優秀なインテル補強班の後悔…コレア&アルナウトビッチを売りたくても売れず
2024.08.04 14:40 Sun
ホアキン・コレア、マルコ・アルナウトビッチ
インテルがフォワード2枚の残留希望に頭を悩ませている。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。
インテルは2日、プレシーズンマッチでセリエBのピサと対戦し、90+6分になんとか追いついて1-1ドロー。準主力級と若手が先発の大半も、内容はあまり良いものではなかった。
2トップの一角で先発したのは、昨季マルセイユへレンタル放出も「得点関与ゼロ」で帰ってきた元アルゼンチン代表FWホアキン・コレア(29)。コレアとの交代で投入されたのは、オーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ(35)。インテルが放出を目論む2選手だ。
インテルとしては、メフディ・タレミに続く新たなアタッカー獲得へ、なんとしてでも8月31日までにこの2枚を売却したいところ。
ただ、コレアがサウジアラビアから届いた複数の打診に断りを入れ、アルナウトビッチはトルコ勢2クラブのオファーを蹴ったことが明らかに。両者ともインテルで少なくとも現行契約は全うするつもりとみられている。
その一方では、ブレストへの完全移籍売却で大筋合意まで達しているウルグアイ代表FWマルティン・サトリアーノ(23)が、ここにきて他クラブからの高年俸オファーを待つような素ぶりを見せているとのこと。
インテル経営陣はいま、選手の“売り”に苦しみ、コレアとアルナウトビッチについては獲得を後悔しているそうだ。
インテルは2日、プレシーズンマッチでセリエBのピサと対戦し、90+6分になんとか追いついて1-1ドロー。準主力級と若手が先発の大半も、内容はあまり良いものではなかった。
2トップの一角で先発したのは、昨季マルセイユへレンタル放出も「得点関与ゼロ」で帰ってきた元アルゼンチン代表FWホアキン・コレア(29)。コレアとの交代で投入されたのは、オーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ(35)。インテルが放出を目論む2選手だ。
ただ、コレアがサウジアラビアから届いた複数の打診に断りを入れ、アルナウトビッチはトルコ勢2クラブのオファーを蹴ったことが明らかに。両者ともインテルで少なくとも現行契約は全うするつもりとみられている。
どちらも契約は残り1年だが、年俸もお互い350万ユーロ(約5.6億円)。シモーネ・インザーギ監督が2人をメインの構想に含んでいないなか、決して安くない年俸がクラブの金庫を圧迫するリスクをはらんでいるという。
その一方では、ブレストへの完全移籍売却で大筋合意まで達しているウルグアイ代表FWマルティン・サトリアーノ(23)が、ここにきて他クラブからの高年俸オファーを待つような素ぶりを見せているとのこと。
インテル経営陣はいま、選手の“売り”に苦しみ、コレアとアルナウトビッチについては獲得を後悔しているそうだ。
ホアキン・コレアの関連記事
インテルの関連記事
セリエAの関連記事
記事をさがす
|
ホアキン・コレアの人気記事ランキング
1
平均年齢28.2歳の王者インテル…今後は若手獲得路線本格化でパルマの強靭FWボニーらリストアップ
インテルが少しずつ若手獲得路線に切り替え。世代交代への覚悟がありそうだ。 昨季のセリエA王者にして、充実した選手層、人望が厚いシモーネ・インザーギ監督、ジュゼッペ・マロッタ社長を筆頭とした経営陣と、スキがない組織を築くインテル。 ただ、充実のスカッド(トップ登録27選手)は現時点で平均年齢「28.2歳」と、指揮官がリスクを避けた起用に流れる傾向もあって、セリエA最年長のチームに。最も近いナポリでさえ、平均年齢は「27.4歳」となっている。(※) (※)ミランは25.2歳、ユベントスは25.4歳、エラス・ヴェローナは23.7歳など オークツリー新体制で「今後獲得する選手は若手重視」との姿勢が見えてきたなか、この路線はこれから本格化へ。イタリア『カルチョメルカート』は、インテルがリストアップ中だという獲得候補をいくつか挙げる。 まず、パルマに所属する189cmストライカー、U-20フランス代表FWアンジュ=ヨアン・ボニー(20)。 日本ではGK鈴木彩艶のパルマ移籍により、この「ボニー」を聞くことが増えたが、現地イタリアではまだまだ無名。強靭なフィジカルが特徴で、今季がキャリア初のトップディビジョンとなったなか、1日のナポリ戦でセリエA初得点を記録している若武者だ。 “若手の登竜門”ザルツブルクからは、イスラエル代表MFオスカル・グルーク(20)とコートジボワール代表FWカリム・コナテ(20)に関心。