プロサッカー選手協会が試合数増加に法的措置を検討…来季はCL&ELが改革、クラブW杯も拡大と試合数が年々増加の道を辿る

2023.12.30 16:25 Sat
クラブW杯も32チームの参加に拡大されることが決定
Getty Images
クラブW杯も32チームの参加に拡大されることが決定
毎年のように過密日程が問題視されるプレミアリーグ。プロサッカー選手協会(PFA)は、法的措置を講じる考えがあるという。イギリス『BBC』が伝えた。
PR
2023年も残すところわずか。すでにラ・リーガやブンデスリーガなどはウィンターブレイクに入っている一方で、プレミアリーグは数多くの試合をこなしている。特にクリスマス前からの過密日程ぶりは異常とも言われ、10日間でリーグ戦3試合をプレーすると共に、年明けにはカップ戦が組まれるなど、休む暇がない。
そんなか、PFAが立ち上がり、過密日程の問題に関して議論をスタート。まだ初期段階であるが、選手が特定の大会に参加する義務と、それがどのように今のシステム下で保護されているのか、そしてそれ適切かどうかに関して、法的措置を講じる可能性が浮上している。

2024-25シーズンは、チャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)に方式変更が施され、グループステージは32チームから36チームに拡大。今までは4チームが8グループに分かれ、上位2チームがラウンド16に進出していたが、36チーム全体でリーグ戦を行い、最低でも8試合を実施とグループステージの試合数が増加。16チームが勝ち上がり、上位8チームと9位から24位のチームがホーム&アウェイでプレーオフを行うというものだ。
その上、新たなクラブ・ワールドカップがスタートし、32チームが参加。過去3度のヨーロッパ王者とランキング上位のチームが参加することとなり、これまで出場すると大変な試合数にとなる。

また、2025-26シーズン終了後には、48カ国による2026年の北中米ワールドカップも開催され、試合数が年を追うごとに増えることになっている。

プレミアリーグでは度々問題視される試合数が多すぎる問題に対し、各クラブの監督は反対の声を挙げている。バーンリーのヴァンサン・コンパニ監督は各選手の1年間の試合数の上限を60試合にすべきと提案もしていた。

選手たちにばかり負担がかかっていってしまう今のシステム。全ての大会が拡大を図っていく中、どのようにして守られるのか。PFAの動きで何か変更がなされるのか注目だ。

PR

ヴァンサン・コンパニの関連記事

UEFAチャンピオンズリーグの関連記事

ヴァンサン・コンパニの人気記事ランキング

1

アウグスブルク戦へ守護神らの状態懸念のバイエルン、イスラエル代表GKが今季初出場の可能性も

インターナショナルマッチウィーク明け初戦に臨むバイエルンだが、ゴールキーパーのポジションに不安を抱えているようだ。ドイツ『ビルト』が伝えている。 2位以下に5ポイント差を付けて首位を快走するバイエルンは、インターナショナルマッチウィーク明けからクリスマス前までの過密日程に挑む。 その初陣となるブンデスリーガ第11節ではホームにアウグスブルクを迎え撃つ。22日に行われるホームゲームに向けた公式会見に出席したヴァンサン・コンパニ監督は最新のチームニュースを提供。 守護神マヌエル・ノイアーを始めGKのポジションに不安を抱えていることを認めた。 肋骨の問題を抱えるノイアーは今週初めにチームトレーニングを早い段階で切り上げるなどコンディションに不安を抱えている。さらに、第2GKを務めるスヴェン・ウルライヒに関しては“個人的な理由”によってアウグスブルク戦で起用できないようだ。 「マヌ(ノイアー)は明日プレーできると想定している。しかし、もし出場できなかった場合、ダニエル・ペレツが出場することになる。彼は代表チームでの過去2試合、とりわけベルギー戦で非常に良いプレーを見せた。スヴェン・ウルライヒは個人的な理由で出場できない。彼についてこれ以上は言えない」 週明けにパリ・サンジェルマンとの重要なチャンピオンズリーグの大一番を控えていることを鑑みれば、守護神の強行起用はリスクが高く、このアウグスブルク戦では今季初出場となるイスラエル代表GKにチャンスが与えられるかもしれない。 2024.11.22 14:30 Fri
2

