【CL準々決勝プレビュー】激闘演じたリーグフェーズ以来の再戦もバルサ優位は揺るがず《バルセロナvsドルトムント》
2025.04.09 18:00 Wed
激闘演じたリーグフェーズ以来の再戦
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、バルセロナvsドルトムントが日本時間9日28:00にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスでキックオフされる。リーグフェーズで激闘演じた両雄による、ベスト4進出を懸けた第1ラウンドだ。
バルセロナはラウンド16でベンフィカと対戦。リーグフェーズで激闘を演じた相手に連勝し、2戦合計4-1で8強入りを決めた。また、直近のベティス戦を1-1のドローで終え、リーグ連勝は「9」でストップしたが、2位以下に4ポイント差をつけて首位を快走。さらに、コパ・デル・レイでもファイナル進出とシーズン3冠へ視界良好だ。今回のドルトムント戦付近はレガネス、セルタと比較的与しやすい相手との対戦となるため、まずはベスト4進出へ全力を注ぎたい。
一方のドルトムントはラウンド16でリールと対戦。ホームでの初戦を1-1のドローで終えたが、敵地での2ndレグを2-1で勝利し2戦合計3-2で競り勝った。ブンデスリーガではCL出場圏内の4位と5ポイント差の8位に甘んじているが、直近ではマインツ、フライブルクの上位陣相手にいずれも3ゴール以上を奪って連勝。ここにきて状態を上げてきており、絶好調のバルセロナ相手に劣勢は必至だが好勝負に持ち込みたい。
両チームの対戦成績はバルセロナの3勝2分け。直近では昨年11月にドルトムントのホームで行われたリーグフェーズで対戦し、バルセロナが3-2で勝利。ギラシーの2ゴールで2度追いつかれる展開も、後半終盤のフェラン・トーレスのゴールで突き放しての勝利となった。ただ、その対戦からドルトムントはシャヒン前監督からコバチ監督に指揮官が代わっており、まっさらな気持ちで臨むはずだ。
◆バルセロナ◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
GK:シュチェスニー
DF:クンデ、クバルシ、イニゴ・マルティネス、バルデ
MF:フレンキー・デ・ヨング、ペドリ
MF:ラミン・ヤマル、ガビ、ハフィーニャ
FW:レヴァンドフスキ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては軽傷を抱えるイニゴ・マルティネスがトレーニングに復帰しており、どうにか間に合いそうだ。
スタメンはイニゴ・マルティネスの状態次第でアラウホが代役を担い、中盤と前線ではフェルミン・ロペス、フェラン・トーレスにもチャンスがありそうだ。
◆ドルトムント◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
GK:コベル
DF:リエルソン、ジャン、アントン、スベンソン
MF:チュクエメカ、エンメチャ
MF:アデイェミ、ブラント、バイアー
FW:ギラシー
負傷者:DFマネ、シュロッターベック、ジューレ、ベンセバイニ、MFザビッツァー、ヴェッチェン
出場停止者:MFグロス
累積警告でグロスが出場停止となる。負傷者に関してはシュロッターベック、ザビッツァーの欠場に加え、いずれも軽傷を抱えるジューレ、ベンセバイニの状態が懸念される。
直近2試合は[3-5-2]の布陣で連勝を飾っているが、メインシステムの[4-2-3-1]の採用を予想。中盤ではエズジャン、2列目ではバイノー=ギッテンスらの起用も想定される。
★注目選手
◆FWハフィーニャ(バルセロナ)
古巣対戦のレヴァンドフスキ、ペドリ、ヤマルの躍動にも期待がかかるが、やはり目下得点ランキングトップの11ゴールを挙げるブラジル代表FWのパフォーマンスに注目だ。元宿敵のベンフィカとの2試合では3ゴール1アシストの活躍でベスト8進出の立役者となったレフティーは、ここに来て勤続疲労も出始めているが、インターナショナルマッチウィーク後は指揮官フリックの慎重な起用法もあってスタメン復帰するこの試合では良い状態で臨めるはずだ。マッチアップのリエルソンは対人に強い一方、メンタル面を含めて駆け引きに脆さもあり、相手の矢印を折るプレーで一気に局面打開を図りたい。また、早いタイミングでカードを出させることができれば、一気に攻防を優位に進められるはずだ。
◆FWカリム・アデイェミ(ドルトムント)
前回対戦で2ゴールを挙げたギラシーに、コバチ体制で存在感を示すバイアーにも注目が集まるところだが、ハイラインハイプレスを志向するバルセロナ相手にチーム屈指の快足アタッカーの活躍がカギを握りそうだ。今季はリーグ戦で19試合4ゴール4アシストと微妙な数字にとどまるが、CLでは8試合5ゴール2アシストと決定的な仕事が光る。基本的に押し込まれる展開が想定されるなか、自慢のスピードを活かしたロングカウンター、前線のユニットでの連携でハイラインの背後を攻略し、ゴールを陥れたい。
バルセロナはラウンド16でベンフィカと対戦。リーグフェーズで激闘を演じた相手に連勝し、2戦合計4-1で8強入りを決めた。また、直近のベティス戦を1-1のドローで終え、リーグ連勝は「9」でストップしたが、2位以下に4ポイント差をつけて首位を快走。さらに、コパ・デル・レイでもファイナル進出とシーズン3冠へ視界良好だ。今回のドルトムント戦付近はレガネス、セルタと比較的与しやすい相手との対戦となるため、まずはベスト4進出へ全力を注ぎたい。
一方のドルトムントはラウンド16でリールと対戦。ホームでの初戦を1-1のドローで終えたが、敵地での2ndレグを2-1で勝利し2戦合計3-2で競り勝った。ブンデスリーガではCL出場圏内の4位と5ポイント差の8位に甘んじているが、直近ではマインツ、フライブルクの上位陣相手にいずれも3ゴール以上を奪って連勝。ここにきて状態を上げてきており、絶好調のバルセロナ相手に劣勢は必至だが好勝負に持ち込みたい。
◆バルセロナ◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
GK:シュチェスニー
