デ・ロッシ解任&CEO辞任にオーナーの“心変わり”も? ローマの行く末やいかに

2024.09.25 15:20 Wed
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迷走するローマ…ギゾルフィSDが巻き返し誓う「ロマニスタの失望を全て受け止める」「ラニエリ新監督と共に這い上がる」

ローマのスポーツ・ディレクター(SD)、フローラン・ギゾルフィ氏が巻き返しへ意欲。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 2024-25シーズンのローマは、ダン・フリードキン体制のもとで迷走。 開幕直後に誰ひとり納得しない形でダニエレ・デ・ロッシ監督を切り、これを主導したCEOが身の危険を感じて辞任し、イバン・ユリッチ新監督は2カ月弱で更迭…デ・ロッシは早くも「前監督」から「元監督」となった。 クラウディオ・ラニエリ氏が新監督として再登板したことは、せめてもの救いか。このたびスタディオ・オリンピコでのイベントに登壇したギゾルフィSDは巻き返しへ意欲を見せる。 「簡単な時期じゃない。幸せとは言えない。全員でこの悪い時期から這い上がらねばならないときだ。そんななかでもラニエリ氏と共に仕事できるのは、個人的にも大変名誉なことだ」 「彼から学び、ローマを前進させたい。ラニエリ氏の冷静さ、経験値がクラブにもたらすものを大事にし、短期的には戦績向上をはかるうえで彼以上の選択肢はなかったと思うね。当面の間、スポーツ上の意思決定は全てラニエリ氏に任せる形となるだろう」 “ラニエリに電話したのは、あなたですか?” 「ラニエリ氏の招聘はクラブだ。会社の決定として彼に頼むこととなった」 「短期的にも長期的にもこの決定は正しかったように思う。就任後の選手たちに対する1stスピーチには感動させられたよ。決断を下さねばならない職につく男の気質たるものを感じた」 「我々は誰もが日々ロマニスタのために働いている。ここ最近のスタジアムの雰囲気は悲しいものがある。彼らの失望を全て受け止め、クラブがより高いレベルへと戻れるよう、引き続き全てを注ぐと誓う」 2024.11.21 16:26 Thu
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成績不振のローマがモウリーニョ監督を解任… 初年度はECL制覇も3年目に苦戦

ローマは16日、ジョゼ・モウリーニョ監督(60)およびアシスタントコーチの退団を発表した。 これまでポルトやチェルシー、インテル、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッドなどで数々のタイトルを獲得してきたモウリーニョ監督は、2021年5月にローマ指揮官に就任。1年目の2021-22シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)で大会初代王者に輝き、2年目の2022-23シーズンはヨーロッパリーグ(EL)で準優勝を果たした。 しかし、3年目の今シーズンは補強に制限があるなどしてチームの強化が進まないと、セリエAの20試合消化時点で8勝5分け7敗の9位と低迷。直近のミラン戦で敗れたことでリーグ戦3戦未勝利となり、その前には宿敵ラツィオとのコッパ・イタリア準々決勝も落としていた。 連敗によりモウリーニョ監督の去就に注目が集まっていた中、別れを選んだダン・フリードキン会長とライアン・フリードキン副会長がコメントを残している。 「我々はASローマを代表して、ジョゼがクラブにやってきてから見せてくれた情熱と努力に感謝する」 「我々は彼がローマに在籍していた間の素晴らしい思い出をいつまでも忘れないだろう。しかし、早急に変化を加えることがクラブの最善の利益になると我々は信じている」 「ジョゼと彼のアシスタントたちの今後の活躍を願っている」 なお、新たなコーチングスタッフに関する続報は近日中に発表されるとのこと。イタリアメディアではクラブのレジェンドであるダニエレ・デ・ロッシ氏を招へいする可能性が報じられている。 2024.01.16 18:22 Tue
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ローマのデ・ロッシ監督解任を選手は誰一人として受け入れず リーダー2人が「選手の総意」でCEOに撤回を直談判

ローマ上層部による「ダニエレ・デ・ロッシ監督解任」の決断は、全くもって選手たちに受け入れられていないのだという。 ローマは18日、夏に契約を延長したばかりのデ・ロッシ監督との契約解除・解任を発表。 確かにセリエA開幕4試合未勝利と苦しんでいたが、それでも、この別れを受け入れられないと嘆くロマニスタが少なくない。 後任には、その手腕がカルチョで高く評価されるイバン・ユリッチ氏が就任。何はともあれリスタートを切るローマだが、首都ローマに本社を置く『コリエレ・デッロ・スポルト』が、クラブに関してこのようなニュースを展開。 どうやら、ダン・フリードキン氏から事実上全権を託されている最高経営責任者(CEO)、リナ・スロウコウ氏に特定の選手から直談判が。ズバリ「デ・ロッシ解任の撤回」だという。 その選手とは、主将のロレンツォ・ペッレグリーニ、ジャンルカ・マンチーニで、2選手は「選手全員から想いを託された代表団として彼女(スロウコウCEO)を頼った」とも。ボスの解任は、全くもって受け入れられていないようだ。 また、解任前ラストゲームとなったジェノア戦に前後して、選手全員が上層部から個別に呼び出され、「デ・ロッシ監督をどう思うか」という半ば尋問があった模様。 地元紙コリエレいわく、この場でデ・ロッシ監督を“裏切った”選手は1人もおらず、にもかかわらず解任に。結局ペッレグリーニとマンチーニの直談判も通らなかったようで、波紋がまだ続きそうだ。 2024.09.20 17:53 Fri
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ローマは一体どうなるのだろうか。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 今季ここまで、セリエA開幕4試合未勝利、ダニエレ・デ・ロッシ監督解任、リナ・スロウコウCEO辞任、イバン・ユリッチ新監督初陣で初勝利…と辿るローマ。 デ・ロッシ監督解任を主導したスロウコウCEOが辞任し、そんななか、同CEOに事実上全権を託していたオーナー、ダン・フリードキン氏が今度はエバートンの買収を発表。いま、ロマニスタがクラブの行く末に不安を抱えている。 23日、フリードキングループはローマを通じ、「エバートン買収によって、ローマへの比重を下げることはありません。むしろ、複数クラブの共生でローマが利することに尽力します」と声明。イタリア首都の沈静化を図った文言だ。 水面下では新CEOの確保へ動き出したようで、ひとまず暫定的な内部昇格か。顧問弁護士のロレンツォ・ヴィターリ氏が据えられるという。正式な後任については、代理店グループCAA Baseの人材紹介にも頼っているそうだ。 その一方、フリードキングループがローマを手放すという噂は止まず、チェルシーなど保有のコンソーシアム、またサウジアラビア方面へ売却される可能性が排除できない、というのがローマ紙『Il Messaggero』の主張に。 今夏ローマがセリエA史上初のサウジアラビア人選手として、アル・ヒラルからサウジアラビア代表DFサウード・アブドゥルハミドを獲得した事実は、アラブ世界との相乗効果を考慮するうえでこの上ないリクルート。 また、胸スポンサーにもなっているリヤド・シーズンとの2年契約で年間1200万ユーロ(約19.2億円)。これらでいくらか稼ぎ、どこかのタイミングでクラブを売却する…というシナリオが可能性として考えられているようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】気概溢れるディバラのPK弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">Il recupero di Artem <br>Il rigore di Paulo <a href="https://twitter.com/hashtag/ASRoma?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ASRoma</a> <a href="https://t.co/UGX3W18Zh0">pic.twitter.com/UGX3W18Zh0</a></p>&mdash; AS Roma (@OfficialASRoma) <a href="https://twitter.com/OfficialASRoma/status/1838226995458572671?ref_src=twsrc%5Etfw">September 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.25 15:20 Wed
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ローマの系列クラブとなるエバートン…フリードキン新体制でサッリ氏を新監督に?

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ボーヴェが移籍後初弾含む4ゴールに絡む痛烈恩返し…ヴィオラに惨敗のローマがユリッチ去就危ぶまれる連敗に【セリエA】

