ボーンマスに完敗のポステコグルー監督、「何度も同じことをし代償を払ってきた」試合運びの拙さを悔やむ
2024.12.06 09:40 Fri
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、敵地で完敗したボーンマス戦を振り返った。
試合の入りは悪くなかったが、17分に課題のセットプレーからDFディーン・ハイセンにヘディングシュートを叩き込まれて先制を許した。ここから反撃に出たものの、前半は攻撃が停滞するなかで辛くも1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。
後半はFWソン・フンミン投入で流れを引き寄せたものの、幾つかの決定機を決め切れず。すると、後半半ばからギアを上げた相手に完全に押し返されると、GKフレイザー・フォースターの好守や相手の決定力不足によって2失点目は回避したものの、ゴール期待値で大きく差をつけられる0-1のスコア以上の完敗となった。
「とても残念だ。試合の入りは良く、望んでいたように試合をスタートし、コントロールし始めまたが、またしてもひどいゴール、本当にひどいゴールを許してしまった」
「そのせいで、我々は難しい状況に陥り、相手は後ろに下がって自分たちの望むフットボールをし、カウンターアタックを仕掛けるようになった。そのなかで我々は攻めざるを得なくなった。結果は残念であり、パフォーマンスも十分ではなかった。これは一度きりのことではない。我々はこれまで3、4回も同じことをして、その代償を払ってきた」
また、ボールは保持しながらも引いた相手を崩せなかった攻撃面に関しては前述のコメントを繰り返す形で、アーセナルやマンチェスター・シティ相手にもホームで勝利している相手に思い通りの展開にしてしまった点を問題点として挙げている。
「今夜のように先に失点してしまうと、特にボーンマスのような相手チームにカウンター攻撃の機会を与えてしまう。彼らがやりたいのはそういうことだ。我々は攻めなければならない。相手は後ろに下がることができる。ただ、また同じことが起きてしまったのは本当に残念だ。よく考えて、何とかしなくてはならない」
また、この試合ではレギュラーセンターバック2人を欠く状況で、その穴を埋めていたDFベン・デイビスが後半序盤に筋肉系の問題で途中交代を余儀なくされた。そのウェールズ代表の状態について問われると、しばしの離脱の可能性を認めた。
「ハムストリングを痛めたようだ。彼とラドゥ(・ドラグシン)は毎試合出場している。ローテーションできない唯一のポジションだ。彼は明らかにしばらく欠場することになるが、どれくらいになるかは今後の状況を確認する必要がある。これは、現在のチーム編成の結果だ」
ここまで6勝2分け6敗の10位と勝って、負けてを繰り返す一貫性のなさが批判を浴びる今季のトッテナム。その原因を改めて問われた指揮官は「試合の状況を読む力」とともに、あまりに簡単に先制点やゴールを与えて追う展開を強いられていることを問題視した。
「我々は試合の状況をよく理解していない。試合のスタートがうまくいったからといって、相手に流れを渡して彼らの思うように試合を進めるチャンスを与えてしまう可能性がある。我々は何度も逆転し、それは本当にうまくやってきたことだが、特にボーンマスのような厳しい状況では、今夜のように簡単にゴールを与えることはできない」
「チャンスを作るために2倍の努力をしなければならず、我々が攻め込む必要があるため、相手により多くのチャンスが与えられることになる。これではコントロール不可能な試合になってしまう」
マンチェスター・シティ相手の会心の勝利から、振るわないパフォーマンスによって2試合未勝利と上昇の兆しを見いだせないスパーズだが、今週末のチェルシー戦では流れを変える勝ち点3を掴めるか。
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トッテナムは5日、ヴァイタリティ・スタジアムで行われたプレミアリーグ第14節でボーンマスと対戦し、0-1の敗戦を喫した。前節、フルアムとのロンドン・ダービーを1-1のドローで終え、2試合ぶりの白星を目指して敵地で臨んだ一戦。今週末にチェルシーとのダービーを控えることもあり、数人のメンバーを入れ替えた。後半はFWソン・フンミン投入で流れを引き寄せたものの、幾つかの決定機を決め切れず。すると、後半半ばからギアを上げた相手に完全に押し返されると、GKフレイザー・フォースターの好守や相手の決定力不足によって2失点目は回避したものの、ゴール期待値で大きく差をつけられる0-1のスコア以上の完敗となった。
