン女子代表が、快勝を収めた。26日、UEFA女子ネーションズリーグ グループA4第2節が行われ、スペインはスイス女子代表をホームに迎えた。

ルイス・ルビアレス元会長によるFWジェニファー・エルモソへのキス事件が大きな騒動となり、選手は招集をボイコットを表明するなどに発展したスペイン。長時間の話し合いの結果、収束に向かった。
22日に行われた初戦のスウェーデン女子代表戦では、土壇場のPK弾で2-3と勝利したスペイン。スキャンダル後の初となるホームゲームでは、両選手が集まり「Se Acabo(もう終わった).Our fight is the global fight(私たちの戦いは世界の戦い).」というバナーを掲げていた。

ファンからは「チャンピオンの皆さん、ピッチ内外での戦いに感謝します」と書かれた横断幕を掲げてスペイン女子代表戦のチームバスを出迎えることに。その後押しを受けた選手たちは躍動した。
試合は15分、バックパスを相手GKが蹴り出すと、マリオナ・カルデンテイがプレスをかけてブロック。パスを受けたルシア・ガルシアが蹴り込んで先制する。

その後はスイスに抑え込まれるも、前半アディショナルタイムにはオルガ・カルモナがボックス左からのクロス。これをアイタナ・ボンマティがダイレクトボレーで合わせて追加点を奪う。

2-0で後半を迎えると、49分にはボックス内でキープしたアレクシア・プテジャスの落としを受けたボンマティがボックス内から蹴り込み3点目。57分にはアテネア・デル・カスティージョのシュートがセーブされるも、こぼれ球をインマ・ガバーロが蹴り込んで4点目を奪う。

さらに87分には左CKのクリアボールを、ボックス手前でマイテ・オロスがダイレクトシュート。鋭いシュートがネットに突き刺さり、5-0で勝利。連勝スタートとなった。

スペイン女子代表 5-0 スイス女子代表

1-0:15分 ルシア・ガルシア(スペイン)
2-0:45分+1 アイタナ・ボンマティ(スペイン)
3-0:49分 アイタナ・ボンマティ(スペイン)
4-0:57分 インマ・ガバーロ(スペイン)
5-0:87分 マイテ・オロス(スペイン)

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ナイジェリアに3発快勝のなでしこが2大会連続のベスト8進出!【パリ五輪】

なでしこジャパンは7月31日、パリ・オリンピック(五輪)グループC最終節でナイジェリア女子代表と対戦し、3-1で勝利した。この結果、2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。 2日前のブラジル女子代表戦を谷川萌々子の劇的弾で逆転勝利したなでしこは、その試合からスタメンを4人変更。長野風花や宮澤ひなた、古賀塔子、南萌華に代えて植木理子、北川ひかる、林穂之香、石川璃音をスタメンで起用した。 グループステージ初勝利を狙うナイジェリアに対し、なでしこは最前線に田中美南、2シャドーに浜野まいかと植木理子を据えた[3-4-2-1]の布陣で臨んだ。 開始7分に左サイドでボールを受けた北川のピンポイントクロスから田中がファーストシュートを放ったなでしこは、その後も両ウィングバックの北川と守屋都弥を両サイドを経由し、攻撃を組み立てる。 ボール保持はイーブンも効果的な守備で優位に立つなでしこは、スムーズにボールをアタッキングサードまで運ぶと、22分に先制する。長谷川唯のスルーパスでDFの裏に抜け出した植木がボックス左から侵入すると、相手GKを引きつけてラストパス。最後は並走した浜野が無人のゴールにシュートを流し込んだ。 先制したなでしこは、クーリングブレイク直後に再びスコアを動かす。32分、高橋はなのロングスルーパスをボックス右手前の田中がフリックすると、右サイド深くまで駆け上がった守屋のダイレクトクロスを走り込んだ植木がヘディングシュート。これはクロスバーを直撃したが、跳ね返りに反応した田中が倒れ込みながら左足で合わせ、ゴールネットを揺らした。 リードを広げたなでしこだったが、前半終盤に失点する。42分、石川のミスパスをトニー・ペインにカットされると、パスを受けたエチェギニがユチェイベとのワンツーでペナルティアーク内まで侵入し、ダイレクトシュートをゴール左に突き刺した。 このまま前半終了かと思われたが、なでしこは前半アディショナルタイム5分にセットプレーから追加点を挙げる。バイタルエリア中央右で田中がデメヒンに倒されてFKを獲得すると、北川の直接FKがゴール右に突き刺さり、3-1で前半を終えた。 ハーフタイムに田中を下げて清家貴子を投入したなでしこは、後半から植木を1トップに入り、清家が2シャドーの左に入った。 後半は一進一退の展開が続いたが、なでしこは52分に再びチャンス。ボックス左深くまで切り込んだ北川のクロスを競り合った守屋がアジバデに押し倒されると、主審はPKを宣告。しかし、オンフィールドレビューの末にノーファウルと判定され、このPKは取り消された。 その後も互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。そんななか、なでしこは試合終了間際に決定機を迎える。98分、ドリブルでボックス右から侵入した清家がシュート。これは相手DFにブロックされたが、こぼれ球を清家がダイレクトで折り返すと、ゴール前の千葉玲海菜がフリーでシュートを放ったが、これはゴール左に外れた。 結局、試合はそのまま3-1でタイムアップ。ブラジル、ナイジェリアに連勝したなでしこが、2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。 また、同時刻開催のブラジル女子代表vsスペイン女子代表は0-2でスペインが勝利。この結果、スペインがグループ首位通過、グループ3位のブラジルは各グループ3位の中で上位2カ国に入れば、決勝トーナメント進出となる。 なでしこジャパン 3-1 ナイジェリア女子代表 【なでしこジャパン】 浜野まいか(前22) 田中美南(前32) 北川ひかる(前50) 【ナイジェリア】 ジェニファー・エチェギニ(前42) ◆出場メンバー ()内=途中出場選手 GK 山下杏也加 DF 高橋はな、熊谷紗希、石川璃音 MF 守屋都弥(→千葉玲海菜 80)、林穂之香、長谷川唯(→長野風花 60)、北川ひかる(→宮澤ひなた 60) FW 浜野まいか、田中美南(→清家貴子 HT)、植木理子(→谷川萌々子 93) <span class="paragraph-title">【動画】まるで中村俊輔! 北川ひかるの完璧FKが決まる!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="o-WAj3EpYjQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.08.01 02:11 Thu
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なでしこは再びベスト8で涙…ドローン問題に揺れたカナダも連覇逃す! スペインは土壇場勝利、ブラジルも開催国撃破【パリ五輪】