セリエA第9節、フィオレンティーナvsローマが27日にスタディオ・アルテミオ・フランキで行われ、ホームのフィオレンティーナが5-1で圧勝した。 前節、インテルとの強豪対決に0-1で惜敗した10位のローマは、直近3勝1分けで好調の5位フィオレンティーナとのアウェイゲームで3試合ぶりの白星を目指した。直近のヨーロッパリーグ(EL)でディナモ・キーウ相手にEL初勝利を収めたジャッロロッシは、その試合から先発4人を変更。ザレフスキ、ル・フェ、コネ、バルダンツィに代えてマンチーニ、クリスタンテ、ペッレグリーニ、ディバラと主力を復帰させた。 共に中2日の過密日程の中で臨んだ一戦は早い時間帯に動く。開始9分、古巣初対戦のボーヴェを起点にベルトランとのパス交換でボックス左に抜け出したケアンが絶妙なグラウンダーの左足コントロールシュートをゴール右隅に流し込み、フィオレンティーナが先制に成功する。 さらに、15分にはチェリクのコントロールミスを狙ったボーヴェがボックス内で先にボールを触った後、チェリクと交錯。このプレーでPKが与えられると、キッカーのベルトランが冷静に右隅へ蹴り込んだ。 ミス絡みの連続失点で最悪な入りとなったローマはすぐさま反撃を開始。ディバラとペッレグリーニを起点にアタッキングサードまでボールを運ぶものの、攻撃のテンポが上がらず。相手がセットした状態で無理なコンビネーションプレーや精度の低いクロスをことごとく撥ね返されると、攻撃参加した3バックの背後を執拗に狙うヴィオラのカウンターを受けて、ずるずると後退を余儀なくされる悪循環が続く。 この展開を受けてユリッチ監督は32分、アンヘリーニョとクリスタンテを下げてザレフスキ、コネを同時投入。荒療治に出ると、39分にはボックス手前左で仕掛けたコネが右ポストの内側を掠める見事なミドルシュートを突き刺し、加入後初ゴールを記録。反撃の狼煙を上げる。 だが、直後の41分には自陣右サイドでチェリクがゴセンスとの競り合いでファウル気味に潰されたところでファウルを要求して集中が切れると、ボーヴェにボックス左まで持ち込まれて絶妙なグラウンダーの折り返しを入れられると、ファーに走り込んだケアンにスライディングシュートで流し込まれ、ドッピエッタを献上。すぐさま2点差に戻された。 2点ビハインドで後半を迎えたローマは前半に1枚カードをもらっていたマンチーニを下げてバルダンツィを右のウイングバックに配置。チェリクが3バックの右に入った。 開始直後にはショートカウンターからペッレグリーニが良い形でフィニッシュまで持ち込む場面も作ったが、後半も先にゴールを決めたのはフィオレンティーナ。52分、カウンターで右サイドに抜け出したアドリがボックス付近で絶妙なタメを作って中央に飛び出してきたボーヴェに横パス。細かいステップワークでゴール右に抜け出したローマ育ちのMFが古巣相手にフィオレンティーナ加入後初ゴールを叩き込んだ。 62分にはディバラの直接FKでゴールに迫ったローマだったが、65分には直前に1枚イエローカードをもらっていたエルモソがドゥドゥへのファウルで2枚目のカードをもらって退場に。さらに、ディバラとの交代で新天地デビューを飾ることになったフンメルスがセットプレーの守備でクアメのヘディングシュートをクリアし損ねて痛恨のオウンゴール。試合終了まで20分以上を残して終戦した。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ボーヴェが恩返し弾を含む4ゴールに絡む活躍を見せたフィオレンティーナがセリエA3連勝を達成。敗れたローマはユリッチ監督の去就危ぶまれる連敗に。 フィオレンティーナ 5-1 ローマ 【フィオレンティーナ】 モイゼ・ケアン(前9、前41) ルーカス・ベルトラン(前17[PK]) エドアルド・ボーヴェ(後7) オウンゴール(後26) 【ローマ】 マヌ・コネ(前39) 2024.10.28 06:45 Mon
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アタランタがザニオーロ恩返し弾などで破竹のリーグ8連勝! ローマはラニエリ体制でリーグ連敗…【セリエA】

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ローマが伊代表デビュー生え抜きの新契約交渉スタート…トッティも“ローマのガビ”と期待

ローマが目下売り出し中の生え抜きMFとの新契約交渉をスタートさせたようだ。 イタリア屈指の育成組織を誇るローマにあって、現在最も注目を集める存在となっているのが、先日のベルギー代表戦でアッズーリデビューを飾ったイタリア代表MFニッコロ・ピジッリ(20)だ。 ローマ生まれで地元クラブのASDヘリオスから8歳でジャッロロッシのアカデミーに加入した万能型MFは、昨年5月に行われたセリエAのインテル戦でファーストチームデビュー。翌シーズンのヨーロッパリーグ(EL)のシェリフ戦では初ゴールも記録した。 迎えた今シーズンはダニエレ・デ・ロッシ前監督の下、アカデミーの先輩であるU-21イタリア代表MFエドアルド・ボーヴェ(現フィオレンティーナ)らとのポジション争いを制すると、ここまで公式戦7試合に出場。ヴェネツィア戦ではチームを勝利に導くセリエA初ゴールを挙げると、その将来性を高く評価するルチアーノ・スパレッティ監督から初招集を受けていた。 クラブレジェンドであるフランチェスコ・トッティが“ローマのガビ”と評する180cmのボックス・トゥ・ボックスMFは、セントラルMFを主戦場に高い戦術眼とテクニック、献身性を併せ持つ万能型。ローマ界隈ではトッティの良き相棒の一人として知られたシモーネ・ペッロッタの再来としての活躍が期待されている。 イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、プロ契約時に結んだ2026年の現行契約で年俸7万ユーロ(約1140万円)しか受け取っていない20歳MFに対して、条件面を大幅に改善したオファーを掲示する準備ができているという。 2024.10.14 07:00 Mon
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スパーズvsローマの激闘は劇的ドロー! フンメルス後半AT弾の新生ローマが土壇場で追いつく【EL】

ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第5節、トッテナムvsローマが28日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。 前節、ガラタサライとのアウェイゲームに敗れてEL初黒星を喫した7位のトッテナムは、2戦ぶりの白星を懸けて難敵をホームで迎え撃った。直近のプレミアリーグでマンチェスター・シティに4-0の完勝を収めて勢いに乗るホームチームは、その試合から先発4人を変更。足首骨折で離脱の守護神ヴィカーリオの代役にフォースターを起用したほか、ウドジェ、マディソン、ビスマに代えてグレイ、ブレナン・ジョンソン、ベンタンクールを起用した。 一方、ユリッチ前体制で戦ったサン=ジロワーズ戦を1-1のドローで終えて2戦未勝利となった20位のローマ。インターナショナルマッチウィーク期間には監督交代が行われ、今季3人目の指揮官としてラニエリ新監督が招へいされた。その初陣となったナポリ戦に0-1で惜敗したチームは、この一戦で初勝利を狙った。ナポリ戦からは先発3人を変更。クリスタンテ、ペッレグリーニ、ピジッリに代えて加入後初先発のフンメルス、ディバラ、パレデスを起用。[3-4-2-1]の布陣に変更した。 今節屈指の強豪対決は早い時間帯に動く。3分、右サイドを崩したトッテナムがボックス内でペドロ・ポロの折り返しに反応したサールがDFフンメルスに倒されてPKを獲得。これをキッカーのソン・フンミンが冷静に右隅へ蹴り込み、5分の先制点とした。 敵地で出ばなをくじかれたローマだったが、すぐさま反撃を開始。相手のビルドアップに対して前から嵌めに行くアグレッシブな守備を見せつつ、ディバラを起点とした攻撃で幾つか良い形を作り出す。 すると20分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのディバラの正確なクロスを中央で競り勝ったエンディカがヘディングシュート。クロスバーの内側を叩いたボールがゴールネットを揺らした。 早い時間帯の同点ゴールで勢いづくアウェイチームは直後にもディバラのワンタッチスルーパスに反応したエル・シャーラウィのボレーシュート、ボックス内でフンメルスのパスを収めたディバラの鋭い左足シュートでゴールへ迫る。だが、前者はVAR介入の際どいオフサイドで取り消され、後者はGKフォースターのビッグセーブに阻まれた。 一方、前半半ばを過ぎて再び主導権を握ったトッテナムは33分、自陣からの繋ぎで左サイドのスペースに抜け出したクルゼフスキがDFフンメルスを縦の突破で振り切ってグラウンダーのマイナスクロスを供給。ソランケのニアへのランニングで空いた背後へ走り込んだジョンソンが左足のダイレクトシュートをゴール右へ流し込んだ。 苦しみながらも勝ち越しに成功したトッテナムはここから完全に主導権を掌握。畳みかける攻めで3点目に迫っていく。35分にはクルゼフスキの右ポスト直撃のシュートに、ソン・フンミンがボックス内で続けて決定機を迎えるが、GKスヴィラルのビッグセーブなどに阻まれて仕留め切ることができなかった。 迎えた後半、先に動いたのはビハインドのローマ。病み上がりのディバラを下げてスーレをハーフタイム明けに投入した。 後半は立ち上がりからオープンな攻防が繰り広げられていく。トッテナムが要所で見せるプレス回避からのカウンターでチャンスを作る一方、ローマは正確なミドルレンジのパスやサイドチェンジを使いながら決定機を創出。いずれもオフサイドとなったが、ドフビクの裏抜けから2度ゴールネットを揺らした。 以降もアンヘリーニョ、ポロとスペイン人DFがクロスバー直撃の決定機を作り合うなどオープンな展開が継続されるなか、両チームのベンチも後半半ばを過ぎて積極的に交代カードを切っていく。 トッテナムがソランケを起点に幾度も3点目に迫ったものの、そのたびにローマ守備陣が体を張った好守で耐え抜き、試合は最少得点差のまま最終盤を迎えると、この土壇場でドラマが待っていた。 後半アディショナルタイムのセットプレーでゴール前のマンチーニの見事なボレーシュートはGKフォースターの驚異的なスーパーセーブに阻まれたが、この直後のCKの二次攻撃でボックス左のアンヘリーニョの高速クロスをファーのフンメルスが右足でコースを変えて同点ゴールを奪った。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、見応え十分の強豪対決は2-2のドロー決着。ラニエリ新体制で少しずつ改善を見せるローマが敵地で大きな勝ち点1を手にした。 トッテナム 2-2 ローマ 【トッテナム】 ソン・フンミン(前5[PK]) ブレナン・ジョンソン(前33) 【ローマ】 エヴァン・エンディカ(前20) マッツ・フンメルス(後46) 2024.11.29 07:18 Fri