アーセナルがアストン・ビラとの上位対決で2点差追いつかれる痛恨ドロー…首位リバプールと6pt差に【プレミアリーグ】

2025.01.19 04:37 Sun
痛み分けのドローに
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痛み分けのドローに
プレミアリーグ第22節、アーセナルvsアストン・ビラが18日にエミレーツ・スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。
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宿敵トッテナム相手の2-1の逆転勝利によって公式戦4試合ぶりの白星を挙げた2位のアーセナルは、7位のアストン・ビラとのタフな一戦で連勝を狙った。週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のディナモ・ザグレブ戦を控えるなか、アルテタ監督は今回のホームゲームで先発2人を変更。筋肉系の負傷でベンチ外のサリバ、スターリングに代えてメリーノ、マルティネッリを起用。ティンバーが右センターバック、トーマスが右サイドバックに入った。対するアストン・ビラは直近の公式戦3連勝と好調を維持。週明けのCLでモナコとのアウェイゲームを控えるなか、古巣対戦の指揮官エメリは、ワトキンスやロジャーズら現状のベストメンバーを起用。ドルトムントから新加入のマレンはベンチに入った。
スパーズ戦同様にキックオフ直後からエンジン全開のアーセナルが、すぐさま試合の主導権を握る。開始3分にマルティネッリがファーストシュートを放つと、得意のセットプレーを含めて畳みかける攻めを見せていく。さらに、18分にはトロサールがボックス手前左から右足のミドルシュートを枠に飛ばすが、これはGKマルティネスの好守に阻まれた。

前半半ばを過ぎると、引き続きアーセナルの時間が続く一方、アストン・ビラもワトキンスをハイラインの背後へ走らせる形でカウンターの脅威を示していく。
しかし、前節の反省をしっかりと活かしたアルテタのチームは自分たちの時間帯でしっかりとゴールをこじ開けた。35分、左サイドでの繋ぎから深い位置まで侵入したトロサールが高精度のクロスをGKとディフェンスラインの間へ流し込むと、タイミング良くゴール前に飛び込んだマルティネッリが右足で合わせた。GKマルティネスが懸命にかき出したが、ゴールラインテクノロジーがゴールインを示した。

アーセナルの1点リードで折り返した上位対決。劣勢が続いたアストン・ビラは前半終盤に負傷したオナナに代えて投入したボハルデに続き、マートセンに代えてディーニュをハーフタイム明けに投入した。

一方、後半も同じメンバーで臨んだホームチームは引き続き主導権を握る状況で早い時間帯に追加点を奪った。55分、相手陣内左サイドで縦に仕掛けたトロサールがDFキャッシュを抜き切らずに高精度のクロスを供給。これにニアで反応したハヴァーツが左足ダイレクトで合わせると、GKマルティネスの手をはじいたシュートがゴール右隅に決まった。

この2点目で完全に勝負ありかに思われたが、ここからアストン・ビラが見事な反発力を示す。60分、相手陣内左サイドでボールを持ったディーニュが高精度の左足クロスを入れると、タイミング良くゴール前に走り込んだティーレマンスが渾身のダイビングヘッドで流し込んだ。

この1点で息を吹き返したアウェイチームは直後にもペナルティアーク付近でティーレマンスの股間を抜いたシュートがゴール右隅へ向かうが、これは惜しくも右ポストを叩く。だが、勢いづいて攻め立てると、68分にはセットプレーの二次攻撃からボックス手前右角でキャッシュが左足インスウィングで入れたクロスを、ファーでトーマスを振り切ったワトキンスが右足ダイレクトで合わせ、同点に追いついた。

2-2のイーブンに戻った試合はここから白熱。2点差を追いつかれた上、より勝ち点3が必要なホームチームはここからリスク覚悟で攻勢を強めていく。87分にはメリーノのミドルシュートがハヴァーツにディフレクトしてコースが変わってゴールネットを揺らす。だが、劇的勝ち越しゴールかに思われたこのシュートはオンフィールド・レビューの末にハヴァーツのハンドを取られてしまい、ゴール取り消しに。

