敵地で逃げ切り図るレバークーゼン戦へコンパニ監督「勝ち抜けるような結果が欲しい」

2025.03.11 18:25 Tue
レバークーゼン撃破狙うコンパニ監督
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レバークーゼン撃破狙うコンパニ監督
バイエルンヴァンサン・コンパニ監督が、敵地で逃げ切りを図るレバークーゼンとの大一番へ意気込みを語った。

バイエルンは5日、ホームで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグでレバークーゼンと対戦し、FWハリー・ケインのドッペルパックの活躍などで3-0の先勝。シャビ・アロンソ監督率いる昨季ブンデスリーガ王者に初勝利を挙げた。

先週末のリーグ戦では大幅なターンオーバーに前半のMFジョアン・パリーニャの一発退場によって格下ボーフムに2-3の金星を献上。ただ、対戦相手もブレーメンに0-2の敗戦を喫しており、チーム状況は大きく変わらないはずだ。
敵地とは言えどもベスト8進出に王手をかけた状況で臨む11日の2ndレグに向け、前日会見に出席したコンパニ監督は「勝ち抜ける結果を得たい」と謙虚に勝負にこだわって自分たちの目標を達成したいと語った。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。

「準備できることは準備する必要がある。勝つためにデュエルに勝ち、ゴールを決めたい。結局のところ、選手の質が勝負を決める。明日の試合にも大きな影響を与えるだろう」
「勝ち抜けるような結果が欲しい。試合をするときは、勝つことを第一に考えて臨む」

今回の大一番ではレバークーゼンのキープレーヤーであるドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツが前述のブレーメン戦で負ったケガによって欠場。その点について「本当に残念」と同情したベルギー人指揮官だが、勝負に徹して自分たちが望む結果を目指す。

「相手チームが我々を後退させて守備を強いるに値するとき、我々はそうする。あの試合(第22節のレバークーゼン戦)ではそうしなければならなかった」

「これまで我々を導いてきたものを継続することが常に我々の目標だ。それは明日も同じだ。簡単な試合にはならないし、多くのことが起こると予想している」

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