前者は「ムヒタリアン型」と形容され、後者は爆発的な“バネ”を誇る点取り屋だ。 さらに若い選手だと、今夏ニュルンベルクからフランクフルトへ移籍した2005年生まれのトルコ代表戦士、MFジャン・ウズン(18)もリストアップ。攻撃的ポジションを複数こなせる器用なアタッカーで、昨季の2.ブンデスリーガでは30試合16得点を叩き出した逸材だ。 2025年夏、およそ1年後のインテルは、今夏の売却が叶わなかったFWマルコ・アルナウトビッチ(35)、FWホアキン・コレア(30)をフリートランスファーで放出することが確実。 来年1月で売れる可能性は低そうだが、上述のような若きタレントを獲得すべく、2人合わせて1300万ユーロ(約20.5億円)の人件費削減、放出をほぼ100%の確率で実行する。 2024.09.08 22:10 Sun2
インテル、ザルツブルクの20歳グルナ=ドゥアトに関心 指揮官がリクエストする屈強ボランチ
インテルがザルツブルクのU-20フランス代表MFリュカ・グルナ=ドゥアト(20)に関心を寄せ始めたようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 グルナ=ドゥアトは中央アフリカ共和国にルーツを持つ身長185cmの右利きボランチ。下部組織時代から過ごしたフランスの古豪サンテチェンヌでプロデビューを果たし、若手の登竜門とも言えるザルツブルクへは昨年7月にやって来た。 加入後すぐに定位置を掴むと、昨シーズンの公式戦33試合に出場し、ミランやチェルシーと同居したチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージでは全6試合でプレー。イタリア『トゥットスポルト』によると、CLでのプレーは欧州各国のスカウト陣から高評価を得ていたという。 インテルは残り1週間となった今夏の移籍市場において、バイエルンのフランス代表DFバンジャマン・パヴァール(27)獲得を最優先事項に掲げており、アルゼンチン代表FWホアキン・コレア(29)売却からのチリ代表FWアレクシス・サンチェス(34)との再契約も視野に入れている。 すなわち、グルナ=ドゥアトの優先順位は高くなく、来年1月以降の獲得も視野に。しかし、最高経営責任者(CEO)のジュゼッペ・マロッタ氏やシモーネ・インザーギ監督らが妥協なき姿勢で補強に取り組んでいることはインテリスタなら周知の事実。指揮官はフィジカル面に長けたMFを望んでいるとのことだ。 ただ、ザルツブルクがグルナ=ドゥアトを2000万ユーロ(約31億4000万円)以上と評価しており、やはり今夏中の獲得は現実的ではない模様。インテルは補強リストの片隅にサレルニターナのイタリア人MFジュリオ・マッジョーレ(25)、トッテナムの元フランス代表MFタンギ・エンドンベレ(26)も入るとみられている。 なお、オーストリアの絶対王者であるザルツブルクは今シーズンもCLに参戦。グルナ=ドゥアトへの注目度はパフォーマンス次第でさらに増していくかもしれない。 2023.08.23 20:48 Wed3
ホアキン・コレアに自軍ファンがブーイング…移籍拒まれるインテルは補強進まず
元アルゼンチン代表FWホアキン・コレア(29)がインテルファンからブーイングを喰らう。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 ラツィオ時代の活躍から一転、恩師シモーネ・インザーギを追いかけたインテルでキャリアが暗転し、アルゼンチン代表から完全フェードアウトすることになったJ・コレア。 昨季はマルセイユへレンタル放出され、「得点関与ゼロ」でミラノへ帰還。ジュゼッペ・マロッタ氏ら極めて優秀なインテルの補強班が獲得を後悔している存在こそJ・コレアと言われ、今夏中の売却が進められている。 しかし、選手本人は少なくとも残り1年となっている契約を全うする意向か。サウジアラビアから届いた複数の打診を、クラブ間交渉へ進む前に拒否したことが判明している。 そんなこんなで、今日現在もインテルの一員。 7日、インテルはミラノ近郊のモンツァでアル・イテハドとのプレシーズンマッチを戦い、先発出場のJ・コレアは何度か迎えたチャンスでシュートを枠へ飛ばせず。0-2敗戦の責任はJ・コレア…というわけではないが、インテリスタからはJ・コレアにブーイングが飛ばされた。 インテルはJ・コレアの売却計画が進まず、ジエリンスキやタレミらに続く新戦力の獲得へ本腰を入れられぬ状況。年俸も350万ユーロ(約5.6億円)と決して安くないJ・コレアだ。 2024.08.08 15:25 Thu4
賞金でインテルの財政が安定化? CL決勝進出&カップ戦2冠「もう選手を売る必要はない」
