J1初昇格の岡山が京都に完勝で歴史的J1初勝利! クラブ初弾の田上大地に木村太哉が追加点【明治安田J1】

2025.02.15 16:17 Sat
岡山の記念すべきJ1初ゴールは田上大地
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岡山の記念すべきJ1初ゴールは田上大地
15日、2025シーズンの明治安田J1リーグ開幕節、ファジアーノ岡山vs京都サンガF.C.がJFE晴れの国スタジアムで行われ、ホームの岡山が2-0で勝利した。昨シーズンのJ1昇格プレーオフを制し、クラブ史上初のJ1昇格を果たした岡山。記念すべきJ1での第一歩を飾るホームでの開幕戦ではスベンド・ブローダーセン田上大地木村太哉、ルカオら昇格の立役者とともに立田悠悟加藤聖江坂任の新戦力がスタメン起用となった。

対して昨季J1で14位フィニッシュの京都は上位進出を期す新シーズン初戦で昇格組と対戦。パトリック・ウィリアムジョアン・ペドロと2人の新助っ人をスタメンでデビューさせた一方、川﨑颯太ラファエル・エリアス原大智と昨季の主力メンバーがスタートから開幕戦のピッチに立った。
スタジアム全体に大きな期待感、緊張感が漂うなかで幕を開けた岡山のJ1初ゲーム。入りは拮抗していたが、時間の経過とともに京都が押し込む展開に。

9分にはボックス手前左の川崎が鋭い左足グラウンダーシュートを枠の右へ飛ばすが、ここはGKブローダーセンの好守に遭う。さらに、セットプレーも交えた攻勢のなかで宮本優太やラフェル・エリアスが足を振っていく。
ルカオが強引な形からシュートを放ったものの、守勢が続く岡山だったが、20分過ぎに歓喜の瞬間が訪れる。23分、左CKの場面でキッカーの加藤が左足アウトスウィングの浮き球のボールをゴール前に入れると、味方のブロックによって前向きでフリーとなった田上が抑えの利いた左足ボレーシュートをゴール左隅に突き刺し、記念すべきクラブ初のJ1での得点を記録した。

この先制点で勢いづくホームチームは直後にも左サイドを突破した江坂の丁寧な折り返しをファーでフリーとなった柳貴博がダイレクトで狙ったが、ここはうまくバウンドを合わせ切れずに枠の右へ外した。

以降は一進一退の展開が続いたが、先にゴールをこじ開けたのはまたしてもホームチーム。36分、中央でのボールの出し入れからルカオの短い落としを江坂が右サイドへ浮き球で展開。フリーの柳がボックス右で頭で折り返すと、ゴール前に飛び込んだ木村太哉が右足で巻き込む形のボレーシュートで合わせた。

その後、京都の反撃を冷静に撥ね返し続けた岡山はルカオがスピードとパワーをまざまざと見せつけるボックス内への侵入から3点目に迫ったが、ここはカットインの仕掛けをDFに阻止されてダメ押しの3点目とはならず。それでも、2点リードという最高の形で試合を折り返した。

ハーフタイムに動いたのは京都。ジョアン・ペドロ、宮本を下げて福岡慎平須貝英大を同時投入した。しかし、後半の立ち上がりは前線で存在感を示すルカオ、江坂を起点に岡山の時間帯が続く。

時間の経過とともに押し込んで3トップを中心にシュートの数を増やしていく京都。ただ、決定機まであと一歩という場面が目立つ。これを受けて京都ベンチは古巣帰還の奥川雅也中野瑠馬らをピッチに送り出してくが、一連の交代も攻撃を活性化させるまでには至らず。

後半半ばを過ぎて逃げ切りを意識し始めた岡山は足が攣ってしまった江坂や中盤の選手を入れ替えてプレー強度を維持。前半のように決定機までは持ち込めないが、うまく試合を膠着させた。

後半最終盤には途中出場のブラウンノア賢信、原と両チームのストライカーがゴールに迫ったものの、両守護神の好守によって土壇場でスコアは動かず。

この結果、記念すべきJ1初陣で京都に完勝した岡山が最高の形で日本サッカー界最高峰での挑戦をスタートさせた。

ファジアーノ岡山 2-0 京都サンガF.C.
【岡山】
田上大地(前23)
木村太哉(前36)

1 2

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綱島悠斗のゴール守り抜いた東京Vが3戦連続無失点で今季初の連勝! 岡山はホーム連敗で3戦未勝利に【明治安田J1第13節】

