【CL準々決勝プレビュー】バルサ逃げ切り濃厚もホームチームは黄色い壁を背に奇跡狙う《ドルトムントvsバルセロナ》

2025.04.15 18:30 Tue
逃げ切りか奇跡の逆転か
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逃げ切りか奇跡の逆転か
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、ドルトムントvsバルセロナが日本時間15日28:00にBVBシュタディオンでキックオフされる。初戦大勝のバルサ逃げ切り濃厚も、ホームチームが黄色い壁を背に奇跡の逆転狙う強豪対決の第2ラウンドだ。

9日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われた1stレグはホームのバルセロナが4-0の快勝。試合序盤から主導権を握ると、25分にセットプレー流れからFWハフィーニャのゴールで先制に成功。後半も開始直後にトリデンテの連携から古巣対戦のFWレヴァンドフスキ、66分には再びレヴァンドフスキ、77分にはFWラミン・ヤマルのファインフィニッシュで強力トリデンテが揃い踏み、守備でも相手に一矢報いることも許さずの完勝となった。

敵地で惨敗となった昨季ファイナリストは崖っぷちを通り越して、ベスト敗退が決定的な状況だ。先週末に行われたブンデスリーガのデア・クラシカーでは敵地でバイエルンと2-2のドロー。ロングカウンターとセットプレーからFWバイアー、DFアントンのゴールで2度のビハインドを追いついた点は評価に値するが、試合全体を通しては劣勢の戦いとなった。これまで1度も勝利がない相手に4点差を撥ね返しての逆転突破には奇跡を必要とするが、ゲルベ・ヴァントの後押しを背に気概を示したい。
一方、地力の差を見せつける内容で初戦を制したバルセロナはベスト4進出がほぼ決定的な状況だ。また、熾烈なリーグタイトルレースが続くなかで先週末はレガネス相手に思わぬ苦戦を強いられたが、ターンオーバーも敢行し相手のオウンゴールで挙げたゴールを守り切ってウノセロ勝利。良い流れを継続して敵地へ乗り込む。

◆ドルトムント◆
【3-4-1-2】
▽予想スタメン
GK:コベル
DF:アントン、ジャン、ベンセバイニ
MF:リエルソン、チュクエメカ、グロス、ブラント、スベンソン
FW:ギラシー、バイアー
負傷者:DFマネ、シュロッターベック、MFザビッツァー
出場停止者:なし

出場停止者はおらず、逆にサスペンション明けのグロスが復帰となる。負傷者に関しても初戦から変更はない。

初戦は[4-5-1]の形で惨敗しており、今回は直近のリーグ戦で採用している[3-5-2]への変更が見込まれる。攻撃的に戦うことを想定したメンバー予想となったが、ジューレやエンメチャ、前線を2シャドーにしてバイノー=ギッテンスやアデイェミの起用もありそうだ。

◆バルセロナ◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
GK:シュチェスニー
DF:クンデ、クバルシ、イニゴ・マルティネス、マルティン
MF:フレンキー・デ・ヨング、ペドリ
MF:ラミン・ヤマル、フェルミン、ハフィーニャ
FW:レヴァンドフスキ

負傷者:GKテア・シュテーゲン、DFバルデ、MFカサド、ベルナル
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはバルデが数週間の離脱となったが、ダニ・オルモの復帰は朗報だ。

スタメンはバルデの代役にマルティンを起用する以外、1stレグを踏襲する可能性が高い。ターンオーバーを行う場合はアラウホ、ガビ、エリック・ガルシア辺りにチャンスがある。

★注目選手
◆FWセール・ギラシー(ドルトムント)
ゴール託される主砲。今季最多失点は4失点も、最大2点差負けしか経験していないバルセロナに対して、逆転突破には最低4ゴールが必要なドルトムント。そうなると、大量得点を奪う上で活躍が求められるのはエースストライカーのギラシーだ。今大会ではここまで対戦相手のハフィーニャ(12点)、レヴァンドフスキ(11点)に続く3位タイの10ゴールを記録。ただ、直近の公式戦10試合では前線で存在感を示す一方で2ゴールにとどまっている。それでも、ゴールに迫るシーンには多く絡んでおり、最後の仕上げの部分で微調整を行いつつ、奇跡をもたらす複数ゴールを期待したいところだ。