DF:クンデ、クバルシ、イニゴ・マルティネス、バルデ
MF:フレンキー・デ・ヨング、ペドリ
MF:ラミン・ヤマル、ガビ、ハフィーニャ
FW:レヴァンドフスキ
負傷者:GKテア・シュテーゲン、DFイニゴ・マルティネス、MFカサド、ベルナル、ダニ・オルモ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては軽傷を抱えるイニゴ・マルティネスがトレーニングに復帰しており、どうにか間に合いそうだ。
スタメンはイニゴ・マルティネスの状態次第でアラウホが代役を担い、中盤と前線ではフェルミン・ロペス、フェラン・トーレスにもチャンスがありそうだ。
◆ドルトムント◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
GK:コベル
DF:リエルソン、ジャン、アントン、スベンソン
MF:チュクエメカ、エンメチャ
MF:アデイェミ、ブラント、バイアー
FW:ギラシー
負傷者:DFマネ、シュロッターベック、ジューレ、ベンセバイニ、MFザビッツァー、ヴェッチェン
出場停止者:MFグロス
累積警告でグロスが出場停止となる。負傷者に関してはシュロッターベック、ザビッツァーの欠場に加え、いずれも軽傷を抱えるジューレ、ベンセバイニの状態が懸念される。
直近2試合は[3-5-2]の布陣で連勝を飾っているが、メインシステムの[4-2-3-1]の採用を予想。中盤ではエズジャン、2列目ではバイノー=ギッテンスらの起用も想定される。
★注目選手
◆FWハフィーニャ(バルセロナ)
古巣対戦のレヴァンドフスキ、ペドリ、ヤマルの躍動にも期待がかかるが、やはり目下得点ランキングトップの11ゴールを挙げるブラジル代表FWのパフォーマンスに注目だ。元宿敵のベンフィカとの2試合では3ゴール1アシストの活躍でベスト8進出の立役者となったレフティーは、ここに来て勤続疲労も出始めているが、インターナショナルマッチウィーク後は指揮官フリックの慎重な起用法もあってスタメン復帰するこの試合では良い状態で臨めるはずだ。マッチアップのリエルソンは対人に強い一方、メンタル面を含めて駆け引きに脆さもあり、相手の矢印を折るプレーで一気に局面打開を図りたい。また、早いタイミングでカードを出させることができれば、一気に攻防を優位に進められるはずだ。
◆FWカリム・アデイェミ(ドルトムント)
前回対戦で2ゴールを挙げたギラシーに、コバチ体制で存在感を示すバイアーにも注目が集まるところだが、ハイラインハイプレスを志向するバルセロナ相手にチーム屈指の快足アタッカーの活躍がカギを握りそうだ。今季はリーグ戦で19試合4ゴール4アシストと微妙な数字にとどまるが、CLでは8試合5ゴール2アシストと決定的な仕事が光る。基本的に押し込まれる展開が想定されるなか、自慢のスピードを活かしたロングカウンター、前線のユニットでの連携でハイラインの背後を攻略し、ゴールを陥れたい。
ハフィーニャ
フェラン・トーレス
イニゴ・マルティネス
フレンキー・デ・ヨング
ラミン・ヤマル
ダニ・オルモ
フェルミン・ロペス
カリム・アデイェミ
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「ほぼバルサの同窓会」「5人もいるのすごい」インテル・マイアミ来日パーティーに集まった豪華面々にファン興奮「これは夢ですか?」
6日、来日しているインテル・マイアミの来日記念パーティーが開催。集まった豪華メンバーに注目が集まっている。 元イングランド代表MFのデイビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めるメジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミ。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシをはじめ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツ、DFジョルディ・アルバと元バルセロナの選手が多く所属している。 そのインテル・マイアミは、2024シーズンの開幕を前にプレシーズンツアーを実施。アル・ヒラル、アル・ナスルのサウジアラビア勢と戦った後、4日に香港選抜チームと対戦。7日には「Inter Miami in Tokyo 2024」にて国立競技場でヴィッセル神戸と対戦することとなっている。 6日の昼には、神戸戦に向けた記者会見も実施されていたなか、夜には来日記念パーティーが開催。「Inter Miami in Tokyo 2024」の公式X(旧ツイッター)がその様子を伝えている。 最高額は1人300万円というスペシャル・エクスペリエンス・シートのチケットを持っている一般の参加者もいる中、パーティーには、インテル・マイアミの選手だけでなく、メッシらとバルセロナでも一緒にプレーし、神戸でもプレーしていた元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(現エミレーツ・クラブ)や神戸の三木谷浩史代表取締役会長の姿もあった。 豪華メンバーの集まりには、ファンも「ほぼバルサの同窓会じゃん」、「これは夢ですか?」、「当時のスタメン5人が式典に居るって凄いです」、「メンツえぐすぎる」とコメント。3冠達成を果たした2014-2015シーズンなどバルセロナの黄金期の主力を担った選手たちの再会に喜びの声を寄せている。 <span class="paragraph-title">【写真】来日パーティーにバルサ黄金期のメンバーが集結!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">来日パーティー、始まりました<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%B7?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#メッシ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%96%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%84?