センシがイングランドへ? 2部レスターが今冬or来夏の獲得を視野に

2024.01.12 15:00 Fri
インテルで不遇のステファノ・センシ
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インテルで不遇のステファノ・センシ
レスター・シティインテルの元イタリア代表MFステファノ・センシ(28)に関心を寄せているという。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

インテルで半ば構想外のセンシ。加入当初こそ当時のアントニオ・コンテ監督に重宝され、ニコロ・バレッラとの国産インサイドハーフ2枚として定位置を掴みかけたが、程なくしてケガが増え、次第に存在感が希薄になっていった。
今シーズンは公式戦出場が4試合計65分間のみ。契約が今季限りとなっているなか、1年でのプレミアリーグ復帰を目指してチャンピオンシップ(イングランド2部)首位を快走するレスターが、後半戦に向けた現場への後押しとしてセンシの今冬獲得を検討しているようだ。

レスターはマンチェスター・シティでジョゼップ・グアルディオラ監督の副官を務めたイタリア人、エンツォ・マレスカ監督が指揮。センシはマレスカ監督が“好み”とするプレーヤーだと論じられており、センシがイングランド行きに興味を持っているのは間違いないという。

ただし、必ずしも今冬中の獲得ありきではなく、契約満了となる来夏まで待つプランも存在。今冬中なら移籍金300万ユーロ(約4億7000万円)で獲得可とのことだが、現段階ではインテルへオファーを出していないとみられている。

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インテルが1日に5選手の退団を発表した。 その5選手はイタリア人GKエミール・アウデーロ(27)、元イタリア代表MFステファノ・センシ(28)、元オランダ代表MFデイヴィ・クラーセン(31)、コロンビア代表MFフアン・クアドラード(36)、チリ代表FWアレクシス・サンチェス(35)だ。 5選手のうち、センシ、クラーセン、クアドラード、サンチェスの4選手はそれぞれ契約満了による別れに。アウデーロに関してはサンプドリアからのレンタルプレーヤーであり、その契約終了に伴って退団する運びとなった。 そのなかで、サンチェスは昨夏からインテルに再加入すると、公式戦33試合で4得点5アシストをマーク。チームのスクデット獲得に貢献したが、立ち位置はラウタロ・マルティネスとマルクス・テュラムからなる2トップの完全なバックアッパーだった。 2024.07.02 09:15 Tue
21年ぶりのセリエA復帰を果たしたコモが、元イタリア代表2選手の獲得を目指しているようだ。 今シーズンのセリエBを自動昇格圏内の2位でフィニッシュし、2002-03シーズン以来のセリエA復帰を果たしたコモ。 アシスタントコーチにはアーセナルやバルセロナ、チェルシーなどでプレーした元スペイン代表MFのセスク・ファブレガス氏がおり、最高経営責任者(CEO)はチェルシーのレジェンドでもある元イングランド代表MFのデニス・ワイズ氏。また、投資家には元フランス代表FWのティエリ・アンリ氏もいるという豪華な顔ぶれだ。 資金力では差があるものの、故シルヴィオ・ベルルスコーニ氏、アドリアーノ・ガッリアーニ氏の元ミランコンビで2021-22シーズンにセリエA初昇格をモンツァにも通じるものがある同クラブには、来季以降のセリエA定着が期待されるところだ。 そのコモは昇格初年度にイタリア代表経験者を積極的に獲得し残留を果たしたモンツァを例に倣ったか、今夏の移籍市場ではFWアンドレア・ベロッティ(30)、MFステファノ・センシ(28)の2選手の獲得へ動きを見せているようだ。 移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ氏によれば、フィオレンティーナが買い取りオプション行使を見送り、保有元のローマに帰還するベロッティに対してコモは2年契約のオファーを準備しているという。 一方、今シーズン限りでインテルとの契約が満了するセンシに対しては、1年契約のオファーをすでに掲示しているという。 両選手にはいずれもセリエAクラブを中心に複数のオファーが舞い込んでおり、決して簡単なオペレーションとはならないが、仮に両者を獲得できたあかつきにはセリエA残留に向けて非常に大きな戦力となるはずだ。 2024.06.12 15:20 Wed
インテルの元イタリア代表MFステファノ・センシ(28)が手術を実施した。『フットボール・イタリア』が伝えている。 今冬レスター・シティ行き交渉が移籍市場最終日に破談したセンシ。インテルは選手をイングランドへ渡航させるも、結局十数時間でイタリアへとんぼ返りすることとなった。 そのセンシ、インテル加入後はケガがキャリアの一部となっており、加入してすぐに掴んだ定位置を手放すこととなったのもケガが原因。まさに「ケガがなければ…」と言いたくなってしまう実力者だ。 レスター行き破談から2週間強、センシは2022年11月に足首を骨折した際、体内に金属プラークを埋め込む手術を実施しており、今回はそれを取り除く手術に。3月中旬まで戦線離脱する見通しだという。 少なくともここからリーグ戦4試合を欠場することが確実。3月13日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのアトレティコ・マドリー戦で復帰できる可能性はあるとのことだ。 今季は以前にも増して出場機会が少なく、契約満了に伴うシーズン後の退団も確実視されるセンシ。せめて、最後に一花咲かせてミラノを去りたいところ…順調な回復に期待したい。 2024.02.22 14:10 Thu
インテルは元イタリア代表MFステファノ・センシ(28)の売却に失敗した。『フットボール・イタリア』など複数メディアが伝えている。 今冬チャンピオンシップ(イングランド2部)のレスター・シティ行きが濃厚と報じられてきたセンシ。インテルとしては、半ば構想外となっている元主力選手は契約が今シーズンまでとなっており、これを延長しない限りは今冬が売却益を得るラストチャンスだった。 ファブリツィオ・ロマーノ氏やイタリア『スカイ』によると、レスターへの売却で数週間前の時点で大筋合意に達していたものの、“様々な問題”により契約成立まで届かなかった模様。そのひとつにインテルの望まない「買い取りオプション付き半年レンタル」をレスター側が粘ったこともあったようだ。 何はともあれ、レスター行きで決着するだろうと踏んだインテルはセンシをイングランドへ送り出し、選手は現地でメディカルチェックも受診。しかし、結局はプレミアリーグの移籍市場タイムリミットである1日23時00分までに間に合わなかったとみられている。 なお、レスターはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の懸念、センシが労働許可証を取得できないのではないかという懸念、この2つを抱いていたことが移籍の破談後に明らかになったとのことだ。 今季公式戦4試合65分のプレーにとどまるセンシ。数時間イングランドで待たされたのち、イタリアに戻る。 2024.02.02 13:30 Fri
レスター・シティからチェルシーへレンタルバックしたU-21イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ(21)。早期のレンタル打ち切りとなった背景を『フットボール・イタリア』が解説している。 昨年のU-20ワールドカップ(W杯)でU-20イタリア代表の主軸を担い、決勝戦まで7試合7得点という数字により、大会得点王とMVPの個人2冠に輝いたカサデイ。準優勝したイタリアの中でもひときわ眩い輝きを放った。 クラブキャリアでは2022年夏にインテルからチェルシーへ移籍し、U-21チームに身を置きつつ、2022-23シーズン後半戦はチャンピオンシップ(イングランド2部)のレディング、今季は頭からレスターへと武者修行に出た。 レスターではここまでリーグ戦22試合、公式戦全体で25試合出場とコンスタントにプレーし、欠場わずか3試合。しかし19日、1年間の予定だったレンタル契約が打ち切られ、今冬でチェルシーへと帰還することが発表された。 というのも25試合中スタメンは11試合で、リーグ戦だと8試合のみ。1年でのプレミアリーグ復帰を目指してチャンピオンシップで首位を走るレスターは、ナイジェリア代表MFウィルフレッド・エンディディ、イングランド人MFキアナン・デューズバリー=ホール、元イングランド代表MFハリー・ウィンクスと“プレミア級”の3枚が[4-3-3]の中盤でレギュラーポジションを占めている。 昨夏MFジェームズ・マディソン、MFハーヴィー・バーンズ、DFティモシー・カスターニュを売却、そしてMFユーリ・ティーレマンス、DFチャグラル・ソユンジュも契約満了で退団したレスターは、2部降格に伴う広告収入減を加味してなお十分な資金を保持。エンディディ、デューズバリー=ホールを手元に残しながら、ウィンクスをトッテナムから完全移籍で獲得することにも成功した。 また、ここ数日はインテルから元イタリア代表MFステファノ・センシ(28)の今冬獲得にも接近と伝えられており、中盤の選手層はさらに強化される見通し。経験を積むべくチェルシーからやってきた将来性豊かなカサデイだが、レスターの中盤で定位置を築くことは難しかったようだ。 何はともあれチェルシーへと帰還したカサデイ。チェルシー側はプレミアよりもフィジカルコンタクトが激しい2部で逞しく奮闘する21歳を高く評価しているようで、20日からマウリシオ・ポチェッティーノ監督率いる“1軍”で練習中…トップチームデビューはそう遠くはなさそうだ。 2024.01.21 14:28 Sun

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スタッド・ランスのモロッコ代表MFアミル・リチャードソン(22)にプレミアリーグの2クラブが関心を示しているようだ。フランス『レキップ』が報じている。 現役時代にNBAのニューヨーク・ニックスなどで活躍したマイケル・レイ・リチャードソンを父親に持つリチャードソン。その偉大な父とは異なり、幼少期からフットボールの才覚を示すと、生まれ故郷ニースの下部組織を経て加入したル・アーヴルでプロキャリアをスタートした。 2022年9月にランスへ完全移籍したが、ローンバックの形でル・アーヴルで引き続きプレーすると、中盤の主力としてリーグ・ドゥ優勝に貢献。個人としてもUNFP選出のチーム・オブ・ザ・シーズンに輝いた。 その活躍を引っ提げて正式加入したランス1年目は中盤の準主力としてリーグ・アン28試合3ゴール1アシストの数字を残した。 NBAで活躍した父親譲りの195cmの恵まれた体躯、アスリートの能力に加え、正確な左足のキックを活かした展開力、推進力を有するスケールの大きな22歳は、守備的MFとしてもボックス・トゥ・ボックスMFとしても豊かな伸びしろを残す。 ただ、ル・アーヴル時代の恩師であるルカ・エルスネル新監督の就任にも関わらず、クラブは今夏のタイミングでの売却を検討しているという。 そして、現時点ではレスター・シティとエバートンのプレミアリーグ勢2クラブに、セリエAのウディネーゼが関心を示している模様だ。 ランスが要求する1000万ユーロ(約17億4000万円)の移籍金は割高で、前述のクラブが具体的な動きをみせるかは不明だが、今夏のタイミングで海外移籍を選択する可能性は十分にある。 2024.07.04 17:20 Thu
チェルシーに加入したイングランド人MFキーナン・デューズバリー=ホールが、古巣であるレスター・シティへの感謝を述べた。 レスターのアカデミー出身であるデューズバリー=ホールは、2020年にファーストチームデビュー。昨季はチャンピオンシップ(イングランド2部)に降格したレスターで中盤の軸として活躍し、公式戦49試合12得点15アシストの成績を残した。 1年でのプレミアリーグ復帰を果たしたレスターだが、指揮官のエンツォ・マレスカ監督はチェルシーに引き抜かれる形で退任。デューズバリー=ホールにもチェルシーからオファーが届き、2日に移籍金3000万ポンド(約61億2000万円)での完全移籍が発表された。 アカデミー時代から過ごしたレスターを離れる決断を下したデューズバリー=ホール。自身のインスタグラムを更新しており、ファンのサポートへの感謝を綴っている。 「何を言えば良いだろうか。本当に素晴らしい旅だった。人生の17年間をこのクラブに捧げ、とても楽しかったよ。このクラブで過ごしたすべての時間を心から楽しみ、忘れられない思い出や友情を築けたんだ」 「2022-23シーズンに降格したとき、僕はその責任を感じた。だから、降格後最初のシーズンでプレミアリーグに復帰することを目標にしたんだ。それが実現しなければ、クラブにとってどれほど悲惨な状況になるかを知っていたからね」 「昨シーズン、僕たちが一緒に成し遂げたことをとても誇りに思っている。全員にとって、一生の思い出を作れたんだ。そしてそれ以上に、あの降格したシーズンの過ちを正すため、少しでも貢献できればと思っていた」 「ここ数日の間に受け取った膨大な量のメッセージには、本当に感動した。時間を割いてメッセージをくれたすべての人に感謝している。僕と家族にとって、とても大きな意味があったよ」 2024.07.03 16:40 Wed
チェルシーは2日、レスター・シティからイングランド人MFキーナン・デューズバリー=ホール(25)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年となるが、1年の延長オプションが付帯している。 なお、イギリス『The Athletic』によると、移籍金は3000万ポンド(約61億2000万円)程度になったようだ。 1年でのプレミアリーグ復帰を共に成し遂げたエンツォ・マレスカ監督に続く形で、チェルシー行きを決断した25歳のレフティーは、新天地での意気込みを語った。 「チェルシーのプレーヤーとしてここにいられるのは素晴らしいことだ」 「ここはみんなが子供のころから見ていて、いつかプレーしたいと願っているクラブであり、いま自分がここにいられることは光栄なことなんだ。本当にワクワクしているし、自分の実力をみんなに見せるのが待ち切れないよ」 8歳からレスターのアカデミーに加入したデューズバリー=ホールは、2歳上で現在はチェルシーでプレーするイングランド代表DFベン・チルウェルらと共に期待の若手として順調に成長。その後、ブラックプール、ルートン・タウンへの武者修行を経て2021-22シーズンからフォクシーズのファーストチームに定着。 昨シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)に降格したチームの司令塔として活躍し、公式戦49試合で12得点15アシストを記録。サポーターとプレーヤーが選出するクラブの年間最優秀選手賞をダブル受賞したほか、チャンピオンシップのチーム・オブ・ザ・シーズンにも選ばれていた。 クラブが財政問題を抱えていた中、一時はブライトン行きが有力視されていたが、最終的に恩師のラブコールに応える形でブルーズ入りが決定した。 アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス、イングランド代表MFコナー・ギャラガー、エクアドル代表MFモイセス・カイセドら強力なライバルとのポジション争いが待っているが、イタリア人指揮官の戦術を知り抜くアドバンテージを活かして定位置確保なるか。 2024.07.02 23:35 Tue
セビージャは1日、5選手の退団を発表した。 今回退団が発表されたのは、元ドミニカ代表FWマリアーノ・ディアス(30)。そしてレンタル移籍中だったフランス人MFブバカリ・スマレ(25)、チュニジア代表MFハンニバル・メイブリ(21)、元U-21フランス代表MFルシアン・アグメ(22)、U-20アルゼンチン代表FWアレホ・ベリス(20)もクラブへと戻ることとなる。 マリアーノは、レアル・マドリーからフリートランスファーで加入。1年契約を結んだ中、2023-24シーズンはラ・リーガで9試合1アシスト、チャンピオンズリーグ(CL)で3試合、コパ・デル・レイで1試合の出場に終わった。 スマレはレスター・シティからレンタル移籍で加入。ラ・リーガで28試合に出場し1アシスト、CLで4試合、コパ・デル・レイで2試合とチームを支えてきたが、買い取りオプションは行使されずに退団となった。 ハンニバルは、2024年1月にマンチェスター・ユナイテッドからレンタル移籍で加入。ラ・リーガで6試合の出場に終わり、セビージャは買い取らないことを決断した。 アグメはインテルからレンタル移籍で加入。ラ・リーガで12試合、コパ・デル・レイで1試合の出場に終わった。 ベリスは、トッテナムから2024年2月にレンタル移籍。ラ・リーガで6試合に出場したがノーゴールに終わっていた。 2024.07.02 10:05 Tue
チェルシーがレスター・シティからイングランド人MFキーナン・デューズバリー=ホール(25)の獲得を決定的なものとしたようだ。 昨季のレスターで中盤の軸となり、チャンピオンシップを制してのプレミアリーグ返り咲きに貢献したデューズバリー=ホール。公式戦49試合で12得点15アシストの活躍は他クラブの視線をも集め、シーズン中から去就が注目されるところだ。 最近ではブライトンがクラブ間合意に漕ぎ着け、メディカルチェックも報じられる状況だったが、ここにきて、チェルシーが獲得に名乗り。恩師のエンツォ・マレスカ監督を追ってのチェルシー行きを望み、ブライトン行きがとん挫したとされる。 そして、イギリス『The Athletic』によると、チェルシーもレスターからの合意をとりつけ、本日にもメディカルチェックを予定。移籍金額は3000万ポンド(約61億2000万円)と見込まれ、選手とは2030年までの6年契約になるという。 また、イギリス『BBC』によれば、レスターは6月30日が期日だったプレミアリーグの利益と持続可能性に関する規制(PSR)をクリアすべく、4000万ポンド(約81億6000万円)の移籍金を求むスタンスだったが、3000万ポンドで落ち着いた模様だ。 そんな両クラブの間ではもう1つの取引が進み、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者いわく、レスターはチェルシーからU-18イングランド代表MFマイケル・ゴールディング(18)を移籍金500万ポンド(約10億2000万円)で獲得するようだ。 2024.07.01 16:30 Mon

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CL登録外に度重なるケガ…センシとインテルの別れ近づく

元イタリア代表MFステファノ・センシ(28)はインテルとのお別れが近づいているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 11年ぶりのスクデットに輝いた2020-21シーズンからネラッズーリ所属のセンシ。加入当初こそ当時のアントニオ・コンテ監督から重宝され、中盤の一角で存在感を示していたが、すぐにケガで離脱し、チームの中心からフェードアウトした。 2年目は後半戦でサンプドリアへ貸し出され、昨季もモンツァへ1年レンタル。ミラノ帰還の今季はチャンピオンズリーグ(CL)の登録メンバーから外れ、セリエAでの出番も第2節・カリアリ戦の8分間のみ。直近5試合は筋肉系のケガで離脱中だ。 その間にインテルは中盤の選手層の分厚さを披露。MFハカン・チャルハノール、MFヘンリク・ムヒタリアン、MFニコロ・バレッラの3枚が鉄板だが、9月30日のサレルニターナ戦ではMFデイヴィ・クラーセンが加入後初先発を果たし、レンタルバックのMFルシアン・アグメも今季初出場となった。 若手のMFクリスティアン・アスラニも途中出場から存在感を示し、MFダビデ・フラッテージでさえ定位置奪取に苦労する一方、センシが割って入るスペースはもはやなし。つい1カ月前には2024年6月までとなっている契約の延長話も出ていたが、現状でその可能性はないと考えられている。 インテルの選択肢は来年1月に完全移籍で放出するか、来夏の契約満了を待つかの二択。どちらにせよ、度重なるケガでプレータイムを与えようにも与えられない現状では、センシとの契約延長に前向きになれないのも致し方ない。 2023.10.02 13:54 Mon
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セビージャが5選手の退団を発表! 元レアルのFWマリアーノは1年で満了、ハンニバルらレンタル組も帰還

セビージャは1日、5選手の退団を発表した。 今回退団が発表されたのは、元ドミニカ代表FWマリアーノ・ディアス(30)。そしてレンタル移籍中だったフランス人MFブバカリ・スマレ(25)、チュニジア代表MFハンニバル・メイブリ(21)、元U-21フランス代表MFルシアン・アグメ(22)、U-20アルゼンチン代表FWアレホ・ベリス(20)もクラブへと戻ることとなる。 マリアーノは、レアル・マドリーからフリートランスファーで加入。1年契約を結んだ中、2023-24シーズンはラ・リーガで9試合1アシスト、チャンピオンズリーグ(CL)で3試合、コパ・デル・レイで1試合の出場に終わった。 スマレはレスター・シティからレンタル移籍で加入。ラ・リーガで28試合に出場し1アシスト、CLで4試合、コパ・デル・レイで2試合とチームを支えてきたが、買い取りオプションは行使されずに退団となった。 ハンニバルは、2024年1月にマンチェスター・ユナイテッドからレンタル移籍で加入。ラ・リーガで6試合の出場に終わり、セビージャは買い取らないことを決断した。 アグメはインテルからレンタル移籍で加入。ラ・リーガで12試合、コパ・デル・レイで1試合の出場に終わった。 ベリスは、トッテナムから2024年2月にレンタル移籍。ラ・リーガで6試合に出場したがノーゴールに終わっていた。 2024.07.02 10:05 Tue
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チェルシー、マレスカ新監督の愛弟子デューズバリー=ホールを獲得…「本当にワクワクしている」

チェルシーは2日、レスター・シティからイングランド人MFキーナン・デューズバリー=ホール(25)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年となるが、1年の延長オプションが付帯している。 なお、イギリス『The Athletic』によると、移籍金は3000万ポンド(約61億2000万円)程度になったようだ。 1年でのプレミアリーグ復帰を共に成し遂げたエンツォ・マレスカ監督に続く形で、チェルシー行きを決断した25歳のレフティーは、新天地での意気込みを語った。 「チェルシーのプレーヤーとしてここにいられるのは素晴らしいことだ」 「ここはみんなが子供のころから見ていて、いつかプレーしたいと願っているクラブであり、いま自分がここにいられることは光栄なことなんだ。本当にワクワクしているし、自分の実力をみんなに見せるのが待ち切れないよ」 8歳からレスターのアカデミーに加入したデューズバリー=ホールは、2歳上で現在はチェルシーでプレーするイングランド代表DFベン・チルウェルらと共に期待の若手として順調に成長。その後、ブラックプール、ルートン・タウンへの武者修行を経て2021-22シーズンからフォクシーズのファーストチームに定着。 昨シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)に降格したチームの司令塔として活躍し、公式戦49試合で12得点15アシストを記録。サポーターとプレーヤーが選出するクラブの年間最優秀選手賞をダブル受賞したほか、チャンピオンシップのチーム・オブ・ザ・シーズンにも選ばれていた。 クラブが財政問題を抱えていた中、一時はブライトン行きが有力視されていたが、最終的に恩師のラブコールに応える形でブルーズ入りが決定した。 アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス、イングランド代表MFコナー・ギャラガー、エクアドル代表MFモイセス・カイセドら強力なライバルとのポジション争いが待っているが、イタリア人指揮官の戦術を知り抜くアドバンテージを活かして定位置確保なるか。 2024.07.02 23:35 Tue
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チェルシーがレスターMFデューズバリー=ホールを獲得へ! 移籍金61.2億円の6年契約か

チェルシーがレスター・シティからイングランド人MFキーナン・デューズバリー=ホール(25)の獲得を決定的なものとしたようだ。 昨季のレスターで中盤の軸となり、チャンピオンシップを制してのプレミアリーグ返り咲きに貢献したデューズバリー=ホール。公式戦49試合で12得点15アシストの活躍は他クラブの視線をも集め、シーズン中から去就が注目されるところだ。 最近ではブライトンがクラブ間合意に漕ぎ着け、メディカルチェックも報じられる状況だったが、ここにきて、チェルシーが獲得に名乗り。恩師のエンツォ・マレスカ監督を追ってのチェルシー行きを望み、ブライトン行きがとん挫したとされる。 そして、イギリス『The Athletic』によると、チェルシーもレスターからの合意をとりつけ、本日にもメディカルチェックを予定。移籍金額は3000万ポンド(約61億2000万円)と見込まれ、選手とは2030年までの6年契約になるという。 また、イギリス『BBC』によれば、レスターは6月30日が期日だったプレミアリーグの利益と持続可能性に関する規制(PSR)をクリアすべく、4000万ポンド(約81億6000万円)の移籍金を求むスタンスだったが、3000万ポンドで落ち着いた模様だ。 そんな両クラブの間ではもう1つの取引が進み、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者いわく、レスターはチェルシーからU-18イングランド代表MFマイケル・ゴールディング(18)を移籍金500万ポンド(約10億2000万円)で獲得するようだ。 2024.07.01 16:30 Mon
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レスター生え抜きMFデューズバリー=ホールがマレスカ監督の後を追う? チェルシー移籍の可能性浮上

チェルシーがレスター・シティのイングランド人MFキーナン・デューズバリー=ホール(25)にも目を向けているようだ。『The Athletic』が報じた。 レスターをプレミアリーグ復帰へ導いたエンツォ・マレスカ監督を新指揮官として迎え入れたチェルシー。新体制始動を前に、バルセロナのU-19スペイン代表FWマルク・ギウ(18)の獲得が目前で、ボカ・ジュニアーズのアルゼンチン人DFアーロン・アンセルミーノ(19)にも迫る。 そんななか、マレスカ監督と共に戦ったデューズバリー=ホールにも関心。レスター生え抜きの25歳は、仮に少年時代から過ごすクラブを離れる場合、チェルシーへの移籍のみを望んでいる模様だ。 1月にはブライトン&ホーヴ・アルビオンも獲得に動いていたが、3000万ポンド(約61億円)のオファーは拒否。しかし、レスターはプレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)に抵触する恐れがあり、この機を逃したくないチェルシーは、会計年度末となる6月30日までの決着を目指すことも考えられるという。 2021年7月にファーストチームへ昇格したデューズバリー=ホールは、チャンピオンシップ(イングランド2部)優勝の今シーズン、公式戦49試合に出場とフル稼働。12ゴール15アシストを記録した。 なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ブライトンは金銭も含めたポーランド代表MFヤクブ・モデル(25)とデューズバリー=ホールのトレードへ向かっていたようで、すでにメディカルチェックも予定。チェルシーはここに割って入る形のようだ。 2024.06.28 18:26 Fri

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