3回戦唯一のJ1勢対決は湘南に軍配! 鈴木章斗ゴラッソで東京V撃破しベスト16進出【天皇杯】
2024.07.10 21:00 Wed
湘南FW鈴木章斗
第104回天皇杯3回戦の湘南ベルマーレvs東京ヴェルディが10日にレモンガススタジアム平塚で行われ、1-0で勝利した湘南がラウンド16進出を決めた。
2回戦で甲南大学を3-1で破って順当に初戦を突破した湘南。直近のJ1リーグでは浦和レッズ相手に劇的な3-2の逆転勝利を飾り、リーグ7試合ぶりの白星を得て良い状態でこの一戦を迎えた。週明けにリーグ戦のガンバ大阪戦を控える中、池田昌生と鈴木章斗の2選手を除く先発9人を変更。主力クラスでは福田翔生、奥野耕平、茨田陽生が起用された。
一方、AC長野パルセイロを5-0で撃破して3回戦に駒を進めた東京V。直近のリーグ戦ではセレッソ大阪と1-1で引き分けた。週末にFC町田ゼルビアとのダービーを控える中、C大阪戦からは千田海人、綱島悠斗、山田楓喜を除く先発8人を変更。負傷明けのチアゴ・アウベスがスタメン入りしたほか、3トップは木村勇大、染野唯月、山田楓の3選手が並んだ。
試合開始直後から強い雨が降り出した中で幕を開けた一戦。湘南は[3-5-2]、東京Vは[3-4-2-1]の布陣でスタート。立ち上がりは強い雨脚と強風を考慮し、互いにロングボールを使いながらセカンドボールの攻防がメインに。
なかなかフィニッシュまで持ち込めない状況が続いたが、16分には湘南に決定機。背後へのスルーパスを起点に右サイドを崩すと、クロスの流れから仕掛けたボックス内での波状攻撃で最後はボックス左の吉田新が右足を振るが、ここはシュートを枠に飛ばせない。
前半30分を過ぎると、雨と風が弱まってきた影響もあって、互いに足元でボールを繋ぎながら明確に攻撃と守備のターンが分かれる形で一進一退の攻防に。
湘南がよりボールの主導権を握ったが、前半終了間際には東京Vに続けてビッグチャンスが訪れる。まずは45分、右サイドで背後を取った松橋がボックス内に持ち込んで折り返すと、勢いを持って中央に走り込んだ見木が右足シュートもブロックに遭う。さらに、前半ラストプレーとなったカウンターではボックス中央に切り込んだ染野が細かな切り返しで相手守備陣を完全に翻弄したが、肝心の左足シュートをふかしてしまい、絶好の先制機を逸した。
ゴールレスで折り返した後半も同じメンバーでスタート。立ち上がりは前線の収まりがいい、東京Vのペースで進んでいく。開始直後には見木のミドルシュート、山田楓の左CKに反応した染野のヘディングシュートで先制点に迫る。
後半は守勢の展開が続いた湘南は62分に1枚カードをもらっていた池田を下げて石井久継を投入。この交代直後から流れを変えると、左クロスから相手DFのクリアがポストを叩く際どいシーン、惜しくもオフサイドとなったもののボックス内での崩しから鈴木章がネットを揺らす。
すると、66分にはボックス手前左でボールを受けた鈴木章が豪快に右足を振り抜くと、ややドライブ回転がかかった低弾道のシュートがゴール右下隅に突き刺さり、湘南がゴラッソで先制に成功した。
相手の時間帯に耐え切れなかった東京Vはすぐさま反撃を開始。71分には右サイド深くに抜けた松橋のピンポイントクロスをゴール前にフリーで走り込んだ木村がドンピシャのヘディングシュートで合わすが、ここはGK馬渡の圧巻のファインセーブにはじき出される。
75分には山田楓、綱島悠斗を下げて齋藤功佑と共にリーグ前回対戦で1ゴール1アシストの活躍を見せた切り札の山見大登を投入。その山見は投入直後にペナルティアーク付近から挨拶代わりの際どいミドルシュートを放つ。
湘南が石井の再三の鋭い仕掛けで追加点に迫るものの、ビハインドの東京V攻勢の状況で試合は後半終盤に突入。互いに5枚の交代カードを使い切って最後の勝負に出る。
その後は山田剛綺を起点に東京Vが決死の猛攻を仕掛けたが、山田剛、染野のボックス内での決定機はいずれも湘南の身体を張った守備に阻まれ、試合はこのままタイムアップ。
今ラウンド唯一のJ1勢対決を制した湘南がベスト16進出を決めた。なお、ラウンド16の抽選会は12日に行われる。
湘南ベルマーレ 1-0 東京ヴェルディ
【湘南】
鈴木章斗(後21)
2回戦で甲南大学を3-1で破って順当に初戦を突破した湘南。直近のJ1リーグでは浦和レッズ相手に劇的な3-2の逆転勝利を飾り、リーグ7試合ぶりの白星を得て良い状態でこの一戦を迎えた。週明けにリーグ戦のガンバ大阪戦を控える中、池田昌生と鈴木章斗の2選手を除く先発9人を変更。主力クラスでは福田翔生、奥野耕平、茨田陽生が起用された。
一方、AC長野パルセイロを5-0で撃破して3回戦に駒を進めた東京V。直近のリーグ戦ではセレッソ大阪と1-1で引き分けた。週末にFC町田ゼルビアとのダービーを控える中、C大阪戦からは千田海人、綱島悠斗、山田楓喜を除く先発8人を変更。負傷明けのチアゴ・アウベスがスタメン入りしたほか、3トップは木村勇大、染野唯月、山田楓の3選手が並んだ。