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ブスケツ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%B9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#スアレス</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#アルバ</a> そして対戦相手の <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB%E7%A5%9E%E6%88%B8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ヴィッセル神戸</a> で昨年までプレーした <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%82%BF?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#イニエスタ</a> と、<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ヴィッセル</a> のオーナーである <a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%B8%89%E6%9C%A8%E8%B0%B7%E6%B5%A9%E5%8F%B2?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#三木谷浩史</a> 会長にも出席いただいております<a href="https://twitter.com/InterMiamiCF?ref_src=twsrc%5Etfw">@InterMiamiCF</a> <a href="https://twitter.com/andresiniesta8?ref_src=twsrc%5Etfw">@andresiniesta8</a> <a href="https://t.co/iDlHv7q76K">pic.twitter.com/iDlHv7q76K</a></p>— 【公式】Inter Miami in TOKYO 2024 (@IM_Tokyo2024) <a href="https://twitter.com/IM_Tokyo2024/status/1754835689357930802?ref_src=twsrc%5Etfw">February 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.07 11:05 Wed2
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu3
バルセロナの新監督!初めて欧州王者に導いた立役者、ロナルド・クーマンの神業FK集【ビューティフル・フリーキック】
サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。 この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。 今回は、一つのFKではなく、バルセロナの指揮官に就任したロナルド・クーマン氏のFK集だ。 <div id="cws_ad">◆新監督クーマン氏のバルセロナを初めて欧州王者に導く一撃!<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJKdDRPeEJNRyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> フローニンヘン、アヤックス、PSVとオランダ国内のクラブで結果を残した後、1989年に当時ヨハン・クライフ氏が率いていたバルセロナへ移籍したクーマン氏。最終ラインを牽引するだけでなく、大砲とも称されたその右足のキックの精度と威力を買われ、PKを含めたセットプレーのキッカーも任された。 1995年にフェイエノールトに移籍するまでの6年間で、公式戦254試合に出場し83ゴールというDF離れした数字を残し、ラ・リーガ通算67ゴールは、2020年6月にレアル・マドリーのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスに抜かれるまで、ディフェンダー登録選手としてリーガ史上最多記録であった。(なお、67ゴール中46ゴールがPKによるもの) 在籍中には“エル・ドリームチーム”と呼ばれたチームの最終ラインを統率。中でも圧巻だったのは1991-92シーズンだった。 リーグ戦では35試合に出場し、16ゴールを記録。PKは11本蹴って、1度も失敗することがなかった。そして、サンプドリアとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝。バルセロナは、93年の歴史で一度も欧州王者に輝いたことがなかった。 試合は、バルセロナが再三のチャンスを逸するなど押し気味に進めたが、サンプドリアも鋭いカウンターで得点を狙う。そして、ゴールレスのまま延長戦へ。延長戦でも得点が生まれずに後半に入ると、勝負はPK戦に持ち込まれるかと思われた。 しかし延長後半6分、ゴール正面の約27m地点でフリーキックを獲得すると、大黒柱のオランダ人DFが魅せる。クーマンが右足から放った鋭い弾道のシュートが、サンプドリアのゴールネットに突き刺さり、ついにバルセロナが試合の均衡を破った。結局、このクーマンのゴールを決勝点としたバルセロナが初のCL戴冠。クーマンはバルセロナを初めて欧州王者に導いた立役者として歴史に名を残すことになった。 動画では、サンプドリア戦の一撃を含め、バルセロナ時代の珠玉のFK集をまとめている。 2020.08.21 16:00 Fri4