インテルの財政が大幅に改善されたようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ここ数年、オーナーである中国・蘇寧グループの下で慢性的な財政難に苦しんできたインテル。高額な移籍金を見込める主力選手を売却したり、高年俸なベテラン選手との契約を解除することで収支バランスをやりくりしてきた事実がある。 それでも、2020-21シーズンのスクデットに始まり、昨シーズンと今シーズンは2年連続でコッパ・イタリアとスーペル・コッパのカップ戦2冠を達成。選手やコーチ陣の奮闘もさることながら、補強を統括する最高経営責任者(CEO)、ジュゼッペ・マロッタ氏の卓越した手腕は見逃せない。 そんな中、今シーズンの大会賞金に目を移すと、インテルはコッパ・イタリア制覇で700万ユーロ(約10億5000万円)を獲得済み。セリエAを現在の3位でフィニッシュすれば2000万ユーロ(約30億円)を得ることとなり、残り1試合で2位に浮上すれば2600万ユーロ(約39億1000万円)となる。 決勝戦を残すのみとなったチャンピオンズリーグ(CL)の賞金なども含め、インテルはこの1年で1億2000万ユーロ(約180億2000万円)前後の収益があったとのこと。決算時には最大1億5000万ユーロ(約225億3000万円)になるとみられ、「もう選手を売る必要はない」と考えられている。 一方で、継続的な活躍が期待できないアルゼンチン代表FWホアキン・コレア(28)は売却を進めており、今シーズンに入ってから以前ほどの重要な存在ではなくなったクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ(30)も安泰ではないという。 また、元カメルーン代表GKアンドレ・オナナ(27)がチェルシーから狙われていることはインテリスタ周知の事実。適切なオファーであれば、売却を容認する可能性もあり、その場合はエンポリのイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオ(26)を後釜に据える方針とのことだ。 さらに、昨夏から売却が囁かれてきたオランダ代表MFデンゼル・ダンフリース(27)についても、安価な移籍金でPSVから獲得した選手とあってか、加入時より市場価値が高まっている今夏なら、売却によってかなりの利益を生み出せるとみられている。 『カルチョメルカート』によれば、インテルにとって放出不可の選手はアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス1人のみ。無理のない範囲で世代交代を進めていく方針なのかもしれない。 2023.05.30 13:56 Tue5
ラツィオがフィオンレティーナのMFバデリ、セビージャMFコレアの獲得を発表
▽ラツィオは1日、フィオンレティーナのクロアチア代表MFミラン・バデリ(29)、セビージャのアルゼンチン代表MFホアキン・コレア(23)の加入を発表した。バデリは4年契約、コレアは5年契約にサインしている。 ▽バデリは、ディナモ・ザグレブの下部組織出身で、ハンブルガーSVを経て2014年8月にフィオレンティーナへと加入。4シーズン在籍し公式戦通算140試合に出場し6ゴール10アシストを記録。2017-18シーズンはセリエAで27試合に出場し2ゴール1アシストを記録していた。 ▽また、クロアチア代表として41試合に出場し2ゴールを記録。ロシア・ワールドカップにも選出され、3試合に出場していた。 ▽コレアは、エストゥディアンテスの下部組織出身で、2015年月にサンプドリアへと移籍。セビージャには2016年7月に加入していた。セビージャでは、2シーズンで公式戦73試合に出場し15ゴール10アシストを記録。2017-18シーズンはリーガエスパニョーラで21試合に出場し1ゴール2アシスト、チャンピオンズリーグで8試合に出場し1ゴール3アシストを記録していた。アルゼンチン代表としては3試合に出場し1ゴールを記録している。 2018.08.01 18:43 Wedインテルの人気記事ランキング
1
元ブラジル代表DFルシオ氏が家庭内の事故で緊急入院…現在はICUで経過観察
元ブラジル代表DFルシオ氏(47)がブラジリア市内の病院に入院しており、集中治療室(ICU)で治療を受けているようだ。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ルシオ氏は15日に自宅で起きた事故により、体の様々な部分に火傷を負ったとのこと。 なお、入院先の病院は「ルシオ氏の容体は安定していて意識もはっきりしている。しばらくはICUで経過を観察する」との声明を発表している。 ブラジル代表として通算105キャップを誇るルシオ氏は、1998年にインテルナシオナウでプロデビュー後、2000年1月にレバークーゼン移籍。2004年夏に加入したバイエルンで4度のブンデスリーガ制覇を経験すると、2009年夏からインテルに移り、2009-10シーズンの3冠(セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ)達成に寄与した。 その後、2012年夏のユベントス移籍を経て、2013年1月のサンパウロ入りを機に母国復帰。インドで過ごす時期もあったが、ブラジル国内を中心にプレーを続け、2019年10月にブラジリエンセFCを退団以降はフリーの状態が続き、2020年1月に現役引退を発表していた。 2025.05.17 20:50 Sat2