29日、明治安田J1リーグ第13節のファジアーノ岡山vs東京ヴェルディがJFE晴れの国スタジアムで行われ、アウェイの東京Vが0-1で勝利した。 8位の岡山は前節、アビスパ福岡とのアウェイゲームを土壇場で1-1のドローに持ち込んで連敗を回避。前々節の鹿島アントラーズ戦で初黒星を喫したホームで3試合ぶりの白星を目指した一戦では先発2人を変更。佐藤龍之介、一美和成に代えて加藤聖、前節ゴールのルカオが起用された。 対する13位の東京Vは前節、セレッソ大阪とのホームゲームで1-0の勝利。リーグ4試合ぶりの得点とともに6戦ぶりの白星を挙げた。今季初の連勝を懸けた昇格組とのアウェイゲームではこちらも先発2人を変更。齋藤功佑が今季リーグ初のベンチスタートとなり、キャプテンの森田晃樹がスタメン復帰。また、翁長聖に代わって宮原和也が右ウイングバックに入った。 立ち上がりは長いボールを使いながら、セカンドを効果的に回収したホームの岡山がペースを握る。サイドの深い位置を取ってクロスからチャンスを窺うが、決定的なシュートシーンには至らない。 一方、ミラーゲームの形で相手のプレスに手を焼いてサイドで嵌められる場面が目立つ東京V。それでも、15分には自陣右サイドでプレス回避した福田湧矢が巧みなコース取りのドリブルで局面を打開。右で浮いた山見大登にスルーパスが通り、ボックス右に持ち込んだ山見が右足対角シュートを枠に飛ばすが、ここはGKスベンド・ブローダーセンの好守に遭う。 以降は球際を五分五分に戻し、マイボール時も自陣の低い位置でボールを呼び込む森田を起点に後方からボールを動かし始めた東京Vが押し返し、試合は完全にイーブンな展開となる。 34分には木村勇大のキープを起点にアウェイチームが押し込む形を作り出し、左の新井悠太がファーを狙ったクロスにフリーの福田が飛び込むが、ヘディングで合わせることができず。直後には左サイドで局面の攻防を制した山見がボックス左に持ち込んで放った左足シュートでGKブローダーセンの好守を強いると、これで得た左CKでも山見のクロスに谷口栄斗がダイビングヘッドで合わせたが、惜しくも枠を捉え切れず。 この波状攻撃で先制点を奪えなかったものの、試合の主導権を掌握した東京V。相手を見ながら立ち位置も変化させてズレを生み出すと、前半終盤にもボックス内の宮原にシュートチャンスが訪れたが、ここは左足シュートを枠に飛ばせず。前半のうちにリードを奪うことはできなかった。 ゴールレスで折り返した後半は両チームともに同じメンバーでスタート。拮抗した入りとなる。 立ち上がり以降もがっぷり四つの攻防が繰り広げられる。互いにターンオーバー、セットプレーで堅守攻略を図るなか、岡山がより狙い通りの戦いを見せるが、再三のセットプレーのチャンスを明確な決定機に結び付けられない。 そんな流れのなかで東京Vは66分、木村の身体を張ったプレーで得た右CKの場面でキッカーの山見が入れたクロスがファーに流れると、福田が左足のグラウンダーで入れた折り返しをゴール前の綱島悠斗が右足アウトで叩く技ありのフィニッシュでニア下に流し込んだ。 アウェイチームが先手を奪ったタイミングで両ベンチが動く。東京Vはゴール直前から準備していた齋藤を山見に代えて投入。対してビハインドを負った岡山は田部井涼、木村太哉を下げて神谷優太、岩渕弘人を同時投入した。 この交代直後にはホームチームにセットプレーからチャンスが訪れるが、立田悠悟の豪快な右足ボレーシュートは枠を捉え切れない。 後半半ばから終盤にかけて試合はよりオープンな展開に。東京Vは負傷の福田や木村を下げて染野唯月、松橋優安を投入。対する岡山は江坂任や松本を下げて佐藤、一美とフレッシュなアタッカーをピッチに送り込んでいく。 83分には東京Vに絶好の追加点のチャンスが訪れる。右サイドで仕掛けた松橋が染野とのパス交換で右のポケットに侵入。ファーに走り込む味方を感じて高速クロスを供給。これを途中出場の翁長聖がワンタッチで合わせるが、うまくミートできずにシュートは枠を外れた。 その後、岡山はルカオを下げてグレイソンを5枚目のカードとしてピッチに送り込み、ここからリスクを冒して前に出る。そして、3バックのサイドの選手も積極的に高い位置を取って攻撃に厚みを出していくが、右サイドからのクロスに飛び込んだ一美のヘディングシュート、神谷の豪快なミドルシュートも枠を捉え切れず。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、敵地で競り勝った東京Vが3試合連続無失点で今季初の連勝を飾った。一方、決定力を欠いた岡山はホーム2連敗で3試合未勝利となった。 ファジアーノ岡山 0-1 東京ヴェルディ 【東京V】 綱島悠斗(後21) <span class="paragraph-title">【動画】綱島悠斗がセットプレーの流れから決め切る!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"></a> <a href="https://t.co/s9Y3YIB3S8">pic.twitter.com/s9Y3YIB3S8</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1917106744058118441?ref_src=twsrc%5Etfw">April 29, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.29 16:00 Tue
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橋本環奈と同い年!?京都の怪物FWの弾丸シュートがSNSで話題沸騰「月間MVP確定だろ」「Jにいるのが奇跡」

