アトレティコがダニ・オルモ登録問題に声明「非常に危険な前例になる」
2025.01.10 09:45 Fri
アトレティコ・マドリーは9日、国立スポーツ評議会(CSD)がバルセロナのスペイン代表MFダニ・オルモ(26)とスペイン人FWパウ・ビクトル(23)の選手登録を暫定的に認めたことに対して声明を発表した。
スペイン政府介入による特別措置を受けたバルセロナ。アトレティコは今後のスペインサッカー界に強い懸念を示した。
「アトレティコ・マドリーはCSDが8日に下した裁定により、スペインサッカー界に深い懸念が生じたことを訴えたい。我々はこの決定が現行システムを危機に晒し、ルール自体に疑問を投げかける状況になったと考えている」
「我々を始め、ラ・リーガに加盟するクラブはファイナンシャルフェアプレーの規則を遵守しており、今後も尊重していくつもりだ。近年の競争力を維持するには多大な労力を要するが、努力している」
「しかし、今回の政府介入は今後、ルール違反や重大な間違いへの扉を開くものになるような非常に危険な前例になる。アトレティコは厳格かつ責任ある経営を貫く。全ての人にとって明確で平等なルールがなければ公正な競争は不可能となる」
スペイン政府介入による特別措置を受けたバルセロナ。アトレティコは今後のスペインサッカー界に強い懸念を示した。
「アトレティコ・マドリーはCSDが8日に下した裁定により、スペインサッカー界に深い懸念が生じたことを訴えたい。我々はこの決定が現行システムを危機に晒し、ルール自体に疑問を投げかける状況になったと考えている」
「しかし、今回の政府介入は今後、ルール違反や重大な間違いへの扉を開くものになるような非常に危険な前例になる。アトレティコは厳格かつ責任ある経営を貫く。全ての人にとって明確で平等なルールがなければ公正な競争は不可能となる」
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href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1878528528754618798?ref_src=twsrc%5Etfw">January 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">シュチェスニ退場直後に<br>ロドリゴのFKが炸裂<br>数的優位となった<br>マドリーが反撃開始<br><br>スーペルコパ決勝<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#レアル・マドリー</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%AD%E3%83%8A?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#バルセロナ</a><br><br><a href="https://t.co/QVaHndy0Tg">https://t.co/QVaHndy0Tg</a> <a href="https://t.co/ffyhXcDark">pic.twitter.com/ffyhXcDark</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1878540693188341957?ref_src=twsrc%5Etfw">January 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.13 06:08 Mon2
選手登録できないダニ・オルモ、パウ・ビクトルもサウジアラビアへ…バルサは28名でスーペル・コパに臨む
選手の登録を巡り問題が発生しているバルセロナだが、クラブは強い態度を崩さないようだ。 バルセロナは、夏に獲得したスペイン代表MFダニ・オルモ、そしてFWパウ・ビクトルに関して、特例措置を利用して選手登録を行っていた。 慢性的な財政難に陥り、自転車操業状態が続いているバルセロナ。ダニ・オルモやパウ・ビクトルはそもそも登録不可能だったが、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンの長期離脱を利用し、特例措置を受けていた。 その登録期限は2024年12月31日まで。バルセロナは、ラ・リーガが定めたサラリーキャップ制度に違反しており、資金を調達しない限り両選手は登録が抹消されることとなっていた。 バルセロナはそれを逃れようと特例措置の延長を求めたが、当初から決められていた期限が変更されることはなく、ラ・リーガ、スペインサッカー連盟(RFEF)が共同で完全拒否の声明を発表。2人はフリーの状態となっている。 それでも抵抗を続けているバルセロナだが、規則を守らない限りはメンバーに復帰させることは不可能。しかし、サウジアラビアで行われるスーペル・コパに向けたメンバーにはダニ・オルモ、パウ・ビクトルの両者が名を連ねることとなった。 試合は9日に行われる中、両選手の出場資格は現時点でなし。ただ、バルセロナは諦めておらず、7日にも予防的な措置を要求し、それが成功すると踏んでいるようだ。 いずれにしても、バルセロナが望む結末になるためには資金を手にする以外はない状況。ラ・リーガとRFEFの規則の問題点を突きたい考えもあるようだが、どういった結末を迎えるだろうか。 2025.01.06 23:35 Mon3
アトレティコがダニ・オルモ登録問題に声明「非常に危険な前例になる」
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ダニ・オルモ登録問題に揺れるバルセロナ、コパ・デル・レイ快勝後フリック監督は「戻ってくることを望んでいる」と吐露
バルセロナのハンジ・フリック監督が4日に行われたコパ・デル・レイ3回戦、4-0で快勝したバルバストロ戦後にコメントした。 FWロベルト・レバンドフスキのドブレーテ、MFパブロ・トーレの1ゴール2アシストの活躍で快勝とし、新年初戦を制したバルセロナ。しかしフリック監督は登録問題に揺れるMFダニ・オルモ、FWパウ・ビクトルにまず言及した。 「誰もがオルモとパウが戻ってくることを望んでいる。それが我々に言える唯一のこと。他に何もできないんだ。チームはこの問題を切り離そうとした。現場はプロとして対応しなければならないからね」 一方で重傷から復帰して先発したDFロナルド・アラウホについては「90分プレーでき、現在の彼の状態がわかった。フィールドでよくコミュニケーションを取ってくれるし、リーダーの一人だよ」と復帰を喜んだ。 また、4日後に行われるアスレティック・ビルバオとのスーペル・コパ準決勝に向けてはバルバストロ戦完全休養のFWラミン・ヤマルの出場を示唆した。 2025.01.05 09:15 Sun5
「我々がやりたいのはバルサ流のプレー」フリック監督がマドリー連破での初タイトルへ意気込む
バルセロナのハンジ・フリック監督が、バルセロナでの初タイトル獲得への意気込みを語った。 2大会ぶりのスーペル・コパ・デ・エスパーニャ制覇を目指すバルセロナは、準決勝でアスレティック・ビルバオを2-0で撃破し、ファイナル進出を決めた。そして、12日に行われる決勝ではマジョルカを3-0で退けた前大会王者のレアル・マドリーとのエル・クラシコに臨む。 自身初の伝統の一戦となったサンティアゴ・ベルナベウでの対戦では4-0の会心の勝利を収めたドイツ人指揮官だが、現在の両者の調子やタイトルが懸かる一戦における驚異的な勝負強さを誇るエル・ブランコ相手に厳しい戦いを覚悟している。 大一番の前日会見では「我々は万全の準備を整えている」と大一番へチームが良い状態であることを認めるフリック監督。だが、「アスレティック戦よりもずっと良いプレーをする必要がある。我々はミスをしすぎたし、それを減らす必要がある。マドリーはトランジションで世界最高のチームの一つであり、与えられた選択肢を何でも利用してくる」と、セミファイナルのような隙を見せれば、厳しい結果が待っているとの見解を口にした。 また、選手個々の部分では暫定措置で登録が可能となったMFダニ・オルモに注目が集まるなか、「ダニ・オルモは再びプレーできることをとても喜んでいる」と、力業での処分回避に対する批判的な声が多く上がるなか、起用法や登録問題に関する詳しい言及は避けている。 同じくGKヴォイチェフ・シュチェスニーの好パフォーマンスによって、ここまでの正GKであるイニャキ・ペーニャとどちらをファイナルで起用するかとの質問に対しては、会見時点で決断していないと正直に答えている。 最後に、今後のラ・リーガでのタイトルレースにも影響を与えかねない重要な一戦に向けて指揮官は「結局のところ、我々は自分たちの仕事をしなければならない」と周囲の雑音や余計なプレッシャーに気を取られることなく、あくまで世界最高峰の相手に勝つために自分たちのスタイルを貫くことが重要であると強調した。 「チームをしっかり準備する必要がある。それが重要だ。誰にとっても大事な試合だ。スーペル・コパのクラシコであり、勝てれば最高だ。残りのシーズンに向けて自信がつくだろう」 「我々のプレーヤーは周囲の雑音を忘れる必要がある。自分たちも強くならなければならない。我々がやりたいのはバルサ流のプレーだ。前回のクラシコでとてもうまくいった。違うことをすることはない。でも、クラシコはどれも比べられない。明日は0-0から始まるが、いいプレーをして勝ちたいだけだ」 2025.01.12 19:41 Sunアトレティコ・マドリーの人気記事ランキング
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多くのクラブがコパ・デル・レイ3回戦で2025年の戦いをスタートしたなか、2025年のプリメーラの戦いが今週末から再開される。 スーペル・コパ・デ・エスパーニャ並行開催に伴い、今節は決勝進出のレアル・マドリー、バルセロナに加え、準決勝敗退のマジョルカ、アスレティック・ビルバオの合計4チームが不在となる。 そんななか、前半戦最終節では首位ターンが懸かる2位のアトレティコ・マドリーの戦いに大きな注目が集まる。 2024年最終戦となったバルセロナとの頂上決戦を劇的な2-1の逆転勝利で飾ったアトレティコ。さらに、新年初戦となったコパ3回戦では3部のマルベーリャ相手に苦戦も、FWアントワーヌ・グリーズマンのゴールによってウノセロ勝利。