同試合後、ポステコグルー監督は今シーズン何度も繰り返されてきた敗戦のパターンを含め、全体的なパフォーマンスへの失望を語った。クラブ公式サイトが指揮官の会見コメントを伝えている。
「とても残念だ。試合の入りは良く、望んでいたように試合をスタートし、コントロールし始めまたが、またしてもひどいゴール、本当にひどいゴールを許してしまった」
「そのせいで、我々は難しい状況に陥り、相手は後ろに下がって自分たちの望むフットボールをし、カウンターアタックを仕掛けるようになった。そのなかで我々は攻めざるを得なくなった。結果は残念であり、パフォーマンスも十分ではなかった。これは一度きりのことではない。我々はこれまで3、4回も同じことをして、その代償を払ってきた」
また、ボールは保持しながらも引いた相手を崩せなかった攻撃面に関しては前述のコメントを繰り返す形で、アーセナルやマンチェスター・シティ相手にもホームで勝利している相手に思い通りの展開にしてしまった点を問題点として挙げている。
「今夜のように先に失点してしまうと、特にボーンマスのような相手チームにカウンター攻撃の機会を与えてしまう。彼らがやりたいのはそういうことだ。我々は攻めなければならない。相手は後ろに下がることができる。ただ、また同じことが起きてしまったのは本当に残念だ。よく考えて、何とかしなくてはならない」
また、この試合ではレギュラーセンターバック2人を欠く状況で、その穴を埋めていたDFベン・デイビスが後半序盤に筋肉系の問題で途中交代を余儀なくされた。そのウェールズ代表の状態について問われると、しばしの離脱の可能性を認めた。
「ハムストリングを痛めたようだ。彼とラドゥ(・ドラグシン)は毎試合出場している。ローテーションできない唯一のポジションだ。彼は明らかにしばらく欠場することになるが、どれくらいになるかは今後の状況を確認する必要がある。これは、現在のチーム編成の結果だ」
ここまで6勝2分け6敗の10位と勝って、負けてを繰り返す一貫性のなさが批判を浴びる今季のトッテナム。その原因を改めて問われた指揮官は「試合の状況を読む力」とともに、あまりに簡単に先制点やゴールを与えて追う展開を強いられていることを問題視した。
「我々は試合の状況をよく理解していない。試合のスタートがうまくいったからといって、相手に流れを渡して彼らの思うように試合を進めるチャンスを与えてしまう可能性がある。我々は何度も逆転し、それは本当にうまくやってきたことだが、特にボーンマスのような厳しい状況では、今夜のように簡単にゴールを与えることはできない」
「チャンスを作るために2倍の努力をしなければならず、我々が攻め込む必要があるため、相手により多くのチャンスが与えられることになる。これではコントロール不可能な試合になってしまう」
マンチェスター・シティ相手の会心の勝利から、振るわないパフォーマンスによって2試合未勝利と上昇の兆しを見いだせないスパーズだが、今週末のチェルシー戦では流れを変える勝ち点3を掴めるか。
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チェルシーのスペイン代表DFマルク・ククレジャがあわや戦犯になりかけた。 チェルシーは8日のプレミアリーグ第15節でトッテナムと敵地で対戦。一時は2点を先行される苦しい戦いだったが、ジェイドン・サンチョの反撃弾にコール・パーマーの2発、エンソ・フェルナンデスのゴールでひっくり返し、4-3で打ち勝った。 左サイドバックで先発したククレジャだが、まずは5分に自陣で足を滑らせ、相手にボールをかっさらわれると、そのまま先制点を献上。さらに11分にも足をとられ、ボールを失うと、またも失点を招いた。 ククレジャのせいで勝ち点を落としかけたチェルシーだが、今節もしっかりと3ポイントを積み上げ、2位をキープ。イギリス『BBC』によると、エンツォ・マレスカ監督は優勝争いを問われると、ククレジャのスリップをかけてこう話した。 「アーセナルや、(マンチェスター・)シティ、リバプールはククレジャみたいに滑らないだろう。真面目な話、我々はまだ準備ができていない。それらのチームには遠く及ばずだが、一日一日を大切にし、チームを良くするよう注力している。プランというか、アイデアは選手たちをスローダウンさせないこと。彼らはほかの選手が待つのを理解しているから、落とせない」 そう指揮官からもいじられたククレジャは2失点目直後にスパイクを交換する姿も。すでに削除されてしまったが、試合後に自身インスタグラムのストーリーズで「ごめんね、ブルーズ」とのキャプションとともに、スリップの原因だったスパイクをゴミ箱に捨てる画像をアップしていた。 <span class="paragraph-title">【写真】チェルシーDFがスパイクをゴミ箱にポイッ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> Cucurella on Instagram: “Sorry, Blues!”. <a href="https://t.co/DJ4aApL0xv">pic.twitter.com/DJ4aApL0xv</a></p>— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) <a href="https://twitter.com/FabrizioRomano/status/1865830572951740919?ref_src=twsrc%5Etfw">December 8, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.09 20:05 Mon2
チェルシーがスパーズに逆転勝利で4連勝! ククレジャの“スリップ”で2点先行許すもパーマー躍動で鮮やか4ゴール【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第15節、トッテナムvsチェルシーが8日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのチェルシーが3-4で逆転勝利した。 10位のトッテナムは前節、ボーンマスとのアウェイゲームに0-1の完敗。攻守に振るわない内容でリーグ2戦未勝利に。直近の公式戦6試合では1勝3分け2敗と不振に陥っており、ポステコグルー監督に対する風当りも強まるなか、昨季シーズンダブルを喫した因縁の相手にバウンスバックの勝利を目指した。中2日で臨んだホームゲームでは先発4人を変更。負傷のベン・デイビスに代わってファン・デ・フェンがサプライズ復帰したほか、グレイとドラグシン、マディソンに代わってペドロ・ポロ、ソン・フンミン、同じく負傷明けのロメロが復帰した。 一方、2位のチェルシーはリーグ3連勝と好調を維持。前節のサウサンプトン戦ではカンファレンスリーグのメンバー主体で臨むターンオーバーを見事に成功させ、5-1の圧勝を収めた。一部主力の温存に準備期間も1日に多い盤石の状態で臨んだアウェイ開催のダービーではセインツ戦で休養を与えたパーマーらを復帰させ、前々節のアストン・ビラ戦のメンバーをベースに、負傷のフォファナの代役にバディアシルを起用。カイセドを再び右サイドバックに配置した。 キックオフからアグレッシブな姿勢を示した両チームは主導権争いを繰り広げていくが、思わぬ形でホームチームが立て続けにゴールネットを揺らす。 まずは5分、チェルシーの後方でのボール回しに圧力をかけると、ククレジャが痛恨のスリップ。そのまま右サイドのスペースを攻め上がったブレナン・ジョンソンがグラウンダーの高速クロスを入れると、ゴール前でDFコルウィルとの駆け引きを制してニアに飛び込んだソランケが右足ワンタッチで合わせた。 さらに、11分には再び自陣でスリップしたククレジャからボールを奪ってショートカウンターを発動。ボックス手前右でポロからパスを受けたクルゼフスキがカットインから左足でニア下を狙うと、これが見事に決まった。なお、2度のスリップで失点に関与したククレジャはすぐさまスパイクを履き替えた。 先日のマンチェスター・シティ戦を再現するかのような最高の入りを見せたトッテナムだが、アクシデントが発生。立ち上がりから足を気にしていた負傷明けのロメロがプレー続行不可能となり、15分にドラグシンがスクランブル投入された。 一方、ロメロの治療による短い中断で修正を施したチェルシーは17分、左サイドでククレジャからパスを受けたサンチョが2人の味方のダイアゴナルランをオトリにペナルティアーク付近まで切れ込んで右足を振り抜くと、鋭いグラウンダーシュートが右ポストの内側を叩いてゴールネットに吸い込まれた。 サンチョの2試合連続ゴールによって1点差となったダービーは、ここからよりオープンな展開に。互いに巧みなプレス回避とカウンターから明確な決定機を作り合う。 チェルシーは31分、バイタルエリアでうまくボールを引き出したパーマーの強烈なミドルシュートと、そのこぼれに詰めたペドロ・ネトのシュートでゴールに迫るが、ここはGKフォースターの見事な連続セーブに遭う。 対するトッテナムも直後にいずれもソン・フンミンのお膳立てからサールのクロスバー直撃のヘディングシュートに、ゴール至近距離からのソランケのダイレクトシュートで3点目に迫った。 以降も息つく暇がない激しい攻防が繰り広げられたなか、サールへの足裏を見せたチャージでカイセドがあわや一発レッドという際どい場面もあったが、このプレーはお咎めなし。ホームチームの1点リードで後半へと折り返した。 迎えた後半、チェルシーはラヴィアを下げてグストをハーフタイム明けに投入。これでカイセドが本職のセントラルMFにポジションを移した。 立ち上がりから攻勢を強めるアウェイチームはサンチョ、グストの決定的なシュートでGKフォースターを脅かすと、その流れのままゴールをこじ開ける。61分、ボックス内に抜け出したカイセドが遅れて強引にスライディングに行ったビスマに倒されてPKを獲得。これをキッカーのパーマーが左隅に突き刺した。 2-2のイーブンに戻ってチェルシーもゲームコントロールに意識を傾けたことで、ここからトッテナムの後半初めて相手陣内でのプレーを増やしていく。決まっていれば、オフサイドポジションのウドジェのプレー関与と判断されそうなソン・フンミンの際どいシュート、ポロのFKからのファン・デ・フェンのヘディングシュートで勝ち越しゴールに迫るが、決め切れない。 すると、両者の疲労度がより明確となった後半半ば過ぎでギアを上げたアウェイチームが一気に突き放す。73分、右サイド深くでDF2枚を相手に仕掛けたパーマーがボックス内に侵入。折り返しがDFにディフレクトしてペナルティアーク付近にこぼれると、これに反応したエンソ・フェルナンデスの抑えの利いた左足シュートがゴール左隅に決まった。 さらに、84分にはボックス左でボールをキープしたパーマーが深追いしたサールに倒されてPKを獲得。これを再びキッカーのパーマーが今度はパネンカで見事に決め切り、プレミアリーグ記録のPK12本連続成功とした。 昨季のホーム前回対戦同様に2-4のスコアとされたトッテナムは終盤にかけて反撃を見せると、後半アディショナルタイムにはセットプレーの流れからソン・フンミンが意地のゴールを決めたが、同点に追いつくことはかなわず。 この結果、敵地でのダービーを4-3の逆転勝利で飾ったチェルシーがリーグ4連勝で2位をキープ。一方、ブルーズ相手の屈辱の3連敗に加え、ロメロ、ファン・デ・フェン、ジョンソンと3人の負傷者まで出したトッテナムはポステコグルー体制継続に暗雲が垂れこめている。 トッテナム 3-4 チェルシー 【トッテナム】 ドミニク・ソランケ(前5) デヤン・クルゼフスキ(前11) ソン・フンミン(後51) 【チェルシー】 ジェイドン・サンチョ(前17) コール・パーマー(後16[PK]、後39[PK]) エンソ・フェルナンデス(後28) <span class="paragraph-title">【動画】パーマーのパネンカに、エンソの鮮烈弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">PK職人パーマー<br>この日2本目のPKは<br>クッキアイオ(パネンカ)<br>12/12のPK成功は<br>プレミアリーグレコード<br><br>プレミアリーグ 第15節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#チェルシー</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/WVqH5q6wEY">pic.twitter.com/WVqH5q6wEY</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1865822962747912656?ref_src=twsrc%5Etfw">December 8, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">パーマーの仕掛けから<br>エンソ・フェルナンデスが突き刺し<br>2点のビハインドから<br>チェルシー逆転<br><br>プレミアリーグ 第15節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#チェルシー</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/SdmIG9cQem">pic.twitter.com/SdmIG9cQem</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1865821031484792940?ref_src=twsrc%5Etfw">December 8, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.09 03:42 Mon3
【プレミア注目プレビュー】崖っぷちスパーズと盤石ブルーズ激突のロンドンダービー
プレミアリーグ第15節、トッテナムvsチェルシーが、日本時間8日25:30にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。崖っぷちのスパーズと盤石ブルーズが激突するロンドン・ダービーだ。 10位のトッテナムは前節、難所ヴァイタリティ・スタジアムで行われたボーンマスとのアウェイゲームに0-1のスコア以上の完敗。多くの離脱者やプレースタイルの影響で疲労困憊のチームは、攻守に振るわない内容で2戦未勝利に。直近の公式戦6試合では1勝3分け2敗と不振に陥っており、ポステコグルー監督に対する風当りも強まる。宿敵とのホームゲームでは先日のマンチェスター・シティ戦のように開き直った戦いで結果を残したい。 一方、2位のチェルシーはリーグ3連勝と好調を維持。前節のサウサンプトン戦ではジャクソン、コルウィル、ラヴィアら一部主力を温存し、カンファレンスリーグのメンバー主体で臨んだなか、前半に退場者を出した最下位相手に5-1の圧勝。チームの競争力を促しつつ結果も残し、主力に休養も与える最高の形で敵地でのダービーに弾みを付けている。現在のフォーム、準備期間の多さと圧倒的優位が見込まれるが、唯一の懸念は今季ここまでの対ビッグ6の戦績。格下相手にしっかりと結果を残しているが、対ビッグ6は2分け2敗の未勝利となっており、優勝争いに本気で挑むのであれば、手負いのスパーズをしっかりと叩きたい。 なお、昨シーズンの2度の対戦はチェルシーがアウェイで4-1、ホームで2-0といずれも複数得点を奪ってシーズンダブルを達成。とりわけ、N17での前回対戦では開幕10戦無敗と新体制で完璧なスタートを切ったトッテナムが2人の負傷者、2人の退場者を出す悪夢に見舞われ、この初黒星が以降の急失速に繋がった経緯もあり、ホームチームとしては絶対に負けられない一戦となるはずだ。 ◆トッテナム◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241207_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:フォースター DF:ペドロ・ポロ、ドラグシン、ロメロ、ウドジェ MF:クルゼフスキ、ビスマ、サール FW:ブレナン・ジョンソン、ソランケ、ソン・フンミン 負傷者:GKヴィカーリオ、DFロメロ、ファン・デ・フェン、ベン・デイビス、FWリシャルリソン、オドベール、ムーア 出場停止者:MFベンタンクール(4/7) ベンタンクールが7試合停止の4試合目で引き続き不在となる。負傷者に関しては直近のボーンマス戦で負傷したベン・デイビスが新たに故障者リスト入り。一方でチームトレーニングに復帰したロメロは復帰可能な模様だ。 スタメンはロメロの復帰を前提に前述の11名を予想。仮に、ロメロが難しい場合はグレイが代役を担う。中盤と前線ではマディソン、ヴェルナーにもスタメンのチャンスがある。 ◆チェルシー◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241207_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:サンチェス DF:グスト、アダラビオヨ、コルウィル、ククレジャ MF:カイセド、ラヴィア MF:パーマー、エンソ・フェルナンデス、ペドロ・ネト FW:ジャクソン 負傷者:DFリース・ジェームズ、フォファナ、MFケリーマン、FWムドリク 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはDFの主力2枚が引き続き不在となるほか、体調不良のムドリクに欠場の可能性がある。 スタメンは直近のセインツ戦で温存した主力を復帰させ、前述の11名を起用するとみる。ただ、カイセドの右サイドバック起用やマドゥエケ、バディアシル、サンチョ辺りの起用も想定されるところだ。 ★注目選手 ◆トッテナム:MFデヤン・クルゼフスキ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241207_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ネガティブな要素が並ぶなかで救世主となれるか。ディフェンスラインと前線の多くの負傷者、手薄な中盤でベンタンクールの不在と今回のダービーに向けてポジティブな要素が皆無のスパーズ。そのため、下馬評ではホームゲームと言えども厳しい戦いが想定される。ただ、公式戦連敗という同様の状況で戦ったシティ戦でのパフォーマンスを見ればわかるように、火事場の馬鹿力を有するチームでもある。 この一戦では調子を落とすエースのソン・フンミン、新エースストライカーのソランケの奮起、代役守護神フォースターら守備陣の奮起が求められることに間違いないが、やはり今季ここまで最も安定したパフォーマンスを見せているスウェーデン代表MFの活躍がホームチーム勝利のカギを握る。 