1G1Aのプリシックは「ファンタスティック」、ミランのフォンセカ監督が3連勝の米国ツアーに満足感「正しいステップを踏んでいる」

2024.08.07 18:45 Wed
プレシーズンは好発進のフォンセカ監督
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プレシーズンは好発進のフォンセカ監督
ミランパウロ・フォンセカ監督がバルセロナ戦を振り返った。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

現地時間6日、アメリカツアー3戦目となるバルセロナ戦に臨んだミラン。マンチェスター・シティ、レアル・マドリーに連勝していたなか、今回はポルトガル代表FWラファエル・レオンやアメリカ代表FWクリスチャン・プリシックらも先発した。

ミランは幸先良く10分に先制。プリシックのクロスにセルビア代表FWルカ・ヨビッチが押し込む。その5分後にはレオンのスルーパスからプリシックが左ポケットに抜け出し、ファーサイドネットに突き刺した。
しかし、22分にポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキに反撃の1点を許すと、後半には再びレヴァンドフスキ。2-2のまま90分を終えたが、PK戦はイタリア人GKロレンツォ・トッリアーニの複数セーブもあり、4-3で制した。

アメリカツアーを3連勝で終えたフォンセカ監督。試合後には、チームの成熟ぶりを高く評価している。
「選手たちが示した勇気やプレーには非常に満足している。選手全員だ。すでに明確な意図が見えてきているが、4週間でそうなるのは簡単なことではない」

「ここ数週間の選手たちは素晴らしかった。改善すべき点もたくさんあるが、我々は正しいステップを踏んでいる。ツアーに関してはとてもとてもポジティブで、感触はとても良かった」

また、フォンセカ監督は「今シーズンの抱負? スクデットを獲得することだ」ともコメント。一方で、今回の選手個人のプレーにも言及し、1ゴール1アシストを記録したプリシックの活躍を喜んだ。

「プリシックはファンタスティックなプレーを見せてくれた。このポジションで素晴らしいプレーをする彼を見るのがとても好きだ」

「彼がミランに何をもたらすか? 彼は最初のシーズンから素晴らしい時間を過ごしたし、今後もとても重要な存在であり続けるだろう。私は何も疑っていない」

「前半の彼は10番でプレーした。後半はプリシックとロフタス(ルベン・ロフタス=チーク)の2人を10番にして、ストライカーなしで戦った」

「クリスチャンは攻撃的なポジションならどこでもプレーできる、とてもとても賢い選手だ。今日は彼とサイドバックの(アレクシス・)サーレマーケルスを見るのが楽しかった。ビルドアップの構造を変えたから、今日はより攻撃的だった」

さらに、PK戦だけでなく、90分のなかでも好セーブを披露した19歳のGKトッリアーニにも賛辞。セカンドを務めるイタリア人GKマルコ・スポルティエッロはアクシデントのため欠場したようだ。

「彼については素晴らしいことしか言えない。それ以外の言葉はない。スポルティエッロがホテルでケガをしてしまったが、トッリアーニは素晴らしいパーソナリティと勇気を持ってプレーした。時期尚早だが、我々には将来の守護神がいる。このキーパーには素晴らしい未来があるだろう」

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.5 “グランデ・ミラン”CL制覇、セリエA3連覇達成/ミラン[1993-94]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.5</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1993-94シーズン/ミラン 〜グランデ・ミラン〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1993-94milan.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ファビオ・カペッロ(47) 獲得タイトル:チャンピオンズリーグ、セリエA 攻撃力6:★★★★★★☆☆☆☆ 守備力10:★★★★★★★★★★ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層8:★★★★★★★★☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">CL制覇、セリエA3連覇達成</div> サッキが退任後、1991年にミランの監督に就任したカペッロは、バレージやマルディーニ、コスタクルタら守備能力の高いDFを生かしたソリッドなスタイルで、1年目からセリエA初となる無敗優勝を達成。さらに翌年もセリエAを制し、CLの決勝にも進出したミランは、1993―94シーズンに3連覇の偉業を成し遂げた。このシーズンの得点数は、わずか36得点。優勝クラブとしては、過去類を見ない少なさだった。しかし、失点数はわずか15という特筆ものの数字だった。抜群の勝負強さを発揮する当時のミランは、“グランデ・ミラン”と称され、まさに黄金期を迎えていた。 1993-94シーズンのハイライトは、何といってもCL決勝だった。相手はクライフの下で、ミランと同じく黄金期を迎えていたバルセロナ。下馬評では、ロマーリオやストイチコフ、クーマンらを擁するバルセロナが圧倒的有利との見方が大勢を占めたが、フタを開けてみればミランが4-0で圧勝した。ミランは序盤から、お家芸となっていたハイプレスを敢行し、デサイーを中心に中盤で主導権を掌握。マッサーロの2ゴールでリードして試合を折り返すと、後半開始直後にはサビチェビッチの鮮やかなループシュートで加点した。そして、終盤にはデサイーにもゴールが生まれ、“ドリームチーム”を見事に粉砕してみせた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">鉄壁の守備陣</div> このシーズンのミランは、それまでチームを支えてきたオランダ・トリオが崩壊していた。ライカールトとフリットがクラブを去り、ファン・バステンも慢性的な負傷でコンディションが整わず。チームは転換期を迎えていた。そのなかでも、セリエAとCLを制覇できたのは、バレージとマルディーニ、コスタクルタ、タソッティというサッキ時代から不変のバックラインを擁していたからだ。パヌッチとガッリという優秀な選手もベンチに控えており、まさに隙のない守備陣だった。 守備に関して言えば、デサイーとアルベルティーニというセントラルMF2選手も効いていた。そして、前線にはテクニシャンのボバンとサビチェビッチが並んだ。チームはファン・バステンとフリットという得点源を補うようなストライカーが不在だったが、全体のバランスが良いチームだった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデヤン・サビチェビッチ(28)</span> イタリア語で天才を意味する“ジェニオ”のニックネームを持つモンテネグロ人アタッカー。ミランに加入した1992―93シーズンは、ファン・バステンやフリットの高い壁に苦しんだが、カペッロ就任後はチームにとって欠かせない存在となった。とりわけ、1993-94シーズンのCL決勝の活躍は印象的。前半22分に右サイドのドリブル突破からマッサーロの先制弾をアシストすると、後半2分には巧みな仕掛けから見事なループシュートを決めて、タイトル獲得に大きく貢献した。一方、ユーゴスラビア代表(当時)としては、内戦などの影響で全盛期に国際舞台への出場が叶わず、晩年に1998年フランスW杯に出場するにとどまった。 2019.04.05 22:00 Fri

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