「私は狂人ではない」母国率いるかつての“悪童”ベラミー監督、自身に貼られたレッテルについて「誰もが私の気性の激しさを口にするが…」

ウェールズ代表のクレイグ・ベラミー監督(44)は、自身に貼られたレッテルを剝がすことに意欲を燃やしている。『ESPN』が伝えた。 現役時代は数多のクラブを渡り歩き、同僚をゴルフクラブで殴る事件を起こすなどの“悪童”ぶりでも知られていたベラミー監督。現役引退後は指導者の道を選択し、古巣カーディフ・シティのアカデミースタッフ、アンデルレヒトのU-21チーム監督などの職に就いた。 その後はヴァンサン・コンパニ監督に付き従い、アンデルレヒトやバーンリーでアシスタントコーチに就任。コンパニ監督がバイエルンの指揮官に就任すると袂を分かち、今年7月から母国ウェールズの指揮官に就任した。 ウェールズでは、ここまでUEFAネーションズリーグの6試合を戦い3勝3分けと無敗を維持。指揮官として好スタートを切っているベラミー監督は、ここまで退席処分もなしと順調だ(アイスランド代表戦で監督として初の警告は受けた)。 ベラミー監督も、自身は世間が思っているような破天荒な人間ではないと断言。それを監督業で証明していきたいと意気込みつつ、現在の仕事への手応えも語っている。 「私は狂人ではない。まともだということを、人々に見せることが重要だと思っていた。誰もが、私がピッチを走り回り、審判を押したりすることで退席処分を受けると思っていただろう」 「自分がそんな人間ではないと示すため、監督になったんだ。以前は、誰もが私の気性の激しさについて口にしていた。『ああ、でも彼は気性がね…』といった感じでね。私はそのたびに『それは本当か?』と思っていた。そして今、私のこうした面を見せることができている」 「うまくいかない時ほど、メディアは私の冷静で穏やかな面を見ることになるだろう。(アイスランド代表戦の警告について)今は感情があらゆるところで溢れていて、最も私を苦しめるタイミングだ。ただ、信じてほしいがそんな状態だと何も得られはしない」 「もちろん、私はそうした瞬間が来ないと思うほど甘くはない。いつ来るかは分からないが、必ず訪れるだろう。何人かは、それが起こるのを待っているように感じている。私もそれは把握しているし、冷静でいなければならない」 「(ウェールズについて)まだ長い道のりがある。6試合が終わっただけだが、良い時期もあった。私はここに座り、トルコ戦の引き分けに大喜びもしたと思う。あれはかなり良い引き分けだったが、選手たちにはもっと可能性があると信じている」 「我々はワールドカップに出場したい。そのためにはゴールを決めていく必要がある。そして出場できれば、そこで我々は競い合いたい。この選手たちは、そこへ出場するに値するのだ」 2024.11.21 18:25 Thu
3

ムシアラとの新契約を熱望するバイエルン、ドイツ人史上最高額となる給与をオファーか

バイエルンがドイツ代表MFジャマル・ムシアラ(21)との新契約のため、超高額な給与を提示しているようだ。 ムシアラは2020年6月にバイエルンのトップチームでデビューを果たすと、瞬く間にチームの中心に。21歳ながらすでにバイエルンで公式戦通算177試合52ゴール35アシストの成績を残し、ドイツ代表でも絶対的な主力を担う立場となっている。 今シーズンもヴァンサン・コンパニ監督の下で公式戦14試合9ゴール4アシストの好成績を残し、順風満帆のキャリアを送るムシアラ。一方で、バイエルンとの契約は2026年夏までとなっており、残り2年を切る中で去就が注目されていた。 そんな中で、ドイツ『スカイ・スポーツ』によるとバイエルンは少なくとも2029年夏までの契約を望み新契約を打診している模様。これにより、ムシアラは最高で2500万ユーロ(約40億円)の年俸を受け取る可能性があるようだ。 このほかにも手数料などが発生することから、仮にバイエルンの希望通り2029年夏までの新契約となった場合には、最低でも総額1億2000万ユーロ(約195億円)の大型契約になることは確実となると報じられている。 新契約締結となれば、ムシアラはドイツ人史上最高額の給与を受け取る選手に。選手側がどのような決断を下すかも含め、交渉の行方は大きく注目されている。 2024.11.19 12:20 Tue
4

契約交渉続くバイエルンとムシアラ、クラブCEOは状況を楽観視「期限を設けるつもりはない」

バイエルンでCEO(最高経営責任者)を務めるヤン=クリスティアン・ドレーゼン氏が、契約延長交渉を続けるドイツ代表MFジャマル・ムシアラ(21)に言及した。ドイツ『スカイ・スポーツ』が伝えている。 2020年6月にバイエルンのトップチームでデビューを果たしたムシアラは、瞬く間にチームの中心に定着。21歳ながらすでにバイエルンで公式戦通算177試合52ゴール35アシストの成績を残しており、ドイツ代表でも欠かせない存在となっている立場だ。 バイエルンは、今シーズンもヴァンサン・コンパニ監督の下で公式戦14試合9ゴール4アシストの好成績を残す若きスターとの契約延長を希望。現行契約は2026年夏までであり、残り2年を切る状況となっている。 ムシアラを今後もプロジェクトの中心に据えるべく、総額1億2000万ユーロ(約195億円)の大型契約を提示とも報じられるバイエルン。ムシアラ自身もバイエルンでのキャリアに満足しており、交渉の行方が注目されている。 そんな中で、ドレーゼンCEOはムシアラとの契約交渉について楽観的だと主張。最終的には契約交渉に合意し、今後もクラブの顔となってくれることに期待を示している。 「今は期限を設けるつもりはない。重要なのは、たとえ年末までに契約更新が実現しなくても、その目標を達成することだ」 「マックス・エベール氏やクリストフ・フロイント氏はジャマルと本当に良い初期交渉を行っている。これが最終的には、契約の延長につながっていくはずだ」 「ジャマル・ムシアラはアレクサンダル・パブロビッチやジョシュア・キミッヒらと同様、バイエルンの将来の顔となる選手の一人だ。こうした選手が、クラブを形作っていくだろう」 2024.11.21 11:10 Thu
5

ロドリ不在時の敗戦率は2倍に、シティが考える代役はデータが似ている選手? 不遇のベテラン、久保建英の同僚、期待の若手…

今季絶望の可能性も出てきたマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリ。シティは大黒柱の代わりを探しに出る可能性が高い。 チームにとって欠かせない存在のロドリ。2019年にシティでデビューして以来、ロドリが出場している試合の黒星は11%だが、不在時には24%にまで上昇。いかにその存在が重要かを示している。 プレミアリーグ5連覇に向けて戦うシーズン。シティの中盤には、マテオ・コバチッチ、イルカイ・ギュンドアン、ジョン・ストーンズ、リコ・ルイスなどがいるが、やはりロドリの不在は大きな穴になる。 移籍期間ではない以上、今年はこのメンバーで戦うしかない状況ではあるが、1月には中盤を補強する可能性も浮上。イプスウィッチ・タウンにレンタル中のカルヴァン・フィリップスを連れ戻す可能性もあるが、これまでの扱いを考えれば考えにくく、補強に動く可能性が高い。 データを扱う『Opta』によれば、ロドリに似た選手はアーセナルのMFデクラン・ライス、レアル・マドリーのMFフェデリコ・バルベルデとのことだ、この2人を獲得するのはどう考えても現実的ではない。ただ、他の選択肢もあるようだ。 ライスを除いた中で最もロドリに似ているとされたのは、バイエルンのドイツ代表MFレオン・ゴレツカ(29)。2018年にバイエルンに加入後、中盤を支え、ドイツ代表としても活躍。しかし、ヴァンサン・コンパニ監督の下では不遇の時期を過ごし、ドイツ代表でも立ち位置が変化。環境を変える可能性は十分にあり、獲得しやすくもある。 続いて似ているとされるのは、スペイン代表でもチームメイトのレアル・ソシエダのMFマルティン・スビメンディ(25)。今夏リバプールへの加入が噂されたスビメンディはソシエダに残留。クラブ愛を貫いたものの、そのクラブは大きく苦しんでいる状況。一度は移籍も考えただけに、シティ入りする可能性も十分にある。 ユーロ2024では、ロドリと同じ役割を務めチームは見事に優勝。契約解除金は5150万ポンド(約99億4000万円)とも言われており、1月の獲得も有り得るとされている。 その他にも、クリスタル・パレスのイングランド代表MFアダム・ウォートン(20)は、中盤でのタックル数やインターセプト数が多く、守備的な安定感もチームにもたらしてくれるだろう。ただ、移籍金はかなり高額になると見られている。 また、ニューカッスルのブラジル代表MFブルーノ・ギマランイス(26)も、能力以上に移籍金が高額であり、ニューカッスルを説得するのは非常に困難だ。 いずれにしても、シティにとってロドリの長期離脱は大きな痛手。この先のチームのパフォーマンスも関わってくるが、1月に大きな補強に動くのか注目が集まる。 2024.09.25 22:55 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly