敗戦直後に“大人の対応”…アマドゥ・オナナが「アンドレ」と呼び止められるも…

2024.06.19 18:40 Wed
ベルギー代表MFアマドゥ・オナナ
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ベルギー代表MFアマドゥ・オナナ
ベルギー代表MFアマドゥ・オナナが、敗戦後のミックスゾーンで“大人の対応”をした。オランダ『Voetbal International』が伝える。

現在開催中のユーロ2024。所属するエバートンからビッグクラブへの移籍も噂される若き大型ボランチ、アマドゥ・オナナはベルギー代表の主力として今大会に臨んでいる。

17日には初戦でスロバキア代表と対戦し、アマドゥ・オナナもフル出場。しかし、序盤に均衡を破られたベルギーは0-1と敗戦…ロメル・ルカクの2発はVARで取り消されてしまった。
試合後、アマドゥ・オナナはミックスゾーン(試合会場の取材エリア)に詰めかけた欧州各国の報道陣に対し、敗戦の弁や次戦への意欲を丁寧に語っていたそうだが、ある記者が失礼を働いてしまったとのこと。

この記者、アマドゥ・オナナに話を聞こうとして、誤って「アンドレ」と呼びかけてしまった模様。彼はエバートン所属のアマドゥ・オナナであり、アンドレ・オナナはマンチェスター・ユナイテッド所属のゴールキーパーだ。
アマドゥ・オナナは気に留めずやりとりを交わしたそうだが、周囲の全員が「アンドレ?」と違和感に気づいたとのこと。アマドゥ・オナナもやはり当初は困惑した表情だったという。

ちなみにその直前、この記者はケビン・デ・ブライネにも声をかけ、最初に英語での質疑応答を求めたが、なぜか質問しなかったため、デ・ブライネは数秒でその場を立ち去る…というやや不可解な場面があったとのことだ。

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ベルギー代表史上最高の一戦…2018年7月2日、日本列島を奈落の底に突き落としたシャドリ「未だにありがとうと言われる」

元ベルギー代表MFナセル・シャドリが、日本列島を奈落の底に突き落とした「人生で最高の瞬間」を振り返った。 かつてトッテナムやモナコに在籍、ベルギー代表では黄金世代の一角として存在感を示したシャドリ。通算66キャップは先発と途中出場がほぼ半分ずつで、後半投入ならジョーカーとして決定的な役割を担うことも少なくなかった。 現在は35歳、無所属で事実上の引退状態。 ベルギー『Tribune』でプロキャリアを振り返り、2018年ロシアW杯・ラウンド16の日本代表戦で決めた、あの後半アディショナルタイムの劇的決勝点が、サッカー人生の全てだったと言っても過言ではないという。 「いまだに街中で見知らぬ人から、突然『ありがとう』って声をかけられるからね(笑) W杯での日本戦のゴールについてだよ。キャリア唯一のゴールがあれだったという錯覚に陥るほど、本当にしょっちゅう言われる」 「マルアン・フェライニとの同時投入だったかな? ロベルト・マルティネス(当時の監督)から全てを託され、左サイドに配置され、ゴールを決め、とてつもなく感動した。後にも先にもないほど、喜びが爆発したんだ」 「ティボー・クルトワがCKをキャッチした瞬間、自分のとるべきアクションが確定した。『延長戦はマズい。これがこの試合最後のプレーだ』と自分に言い聞かせ、最後の瞬間に至る直前は、ロメル・ルカクがチラッと僕を見たことに気がついた…いや、信じたんだ…」 結果的に、シャドリがラストパスを流し込んで劇的逆転ゴールに。 2018年7月2日の「ベルギー代表 3-2 日本代表」は、多民族ゆえ団結が難しいベルギー国民が珍しくひとつになった「史上最高のゲーム」と言われ、続く準々決勝でブラジル代表をぶち破ったベルギーだが、シャドリはセレソン撃破に特段の思い出はないと真顔で話す。 日本戦こそが「ベルギー代表史上最高のゲーム。感情面も含め、もっとも完成度の高いゲーム」だったと言う。 2024.11.06 15:25 Wed
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代表引退示唆も話題となったデ・ブライネがしばしの不参加へ 指揮官が明らかに

ベルギー代表の世代交代が加速していくのだろうか。 エデン・アザールを筆頭に“黄金世代”を擁した2010年代はどこで優勝を狙っていけるのではと期待が膨らんだが、それが叶わずのベルギー。そうしていると、高齢化が進む中心選手に引退を決断する者がいたりと世代交代のときを迎える。 アルネ・エンゲルスらの登場で若返りが進むといえど、今もFWロメル・ルカクやケビン・デ・ブライネが軸となるベルギーだが、今月は2人とも選外。デ・ブライネに関してはドメニコ・テデスコ監督いわく、本人の要望を受けた格好という。 イギリス『デイリー・メール』によると、テデスコ監督は「ケビンとは電話で長く話をした。彼が身体のケアをするため、今回と11月の不参加を申し出てきたんだ」と話し、こう続けた。 「クラブ・ワールドカップもあって、スケジュールがさらに忙しくなる。だから、今月と11月は彼抜きだ。だが、本当に大事な(2026年の北中米)ワールドカップではいてくれるだろう」 そんなデ・ブライネは確かにマンチェスター・シティで負傷しており、離脱中。ただ、9月活動ではUEFAネーションズリーグでフランス代表に0-2の敗北後、テデスコ監督の戦術を批判した上、代表引退を示唆するような発言も残し、不穏な空気が流れる。 なお、ルカクの方はナポリ入り1年目ということで、本人から新天地に馴染む時間を優先したいとの意向を受けてのものとされる。 2024.10.05 12:45 Sat
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「負けてなぜ笑う?」ベルギー代表指揮官がOBの怒りを買う「もう彼では無理だよ」

ベルギー代表のドメニコ・テデスコ監督が、敗戦直後に謎の笑顔。元代表選手の怒りを買った。ベルギー『RTBF』が伝える。 ベルギー代表は14日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグA/A組2でイタリア代表に0-1と敗戦。4試合未勝利で準々決勝進出の可能性が消滅し、リーグBとの入替プレーオフにまわることが確定した。 黄金期はとうに過ぎ、欧州の第二(第三?)勢力に落ち着いて久しいベルギー。そんななか、とりわけ2024年はイタリア戦含め、国際Aマッチ「4勝4分け5敗」ということに。単刀直入に言えば、「さらに勝てなくなっている」。 そんな現チームを率いるテデスコ監督が、イタリア戦終了直後に、謎の笑み。代表OBで1994年W杯メンバーのフィリップ・アルベール氏は、失望と怒りを隠せない。 「まず試合について。プレッシングがかけられず、失点を喫した最初の20分間だけがよくなかったという意見は甘い。百歩譲って、今日のチームは“46分”からプレーし始めた」 「ショックだ。ユーロ2024は当然失敗だし、今回のネーションズリーグも明るい未来への前兆みたいなものはない」 「にもかかわらず、過度に守備的なアプローチしか指示しないテデスコは、試合後に笑顔を見せた。なぜだ? 全く理解できない。もう彼では無理だよ。連盟は決断を下す時が来た」 2024.11.15 22:45 Fri
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スロバキア代表GKがベルギー撃破の金星スタートに喜びを噛み締める 「大きな勝利」

スロバキア代表GKマルティン・ドゥブラフカがユーロ2024の初戦金星を喜んだ。 17日のグループE第1節でベルギー代表と対戦したスロバキア。7分にイバン・シュランツの一発で先手を奪うと、タレントを揃えるベルギーの反撃も跳ね返し、ロメル・ルカクがネットを揺らした2度のシーンもVARに取り消されるツキもあり、見事に1-0で勝利した。 そのなかで、相手のシュートシーンにことごとく立ちはだかったのがドゥブラフカで、最後まで崩れず、番狂わせの勝利に大きく貢献。UEFA公式サイトによると、殊勲の35歳GKも喜びを噛みしめた。 「大きな勝利だ。僕らはこの勝利のために頑張り、最後まで戦った。こういう試合では少しの運も必要で、ツキがあったね。素晴らしい勝利だよ。僕らだって良いチームであるとき、個々でも対応できる。この大会に素晴らしい状態で迎えたし、それが大きな力になる。これからはしっかりと回復して、次の試合に備えないとね」 スロバキアは21日の次戦、黒星スタートのウクライナ代表と対戦する。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】ベルギーvsスロバキア</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="qXqlaojbUlg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.18 15:45 Tue

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