【明治安田J1リーグ】京都サンガF.C 5ー0 ファジアーノ岡山(8月30日/サンガスタジアム by KYOCERA) <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#モーメントブースター</a> でシェアして盛り上がれ!​<br><br>ゴール (14:24)<br>エリアス ラファエル​​<br>京都サンガF.C. vs ファジアーノ岡山<br> ​​DAZNでライブ配信中​<a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/FanZone?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FanZone</a> <a href="https://t.co/00chWYDLsU">pic.twitter.com/00chWYDLsU</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1961736650280652982?ref_src=twsrc%5Etfw">August 30, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 京都サンガF.Cに所属するFWラファエル・エリアスのロケットシュートがSNSで話題沸騰中だ。 J1リーグ第28節で京都とファジアーノ岡山が対戦。3連勝中同士の対戦は、京都が5ー0と大勝を飾った。大量得点の口火を切ったのは、15分のことだ。 京都は相手陣内の左サイドでボールを奪うと、FW原大智がエリアスとのパス交換からグラウンダーのクロスを送りこみ、これをエリアスがボックス内の左から左足で合わせた。ロケットシュートが、岡山のGKスベンド・ブローダーセンが守るゴールのニア上に突き刺さった。 マークしていたDF田上大地もブローダーセンも豪快なひと振りに驚きを隠せない中、エリアスは雄叫びを上げて喜びを爆発させた。 解説・木場昌雄氏は「岡山には隙がなかったと思うんですけど、京都が個の力で上回りましたね。相手もいるんですけど、少しの空間と時間を見つけて、そこに対して原も正確なボールを届けることで、しっかりとシュートを決められるエリアスの決定力が生きましたね。見事な質の高さでしたね」と脱帽していた。 弾丸シュートでのゴールに、ファンがSNS上で反応。「横からボールを振り切って、あのコースにあのスピードで叩き込める選手がJにいるのが奇跡やろ…」「得点入った瞬間思わず声出たし、頭の中ずっと?マークだらけ。誰が止めれんねんこの怪物ストライカー」「シュートスピードが想定の1.5倍ぐらい早い」「ずっとサンガにいてください」「折り返しただけやのにこんなゴールすごいわ」「あのクロスをこんな破壊力有るシュートで蹴るとか、えっぐ」「これは理不尽」「絶対枠内マンでシュートうまい」「Jにいていい選手じゃないだろこれ」「バケモンすぎだろ」「月間MVP確定だろ」「シュート弾丸すぎるやろ」「決定力えぐい!」「4試合連続ゴールとか悪魔かよ」「シュートってそんなに簡単なの?」と話題沸騰中だ。 30分にもネットを揺らしたエリアスは、4試合連続ゴールを記録。4戦7発で総得点を一気に「15」に伸ばして得点ランキング首位タイにまで登り詰めており、月間MVP最有力候補という声も上がった。 なお、1999年生まれの26歳で、人気女優の橋本環奈と同学年であることに対する驚きのコメントも見られた。 2025.09.02 19:00 Tue
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積極補強でJ1昇格行きを目指す岡山が選手背番号発表! GKブローダーセンは「49」、FWガブリエル・シャビエルは「8」

ファジアーノ岡山は8日、2024シーズンの選手背番号を発表した。 木山隆之監督が率いた2023シーズンは明治安田生命J2リーグで10位。2022年の3位からは順位を落としたシーズンとなった。 2024シーズンも木山監督が続投する岡山。積極補強を敢行し、GKには横浜FCからスベンド・ブローダーセンを、DFにはアルビレックス新潟のDF田上大地、FC琉球からDF柳貴博を補強。中盤には清水エスパルスからMF竹内涼、モンテディオ山形からMF藤田息吹、前線には名古屋グランパスや北海道コンサドーレ札幌でプレーしたFWガブリエル・シャビエル、韓国2部の慶南FCからFWグレイソンらを獲得した。 経験値のある選手を補強し、J1昇格を改めて目指す岡山。ブローダーセンは「49」、田上は「18」、柳は「88」、竹内は「7」、藤田は「24」、ガブリエル・シャビエルは「8」、グレイソンは「9」をつけることとなる。 また、MF田中雄大が「14」から「10」、MF田部井涼が「41」から「14」に変更となった。 ◆2024シーズン選手背番号 GK 1.堀田大暉 13.金山隼樹 21.川上康平←東洋大学/新加入 49.スベンド・ブローダーセン←横浜FC/完全 DF 2.高木友也 4.阿部海大←ブラウブリッツ秋田/期限付き満了 5.柳育崇 15.本山遥 16.河野諒祐 18.田上大地←アルビレックス新潟/完全 55.藤井葉大←飯塚高校/新加入 88.柳貴博←FC琉球/完全 MF 6.輪笠祐士 7.竹内涼←清水エスパルス/完全 10.田中雄大※背番号変更「14」 14.田部井涼※背番号変更「41」 17.末吉塁 19.岩渕弘人←いわきFC/完全 20.井川空 24.藤田息吹←モンテディオ山形/完全 25.吉尾虹樹←法政大学/新加入 27.木村太哉※背番号変更「19」 42.高橋諒 43.鈴木喜丈 44.仙波大志←サンフレッチェ広島/期限付き延長 FW 8.ガブリエル・シャビエル←シャペコエンセ(ブラジル)/完全 9.グレイソン←慶南FC(韓国)/完全 11.太田龍之介←明治大学/新加入 29.齋藤恵太←ブラウブリッツ秋田/完全 99.ルカオ 2024.01.09 18:30 Tue