きっちり白星で2025年をスタートした。 目下、公式戦13連勝と圧巻の強さを誇るコルチョネロスは、10位のオサスナとのホームゲームでプリメーラの戦いを再開。対戦相手はバルセロナに今季初めて土を付けた曲者だが、ラ・リーガでは2敗4分けの6戦未勝利と調子を落としている。そのため、休養十分で挑む今回の試合ではアグレッシブに前半からゴールを目指し、自分たちの流れで試合を進めたいところだ。 MF久保建英を擁する7位のレアル・ソシエダは5ポイント差で5位に位置するビジャレアルとの重要な上位対決に挑む。前節のセルタ戦で完敗し、2戦未勝利で2024年の戦いを終えたラ・レアル。それでも、新年初戦のコパでは3部のポンフェラディーナ相手にFWオヤルサバルの1ゴール1アシストの活躍で2-0の勝利。内容面には課題も白星スタートを飾った。その一戦では後半頭からの投入で、試合最終盤にはロングカウンターでゴールにも迫った久保は、スタメン復帰が期待される重要な上位対決での決定的な仕事を期待したい。 対するビジャレアルは前節のレガネス戦をFWバリーのトリプレーテの活躍によって5-2の大勝。公式戦7試合ぶりの勝利を挙げて昨年の戦いを終えた。ただ、コパ2回戦敗退に伴い、2025年の初戦は今回の試合となるため、試合勘の部分は懸念材料だ。敵地での手堅い攻防が想定されるなか、まずは前半の入りの部分を意識したい。 新体制でのリーグ戦初勝利を目指す19位のバレンシアは、14位のセビージャとのアウェイゲームに臨む。バラハ監督の解任に伴い、コルベラン新監督を招へいした降格圏のチームは、新体制初陣となったレアル・マドリーとの第12節延期分で1-2の敗戦。前半のFWウーゴ・ドゥーロの先制点に、相手FWヴィニシウスの退場と80分過ぎまで完璧なゲームを見せたが、85分にMFモドリッチに同点ゴールを許すと、後半アディショナルタイムにはディフェンスラインでのパス交換のミスからMFベリンガムに逆転ゴールを許す、衝撃的な逆転負けとなった。 ただ、直近のコパでは格下相手のアウェイゲームを2-0で勝利し新体制初勝利。良い流れで敵地へ乗り込めるはずだ。今冬新加入のFWサディクも新天地デビュー2試合目でゴールを狙う。 その他では18位のエスパニョールと15位のレガネスが3ポイント差で対峙する残留争い直接対決、ヨーロッパ出場権争いに身を置く8位のジローナや9位のベティスの新年初戦にも注目が集まるところだ。 《ラ・リーガ第19節》 ▽12/3(火) マジョルカ 1-5 バルセロナ ▽12/4(水) アスレティック・ビルバオ 2-1 レアル・マドリー ▽1/10(金) 《29:00》 ラージョ vs セルタ ▽1/11(土) 《22:00》 アラベス vs ジローナ 《24:15》 バジャドリー vs ベティス 《26:30》 エスパニョール vs レガネス 《29:00》 セビージャ vs バレンシア ▽1/12(日) 《22:00》 ラス・パルマス vs ヘタフェ 《24:15》 アトレティコ・マドリー vs オサスナ ▽1/13(月) 《29:00》 レアル・ソシエダ vs ビジャレアル 2025.01.10 19:30 Fri4
レッドブルがスペインにも進出! アトレティコとスポンサー契約…「転んでも立ち上がって再び挑む。それは共通の精神」
アトレティコ・マドリーは9日、世界的なエナジードリンク企業『レッドブル』とのスポンサー契約締結を発表した。契約は2027年夏までとなる。 エナジードリンクでおなじみの世界的企業であり、スポーツを通じたマーケティングでも有名な『レッドブル』。最近ではRB大宮アルディージャを買収し、話題となるなか、レアル・マドリー、バルセロナとともにスペインの3強に数えられるアトレティコとスポンサーシップを締結した。 とはいえ、あくまでスポンサー契約とあって、クラブ名やユニフォームカラー等々が『レッドブル』仕様になるわけではないとものとみられ、アトレティコは今回の契約意図をこう説明する。 「今回の提携により、両社は世界的な存在感、継続的な成長、成功に対する探求等の強化を期待している。スペインでは初めてオーストリアのブランドがサッカークラブと手を組み、アスリート個人とチームの双方に『翼をさすげる』というコミットメントを継続する」 「今年、『レッドブル』は『リヤド・エア・メトロポリターノ』での開催試合や主要イベントで重要な役割を果たし、スタジアムに足を運ぶすべてのファンに楽しんでもらえるような製品を提供していく」 また、アトレティコの最高収益責任者を務めるオスカル・マジョ氏「我々はエンターテインメントと大きな挑戦に対する情熱を共有できる企業の『レッドブル』とともに始める新たな冒険を大変嬉しく思う」とし、共闘を誓った。 「スペインフットボールでも初めての経験をともにできて感謝する。我々はスポーツが献身、ハードワーク、そしてファンを熱狂させるアドレナリンの塊だと信じている」 「我々の選手たちは決して諦めず、転んでも立ち上がって再び挑む。それは『レッドブル』とアトレティコの共通の精神であり、『リヤド・エア・メトロポリターノ』でファンが楽しむイベントのなかでそれらを示していく」 2025.01.10 14:30 Fri5