なかなかフィニッシュまで持ち込めない状況が続いたが、16分には湘南に決定機。背後へのスルーパスを起点に右サイドを崩すと、クロスの流れから仕掛けたボックス内での波状攻撃で最後はボックス左の吉田新が右足を振るが、ここはシュートを枠に飛ばせない。
これに対して東京Vはカウンターを軸にチャンスを窺う中で相手陣内の深い位置でセットプレーを獲得。山田楓の正確なプレースキックでゴール前でのスクランブルを作り出すと、22分にはFKの二次攻撃からボックス左に抜け出した見木友哉が左足シュートを枠に飛ばすが、これはDFの身体を張ったゴールカバーに阻まれる。さらに、28分には右サイドを崩してボックス右から山田楓の左足シュート、そのこぼれを繋いで松橋優安が続けて際どいシュートを放ったが、いずれもGK馬渡洋樹の好守に阻まれる。
前半30分を過ぎると、雨と風が弱まってきた影響もあって、互いに足元でボールを繋ぎながら明確に攻撃と守備のターンが分かれる形で一進一退の攻防に。
湘南がよりボールの主導権を握ったが、前半終了間際には東京Vに続けてビッグチャンスが訪れる。まずは45分、右サイドで背後を取った松橋がボックス内に持ち込んで折り返すと、勢いを持って中央に走り込んだ見木が右足シュートもブロックに遭う。さらに、前半ラストプレーとなったカウンターではボックス中央に切り込んだ染野が細かな切り返しで相手守備陣を完全に翻弄したが、肝心の左足シュートをふかしてしまい、絶好の先制機を逸した。
ゴールレスで折り返した後半も同じメンバーでスタート。立ち上がりは前線の収まりがいい、東京Vのペースで進んでいく。開始直後には見木のミドルシュート、山田楓の左CKに反応した染野のヘディングシュートで先制点に迫る。
後半は守勢の展開が続いた湘南は62分に1枚カードをもらっていた池田を下げて石井久継を投入。この交代直後から流れを変えると、左クロスから相手DFのクリアがポストを叩く際どいシーン、惜しくもオフサイドとなったもののボックス内での崩しから鈴木章がネットを揺らす。
すると、66分にはボックス手前左でボールを受けた鈴木章が豪快に右足を振り抜くと、ややドライブ回転がかかった低弾道のシュートがゴール右下隅に突き刺さり、湘南がゴラッソで先制に成功した。
相手の時間帯に耐え切れなかった東京Vはすぐさま反撃を開始。71分には右サイド深くに抜けた松橋のピンポイントクロスをゴール前にフリーで走り込んだ木村がドンピシャのヘディングシュートで合わすが、ここはGK馬渡の圧巻のファインセーブにはじき出される。
75分には山田楓、綱島悠斗を下げて齋藤功佑と共にリーグ前回対戦で1ゴール1アシストの活躍を見せた切り札の山見大登を投入。その山見は投入直後にペナルティアーク付近から挨拶代わりの際どいミドルシュートを放つ。
湘南が石井の再三の鋭い仕掛けで追加点に迫るものの、ビハインドの東京V攻勢の状況で試合は後半終盤に突入。互いに5枚の交代カードを使い切って最後の勝負に出る。
その後は山田剛綺を起点に東京Vが決死の猛攻を仕掛けたが、山田剛、染野のボックス内での決定機はいずれも湘南の身体を張った守備に阻まれ、試合はこのままタイムアップ。
今ラウンド唯一のJ1勢対決を制した湘南がベスト16進出を決めた。なお、ラウンド16の抽選会は12日に行われる。
湘南ベルマーレ 1-0 東京ヴェルディ
【湘南】
鈴木章斗(後21)
鈴木章斗
池田昌生
福田翔生
奥野耕平
茨田陽生
千田海人
綱島悠斗
山田楓喜
チアゴ・アウベス
チアゴ・アウベス
チアゴ・アウベス
チアゴ・アウベス
木村勇大
染野唯月
吉田新
見木友哉
松橋優安
馬渡洋樹
石井久継
齋藤功佑
山見大登
山田剛綺
湘南ベルマーレ
東京ヴェルディ
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昨季は10ゴールと飛躍、湘南の10番・FW鈴木章斗は日本代表よりも湘南「このチームで活躍することをまずは考えたい」
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BE:FIRSTがアンバサダー就任の「FILA」、かつては中田英寿氏も同ブランドのスパイクを着用
7日にBE:FIRSTがブランドアンバサダーに就任したことを発表した『FILA(フィラ)』。ファッションブランドとしての認識が強い同ブランドだが、かつてはサッカースパイクも手掛けていた。 フィラは1911年、フィラ兄弟によってイタリアのビエラでニット素材工場として誕生した。1940年に社名を『FILA』に変更。1970年代からスポーツウェア業界でも地位を築き始め、次第に大きな注目を集めていった。 現在はテニスやゴルフを中心としたブランド展開に加え、バーチャルシンガー・初音ミクとのコラボレーションシューズなどカジュアルウェアに注力しているフィラだが、1998年にイタリアへと渡った元日本代表MF中田英寿氏が身に着けていたのがフィラのファッシノだ。 