インテルがルイス・エンヒキと5年契約で個人間合意か、残すはマルセイユとの交渉に
インテルがマルセイユのブラジル人FWルイス・エンヒキ(23)の獲得に迫っているようだ。フランス『フット・メルカート』が報じている。 母国ブラジルのトレッス・パッソスでキャリアをスタートしたルイス・エンヒキ。レンタル先のボタフォゴFRで台頭し、バイエルンやユベントスの関心も集めたなか、2020年にマルセイユへ完全移籍した。 その新天地では左右のウイング、右ウイングバックを主戦場に準主力を担った一方、ボタフォゴへのレンタル移籍も経験。ローンバックした2023-24シーズン後半戦で定位置を掴むと、ロベルト・デ・ゼルビ新監督を迎えた今季は開幕から完全な主力を担い、ここまで公式戦30試合9ゴール7アシストを記録している。 そんなルイス・エンヒキには、今夏にウイングバックの強化に動いているインテルが注目。『フット・メルカート』によると、すでに選手個人とは2030年までの5年契約で合意に至ったとのこと。 また、クラブ間では2400万ユーロ+ボーナス400万ユーロの総額2800万ユーロ(約45億4000万円)のオファーを提示。しかし、3000万~3500万ユーロ(約48億6400万~56億7500万円)を要求するマルセイユ側との交渉はまだ続いているという。 なお、ルイス・エンヒキにはインテルのほかにも、バイエルンが関心を示していたが、選手がインテルへの移籍を希望したため破談に終わったと報じられていた。 2025.04.22 09:15 Tue3
平均年齢28.2歳の王者インテル…今後は若手獲得路線本格化でパルマの強靭FWボニーらリストアップ
インテルが少しずつ若手獲得路線に切り替え。世代交代への覚悟がありそうだ。 昨季のセリエA王者にして、充実した選手層、人望が厚いシモーネ・インザーギ監督、ジュゼッペ・マロッタ社長を筆頭とした経営陣と、スキがない組織を築くインテル。 ただ、充実のスカッド(トップ登録27選手)は現時点で平均年齢「28.2歳」と、指揮官がリスクを避けた起用に流れる傾向もあって、セリエA最年長のチームに。最も近いナポリでさえ、平均年齢は「27.4歳」となっている。(※) (※)ミランは25.2歳、ユベントスは25.4歳、エラス・ヴェローナは23.7歳など オークツリー新体制で「今後獲得する選手は若手重視」との姿勢が見えてきたなか、この路線はこれから本格化へ。イタリア『カルチョメルカート』は、インテルがリストアップ中だという獲得候補をいくつか挙げる。 まず、パルマに所属する189cmストライカー、U-20フランス代表FWアンジュ=ヨアン・ボニー(20)。 日本ではGK鈴木彩艶のパルマ移籍により、この「ボニー」を聞くことが増えたが、現地イタリアではまだまだ無名。強靭なフィジカルが特徴で、今季がキャリア初のトップディビジョンとなったなか、1日のナポリ戦でセリエA初得点を記録している若武者だ。 “若手の登竜門”ザルツブルクからは、イスラエル代表MFオスカル・グルーク(20)とコートジボワール代表FWカリム・コナテ(20)に関心。前者は「ムヒタリアン型」と形容され、後者は爆発的な“バネ”を誇る点取り屋だ。 さらに若い選手だと、今夏ニュルンベルクからフランクフルトへ移籍した2005年生まれのトルコ代表戦士、MFジャン・ウズン(18)もリストアップ。攻撃的ポジションを複数こなせる器用なアタッカーで、昨季の2.ブンデスリーガでは30試合16得点を叩き出した逸材だ。 2025年夏、およそ1年後のインテルは、今夏の売却が叶わなかったFWマルコ・アルナウトビッチ(35)、FWホアキン・コレア(30)をフリートランスファーで放出することが確実。 来年1月で売れる可能性は低そうだが、上述のような若きタレントを獲得すべく、2人合わせて1300万ユーロ(約20.5億円)の人件費削減、放出をほぼ100%の確率で実行する。 2024.09.08 22:10 Sun4
10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】
20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed5