今季J2で13位の藤枝が須藤大輔監督の続投発表…「2025シーズンを新しい景色を見るという大きな夢を掴み取る年にしたい」

2024.11.18 09:20 Mon
©︎J.LEAGUE
藤枝MYFCは18日、須藤大輔監督(47)の続投を発表した。

須藤監督は、倉田安治前監督の後任として2021年7月から藤枝で指揮。シーズン途中の就任となったなか、2021シーズンは明治安田J3リーグで10位フィニッシュ。シーズン初めから指揮を執った2022シーズンは2位と躍進すると、クラブ史上初のJ2昇格に導いた。

J2昇格2年目となった今シーズンは14勝4分け20敗の13位と、14勝9分け17敗の12位に終わった前シーズンの成績を下回ったが、最低限のノルマであるJ2残留を危なげなく達成した。
須藤監督はクラブを通じてコメントしている。

「この度、2025シーズンも藤枝MYFCの指揮を執らせていただくこととなりました」
「2024シーズンでは大事な勝負どころでの脆さ、弱さが出てしまい、1年間を通して安定した戦いができずプレーオフ圏内に入ることができませんでした。サポートしていただいている方々に悲しい想いをさせてしまい大変申し訳ございませんでした」

「しかしながらJ2初年度に比べ2年目の今季、戦いの幅・質の向上が見られ、どんな相手にも真っ向勝負できる力は付いてきております。メンタル面も含め、全ての面での更なるレベルアップは必須ですが、クラブを取り巻く環境なども一歩一歩着実に成長しているという実感も湧いております」

「クラブ規模、予算規模、環境面が整っているクラブを相手にする戦いだからこそ、我々のクラブに対する想いや情熱を増幅させ、直向きに前を向き、クラブに関わる全てのパワーを集結させ、2025シーズンを新しい景色を見るという大きな夢を掴み取る年にしたいと考えております」

「2025シーズン、藤枝MYFC不変のスタイル『エンターテイメントサッカー』を披露し、全てのサッカーファンを魅了したいと思っております。サッカーの力で勇気や感動、希望をお届けできるように!」

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「そうしてこの世界を生き抜き手に入れた藤枝での生活は、この瞬間がずっと続けばいいのにと思うことがあり過ぎるくらい幸せです。ここまで苦労して苦労して手に入れた今の幸せは、僕にとってかけがえのないものであり、手放したくないものでもあります」 「ただ、それが大事であればあるほど、現状に満足してしまいそうになる怖さがありました。ここまでのサッカー人生は、常にチャレンジャーでした。無所属から始まり、全く試合に出れない日々、孤独な毎日から、もがいて成功したくて必死でした」 
「サッカー選手である以上、今の生活がずっと続くことはないです。現状にすがっていると、気付いた時には手遅れな状況も考えられます。気付いたら活躍できなくなっている。気付いたら契約がない。移籍先もない。そういう状況になり得ると思います」 「苦労して苦労して手に入れたこの藤枝での生活が大事だからこそ、もしかしたら移籍することで状況が悪くなるかもしれないという恐怖に打ち勝ち、変わらないといけないのです」 「また、僕の好きな言葉の一つにこのような言葉があります。『本当にやりたい事を邪魔するのは他のやりたい事である』僕が今後サッカー選手として本当に欲しいものを手に入れるために、手放さないといけないものもあるのです」 「藤枝でのプレーも、常に挑戦でした。何度失敗をしても気にせず、確率が低いプレーでも、果敢にゴールを目指す。その姿勢が、応援してくださる方々に響くのだと信じてプレーしていました。皆さんの期待に、藤枝の選手として応えられないのは申し訳ないですが、1人のサッカー選手として、挑戦する姿を見せたいと思います」 「須藤さんには、自分の人生を変えてもらいました。須藤さんは僕自身で掴んだものだと言ってくれますが、選手はいつでも選ばれる側で、やるべきことをやっていても、選んでくれる人がいないと活躍できません。ポテンシャルを信じて、実績のない僕を、勇気を出して使い続けてくれて感謝しています」 
「須藤さんの言葉の一つ一つは、今後の僕のサッカー観に大きく影響すると思います。須藤さんと共に、これからも目標を掴みたいという思いもありますが、僕の自分勝手な思いで途中で離脱してしまい、申し訳なく思います。須藤さんに巡り会えたことは、僕の財産です」 「皆さま4年間、応援ありがとうございました。これからの藤枝サッカーの発展を心から応援しています」 2023.12.18 16:30 Mon

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