明秀日立がPK戦制しベスト8へ!15大会ぶり出場の帝京は執念で追いつくも3回戦敗退【全国高校サッカー選手権大会】

2025.01.02 16:10 Thu
明秀日立が柴田健成(左)のゴールで先制
写真=須田康暉
明秀日立が柴田健成(左)のゴールで先制
2日、第103回全国高校サッカー選手権大会の3回戦、明秀日立(茨城)vs帝京(東京B)がUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われ、1-1で80分が終了。PK戦を5-4で制した明秀日立が準々決勝進出を決めた。

2大会連続6回目出場の明秀日立は、初戦となった2回戦で近大和歌山(和歌山)に2発完封勝利。一方、戦後最多6度の優勝を誇りながら15大会ぶり出場の帝京は、2回戦で金沢学院大附(石川)に5-0で大勝し、3回戦へ進んだ。

先に決定機を作ったのは明秀日立。6分、保科愛斗がハイラインの裏へ抜け出すも、ここは帝京のGK大橋藍が一対一を制する。
対する帝京も11分、左サイドから崩すと、ゴール前で収めた森田晃が相手を背負ってからの反転シュート。ゴール右に外れる。

その後も互いにチャンスを作りつつ、20分にはボックス手前で収めた帝京の森田が左ポケットへスルーパス。抜け出した堀江真広の左足シュートは明秀日立GK重松陽が足でストップする。
一進一退の攻防が続くも、スコアは動かないまま前半終了。しかし、後半立ち上がりから明秀日立がゴールをこじ開ける。

41分、左CKを一度は跳ね返されるも、左ポケットから柴田健成が左足シュート。倒れ込みながらゴール右隅に突き刺した。一歩前に出た明秀日立は、続いて竹花龍生にチャンス。最終ライン裏へ抜け出すと、DFをかわして左足を振り抜くも、帝京GK大橋が止める。

1点を追う帝京は、2戦連続で途中出場から攻撃の切り札・宮本周征と永田煌を投入。攻勢を強めるが、明秀日立も再び竹花がわずかに左へ外れるシュートを放っていく。

ビハインドのまま後半中盤に差し掛かった帝京は、キャプテンの砂押大翔が負傷交代するアクシデント。それでも69分、苦しい状況が続くなかで執念の同点ゴールを奪う。

ロングボールから大屋雅治が敵陣でボールを奪い返し、ボックスに向かってドリブル。左を駆け上がった宮本へ渡すと、シュートのこぼれ球に土屋裕豊が詰め、途中出場の3人で試合を振り出しに戻す。

さらに75分、左サイドから切り込んだ宮本が再びシュートに持ち込むが、ここはGK重松がセーブ。帝京が逆転を目指して攻め込む。

明秀日立は5バックにシステム変更して抗う形に。PK戦も見据えつつ、5分の後半アディショナルタイムには竹花がゴールに迫る。

結局1-1のまま80分を終え、PK戦で決着。先行の帝京は宮本が1本目を決め、後攻の明秀日立も菅野一葵が成功。しかし、帝京2人目の土屋のシュートはGK重松がストップ。その後はどちらも決め続け、明秀日立5人目の竹花も成功。キャプテンがきっちり決めて5人全員成功の明秀日立が準々決勝へ進んだ。

明秀日立 1-1(PK:5-4) 帝京
【明秀日立】
柴田健成(後1)
【帝京】
土屋裕豊(後29)

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3回戦で4ゴール2アシストの大暴れ、堀越の2年生FW三鴨奏太が5得点で現在得点ランキングトップ【全国高校サッカー選手権大会】

2日、第103回全国高校サッカー選手権大会の3回戦が各地で行われた。 早くもベスト8が出揃う形となった今大会。大量得点が生まれる試合も多い中、PK戦は6試合、3回戦では1試合のみと、80分で決着がつく展開が多い。 ここまで3回戦を終えた段階での得点ランキングでは、堀越(東京A)の10番を背負う2年生のFW三鴨奏太が5得点で得点ランキングトップに。3回戦の松山北(愛媛)戦戦で衝撃の4ゴール2アシストを記録し、一気にランキングのトップに躍り出た。 2位は卒業後にサウサンプトンへの加入が内定している日章学園(宮崎)のFW高岡伶颯。1回戦でハットトリックの活躍を見せ、2回戦でもゴールを決めたが、矢板中央(栃木)の前に敗れてまさかの早期敗退となってしまった。 続く3得点は、ベスト8に勝ち残っている静岡学園(静岡)の篠塚怜音と、前橋育英(群馬)のオノノジュ慶吏。篠塚は1回戦から3試合連続ゴール中と好調を維持。オノノジュ慶吏は1回戦の米子北(鳥取)戦でゴールを決めながらも負傷交代すると2回戦はメンバー外に。それでも、3回戦の帝京大可児(岐阜)戦で復帰すると2ゴールで勝利に貢献していた。 今大会の残すところ準々決勝、準決勝、決勝となっている中、誰が得点王に輝くのか注目だ。 <h3>◆得点ランキング</h3> 【5点】 三鴨奏太(堀越) 【4点】 高岡伶颯(日章学園) 【3点】 篠塚怜音(静岡学園) オノノジュ慶吏(前橋育英) 【2点】 山野春太(流通経済大柏) 髙橋李来(堀越) 宮本周征(帝京) 堀江真広(帝京) 大森風牙(高川学園) 硲冬真(阪南大高) 加藤隆成(帝京大可児) 青木嘉宏(帝京大可児) 蒲地壮汰(愛工大名電) 岩間丈一郎(愛工大名電) 水野桜介(愛工大名電) 【1点】 佐藤耕太(前橋育英) 平林尊琉(前橋育英) 黒沢佑晟(前橋育英) 中村太一(前橋育英) 稗田幹男(東福岡) 新貝颯大(東福岡) 伊波樹生(東福岡) 乾皓洋(静岡学園) 天野太陽(静岡学園) 加藤佑基(静岡学園) 森奏(堀越) 和田哲平(流通経済大柏) 亀田歩夢(流通経済大柏) 安藤晃希(流通経済大柏) 堀川由幹(流通経済大柏) 粕谷悠(流通経済大柏) 松本翔琉(上田西) 高橋亮雅(上田西) 東風谷崇太(上田西) 柳沢纏(上田西) 菅野一葵(明秀日立) 六﨑蓮太(明秀日立) 柴田健成(明秀日立) 長井隆之介(東海大相模) 佐藤碧(東海大相模) 小林晄也(東海大相模) 塩田航央(東海大相模) 辻将輝(東海大相模) ラビーニ未蘭(帝京) 森田晃(帝京) 杉岡侑樹(帝京) 土屋裕豊(帝京) 平野巧(矢板中央) 堀内凰希(矢板中央) 加藤神人(矢板中央) 朴大温(矢板中央) 明石望来(帝京大可児) 松井空音(帝京大可児) 鶴見一馬(帝京大可児) 川口絢三(松山北) 森隼人(松山北) 大西然(松山北) 兼松将(大津) 岩中翔大(大津) 山下景司(大津) 溝口晃史(大津) 野口悠真(大津) 嶋本悠大(大津) 五嶋夏生(大津) 佐藤成真(東北学院) 阿部幹大(東北学院) 佐々木智貴(東北学院) 岡元龍太(東北学院) 真浦劉(札幌大谷) 中村哲爾(札幌大谷) 桐原惺琉(京都橘) 市原大羅(高知) 門田翔平(高知) 小西聖七(正智深谷) 近藤七音(正智深谷) 髙橋駿介(長崎総大附) 山崎瑛太(愛工大名電) 江川敦哉(愛工大名電) 池田龍心(明誠) 藤井良太(明誠) 藤原康騎(寒川) 香西健心(岡山学芸館) 佐藤龍之介(西目) 吉川昂我(日章学園) 水田祥太朗(日章学園) 南創太(日章学園) 藤川陽太(奈良育英) 小河原瑛太(山梨学院) 治部翔(滝川第二) 三宅蔵ノ助(滝川第二) 麓萊凜(青森山田) 福本一太(阪南大高) 岡田翔太郎(阪南大高) 梅原翔久(阪南大高) 松本圭史(阪南大高) 安東壮大(大分鶴崎) 藤川琉偉(徳島市立) 寺田大翔(草津東) <span class="paragraph-title">【動画】衝撃の4ゴール2アシスト! 堀越2年・三鴨奏太が大暴れ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="EJ-V_TW56pI";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.02 23:00 Thu
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明秀日立が近大和歌山を破り3回戦へ! 37大会ぶり出場の東北学院はセットプレーからの1点で滝川第二下す【全国高校サッカー選手権大会】

