前監督と確執のGKクルトワがベルギー代表復帰へ、ガルシア監督が会談「彼は戻ってくるだろう」

2025.03.01 00:30 Sat
クルトワがベルギー代表に復帰予定
Getty Images
クルトワがベルギー代表に復帰予定
ベルギー代表ルディ・ガルシア監督が、守護神の復帰が予定されていると語った。フランス『レキップ』が伝えた。

レアル・マドリーの守護神でもあるGKティボー・クルトワ。ベルギー代表の守護神でもあったが、ドメニコ・テデスコ前監督と衝突。長期離脱から復帰した後に行われたユーロ2024のメンバーから外されると、テデスコ監督が指揮を執っている間はベルギー代表の招集を受けないと明言していた。

しかし、テデスコ監督は結果を残せずに1月に解任。ガルシア監督が後任として就任していた。
ガルシア監督はチームの立て直しのため、クルトワと面談。3月に行われるUEFAネーションズリーグのウクライナ代表戦の2試合に向けて、クルトワを復帰させる予定だとした。

「彼は戻ってくるだろう。ベルギー全体にとって素晴らしいニュースだ。私は常にティボーが世界最高のゴールキーパーだと考えてきたが、マツ・セルスやクーン・カステルスも十分にカバーしている」
また、クルトワに加え、MFケビン・デ・ブライネ、MFジェレミー・ドク、2024年6月を最後に招集されていないMFアクセル・ヴィツェルにも直接会ったという。

「レアル・マドリーvsマンチェスター・シティを前に、マドリードで彼に会いに行った。試合前日にはデ・ブライネとジェレミー・ドクにも会う機会があった」

「マドリー戦の午後にはアクセル・ヴィツェルにも会った。彼と話すのは楽しかった。彼は賢い男だ。絶対にないなんて言わないほうがいい」

ガルシア監督は3月のメンバーに誰を招集するのか。結果が出なかった時期に変化をもたらすために、ベテラン勢の復帰もありそうだ。



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「1週間ずっと泣いていた」ベルギー代表のエースがカタールW杯後に壊れる…ルカクは毎日3回も電話して支えた人物に「本当に感謝している」

自らの希望により現在はベルギー代表から離れているFWロメル・ルカク。2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)で大きな精神的ダメージを負ったと明かした。 ベルギー代表のエースとして活躍してきたルカク。これまで119試合に出場し85ゴールを記録している。 黄金世代の1人としてチームを支えてきたルカクだったが、2021年9月からケガの問題もあり代表チームではほとんどプレーできず。それでも、カタールW杯のメンバーに選出された。 ケガのため初戦を欠場したルカクだったが、2戦目のモロッコ代表戦で最終盤に登場。1勝1分けで迎えた第3節のクロアチア代表戦では勝利が必要だった中、ハーフタイム明けから出場した。 しかし、この試合のルカクは決定機を何度も迎えたものの、ことごとく失敗。ベルギー自体も敗退となった中、戦犯として扱われてしまっていた。 現在は自身の意向で代表招集を断っているルカク。『Friends of Sports』のポッドキャストで、カタールW杯での出来事が自身のメンタルに大きな影響を与えたと語った。 「クロアチアと対戦してスコアが0-0だったので、僕は『希望はある』と言った」 「その後、僕は交代で出場しみんなは試合がどうなったかご存知の通り、決定的なチャンスを4回逃した。神様がそう決めたんだから、問題ない」 「しかし、その余波は僕がダグアウトの窓を殴った時に始まった。その時僕のフラストレーションが全て出たんだ」 「僕は23年間サッカーをしてきたけど、こんな風に感じたのは初めてだった。本当に初めてだった」 「うつ病について考えたことは一度もなかったけど、誓って言うが、僕は家を出て、休暇を取り、一週間ずっと毎日泣いていた。僕は肉体的にも精神的にも壊れていた」 自身の不甲斐ないパフォーマンスへの思いと周囲からの大きな批判を受けて壊れたルカク。その状況の中、救ってくれた人物がいたという。 「ティエリ・アンリには本当に感謝している。彼は毎日3回電話をかけてきて『大丈夫か?精神的にはどうだい?』と聞いてきた。なぜなら彼はそれがどんな感じか分かっているからだ」 「彼は僕と同じようにサッカーに夢中で、何でも知っている。彼はすべての試合を観戦し、僕がサッカー中毒者だということも知っている。その瞬間から決勝まで、僕はワールドカップの試合を一切見ず、毎日ただ泣いていた」 当時ベルギー代表のコーチとして参加していたアンリ氏は、ルカクのサポートを欠かさなかったという。自身もフランス代表のエースとして活躍し、アーセナルやバルセロナなどビッグクラブでプレッシャーにさらされる日々を現役時代は過ごしていた。 そしてルカクは決して万全の状態ではなかったとコメント。ただ、ベルギーの敗退を阻止するためにプレーすることを決めたと語った。 「クロアチア戦に向けて3日間準備していたので、最初の公式トレーニングはモロッコ戦の翌日だった。クロアチア戦の2日前にもトレーニングをした。それが3カ月ぶりのトレーニングだった」 「勝とうが負けようが引き分けようが、自分がそこにいることは分かっていた。監督は僕を必要としていたし、チームも僕を必要としていたし、ベルギーも僕を必要としていた」 辛い日々を乗り越えたルカクは、今シーズンからナポリへと居場所を移した。一方で、ベルギー代表からはまだ距離をとっている。2025年3月には復帰するつもりがあるようだが、再びベルギーのためにゴールを量産するのか、注目が集まる。 2024.10.18 18:40 Fri

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