すぐさま気持ちを切り替えて後半アディショナルタイムにも猛攻を仕掛けたアーセナルだったが、メリーノの左足シュートが左ポストを叩く不運にも見舞われ、最後までゴールをこじ開けることはできず。

この結果、ホームで2点リードを守り切れずに勝ち点1獲得にとどまったアーセナルは、今節勝利した首位リバプールとの勝ち点差が6ポイントに広がった。

アーセナル 2-2 アストン・ビラ
【アーセナル】
ガブリエウ・マルティネッリ(前35)
カイ・ハヴァーツ(後10)
【アストン・ビラ】
ユーリ・ティーレマンス(後15)
オリー・ワトキンス(後23)

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10人でPK戦の末アーセナル撃破のユナイテッド、アモリム監督は「違ったスピリットを見せた」とチームの成長を実感

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が12日に行われ、1-1で迎えたPK戦の末に勝利したFAカップ3回戦のアーセナル戦を振り返った。 先週行われたプレミアリーグ第20節リバプール戦を2-2の引き分けに持ち込んだユナイテッド。その勢いを持って迎えたアーセナル戦では立ち上がりから守勢を強いられるも、後半開始7分にMFブルーノ・フェルナンデスのゴールで先制。 しかし61分にDFジオゴ・ダロトが2枚目のイエローカードで退場となると、63分にセットプレーの流れからDFガブリエウ・マガリャンイスのゴールで同点とされてしまう。 さらに69分にはPKを献上するが、控えGKアルタイ・バユンドゥルがMFマルティン・ウーデゴールのシュートをストップ。その後もバユンドゥルがビッグセーブを見せて延長戦まで凌ぐと、迎えたPK戦ではMFカイ・ハヴァーツのシュートをバユンドゥルが止めて5-3で勝利した。 逆境の中で掴んだ勝利にアモリム監督はチームの成長を感じている。 「選手たちは本当に疲れていたが、最初から今日は我々の日だと思っていた。ファンやスタッフたちとの繋がりも感じた。その点で我々にとってとても良い一日となった。10人になってもこれまでとは違ったスピリットを見せた。我々はその面で向上している。自分たちのプレーの仕方をより理解し始めている。まだまだうまく行かない時間帯もあるが、試合をコントロールできるようになっている。そして逆境の展開でうまく対処できている。逆境に陥ること自体は良いことではないが、チームにとっては良いことだ」 そして殊勲の大活躍を見せたバユンドゥルについても言及した。 「サッカー選手の人生にはサイクルと瞬間がある。時には1週間で人生が変わることもある。トッテナム戦では誰もがアルタイを非難していた。それは理解できる。しかし今日は彼が我々のヒーローとなった」 2025.01.13 08:10 Mon
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【プレミア注目プレビュー】ともに満身創痍も、意地と意地がぶつかり合う今季2度目のノースロンドンダービー

プレミアリーグ第21節、アーセナルvsトッテナムが、日本時間15日29:00にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。ともに満身創痍も、ノースロンドンの覇権を懸けた意地と意地がぶつかり合う激戦必至のダービーマッチだ。 現在、2位のアーセナル(勝ち点40)は前節、ブライトン&ホーヴ・アルビオン相手に追いつかれての1-1のドロー。続くEFLカップ(カラバオカップ)準決勝1stレグではニューカッスルにホームで0-2の敗戦を喫すると、直近のFAカップ3回戦では10人のユナイテッドに相手に120分で決着を付けられず、PK戦の末に無念の敗退となった。エースのサカ不在による攻撃の停滞に加え、過密日程のなかで前線を中心に指揮官が組み合わせの最適解を見いだせていない印象が強く、今冬の緊急補強を前にここが踏ん張りどころだ。 対する12位のトッテナム(勝ち点24)は前節、ニューカッスル相手に善戦も1-2で敗れ、直近1分け3敗のリーグ4戦未勝利と低迷。それでも、EFLカップのリバプール戦ではMFベリヴァルの初ゴールで競り勝ち、絶好調の相手に公式戦25戦ぶりの黒星を与えた。FAカップでは5部タムワース相手に延長戦まで持ち込まれる失態を演じたが、最終的には3-0で勝利。2試合連続クリーンシートとともに公式戦連勝で今回のダービーを迎えた。電撃加入のGKキンスキーのいきなりの活躍はポジティブな要素だが、守備陣のクライシスと選手層の問題はライバル以上に深刻で、今回のダービーでは厳しい戦いが想定される。 なお、開幕4戦目で行われたトッテナムホームの前回対戦では互いにほぼベストメンバーを組んで対峙したなか、ガブリエウのセットプレーによる虎の子の1点を守り抜いたアウェイのアーセナルが1-0で勝利している。 ◆アーセナル◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250115_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ラヤ DF:ティンバー、サリバ、ガブリエウ、ルイス=スケリー MF:ウーデゴール、トーマス、ライス FW:マルティネッリ、ハヴァーツ、トロサール 負傷者:DFホワイト、冨安健洋、カラフィオーリ、MFヌワネリ、FWサカ、ガブリエウ・ジェズス 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては今季絶望の重傷を負ったジェズスが新たにリスト入り。ユナイテッド戦で足を気にして交代のジョルジーニョやティンバーはプレー可能な状況だが、カラフィオーリの起用の可否は五分五分だ。 スタメンは前述の11名を予想。消耗戦となったユナイテッド戦の状況次第で両サイドバックにトーマスとカラフィオーリかジンチェンコを起用することになる。決め手を欠くウイングはスターリング起用の可能性もあるが、右にマルティネッリ、左にトロサールという形を予想した。 ◆トッテナム◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250115_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:キンスキー DF:ペドロ・ポロ、ドラグシン、グレイ、スペンス MF:サール、ビスマ、ベリヴァル FW:クルゼフスキ、ソランケ、ソン・フンミン 負傷者:GKヴィカーリオ、フォースター、DFロメロ、ファン・デ・フェン、ウドジェ、ベン・デイビス、MFベンタンクール、FWヴェルナー、オドベール 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱組に加え、脳震とうのプロトコルによってベンタンクール、直近のFAカップでハムストリング負傷のヴェルナーが不在となる。一方で、リシャルリソンの復帰はチームにとって朗報だ。 スタメンは前述の11名を予想。わずかに選択肢を残す中盤と前線ではマディソン、ブレナン・ジョンソンの起用によってクルゼフスキの立ち位置が変わってくる。 ★注目選手 ◆アーセナル:FWカイ・ハヴァーツ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250115_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ダービーで批判払拭の活躍を。昨季は公式戦51試合14得点にとどまったなか、今季ここまでは公式戦27試合12得点とほぼ倍のペースでゴールを重ねているドイツ代表FW。しかし、チーム全体がセットプレーを除き流れの中でのゴールペースが鈍化しているなか、直近のユナイテッド戦では再三の決定機逸にPK戦での失敗と、個人として難しい戦いを強いられた。 すると、試合後のSNSでは自身だけでなく先日に妊娠を発表したパートナーにまで心無い誹謗中傷が殺到。今回のダービーに向けた会見では指揮官アルテタが卑怯な個人攻撃への憤りを露わにするととも、クラブとしての全面的なサポートを語っていた。 そのため、クラブに対する愛情が強いホームサポーターが集う今回のダービーでは傷心の25歳に対する全面的なバックアップが期待できるところだが、ハヴァーツ自身としても結果で見返したいところだ。 サカら一部主力選手の不在でチームとして攻撃力の低下は否めないが、引き続き急造の守備陣相手に積極的に駆け引きしながら、流れの中であるいはセットプレーから決定的な仕事を果たしたい。 ◆トッテナム:FWソン・フンミン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250115_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エースとしてキャプテンとして存在感示せるか。今季は開幕から低迷が続くスパーズでは、ディフェンスラインを中心に離脱者の多さがその大きな要因となっているが、絶対的なエースの不振もその要因のひとつとなっている。 ここまで公式戦25試合7ゴール7アシストという数字は厳しい批判に晒されるほど悪いものではないが、試合全体を通してのパフォーマンスを鑑みると、やはり不振と言わざるを得ない。超過密日程の影響や今年7月に33歳を迎える年齢的な衰えによって個での打開力が落ちるのはある意味でしょうがない部分はあるが、傑出した両足のキック精度と、2021-22シーズンの得点王に輝いた決定力の部分でイージーミスが多く、ここ最近ではフィニッシュの局面での消極性も気になるところだ。 そんななか、今月7日には延長オプション行使の形での契約延長が発表されており、心機一転後半戦の巻き返しへ繋げたいところだ。直近のFAカップでは対戦相手が超格下で相手が疲弊したタイミングでの途中出場という部分はあったが、プレー全体で積極性を取り戻した印象もあり、今回のダービーに良い形で繋げていきたいところだ。 なお、ノースロンドン・ダービーでは通算21試合8ゴールと相性は悪くなく、昨季の2度の対戦では3ゴールを決めており、その再現を期待したい。 2025.01.15 14:00 Wed
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未だ復帰できない冨安健洋の状態は? アルテタ監督が久々に言及「ピッチでいくつかのプレーを見せたが…」

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、久しぶり日本代表DF冨安健洋について言及した。 年末年始の過密日程を過ごしているプレミアリーグ。一時は結果が出なかったアーセナルだったが、11月6日のチャンピオンズリーグ(CL)インテル戦で敗れて以降、公式戦12試合無敗。現在はリーグ戦3連勝で首位のリバプールを勝ち点差「6」で追いかけている。 そのアーセナルは、シーズンを通してケガ人に悩まされている状況。序盤戦はキャプテンのMFマルティン・ウーデゴールが負傷欠場すると、その後は相次いで最終ラインの選手が負傷に見舞われることに。そして、現在はエースでもあるFWブカヨ・サカが数カ月の離脱と、苦しい状況となっている。 そんな中、冨安も継続して欠場している1人。今シーズンは1試合で6分間しかピッチに立っておらず、ケガからの復帰が待たれるところ。チームを一度離れたと心配される状況だったが、アルテタ監督がブライトン&ホーヴ・アルビオン戦を前にベン・ホワイトと共に言及した。 「ベンはまだ数週間先となる」 「冨安もピッチでいくつかプレーしたが、長期にわたるケガであり、どれだけ早く回復でき、どう反応するのかを見極める必要がある」 その他にも、ラヒーム・スターリングも離脱中。ブライトン戦では体調不良だったカイ・ハヴァーツは復帰する予定だが、ユリエン・ティンバーは出場停止で欠場となり、厳しい台所事情はまだまだ続きそうだ。 2025.01.04 23:07 Sat

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赤い悪魔の控えGKバユンドゥルが好守連発で英雄に! 数的不利ユナイテッドがアーセナル撃破で4回戦進出【FAカップ】

FAカップ3回戦のアーセナルvsマンチェスター・ユナイテッドが12日にエミレーツ・スタジアムで行われ、1-1のスコアで120分の戦いが終了。PK戦を3-5で制したユナイテッドが4回戦進出を決めた。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。 直近のEFLカップ(カラバオカップ)準決勝1stレグでニューカッスルにホームで0-2の敗戦を喫し、公式戦2試合未勝利となったアーセナル。週明けの15日にトッテナムとのノースロンドン・ダービーを控えるなか、今季FAカップ初戦では前大会王者とのホームゲームに臨んだ。アルテタ監督はこの強豪対決に向けニューカッスル戦から先発3人を変更。トーマスとトロサール、ライスに代えてジョルジーニョ、メリーノ、ガブリエウ・ジェズスを起用した。 一方、大会連覇を狙うユナイテッドは直近のリーグ戦で絶好調のリバプール相手に2-2のドロー。公式戦連敗を「4」でストップした。マンチェスター・ダービー以来となる6戦ぶりの白星を目指した難敵とのアウェイゲームではリバプール戦から先発2人を変更。GKをアルタイ・バユンドゥル、アマドに代えてガルナチョを起用した。 ユナイテッドはリバプール戦を踏襲する形で相手にボールを持たせながら堅守速攻の入りを見せた。そのため、ホームのアーセナルが相手陣内で押し込んでプレーする状況が続いていく。 18分にはディフェンスラインの背後へ飛び出したマルティネッリが冷静にGKとの一対一を制してゴールネットを揺らすが、ここは惜しくもオフサイドの判定。以降も押し込む状況が続くが、流れの中ではなかなか相手を崩し切れない。さらに、セットプレーの守備に問題を抱える相手に十八番のセットプレーでチャンスを窺うが、これも不発に終わる。 対するユナイテッドは守備面では狙い通りも、攻撃ではなかなか自陣を出られず。ボールの前進に手を焼くなか、ホイルンドへの長いボールも相手に撥ね返される。それでも、幾度かカウンターやセットプレーでシュートシーンを作り出した。 完全に膠着状態に陥った前半終盤にはアーセナルにアクシデント発生。懸命な守備でブルーノ・フェルナンデスと交錯した際に左足を痛めたか、ジェズスが担架でピッチを後に。これでスターリングが右サイドに投入された。 カップ戦特有の手堅い展開となったビッグマッチはゴールレスで後半に突入するも、この後半は立ち上がりから試合が大きく動いた。52分、ハーフウェイライン付近の右サイドで競り合いの中でバランスを崩したDFガブリエウを振り切ったガルナチョがボックス手前まで運び、左で浮いたブルーノへ横パスを供給。これをユナイテッドのキャプテンが見事な右足ダイレクトシュートでゴール右隅へ突き刺した。 リバプール戦同様に敵地で先制に成功したユナイテッドだったが、直後には後半立ち上がりにカードをもらっていたダロトがメリーノへのアフターチャージで2枚目のイエローカードをもらって退場となった。 ビハインドも数的優位を手にしたアーセナルはすぐさま攻勢を強めると、相手の退場から2分後に追いつく。63分、セットプレーの二次攻撃からマルティネッリの左クロスに対して相手のクリアが続けて短くなると、ボックス右でガブリエウが放った左足シュートがDFデ・リフトにディフレクトしてニア下の最高のコースに決まった。 これで俄然勢いづくホームチームは69分にボックス内で仕掛けたハヴァーツがDFマグワイアと交錯。VAR不採用のレギュレーションの中、誤審に近い形ながらもPKを獲得。しかし、キッカーのウーデゴールが右隅を狙ったシュートはGKバユンドゥルの圧巻のセーブに阻まれた。 このPK失敗直後にはメリーノに代えてライスをピッチに送り出すと、そのライスは投入直後に絶妙なゴール前への飛び出しから完璧なヘディングシュートを放ったが、これはPKストップで完全にノッたトルコ代表GKの驚異的なワンハンドセーブに阻まれる。 バユンドゥルのビッグセーブで逆転を回避したものの、守勢は変わらずのユナイテッドは80分に3枚替えを敢行。メイヌー、ガルナチョ、ホイルンドを下げてコリアー、アマド、ザークツィーとフレッシュな選手をピッチに送り出した。この交代で幾度かカウンターを繰り出したが、勝ち越しゴールには繋がらず。 その後、後半終了間際には攻勢のホームチームにハヴァーツ、ライスとボックス内で続けざまの決定機が訪れたが、バユンドゥルに精度を乱されたか、いずれの場面でも仕留め切れず。試合は延長戦に突入した。 消耗戦色濃い延長戦では引き続きアーセナルが攻勢を仕掛け、途中投入のトロサールやジョルジーニョを起点に再三ゴールへ迫っていくが、最後のところで体を張る赤い悪魔のディフェンスラインとGKバユンドゥルの牙城を破れない。 すると、延長後半ではユナイテッドも元気な前線の選手が前がかりな相手を引っくり返すカウンターからザークツィーやアマドが決定的なシーンに顔を出すも、GKラヤの好守に阻まれた。 結局、ユナイテッドの粘りの守備を数的優位のアーセナルが上回ることはできず。決着はPK戦に委ねられた。そのPK戦では互いに1人目のキャプテンがきっちり決めた中、2人目で明暗。先攻ユナイテッドのアマドが決めたのに対して、後攻アーセナルはハヴァーツの右を狙ったシュートがGKバユンドゥルのビッグセーブに阻まれた。その後、両者全員が決めて迎えた5人目でザークツィーが突破を決めるシュートを決め切った。 この結果、バユンドゥルがヒーローとなった激闘を制した王者ユナイテッドが4回戦進出を決めた。初戦敗退のアーセナルは公式戦3試合未勝利でノースロンドン・ダービーに臨むことになった。 アーセナル 1-1(PK:3-5) マンチェスター・ユナイテッド 【アーセナル】 ガブリエウ・マガリャンイス(後18) 【マンチェスター・U】 ブルーノ・フェルナンデス(後7) <span class="paragraph-title">【動画】両者のゴールにトルコ代表GKのPKストップ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">カウンター一閃<br>キャプテン ブルーノ・フェルナンデス<br>右足で見事に仕留めユナイテッドが先制<br><br>FAカップ3回戦 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%8A%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#アーセナル</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBU?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・U</a><br><br><a href="https://t.co/lKoiHAKVHg">https://t.co/lKoiHAKVHg</a> <a href="https://t.co/ceU1oU9vQf">pic.twitter.com/ceU1oU9vQf</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1878478249501888971?ref_src=twsrc%5Etfw">January 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">ガブリエウ・マガリャンイス<br>ミスを取り返す同点弾は<br>頭ではなく左足<br><br>FAカップ3回戦<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%8A%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#アーセナル</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBU?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・U</a><br><br><a href="https://t.co/lKoiHAKVHg">https://t.co/lKoiHAKVHg</a> <a href="https://t.co/JKm4mSAglj">pic.twitter.com/JKm4mSAglj</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1878483849702961436?ref_src=twsrc%5Etfw">January 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">アルタイ・バユンドゥル<br>ウーデゴールのキックを読み切り<br>PKストップ<br>数的不利のチームを救う<br><br>FAカップ3回戦<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%8A%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#アーセナル</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBU?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・U</a><br><br><a href="https://t.co/lKoiHAKVHg">https://t.co/lKoiHAKVHg</a> <a href="https://t.co/82Ew1paW2V">pic.twitter.com/82Ew1paW2V</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1878484800409113070?ref_src=twsrc%5Etfw">January 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.13 03:06 Mon
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アーセナルがスビメンディ争奪戦のトップへ? 契約解除金約100億円払い夏獲得か

アーセナルがレアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(25)の獲得に動いているようだ。 2024年夏はリバプール移籍が取り沙汰されるも、下部組織から過ごすソシエダにとどまることを決めたスビメンディ。しかし依然として人気は高く、スペイン代表MFロドリが離脱中のマンチェスター・シティや、元ドイツ代表MFトニ・クロースが引退したレアル・マドリーからの関心も浮上した。 そんななか、『The Athletic』によると、アーセナルも長期的にスビメンディの獲得準備を進めてきたとのこと。ガーナ代表MFトーマス・パルティ、イタリア代表MFジョルジーニョの契約満了が6 月に迫っているため、夏の獲得を目指して動いているという。 2024年夏の移籍市場では、ソシエダからスペイン代表MFミケル・メリーノを獲得。ミケル・アルテタ監督はこの交渉の最中、以前から興味を示していたスビメンディの獲得計画を再燃させたようだ。 また、イギリス『デイリー・メール』は交渉がかなり進んでいると報道。事実上完了しているとも伝え、6000万ユーロ(約5100万ポンド/約97億1000万円)の契約解除金を支払うという。 ソシエダを支えるのみならず、スペイン代表ではユーロ2024制覇に貢献し、ロドリが負傷して以降は先発が続いたスビメンディ。2025年夏こそプレミアリーグに舞台を移すのだろうか。 2025.01.14 22:39 Tue
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負傷交代のFWガブリエウ・ジェズスは前十字じん帯断裂の可能性…負傷者続出のアーセナルは補強を計画か

アーセナルのブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスは、長期離脱を余儀なくされるようだ。 今シーズンは開幕から中々存在感を発揮できず、苦しい時期を過ごしていたジェズス。それでも、昨年12月からFWブカヨ・サカの負傷もあって出場機会を増やすと、プレミアリーグ直近4試合3ゴールを決めるなど評価を急上昇させていた。 しかし、好事魔多しと言うべきか、ジェズスは13日に行われたFAカップ3回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦で先発するもヒザを負傷。プレー続行は困難となり、40分でピッチを後にしていた。 状態が懸念されていたジェズスについて、『The Athletic』の著名記者であるデイビッド・オーンスタイン氏によると、前十字じん帯断裂の疑いがある模様。14日に専門医の精密検査が予定されているが、長期離脱を覚悟しなければならないようだ。 サカ、MFイーサン・ヌワネリに続きジェズスまでが戦線離脱となったアーセナル。オーンスタイン氏によると、これを受けて今冬の移籍市場で動き出す可能性があるようだ。 現時点では、他リーグからレンタル移籍で選手を連れてくることが現実的なプランの模様。移籍市場が開いている期間も残り半分となりつつある中で、どのような動きがあるか注目される。 2025.01.14 18:40 Tue
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10人のユナイテッドにPK戦負けのアーセナル、アルテタ監督は「1000試合に1度の敗戦」と悔しさ露わ

アーセナルのミケル・アルテタ監督が12日に行われ、1-1で迎えたPK戦の末に敗れたFAカップ3回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。 5日前のEFLカップ準決勝1stレグのニューカッスル戦を攻め込みながらも0-2で落としたアーセナルは、この試合でも立ち上がりから攻め立てたがゴールを奪えない状況が続く。 そんな中で後半序盤に先制を許したが、DFジオゴ・ダロトの退場で数的優位となると、63分にセットプレーの流れから試合を振り出しに戻した。そして69分にはPKを獲得したが、MFマルティン・ウーデゴールのシュートはGKアルタイ・バユンドゥルにセーブされてしまう。 その後も逆転弾に迫ったアーセナルだったが、バユンドゥルの再三のビッグセーブに阻まれ、延長戦でも決着が付かず。そしてPK戦ではMFカイ・ハヴァーツのシュートをバユンドゥルに止められ、3-5で敗戦となった。 26本ものシュートを浴びせながら1ゴールに終わって敗れたアルテタ監督は悔しさを露わにした。 「信じられないことだ。パフォーマンスや試合内容を考えれば我々がこの試合に勝つに相応しかった。だが現実は敗退であり、それが唯一評価されるものだ。だが、今は納得できない。私は選手とチームを愛している。もし1000試合に1度負けなければならない試合があったとしたら、この試合だったということだ。これも理解しなければならない。サッカー界においてはあることで我々は前に進むべきだ。後悔している時間はない。水曜には大きな試合があるからだ」 また29分にDFリサンドロ・マルティネスとの競り合いで左ヒザを痛め、38分にMFブルーノ・フェルナンデスとの接触でバランスを崩して悶絶し、そのまま交代となったFWガブリエウ・ジェズスについては以下のように述べた。 「とても心配している。ひどい痛みを感じている様子で担架で運ばれなければならなかったからね。2022年W杯で負傷した右ヒザではないが、状況は良くないと思う」 公式戦連敗となったアーセナルは15日にプレミアリーグでトッテナムとのノースロンドン・ダービーを戦う。 2025.01.13 09:00 Mon
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Jリーグ行きも取り沙汰されるジョルジーニョ、ブラジル屈指の名門行きの可能性が浮上

アーセナルのイタリア代表MFジョルジーニョ(33)にパウメイラス移籍の可能性が浮上している。『ESPN Brasil』が報じている。 2023年1月にチェルシーからアーセナルへ完全移籍したジョルジーニョ。ミケル・アルテタ監督は常々ベテランMFへの信頼を口にしている一方、今シーズンも控えがメインとなっており、現時点では来季以降の契約延長に関するオファーは届いていない。 そんななか、イタリア代表MFは今冬のタイミングでの退団も検討している模様で、ヨーロッパの複数クラブや先日にはJリーグのセレッソ大阪との関連も報じられた。 さらに、今回の報道では生まれ故郷のブラジル屈指の名門パウメイラスとの交渉が伝えられている。 FIFAクラブ・ワールドカップ2025に参戦するパウメイラスは、中盤補強の目玉として百戦錬磨の司令塔をリストアップ。クラブは正式オファーを掲示していないものの、すでに同選手の代理人と直接交渉を行ったようだ。 現時点でジョルジーニョの考えは明らかにされていないが、仮にブラジルでプレーする場合はクラブ・ワールドカップに参戦するパウメイラス、フラメンゴの2クラブに限られるとの見解が示されている。 2025.01.10 23:30 Fri

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