31日、第103回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が各地で行われ、ニッパツ三ツ沢球技場の第1試合では、2回戦から登場の明秀日立(茨城)と近大和歌山(和歌山)が対戦。明秀日立は2大会連続6回目、近大和歌山は2大会ぶり10回目の出場となった。 立ち上がりから一進一退の攻防となり、6分には明秀日立の右CKから菅野一葵が右足シュート。近大和歌山も佐久間瑛介がキレ味鋭いドリブルでゴールに迫る。 どちらも譲らずゴールレスで折り返すと、56分に試合を動かしたのは明秀日立。左CKから竹花龍生がクロスを上げると、勢いよく飛び込んだ菅野がヘディングで突き刺した。 先制し、勢いが増した明秀日立はさらに63分、ボックス手前やや遠めの位置から六﨑蓮太が右足一閃。ゴール左上に見事なミドルシュートが決まり、リードを広げる。 対する近大和歌山も71分、右クロスから競り勝った佐久間がネットを揺らすが、オフェンスファウルを取られてノーゴール。反撃を許さなかった明秀日立が3回戦進出を決めた。 第2試合では37大会ぶり5回目出場の東北学院(宮城)と、3大会ぶり22回目出場の滝川第二(兵庫)が対戦。東北学院は1回戦で奈良育英(奈良)を3-1で破り、滝川第二は山梨学院(山梨)を2-1で下して勝ち上がってきた。 先に決定機を得たのは11分の東北学院。左サイドへ大きく展開すると、阿部慶人の折り返しから岡元龍太がボレー。滝川第二GK竹本航が至近距離でのファインセーブで凌ぐ。 滝川第二も23分、右サイドのゴールライン際でFKを獲得すると、デザインされた形から空久保善がフリーでシュート。東北学院GK橋本脩礼も素早い反応で防ぐ。 28分には畳み掛けた滝川第二だが、東北学院の守備陣が決死のブロック。さらに31分、北村勇貴が左ポケットからフリーでシュートも、GK橋本が一対一を制する。 前半中盤から滝川第二がペースを握ったが、スコアは動かず前半終了。後半も滝川第二の優勢でゲームは進む。 しかし、先にゴールをこじ開けたのは東北学院。31分、ボックス左外のFKから杉山和勢がクロス。ファーの岡元龍太が頭で叩き込み、貴重な先制点を奪う。 諦めずチャンスを作り続けた滝川第二だが、GK橋本を中心とする東北学院の牙城を崩せず。セットプレーからの1点を守りきった東北学院が2回戦を突破した。 ▽第1試合 明秀日立 2-0 近大和歌山 【明秀日立】 菅野一葵(後16) 六﨑蓮太(後23) ▽第2試合 東北学院 1-0 滝川第二 【東北学院】 岡元龍太(後31) 2024.12.31 17:50 Tue
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明秀日立がPK戦制しベスト8へ!15大会ぶり出場の帝京は執念で追いつくも3回戦敗退【全国高校サッカー選手権大会】

2日、第103回全国高校サッカー選手権大会の3回戦、明秀日立(茨城)vs帝京(東京B)がUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われ、1-1で80分が終了。PK戦を5-4で制した明秀日立が準々決勝進出を決めた。 2大会連続6回目出場の明秀日立は、初戦となった2回戦で近大和歌山(和歌山)に2発完封勝利。一方、戦後最多6度の優勝を誇りながら15大会ぶり出場の帝京は、2回戦で金沢学院大附(石川)に5-0で大勝し、3回戦へ進んだ。 先に決定機を作ったのは明秀日立。6分、保科愛斗がハイラインの裏へ抜け出すも、ここは帝京のGK大橋藍が一対一を制する。 対する帝京も11分、左サイドから崩すと、ゴール前で収めた森田晃が相手を背負ってからの反転シュート。ゴール右に外れる。 その後も互いにチャンスを作りつつ、20分にはボックス手前で収めた帝京の森田が左ポケットへスルーパス。抜け出した堀江真広の左足シュートは明秀日立GK重松陽が足でストップする。 一進一退の攻防が続くも、スコアは動かないまま前半終了。しかし、後半立ち上がりから明秀日立がゴールをこじ開ける。 41分、左CKを一度は跳ね返されるも、左ポケットから柴田健成が左足シュート。倒れ込みながらゴール右隅に突き刺した。一歩前に出た明秀日立は、続いて竹花龍生にチャンス。最終ライン裏へ抜け出すと、DFをかわして左足を振り抜くも、帝京GK大橋が止める。 1点を追う帝京は、2戦連続で途中出場から攻撃の切り札・宮本周征と永田煌を投入。攻勢を強めるが、明秀日立も再び竹花がわずかに左へ外れるシュートを放っていく。 ビハインドのまま後半中盤に差し掛かった帝京は、キャプテンの砂押大翔が負傷交代するアクシデント。それでも69分、苦しい状況が続くなかで執念の同点ゴールを奪う。 ロングボールから大屋雅治が敵陣でボールを奪い返し、ボックスに向かってドリブル。左を駆け上がった宮本へ渡すと、シュートのこぼれ球に土屋裕豊が詰め、途中出場の3人で試合を振り出しに戻す。 さらに75分、左サイドから切り込んだ宮本が再びシュートに持ち込むが、ここはGK重松がセーブ。帝京が逆転を目指して攻め込む。 明秀日立は5バックにシステム変更して抗う形に。PK戦も見据えつつ、5分の後半アディショナルタイムには竹花がゴールに迫る。 結局1-1のまま80分を終え、PK戦で決着。先行の帝京は宮本が1本目を決め、後攻の明秀日立も菅野一葵が成功。しかし、帝京2人目の土屋のシュートはGK重松がストップ。その後はどちらも決め続け、明秀日立5人目の竹花も成功。キャプテンがきっちり決めて5人全員成功の明秀日立が準々決勝へ進んだ。 明秀日立 1-1(PK:5-4) 帝京 【明秀日立】 柴田健成(後1) 【帝京】 土屋裕豊(後29) 2025.01.02 16:10 Thu

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