3日、パリ・オリンピックの女子サッカー準々決勝が行われた。 3大会ぶりのメダル獲得を目指したなでしこジャパンはアメリカ女子代表と対戦。粘り強くしっかりと戦ったものの、決定力不足を露呈。チャンスを生かしきれないでいると、延長戦まで持つれた試合で1-0と敗戦。男子と同じベスト8での敗退となった。 その他、連覇を目指したカナダ女子代表はドイツ女子代表と対戦。東京五輪で金メダルを獲得したカナダだったが、初戦の前にドローンを不正使用し、相手チームを偵察するという大問題が発生。勝ち点6の剥奪、ビバリー・プリーストマン監督の五輪追放&職務停止など苦境に立たされていた。 それでも連覇を目指し、グループステージ3連勝で勝ち点-6のスタートを跳ね除けたが、ドイツ戦ではゴールを奪えず。ゴールレスのままPK戦に突入したが、2-4で敗戦。連覇の夢は潰えることとなった。 なでしこジャパンが初戦で敗れ、ワールドカップ女王として初の五輪に臨んでいるスペイン女子代表は、コロンビア女子代表と対戦。試合は予想に反してコロンビアが主導権を握る展開となる。 12分にマイラ・ラミレスのゴールでコロンビアが先制すると、0-1で迎えた後半にはレイシー・サントスが追加点を奪い、スペイン相手に2点のリードお奪う。 思わぬ苦戦を強いられたスペインだったが、79分に右サイドから崩すと、クロスをGKが弾ききれず、こぼれ球をボックス内でジェニファー・エルモソが蹴り込み1点差に。それでも時間がほとんどないなか、後半アディショナルタイム7分にボックス左からサルマ・パラジュエロがクロスを入れると、イレーネ・パレデスがダイレクトで合わせて土壇場で追いつくことに成功する。 延長戦はゴールが生まれずにPK戦へ。コロンビアの1人目をGKがセーブすると、コロンビアの3人目も失敗。スペインは4人目のアイタナ・ボンマティが成功し、4-2で勝利を収めた。 開催国のフランス女子代表は、ブラジル女子代表と対戦。レジェンドのマルタが危険なファウルで出場停止となったブラジルが開催国に挑んだ中、なかなかゴールが生まれない展開となる。 延長戦にも入っていくかと思われた中、82分、スローインから攻め込むと、背後へのパスに対して反応したガビ・ポルティーリョが抜け出し、GKとの一対一を制して先制。ブラジルが逃げ切り、ベスト4進出を決めた。 なお、準決勝のカードはアメリカvsドイツ、ブラジルvsスペインに決定。6日の深夜に行われる。 ◆準々決勝 アメリカ女子代表 1-0 なでしこジャパン 【アメリカ】 トリニティ・ロッドマン(延前105+2) スペイン女子代表 2-2(4PK2) コロンビア女子代表 【スペイン】 ジェニファー・エルモソ(後34) イレーネ・パレデス(後45+7) 【コロンビア】 マイラ・ラミレス(前12) レイシー・サントス(後7) カナダ女子代表 0-0(2PK4) ドイツ女子代表 フランス女子代表 0-1 ブラジル女子代表 【ブラジル】 ガビ・ポルティーリョ(後37) 2024.08.04 10:35 Sun
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スキャンダルに揺れたW杯女王のスペイン、凱旋試合でスイスを圧倒し5発快勝【UEFA女子NL】

騒動の渦中にあるスペイン女子代表が、快勝を収めた。 26日、UEFA女子ネーションズリーグ グループA4第2節が行われ、スペインはスイス女子代表をホームに迎えた。 ルイス・ルビアレス元会長によるFWジェニファー・エルモソへのキス事件が大きな騒動となり、選手は招集をボイコットを表明するなどに発展したスペイン。長時間の話し合いの結果、収束に向かった。 22日に行われた初戦のスウェーデン女子代表戦では、土壇場のPK弾で2-3と勝利したスペイン。スキャンダル後の初となるホームゲームでは、両選手が集まり「Se Acabo(もう終わった).Our fight is the global fight(私たちの戦いは世界の戦い).」というバナーを掲げていた。 ファンからは「チャンピオンの皆さん、ピッチ内外での戦いに感謝します」と書かれた横断幕を掲げてスペイン女子代表戦のチームバスを出迎えることに。その後押しを受けた選手たちは躍動した。 試合は15分、バックパスを相手GKが蹴り出すと、マリオナ・カルデンテイがプレスをかけてブロック。パスを受けたルシア・ガルシアが蹴り込んで先制する。 その後はスイスに抑え込まれるも、前半アディショナルタイムにはオルガ・カルモナがボックス左からのクロス。これをアイタナ・ボンマティがダイレクトボレーで合わせて追加点を奪う。 2-0で後半を迎えると、49分にはボックス内でキープしたアレクシア・プテジャスの落としを受けたボンマティがボックス内から蹴り込み3点目。57分にはアテネア・デル・カスティージョのシュートがセーブされるも、こぼれ球をインマ・ガバーロが蹴り込んで4点目を奪う。 さらに87分には左CKのクリアボールを、ボックス手前でマイテ・オロスがダイレクトシュート。鋭いシュートがネットに突き刺さり、5-0で勝利。連勝スタートとなった。 スペイン女子代表 5-0 スイス女子代表 1-0:15分 ルシア・ガルシア(スペイン) 2-0:45分+1 アイタナ・ボンマティ(スペイン) 3-0:49分 アイタナ・ボンマティ(スペイン) 4-0:57分 インマ・ガバーロ(スペイン) 5-0:87分 マイテ・オロス(スペイン) <span class="paragraph-title">【動画】騒動もなんのその!W杯女王のスペイン女子代表が凱旋試合で完勝</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="NPgF6ZdkZ8A";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.09.27 12:50 Wed
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「幸せで興奮している」初の五輪でリベンジ達成、スペイン女子代表監督はなでしこジャパンを称える「素晴らしいライバル」

スペイン女子代表のモンセ・トメ監督が、なでしこジャパンとの戦いを振り返った。スペイン『アス』が伝えた。 25日、パリ・オリンピックの女子サッカーが開幕。スペイン女子代表は、なでしこジャパンと初戦で対戦した。 2023年の女子ワールドカップ(W杯)女王として臨む今大会。スペインにとっては初のオリンピックとなる中、そのW杯で敗れた日本との対戦となった。 試合はスペインのペースで入る中で、日本もカウンターからチャンスを作っていくことに。すると13分に藤野あおばにFKを決められて日本に先行を許す展開となる。 それでもチャンスを作っていたスペインは、22分にはボックス付近でボールを繋ぐと、上手くラインを抜けたアイタナ・ボンマティにパスが通り、GKとの一対一を制して同点に追いつく。 1-1で迎えた後半、スペインは再び押し込む中、日本も持ち直して反撃に。それでも74分に左サイドから崩すと、最後はマリオナ・カルデンテイがネットを揺らして逆転に成功。2-1で勝利し、日本にW杯のリベンジを果たした。 オリンピックで初勝利を収めたスペイン女子代表。モンセ・トメ監督は、勝利を喜び、ライバルである日本戦に向けてしっかりと準備をし、パフォーマンスを出せたとした。 「幸せで興奮しており、次に取り組む意欲が湧いてきた。私たちはこの試合に向けて長い間準備し、日本をマークしていた」 「好調なスタートを切り、彼女たちが素晴らしいライバルであることはわかっていて、それを示していた。私たちは最善を尽くさなければならなかった」 「試合を進めていくうちに、次の試合に向けてコンディションが良くなっていくのはわかっている」 また、リベンジを果たした中で、日本の手強さについても言及。難しさもある中で、チームがしっかりと勝利できたことを喜んだ。 「日本が素晴らしいプレッシャーをかけてきたことは事実で、私たちも最初は少し不安定だったが、その後はなんとか勝利することができた。何よりも、彼女たちは私たちに対してゴールを決め、私たちは逆転できた」 「すでにチャンスもあり、チームは試合に対して異なるアプローチをしていたので、私たちは勝利した」 2024.07.26 13:25 Fri

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