当時世界の最高峰と言われていたセリエA。中田氏はユベントスを相手にデビュー戦で2ゴールというセンセーショナルな活躍を披露した。足元には黒を基調に黄色のFマーク。シュータンには『FILA』の文字がはっきりと見て取れる。 現在のサッカー界からは姿を探すことが難しくなったフィラだが、今季はセリエCのヴィチェンツァのサプライヤーとなった。『Footy Headlines』によれば、イタリアのピッチに同ブランドが戻ってくるのは、フィオレンティーナとの1999-2000シーズンの終了以来、22年ぶりとのことだ。 かつてはウェストハムやフランクフルトのサプライヤーも務めていたフィラ。現在はヴィチェンツァのほか、イスラエルのマッカビ・テルアビブや韓国の済州ユナイテッドなどのクラブのサプライヤーを務めている。 <span class="paragraph-title">【写真】ペルージャ時代の中田英寿とその足元</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila01.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila02.jpg" style="max-width:100%;"></div> <span class="paragraph-title">【写真】FILAがサプライヤーを務めたフィオレンティーナやフランクフルトのユニフォーム</span> <span data-other-div="movie2"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila03.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila04.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.09.07 20:30 Wed4
「すごいです!」「似てるなぁ〜」父は元日本代表GK、兄はJ1でプレーする鈴木愛理さんが磐田に入社…兄が「完全にサッカー一家です」と紹介
父親は元日本代表GK、兄はJ1でプレーする中央大学の鈴木愛理さんが、4月からジュビロ磐田に入社する。 その兄とは、今シーズンから湘南ベルマーレでプレーするMF鈴木雄斗。「サッカー一家」で育った妹の去就に触れて話題を呼んでいる。 神奈川県出身の鈴木は、サッカー指導者で元日本代表GKの鈴木康仁氏を父に持ち、その影響もあり大分トリニータ、柏レイソル、横浜F・マリノスの下部組織でプレー。2012年に横浜FMユースから水戸ホーリーホックに加入した。 Jリーガーとしての道を歩み、モンテディオ山形、川崎フロンターレ、ガンバ大阪、松本山雅FC、ジュビロ磐田と多くのクラブを渡り歩くと、今シーズンから湘南に完全移籍で加入。ここまで、明治安田J1リーグで4試合に出場している。 その鈴木は自身のX(旧ツイッター/@JhoRvw)を26日に更新。中央大学広報室のツイートを引用し、妹の去就について言及。自身が昨シーズンまでプレーした磐田に入社することを伝えた。 「妹が4月からジュビロ磐田に入社します。父の影響で兄と僕はサッカーを始め、遊び場は兄の試合会場だった妹。完全にサッカー一家です」 「妹はジュビロの魅力をサッカーの魅力を多くの人に伝えてくれると思います。ジュビロ磐田に関わる全ての皆様よろしくお願いします」 同じ舞台で戦うライバルチームに加わる妹を想っての投稿は大きな反響を呼び、「すごいです!」、「これは楽しみです」、「素晴らしいこと」、「磐田を選んでくれてありがとう」とコメント。中には「似てるなぁ〜」、「応援させてもらいます」、「美人さんですね」とコメントも集まっている。 <span class="paragraph-title">【写真】中央大学サッカー部マネージャーで4月から磐田に入社する鈴木雄斗の妹・愛理さん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">妹が4月からジュビロ磐田に入社します。<br>父の影響で兄と僕はサッカーを始め、遊び場は兄の試合会場だった妹。<br>完全にサッカー一家です。<br><br>妹はジュビロの魅力をサッカーの魅力を多くの人に伝えてくれると思います。<br><br>ジュビロ磐田に関わる全ての皆様よろしくお願いします。 <a href="https://t.co/k04WEFt3Vx">https://t.co/k04WEFt3Vx</a></p>— 鈴木 雄斗 (@JhoRvw) <a href="https://twitter.com/JhoRvw/status/1772524933064929354?ref_src=twsrc%5Etfw">March 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.27 21:40 Wed5