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山根永遠がファジアーノ岡山にもたらすものとは? 「多彩な球種は福森晃斗が認めるほど」横浜FC番記者が明かす“トリセツ”

12月17日、横浜FCの山根永遠がファジアーノ岡山に加入することが発表された。J1昇格の歓喜も、残留争いの苦しみも知る彼の移籍リリースには、横浜FCサポーターからたくさんの「ありがとう」をはじめ別れを惜しむ声が集まった。そして、岡山のサポーターは活躍を期待している。山根永遠とは、どんな選手なのか。編集部に所属しながら岡山の番記者を務める難波拓未が、横浜FCの番記者である青木ひかるに“取扱説明書”を教えてもらった。 <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%A8%AA%E6%B5%9CFC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#横浜FC</a> の <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B1%B1%E6%A0%B9%E6%B0%B8%E9%81%A0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#山根永遠</a> が<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8E%E5%B2%A1%E5%B1%B1?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ファジアーノ岡山</a> に完全移籍<br><br>「ファジアーノ岡山は<br>みんなで戦えるチームだと<br>試合を通して感じました。<br>みんなが全力で走るので<br>僕のプレースタイルと合いそうで<br>今からとても楽しみです」<br><br>2025年は <a href="https://twitter.com/hashtag/J1?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#J1</a> 30試合1得点3アシスト<a href="https://twitter.com/hashtag/fagiano?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#fagiano</a> <a href="https://t.co/aQ5JONmT8E">pic.twitter.com/aQ5JONmT8E</a></p>&mdash; 超WORLDサッカー! (@ultrasoccer) <a href="https://twitter.com/ultrasoccer/status/2001146006193496561?ref_src=twsrc%5Etfw">December 17, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> ■3つの武器『運動量・クロス・タスク遂行力』 難波「山根選手のピッチ内での武器を教えてください」 青木「まず一番に挙げたいのは、圧倒的な運動量とタフネスですね。ウイングバックとして90分間サイドを上下動できるスタミナはもちろんですが、スピードや強度が試合終盤まで落ちない選手です。さらに驚くのは『怪我への耐性』です。以前、全治に1カ月は掛かるだろうという怪我を負った時も、わずか2週間ほどでグラウンドに戻ってきたことがありました。驚異的なリカバリー能力は、試合数が多くなる2026年を戦う上で大きな武器になると思います」 難波「クロス数の多い選手ということですが、攻撃面はどうですか?」 青木「山根選手のクロスは、『質より量』のタイプです。右足を振る思い切りの良さが、チャンスを呼び込みます。ですが、蹴るだけでなく球種が豊富なんです。横浜FCで共にプレーしたキックの名手・福森晃斗選手(北海道コンサドーレ札幌への復帰が決定)も、山根選手のクロスの球種の多さは高く評価していました。DFとGKの間に素早く流し込むようなボールや、ファーサイドにふわりと落とすボールなど、カーブもストレートも蹴り分けられる選手です」 難波「福森選手も認めるほどなんですね!山根選手の積極的なクロス供給は大きなプラスになりそうです。守備面での不安はありませんか?」 青木「1対1の強度は高く、試合を通しても大崩れしている印象はありません。特に『特定のタスク』を与えられると強いですね。FC町田ゼルビアとの対戦時は、『今日は相馬(勇紀)を完璧に抑えろ』と任されたんですけど、完璧に役割を遂行してみせました。責任感が強く、任された仕事に全力で取り組む時の集中力の高さは圧巻でした」 難波「岡山はマンツーマンで対応することが多いので、特にウイングバックの選手はマッチアップする相手が明確になりやすい。