混迷ローマの新指揮官候補にラニエリ氏が浮上、オーナーのフリードキン氏とロンドンで会談か

2024.11.13 10:10 Wed
昨季限りでカリアリを退任していたクラウディオ・ラニエリ氏
昨季限りでカリアリを退任していたクラウディオ・ラニエリ氏
ローマの新たな指揮官候補として、クラウディオ・ラニエリ氏(73)の名前が浮上しているようだ。
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今シーズン、開幕から低空飛行が続くとレジェンドだったダニエレ・デ・ロッシ監督を早々に見限り、9月に解任を発表したローマ。しかし、後任として招いたイバン・ユリッチ監督もチームの掌握に失敗し、10日に早くも解任されることとなった。混迷を深めるクラブにはファンからの怒りもピークに達しており、非常に厳しい状態に。現在セリエAで12位に低迷するチームを立て直すべく、クラブは後任の選定を急いでいる。
そんな中でイタリア『スカイ・スポーツ』によると、ラニエリ氏が後任の有力候補に浮上している模様。かつて2度ローマを指揮した経験を持つ老将は、オーナーであるダン・フリードキン氏、ライアン・フリードキン氏と会談するためロンドンに飛んだという。

ラニエリ氏はこれまでナポリ、フィオレンティーナ、バレンシア、アトレティコ・アドリー、チェルシー、パルマ、ユベントス、ローマ、インテル、モナコ、ギリシャ代表、レスター・シティ、ナント、フルアム、サンプドリア、ワトフォードと数多くのチームを指揮。昨シーズン限りでカリアリの指揮官を退任すると、クラブの指揮はこれが最後になることを示唆していた。
ローマは経験豊富な指揮官に崩壊したチームの立て直しを任せたい意向だが、このままラニエリ監督が3度目の就任を果たすかが注目される。

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アタランタがザニオーロ恩返し弾などで破竹のリーグ8連勝! ローマはラニエリ体制でリーグ連敗…【セリエA】