◆FWラミン・ヤマル(バルセロナ)
カウンターの起点。敵地で逃げ切りを図る構図となり、守護神シュチェスニーやクバルシ、バルデの代役を担うマルティンら守備陣。ゲームメイクを担うペドリのパフォーマンスも重要となるが、フリック監督としては“攻撃は最大の防御”という姿勢でベスト4進出を目指すはずだ。その意味では前にリスクをかけたいドルトムントに対して、背後への脅威を見せられる左利きアタッカーの存在がカギを握る。ドリブル突破など個人での打開力に加え、持ち味のキープ力と高精度のラストパスを武器にフェルミンを含めた2列目、3列目からの飛び出しを促してカウンターの起点として存在感を示したい。

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ベリンガムの靴下が穴だらけ…決して削られたわけではなく…

ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガムの足に注目が集まっているようだ。 2日のブンデスリーガ第5節でホッフェンハイムを1-0で下したドルトムント。6日にはチャンピオンズリーグ(CL)グループG開幕節でデンマークチャンピオンのコペンハーゲンをホームに迎え、マルコ・ロイスのゴールなどで3-0と快勝を収めた。 いずれの2試合を含めて今季フル出場を続けているのがベリンガムだ。コペンハーゲン戦では終盤に追加点も挙げている。 そのベリンガムだが、靴下に穴が空いているとの指摘が上がっている。 ホッフェンハイム戦後にドルトムントのツイッターが投稿したロイスとの抱擁シーンでは、確かにソックスのふくらはぎ部分に多数の穴が空いていることが確認できる。いったい何故なのか。 イギリス『スポーツバイブル』によると、これは決して削られたわけではなく、意図的に切り込みを入れているとのことだ。 サッカー用のソックスは締め付けが強い。そのため、切れ目や穴を空けることでそれを緩和し、筋肉の緊張をほぐして痛みを防ぐことができるという。ケガの防止にも役立つとしている。 同メディアは、これまでにもネイマール(パリ・サンジェルマン)やブカヨ・サカ(アーセナル)、ガレス・ベイル(ロサンゼルスFC)、カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)らも同様に靴下へ細工を施していると、紹介している。 疲労がたまるはずの終盤でもクオリティを保つベリンガム。小さな工夫の一つ一つがプレーの質につながっているのだろう。 <span class="paragraph-title">【写真】穴の開いたベリンガムの靴下</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Hug me brotha <a href="https://t.co/yYVtDMtYUB">pic.twitter.com/yYVtDMtYUB</a></p>&mdash; Borussia Dortmund (@BlackYellow) <a href="https://twitter.com/BlackYellow/status/1565781621890072579?ref_src=twsrc%5Etfw">September 2, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.09.07 20:45 Wed
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デンベレがコンディション管理の改善を明かす「以前はハンバーガーやピザしか食べていないと言われたけど…」

バルセロナのフランス代表FWウスマーヌ・デンベレが、自らのコンディション管理について言及した。 2017年夏にドルトムントからバルセロナへと移籍したデンベレ。移籍後は度重なるケガにより離脱することが多く、不摂生なども囁かれていた。 2021年11月にチャビ・エルナンデス監督がバルセロナ指揮官に就任して以降は、それほど大きなケガもなく、今季もシーズン途中まで主力として活躍していたが、1月下旬にハムストリングを負傷。ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントプレーオフのマンチェスター・ユナイテッド戦や、コパ・デル・レイ準決勝のレアル・マドリー戦などといった大一番を戦うことができなかったが、シーズン終盤には無事復帰している。 スペイン『マルカ』のインタビューに応じたデンベレは、今季の長期離脱についても振り返り、負傷することの多いハムストリングの状態を改善することができていると語った。 「ケガからは良い感じに回復することができた。理学療法士と一緒にたくさん努力したよ。シーズンを良い形で終えることができて、とてもうれしく思っている」 「(ケガの予防について)理学療法士とたくさん取り組んできた。以前はハムストリングに多くの問題を抱えていたけど、今はかなり良くなっている。トレーニングや試合の前後には、ハムストリングのケアをたくさんしている。それと、フランスにも理学療法士がいて、僕がこなすべきプログラムを送ってくれるんだ」 また、デンベレは食生活の変化にも触れている。以前より食事に気を遣っていることや、ジャンクフードは元々控えていたことを明かした。 「クラブハウスで食事をすることが義務づけられたんだ。以前はハンバーガーやピザしか食べていないと言われたけど、そんなことはない。それに、もしケガをしたとしても、ピザやハンバーガーを食べていたからというわけではない。今は家でもクラブハウスでもしっかりと食べているし、栄養士もいて、うまくいっているよ」 2023.06.17 20:54 Sat

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