木山隆之監督の求める守備の規律も、役割が明確であれば高いレベルで応えてくれそうですね」 ■ハロウィンで1人コスプレするほど超ムードメーカー 難波「岡山の加入リリースには『移籍は毎回緊張しますが』とありましたが、人見知りだったりするんですか?」 青木「あ、あれは最初だけです(笑)。馴染んでしまえば、完全なムードメーカーですよ。練習中は基本的に明るいテンションで前向きに取り組みますし、チームメイトとわちゃわちゃしている姿もたくさん見てきました。四方田修平前監督が『永遠がうるさい』と笑いながら言っていることもあったんですけど、愛嬌があって可愛がられる選手だと思います。新加入選手には気さくに声を掛けて、チームに馴染みやすいように働きかけていました。また、チームが連敗して雰囲気が沈んだ時、1人でハロウィンのコスプレをして練習場に現れたこともありましたね」 難波「それは岡山にとって貴重な存在ですね。現ムードメーカーの木村太哉選手との化学反応も楽しみです」 青木「奥様が非常に協力的で社交的なところも、山根選手が岡山に溶け込むことを助けてくれるんじゃないかなと思います。食事のサポートでコンディション面がすごく向上しただけでなく、奥さん同士など家族ぐるみの付き合いも活発だったようで、チームの結束を強めようとしてくれていたのかなと。山根家そのものが、チームのコミュニケーションを底上げするような存在でした。横浜FCのファン・サポーターが移籍を惜しんでいるのは、プレーはもちろん、その『人間性』に惹かれていたからだと思います」 難波「山根選手は、現在岡山でコーチを務める大槻毅さんを『お父さん』のように慕っているんですよね?」 青木「そうなんです。大槻さんとはプライベートでも交流があるそうで、彼がサッカー人生で壁にぶつかった時に導いてくれた恩義を感じているようです。過去の対戦時には、大槻さんに山根選手のお子さんを抱っこしてもらったり、本当の家族のような付き合いです。今回の決断には大槻さんの存在が大きかったと思います」 ■岡山とマッチする、ひたむきさと純粋さ 難波「それは岡山サポーターにとっても胸が熱くなるエピソードです。岡山での展望ですが、柳貴博選手の退団が決定していて、本山遥選手はヴィッセル神戸から期限付き移籍で加入していたので、山根選手は右ウイングバックがメインになりそうです」 青木「左ウイングバックでもプレーできますが、シーズン前にサイドを決めて『ここが自分の仕事場だ』と自信を持ってタッチラインを駆け上がる状態を作れれば、とても大きな力を発揮します。横浜FCでは左サイドでのパスワークで相手を引きつけ、右サイドでフリーの山根選手がクロスを上げるパターンが効果的でした。また、シャドーやボランチとのパス交換から抜け出したり、タイミングの良いオーバーラップやワンツーで深い位置に切れ込むプレーを武器としていました。ただし、非常に繊細な一面もあり、チームが勝てない時は責任を感じて深く落ち込んでしまうこともある。そんな時にサポーターが温かく背中を押してあげれば、彼は何度でも立ち上がって走り出します」 難波「岡山としては、彼のスピードを活かして相手のラインを下げさせ、守備でも前からハメに行くスタイルでそのスプリント力を活かしたい。何より、彼のひたむきさは岡山の雰囲気に間違いなくマッチします」 青木「最後に、山根選手をよろしくお願いします。彼はのびのびとプレーしている時が一番強い。言葉足らずで誤解を招くこともあるかもしれませんが、それは山根選手が『純粋』で『一生懸命』だからこそ。横浜FCでも、主力としてチームのJ1昇格にも貢献した素晴らしい選手です」 難波「任せてください。岡山のサポーターは、ひたむきに走る選手が大好きですから。不器用なところも丸ごと愛して、彼を乗せてあげたいですね。山根選手の熱量とJFE晴れの国スタジアムが共鳴すれば、チームもさらにパワーアップするはずです。2026年、岡山の右サイドを駆け上がり、満面の笑みでサポーターの元へ駆け寄る姿を見られることが楽しみです」 ■編集後記 運動量やスプリント力に優れている選手だと認識していましたが、福森晃斗選手がクロスについて認めているとは驚きでした。実は、ファジアーノ岡山は2024シーズンに横浜FCとの対戦で、福森選手に1試合3アシストを記録されているんです。“天敵”とも言える選手からのお墨付きは、山根選手への期待を膨らませるものでした。さらに、岡山のウイングバックは、マンツーマンディフェンスを採用していることから対面の相手選手に1対1で負けない、勝っていくという対人守備の強さを求められます。その点において、2025年に1試合で1ゴール1アシストを記録されたFC町田ゼルビアの相馬勇紀選手を封じ込めるほどのパフォーマンスを発揮していた事実も心強い。チームにピッタリな選手という印象が強まりました。ファジレッドに身を包み、JFE晴れの国スタジアムのサイドを駆け抜ける姿が楽しみで仕方ありません! 取材・文=難波拓未 2025.12.23 19:30 Tue
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煌めいた左足と越えられなかった壁。ファジアーノ岡山・加藤聖が長友佑都との対決で固めた決意