セリエA第14節、ローマvsアタランタが2日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのアタランタが0-2で勝利した。 前節、ラニエリ新体制の初陣となったナポリとのデルビー・デル・ソーレを0-1の敗戦で終えた12位のローマは、直近のヨーロッパリーグ(EL)のトッテナム戦で初勝利を逃すも、後半終盤の劇的同点ゴールによって2-2のドローに持ち込んだ。その勢いを活かしたい新体制のホーム初戦ではスパーズ戦から先発1人を変更。エル・シャーラウィに代えてクリスタンテを起用し、[3-5-2]の布陣で臨んだ。 一方、破竹のリーグ戦7連勝に公式戦12戦無敗と絶好調の2位のアタランタ。リーグ前節はパルマに3-1、直近のチャンピオンズリーグ(CL)のヤング・ボーイズ戦は6-1と自慢の攻撃陣が好調を維持するなか、今回の試合では先発3人を変更。クアドラード、パシャリッチ、ブレシャニーニに代えてベッラノーバ、エデルソン、ルックマンとベストメンバーを揃えてきた。 ウォームアップでは前日のインテル戦で昏倒し、緊急搬送された生え抜きMFボーヴェに連帯を示すT-シャツを着用し、試合前にはホームサポーターからレジェンド指揮官の復帰を歓迎する盛大な声援が届けられるなど最高の雰囲気で幕を明けたマンデーナイト開催のビッグマッチ。 地力で勝るアタランタが優勢に進める一方、ローマも開始4分にパレデスがGKカルネセッキにビッグセーブを強いる強烈なミドルシュートを放てば、13分にもマヌ・コネが枠のわずか左に外れる無回転ミドルでゴールを脅かす。 立ち上がり以降は中盤での球際での激しい攻防がメインとなるなか、ボールの主導権を握ったアウェイチームが押し込む状況が続く。外回りの攻撃から左のルックマンのドリブル突破や右のベッラノーバの攻撃参加を使いながら、クロスとセットプレーでチャンスを窺うが、フンメルスを中心にボックス付近で集中した守備を見せるホームチームの堅守を攻めあぐねた。 ほぼイーブンの内容で折り返しとなった試合はゴールレスで後半に突入した。後半はローマが低い位置ながらもボールを保持する展開となったが、中盤で潰し合うクローズな展開が続いていく。 この膠着状態を脱したいアタランタはレテギ、ルックマン、デ・ケテラエルの前線3枚を総入れ替えし、古巣対戦のザニオーロ、ブレシャニーニ、サマルジッチと中盤的な要素が強い選手を続けてピッチに送り出した。 これでよりボールを保持して全体を押し上げると、69分には待望のゴールが生まれた。コスヌの果敢なボックス内への仕掛けも効いた波状攻撃からペナルティアーク付近でこぼれ球に反応したデ・ローンが右足を一閃。ゴール前の混戦でDFチェリクの背中に当たって大きくコースが変わると、これが右ポストの内側を叩いてゴールネットに吸い込まれた。 ここまで集中した守備でアタランタの攻撃を抑え込みながらも、不運な形で先手を奪われたローマ。この失点直後にはすでに投入したショムロドフに加え、足を痛めたフンメルスとチェリクを下げてサーレマーケルス、エル・シャーラウィを両ウイングバックに投入。ここからリスクを冒して前に出ると、セットプレー流れのサーレマーケルスの右クロスからゴール前のマンチーニにチャンスも、見事なファーストタッチから体勢を崩しながらのシュートは枠に飛ばせず。 緊迫感のある状況が続いたまま迎えた後半最終盤にはアタランタが突き放す。89分、左CKの場面でキッカーのクアドラードが右足インスウィングの正確なクロスを入れると、ニアでザニオーロが頭で触ったボールがDFにもディフレクトしてゴール右隅に決まった。 そして、ザニオーロの今季セリエA初ゴールとなる痛烈な古巣恩返し弾で勝負を決めたアタランタが、敵地での接戦を制してセリエA8連勝を達成。敗れたローマはラニエリ体制でリーグ連敗スタートとなった。 ローマ 0-2 アタランタ 【アタランタ】 マルテン・デ・ローン(後24) ニコロ・ザニオーロ(後44) 2024.12.03 06:47 Tue
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ローマが伊代表デビュー生え抜きの新契約交渉スタート…トッティも“ローマのガビ”と期待

ローマが目下売り出し中の生え抜きMFとの新契約交渉をスタートさせたようだ。 イタリア屈指の育成組織を誇るローマにあって、現在最も注目を集める存在となっているのが、先日のベルギー代表戦でアッズーリデビューを飾ったイタリア代表MFニッコロ・ピジッリ(20)だ。 ローマ生まれで地元クラブのASDヘリオスから8歳でジャッロロッシのアカデミーに加入した万能型MFは、昨年5月に行われたセリエAのインテル戦でファーストチームデビュー。翌シーズンのヨーロッパリーグ(EL)のシェリフ戦では初ゴールも記録した。 迎えた今シーズンはダニエレ・デ・ロッシ前監督の下、アカデミーの先輩であるU-21イタリア代表MFエドアルド・ボーヴェ(現フィオレンティーナ)らとのポジション争いを制すると、ここまで公式戦7試合に出場。ヴェネツィア戦ではチームを勝利に導くセリエA初ゴールを挙げると、その将来性を高く評価するルチアーノ・スパレッティ監督から初招集を受けていた。 クラブレジェンドであるフランチェスコ・トッティが“ローマのガビ”と評する180cmのボックス・トゥ・ボックスMFは、セントラルMFを主戦場に高い戦術眼とテクニック、献身性を併せ持つ万能型。ローマ界隈ではトッティの良き相棒の一人として知られたシモーネ・ペッロッタの再来としての活躍が期待されている。 イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、プロ契約時に結んだ2026年の現行契約で年俸7万ユーロ(約1140万円)しか受け取っていない20歳MFに対して、条件面を大幅に改善したオファーを掲示する準備ができているという。 2024.10.14 07:00 Mon
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満身創痍のなかで奮闘も絶好調アタランタに屈する…ラニエリ監督「戦い続け、逆境に屈してはいけない」

ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が、ホーム初陣での敗戦を分析した。 ローマは2日、スタディオ・オリンピコで行われたセリエA第14節でアタランタと対戦し、0-2で敗れた。 この敗戦により、リーグ4連敗となった苦境のジャッロロッシは降格圏と2ポイント差の15位まで転落している。 3度目の就任となったなか、ホームでの初陣で初勝利を目指したローマ。前半は相手に主導権を握られる展開ながらも、集中した守備で0-0のイーブンでハーフタイムを迎えた。そして、後半は低い位置ながらもボールを保持し、相手にチャンスを与えないまずまずの試合運びを見せた。 しかし、前線を中心にフレッシュな選手を投入した相手に押し込まれると、69分にはMFマルテン・デ・ローンのミドルシュートがゴール前のDFにディフレクトして大きくコースが変わってゴール右ポストを叩いた末に決まる、不運な失点で先制点を献上。さらに、試合終了間際の89分には左CKからMFニコロ・ザニオーロにヘディングシュートを決められ、万事休す。 戦前の段階でリーグ7連勝中だった相手に奮闘を見せたが、厳しいホームでの敗戦となった。 同試合後、ラニエリ監督はイタリア『スカイ・スポルト』でこの敗戦を振り返った。 「体力がある限り、あらゆる攻撃に対応できていた」 「今夜の私の交代はすべて、疲労と肉体的な痛みによって決定づけられた。だから、アタランタにおめでとうと言いたいが、ローマには最高の賛辞を送りたい」 「相手は適切な変更を加えることができたが、私にはもう適任のミッドフィルダーがいなかった。それでも、チャンスを作ったプレーヤーたちを称賛した、とにかく最後の瞬間まで戦ったチームを褒めたい」 「アタランタはスクデット獲得を目指して戦っており、準備ができている。我々はそうではない。単純な話だ」 試合総括で語ったように、同試合ではDFマッツ・フンメルス、MFブライアン・クリスタンテが自ら交代を要求して負傷交代したほか、FWアルテム・ドフビク、FWパウロ・ディバラの2選手に関してもギリギリの状態で連戦を戦う形となっていた。 「フンメルスとクリスタンテは背中と筋肉に違和感を感じており、明日の朝に評価する必要がある。マッツがもっと早く私に異常を伝えてくれたら良かったとは思うよ。そうすれば違う変更ができたからね」 「ディバラはまだフルトレーニングをしていないが、今日は素晴らしい試合をした。ドフビクも代表チームに向かったが、問題があったため出場しなかった。昨日は出場できるかどうかわからないと私に言ったが、今日は素晴らしい試合をした」 監督交代後は首位のナポリと2位のアタランタに、ヨーロッパリーグではトッテナムと厳しい相手との戦いが続いたが、次節のレッチェ戦を含めクリスマス前までは5試合中4試合をホームで戦い、対戦相手のレベルも若干落ちるため、ここが前半戦の正念場となる。 指揮官は「簡単な試合はない」と気を引き締めながらも、少しずつチームが改善を見せるなかで必ずやチームが立ち直れるはずだと自信も示している。 「12月中は4日ごとに試合をする期間がある。簡単な試合はない。実際、次の試合は今夜よりもさらに難しいものになるはずだ。我々はそれを受け入れ、戦わなければならない」 「チームがこれらの試合でやっているように、私に従い続ければ、問題解決のカギが見つかるはずだ」 「我々は戦い続けなければならない。逆境に屈してはいけない。私は諦めようとするプレーヤーが好きではないし、決してそれを受け入れない。我々は今夜のように、疲れ果てるまで、ボールごとにどう反応し、戦うべきかを知らなければならない」 2024.12.03 10:21 Tue

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