ポステコグルー体制2年目の今季は自身が良い感触を得ているインサイドハーフで繋ぎ役、運び役、チャンスメイク、フィニッシャー役のマルチタスクを高次元でこなし、14試合2ゴール3アシストという数字以上の存在感を発揮。とりわけ、キーパスやチャンスクリエイト数はリーグ屈指で、今回の一戦でもその部分での貢献に期待したい。また、アストン・ビラ戦のようなアグレッシブなマンツーマン守備を選択する可能性が高いブルーズに対して、ビスマやサールとともにビルドアップ、プレス回避の起点として機能できるかが重要なポイントだ。 ◆チェルシー:FWニコラス・ジャクソン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241207_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 2戦4ゴールのスパーズキラー。チェルシーのキーマンはエースストライカーを担う23歳のセネガル代表FWだ。ビジャレアルからの加入1年目は35試合14ゴール5アシストと一見すると上々の数字を残したが、それ以上に多くの決定機を逸し続けた印象が強かった。 それでも、加入2年目となった今季はマレスカ新監督の戦術に早々とフィットし、ここまで14試合8ゴール3アシストと最高のスタートを切った。場数を踏んだ経験によって一対一などの決定機で精度・判断は明らかに向上しており、エースストライカーの風格も出始めている。ただ、補強に貪欲なクラブはニューカッスルFWイサク、ガラタサライFWオシムヘンらの獲得に動いているとの噂もあり、ジャクソンとしては決定的な仕事でその動きをけん制したいところだ。 初対戦でハットトリックを達成し、直近の対戦では貴重なダメ押しゴールを奪った相性のいい相手に対して、攻撃では持ち味のスピードを活かしたハイラインの攻略、守備では安定感を欠く相手のビルドアップに対してファーストディフェンダーとしてショートカウンターの起点を担いたい。 2024.12.08 12:15 Sun4
「気に入らなかったが受け入れるしか」ファンと衝突のポステコグルー監督、苦戦するチームに「彼らが失望するのは当然」
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、サポーターとの衝突について語った。 5日、プレミアリーグ第14節でボーンマスと対戦。アウェイでのゲームとなった中、試合は1-0で敗れた。 シックスポインターで敗れ、ボーンマスに抜かれたトッテナム。前節のフルアム戦でもドローに終わり、マンチェスター・シティに勝利して以降は公式戦3試合勝利がない状況だ。 不安定な戦いが続くシーズンとなっている中、サポーターはフラストレーションを溜めており、試合後にはポステコグルー監督がスタンドからの声に反応していた。 アウェイゲームで敗れ、サポーターと衝突したポステコグルー監督は、試合後にこの件に言及。怒りを理解しながらも、チームを立て直すために続けるしかないとした。 「彼らは失望している。当然だろう。彼らは私に直接フィードバックをくれたので、それを受け止めた」 「私は人間であり、言われたことは気に入らなかったが、受け入れるしかない」 「私は長年この業界にいるので、物事が上手くいかない時のフラストレーションや失望を理解しなければならないことはわかっている。そして、我々がフットボールの試合を逃してしまっており、彼らが失望するのも当然だ。でも、それで良い。私は全てに納得している」 「私が言えることは、本当にガッカリしているということと、正しい方向に進んでいくと決心し、そうなるまで戦い続けるということだけだ」 <span class="paragraph-title">【動画】ポステコグルー監督がスタンドのサポーターと口論</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">(<a href="https://twitter.com/the_jobber?ref_src=twsrc%5Etfw">@the_jobber</a>) <a href="https://t.co/92YePwolwV">pic.twitter.com/92YePwolwV</a></p>— EuroFoot (@eurofootcom) <a href="https://twitter.com/eurofootcom/status/1864797551007760586?ref_src=twsrc%5Etfw">December 5, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.06 22:20 Fri5