「チームが勝てていない状況で自分が出て勝てれば、大きなアピールになると思っていたんで、本当に今日に懸ける思いは強かった」 明治安田J1リーグ第35節でファジアーノ岡山はFC東京と対戦。契約の都合により出場できないMF佐藤龍之介に代わり、左ウイングバックで先発に名を連ねたのはMF加藤聖だった。第33節のアルビレックス新潟戦では先発フル出場し、佐藤がFIFA U-20ワールドカップ(W杯)から戻ってきた前節のセレッソ大阪戦では出番なし。5歳下の後輩とのポジション争いにおいて、非常に大事な一戦に覚悟を持って臨んだ。 前半はFC東京にボールを握られる展開だったが、岡山は[5-4-1]と[4-4-2]を使い分け、左右の揺さぶりに対応していく。加藤も最終ラインに下がり逆サイドからのクロスをケアしながら、マッチアップの日本代表DF長友佑都に強くアプローチ。チームとしても個人としても良い形でボールを奪う場面も作った。 しかし、岡山の攻撃が活性化しない。「良い形で取った後の1本目が繋がらない。それが攻撃の波を作れない原因。慌てず一度持つ、そういう選択肢も入れないといけない」と加藤も反省を口にした。 マイボールの時間が作れないということは、加藤がタッチラインを駆け上がる時間がないことを意味する。正確かつ鋭い左足のキックを武器に持つ背番号50は、自らのドリブルで相手を突破したり局面を打開するよりも、シャドーやボランチとのパス交換でマークを外しながら深い位置まで進入していく形を得意としている。左足の一振りで決定機を作れる場所に、自分自身を持っていくことができなかった。 特徴を生かしにくい展開ではあったが、20分に伝家の宝刀を振り抜く状況を自ら作る。相手陣内の左サイドでFW一美和成がこぼれ球に反応すると、スペースに転がったボールに加藤がいち早く反応。MF小泉慶に足を引っ掛けられて、FKを獲得した。 キッカーは、加藤。両手で丁寧にボールを置き、軸足を何度も踏み込んでぬかるんだピッチを確認し、呼吸を整えてから左足を振り抜く。鋭いカーブの掛かったボールは小泉と長友の間を通過し、急減速してニアに飛び込んだMF江坂任の右足にピタリと届いた。 「雨だからとか言い訳はできません。キッカーである以上、どんな状況でも良いボールを蹴れないといけないので」 シュートは相手GKの好セーブに防がれたが、我慢強く戦う前半における最大の決定機は、相手に守備の機会を与えないほどの精度を持つ加藤の左足にしか作れないものだった。 後半開始早々に先制点を許してからFC東京が自陣に引いたため、岡山はパスを繋げて相手ゴールに向かっていく。左サイドでコンビを組むDF鈴木喜丈と江坂のところからは効果的な前進の回数を増やすも、加藤は長友の壁を越えられない。背後のスペースを突き、相手を置き去りにしてクロスを上げるシーンをあまり作れず。タッチライン沿いで相手のマークを引きつけパスワークに加わった結果、味方を押し出すことはできていたが、前半に希望と可能性を示した左足は影を潜めた。 スタートから送り出した木山隆之監督は、試合後の会見で「やっぱりもっとやらないと。攻守に悪くないけど、もっと期待しているんで。対面している長友選手は代表選手だけど39歳。聖は24歳。いろんな駆け引きや技術的なところで敵わなかったとしても、もっとアクティブに、もっと相手に向かっていってやってほしいという思いは、彼には常々持っているんで。技術だけじゃなくて、そのメンタリティーの部分とか闘争心の部分でもっと求めたいと思っていますし、やってほしいです」と期待しているからこその厳しい評価を口にした。 71分にMF柳貴博との交代で逆サイドのタッチラインからピッチを出ると、ベンチに戻る足取りは重く、顔も下を向いていた。その後、チームは同点に追いつくも、後半終了間際に2失点を許して1-3で敗戦した。 「自分が出ている時間で勝ち越しまで持っていきたかったし、フルで出たかったという思いもありますけど、とにかく与えられた時間で自分が何かを残したかったという気持ちがあったので、悔しかった」 長友というレジェンドを相手に圧倒的な活躍を示すことができていれば、佐藤を再びシーズン序盤にプレーしていた右サイドに追いやることにも繋がったかもしれない。「前半はうまく守れたというか、自由にさせないことはある程度できた」と、課題として取り組んでいるタイトに守る部分で一定の手応えを得られていたからこそ、攻撃面で圧倒的なものを出せず、巡ってきたチャンスを生かしきれなかったことに悔いが残る。 今シーズンは残り3試合。次節は佐藤も元気な状態でピッチに戻ってくる。だが、加藤の心は折れていない。 「日本サッカーのレジェンドと言える選手とのマッチアップも楽しみだったし、ここを抑えて上に行きたい気持ちもあった。もっと成長して、次はぶち抜けるように頑張りたいです」 試合後の取材で何度も口にした、“ぶち抜く”。マッチアップの相手選手を突破し、置き去りにし、サイドを制圧する。その言葉を体現するプレーを待っているし、「加藤聖ならできる」と信じている。 取材・文=難波拓未 2025.10.27 20:00 Mon
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「末吉祭り」ファジアーノ岡山の末吉塁がJ1初先発で躍動!『スタッツリーダー』総なめの活躍にファン大興奮

【明治安田J1リーグ】ファジアーノ岡山 0ー0 横浜FC(9月23日/JFE晴れの国スタジアム) ファジアーノ岡山のMF末吉塁が、J1初先発で圧倒的な存在感を放った。試合後にクラブ公式SNSが投稿した「スタッツリーダー」では6部門のうち4部門を獲得。「末吉祭り」と言わんばかりの活躍が、ファンの間で話題になっている。 <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">本日のスタッツリーダー<br><br>シュート数: <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B2%A9%E6%B8%95%E5%BC%98%E4%BA%BA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#岩渕弘人</a><br>パス成功数: <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AB%E5%90%89%E5%A1%81?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#末吉塁</a><br>ドリブル数: <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AB%E5%90%89%E5%A1%81?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#末吉塁</a><br>チャンスクリエイト: <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%94%B0%E9%83%A8%E4%BA%95%E6%B6%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#田部井涼</a><br>タックル数: <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AB%E5%90%89%E5%A1%81?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#末吉塁</a><br>こぼれ球奪取: <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AB%E5%90%89%E5%A1%81?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#末吉塁</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8E%E5%B2%A1%E5%B1%B1?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ファジアーノ岡山</a> <a href="https://t.co/55quVfUUX5">pic.twitter.com/55quVfUUX5</a></p>&mdash; ファジアーノ岡山スタッフ公式 (@fagiano_koho) <a href="https://twitter.com/fagiano_koho/status/1970444009559781453?ref_src=twsrc%5Etfw">September 23, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> J1第31節で岡山は、横浜FCと対戦。昨シーズンのJ1昇格プレーオフの決勝戦でゴールを決めた末吉は、ここまで負傷の影響によって出番をほとんど得られていなかった。しかし、左ウイングバックの位置で今シーズン初先発すると、自身の持ち味を思う存分に発揮した。 15分、相手陣内での鋭い出足でクリアボールをカット。ヘディングでFW岩渕弘人に預けると、そのままサイドを抜け出す。前方のスペースを指で差してボールを要求し、ワンツーの形でボールを引き取る。勢いそのままにペナルティーエリアの左に潜り込み、マイナスに折り返してCKを獲得した。 その1分後には、相手選手に身体をつかまれながらも、強引にターン。後ろからスライディングを受けて倒れそうになりながらだったが、踏ん張ってえぐるように突破した。際どいクロスボールを供給した。 23分にも左サイドを縦に突破。完全に止まった状態から一気にトップスピードに達するような緩急をつけたドリブルで切れ込み、左足でマイナス方向にクロス。これをFW木村太哉がスルーし、DF工藤孝太が反応する。シュートは打てなかったが、相手ディフェンスを慌てさせるチャンスを作り出した。 後半も左サイドで上下動を繰り返し、守備では横浜FCの右サイドに決定的な仕事を許さず、攻撃では深い位置に切れ込んでいった。 79分にMF柳貴博と交代でピッチを退くまで、積極的な仕掛けや粘り強く集中した対人守備といった持ち味を余すことなく発揮した。 試合後のクラブ公式Xによると、パス成功数、ドリブル数、チャンスクリエイト、タックル数、こぼれ球奪取の4部門でチームトップの数字を記録していた。 完全復活を印象づけた活躍に、ファンもSNS上で反応。「末吉さんスタッツえぐ!こんな選手隠れてたんですか!!選手紹介のときの拍手が一際大きくて感動したのだよ」「末吉だらけ!」「るいるいの日だ〜」「スタッツが示すとおり、J1の舞台でも末吉は昨年と変わらない働きが出来る事と、勝ち点1積み上げた事が今日の収穫。末吉の切り裂くドリブルには胸が躍りました!」「やっぱスタッツで見ても今日の末吉抜群に良かったんだ」「ルイくん圧巻のパフォーマンス、待ってたぞ」「相手のペナルティエリアに侵入して行く動きは得点のにおいがしてた。頼もしかった」「フルタイム出場でなかったにもかかわらず、STATS LEADERSの4項目に顔を出す塁くん!」「キレキレだったね!」「末吉さんの元気なプレーが見られて嬉しかった」「あの生き生きとした塁くんがピッチに戻って来てくれた!!」「ルイルイくんはたしかに光ってたなぁ」「末吉祭り」「次節以降も期待だ」「末吉劇場やん」と興奮している。 圧巻のパフォーマンスを見せた背番号17はJリーグ公式コメントによると、「チームとしても3連敗をしていてすごく苦しい状況だったんですけど、こういったときにチャンスを与えてもらって、まずは自分たちの今までやってきたベースをしっかりと出そう、みんなで戦う姿勢をまず見せようということを確認して臨みました。そこはしっかり出せたかなと思います。このベースがあって、プラスα攻撃の質を上げていきたいなと思います」と総括。「自分の仕掛けていく前への推進は、いまいるウイングバックの誰よりもあると思っているので、そこをまず見せたかったし、強く守備をして目の前の相手に負けないところも自分の良さだと思うので、そこはしっかり出せたかなと思います」と手応えを感じているようだ。 木山隆之監督も「本当にすごかったです。彼は今年ケガをして、なかなかピッチに帰ってこられない時間があって、ピッチに帰ってきてからも途中交代で2回短い時間で出たことはあったけど、(佐藤)龍之介もいるし、(加藤)聖もいて、出番がなかった中、今日に懸ける思いとか、J1でプレーする意味とか、そういうのを本当に感じさせてくれるプレーをしてくれた。プレーのクオリティーだけじゃない価値をピッチの中で見せてくれたので、本当に素晴らしかったと思います」と称賛した。 試合はスコアレスドローに終わったが、末吉の今後の活躍に目が離せない。 2025.09.24 19:00 Wed
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2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名

Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue
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「足をつっていたけど気持ちでやり切った」ファジアーノ岡山の柳貴博が3バックの右で緊急対応 今季初のフル出場はチームと指揮官への恩返し

不測の事態を救ったのは、指揮官の愛弟子だった。 ファジアーノ岡山は、J1リーグ第26節で柏レイソルと対戦した。アウェイでの前回対戦は力の差を感じる0ー2での敗戦だったが、ホームで迎えた今節は開始早々からハイプレスと縦に早い攻撃というスタイルを貫徹。首位奪還に燃える相手の勢いを飲み込み、2ー1で勝利し、5月18日の第17節アルビレックス新潟戦以来、ホームゲームでは約3カ月ぶりとなる勝利を満員のサポーターたちと分かち合った。 開始早々4分での先制点や前半に柏のシュートをゼロに抑えたことをはじめ、大きなインパクトを残す勝利だったことは間違いない。しかし、決して順風満帆な試合ではなかった。 1ー0で迎えた31分、3バックの右で先発した立田悠悟が膝に手を当てた後、ピッチに座り込んだ。26分に自分のパスミスから招いたペナルティーエリア右でのピンチをスライディングで防いだ場面で痛めたのだろうか。これまで先発した23試合のうち22試合にフル出場してきた守備の要が、まさかのプレー続行不可となってしまった。 対応策としては、3バックの右でプレーできるベンチメンバーを投入するのが定石だろう。だが、今節の控えにはDF登録の選手は左利きの工藤孝太のみ。背番号15は、3バックの左を専門にしていることに加え、3バックの左で先発した鈴木喜丈とのバトンタッチが勝利の方程式になりつつあるため、立田の代役を担うことは難しい。岡山は、非常事態に陥ったのだ。 「立田は普段そんなに痛んだり途中で疲れたりして交代することがまずない選手なので。喜丈が少し怪我明けだったこともあって、90分持たない可能性があるので、ディフェンスのサブは左に孝太を入れていました。『どうしようかな』と思った時、選択肢としては(柳)貴博を下げて(松本)昌也を入れるのが、最もチームとしての力を保てるのではと思いました」(木山隆之監督) 32分、立田が担架でピッチを退き、松本がベンチから駆け出していくと、右ウイングバックで先発していた柳貴博が3バックの右に入った。 「そのポジションはやったことがなかったんですけど」と文字通りの緊急対応だったが、「悠悟がダメってなった瞬間、こうなるんじゃないかなと思った」と瞬時に悟り、「やるからにはしっかりやらないといけない」と腹を括った。 とは言え、普段の守り方と異なることは明確で、それにアジャストすることが必要不可欠だった。サイドを縦にスライドして守る本職のウイングバックとは違い、3バックの右は目の前の相手を潰すだけでなく、横のスライドでの味方のカバーリングも主な役割になってくる。より自陣ゴールに近いポジションであるため、繊細かつ的確な守備対応が求められる。それに加えて、柏のサイドでのローテーションアタックを防ぐには、ウイングバックやボランチとのマークの受け渡しをスムーズに行わなければならない。パワーやスピードで相手との1対1を制すという今まで担ってきたタスクと比べると、複雑性は一気に増す。 しかし、試合が再開されると、不慣れなポジションであることを忘れるくらい出色の出来を見せた。柏のパス回しに合わせて立ち位置を微調整しながら、縦パスにはタイトに反応し、背後へのボールも素早くスペースを埋めて処理する。守備でアラートな状態を保ちつつ、攻撃ではボランチやウイングバックへの的確な配球でリズムを作った。 「常に3バックの距離感を確認しながら、(田上)大地くんの後ろを守ることと、右サイドにボールがある時はしっかりと前に潰していくことを意識した。昌也くんと大地くん、ボランチのイブくん(藤田息吹)にもすごく助けられながらやることができた」 90+5分に1失点を許したものの、3バックの右に穴を開けることなく、最後までプレー。タイムアップを告げるホイッスルを今シーズン初めてピッチ上で聞くと、両手の拳を天に突き出して勝利の喜びを噛み締めた。 「みんなが声をかけてサポートしてくれたから、なんとかやり切れたかなと思います。体力が持つか心配でした。今年はまだ90分プレーしていなかったし、本当にギリギリでした。最後はほぼ足をつっていましたけど、代わりがいなかったのでやるしかないですし、気持ちでやり切りました。結果的に勝つことができて良かったです」 3年ぶりにJ1に戻ってきた今シーズンは怪我での離脱もあり、(第25節終了時点では)11試合の出場でプレータイムは620分のみ。1試合における最長の出場時間は、第3節・ガンバ大阪戦の82分だった。しかも、今節はアディショナルタイムを含めて100分を経過していた。これまで以上に耐久力も集中力も必要だった試合を戦い切り、役割を完遂してみせたのだ。 2019年にモンテディオ山形で、2020年にはベガルタ仙台で、2024年からは岡山で、木山監督の下でプレーしている。今節のパフォーマンスは、「木山さんからは気持ちを含めた戦うところを学ばせてもらい、選手としてもう一段階上がるキッカケをもらった。いろんなことがあっても、また呼んでもらったことが自分の中で本当にうれしかったです。岡山を含めて、木山さんのためにしっかり結果を出して力になりたい気持ちが強い」と加入時に話していたように、チームと指揮官への恩返しになったに違いない。 「試合に出してもらえている以上は、必ずチームの勝利に貢献しなきゃいけないと思っています。やっぱりJ1は簡単な世界じゃないので、1試合1試合を死に物狂いでやっている。その中で、もっともっと結果を残していけたらいいかなというふうに思います」 これからも柳貴博は、J1でプレーできる幸せを感じながら、岡山のために、木山監督のために、全身全霊で戦い続ける。 取材・文=難波拓未 2025.08.19 12:00 Tue

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