終盤追い上げ6位フィニッシュのチェルシー、指揮官は来季の躍進誓う「より大きなことを達成するための第一歩」

2024.05.20 12:47 Mon
さらなる向上を目指すマウリシオ・ポチェッティーノ監督
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さらなる向上を目指すマウリシオ・ポチェッティーノ監督
チェルシーマウリシオ・ポチェッティーノ監督が自らのチームを誇った。クラブ公式サイトが伝えた。

4連勝とシーズン最終盤に猛烈な追い上げを見せ、ヨーロッパリーグ(EL)出場権内の5位まであと一歩の状況が続いたチェルシー。そんななか、19日のプレミアリーグ最終節ではボーンマスをホームに迎えた。

先手を取ったのはチェルシーで、ハーフウェーライン付近からのエクアドル代表MFモイセス・カイセドのスーパーなロングシュートが17分に決まり、1点リードで折り返し。後半開始直後にはイングランド代表FWラヒーム・スターリングが追加点を奪う。
その後、すぐに1点を返されたが、2-1のまま逃げ切りに成功。5位トッテナムも今節勝利したため、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の出場権を確保。ELの出場権はFAカップ決勝の結果次第となったが、リーグ戦を5連勝で締めくくった。

試合後には今シーズン限りで退団するブラジル代表DFチアゴ・シウバのスピーチもあったなか、ポチェッティーノ監督はチェルシー就任1年目を回想。良好な関係を築いた選手たちへの想いを語っている。
「私は選手たちのことに関してとても嬉しく、誇りに思っている。試合が終わってみれば、より多くプレーした選手や出場機会の少ない選手、ケガをした選手、そして私とハグをしに来た選手の様子がわかるだろう」

「我々の人間関係について話せたことはとても良かったと思う。時には彼らに対して厳しく接し、選択を迫られることもあるが、正しい考えを持って取り組んでいる彼らの姿からは大きな誇りを感じている」

「シーズン中の厳しい時期であっても、彼らは常に我々に敬意を示してくれたし、我々の仕事ぶりや仕事のやり方を信じてくれた」

また、ケガ人多数ながら尻上がりに調子を上げたチームの戦いぶりにも言及。選手もスタッフもそれぞれチームに貢献するべく、全力を尽くしたと考えている。

「スタッフにとっても選手たちにとっても幸せなことだ。私は本当に嬉しく思っている。なぜなら、困難な状況にも直面したこの約 10カ月のプロセスにおいて、自分たちのレベルや基準を引き上げるために選手たちがトライしてきたことは、全面的に称賛に値するからだ」

「スタッフに関してもそうだ。選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるよう毎日戦っていた。直近の27〜28試合で我々が見せたパフォーマンスは誇りに思うべきだ」

さらに、ポチェッティーノ監督は来シーズンに向けてもコメント。この調子を維持してのさらなる躍進を望んでいる。

「(6位フィニッシュを)祝うつもりはない。チェルシーの歴史を知っているからだ。しかし、これは今後より大きなことを達成するための第一歩だ」

「我々はすでに基盤を築き、固めてきた。ここからより向上していかなければならない。我々のチームは若いが、プレミアリーグでより多くの経験を積んでいる。来シーズンはもっと良くならなければいけない」

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自宅は海上に? チェルシーを手放してもうすぐ3年…ロシア人実業家アブラモビッチ氏の近況は

チェルシーの前オーナー、ロマン・アブラモビッチ氏(58)の近況とは。イギリス『ミラー』が各国紙の報道をまとめた。 2000年代初頭にチェルシーを買収したアブラモビッチ氏。それまでイングランドの第二勢力だったクラブを、莫大な資金投下によりタイトル争いの常連とし、一時代を築き上げた。 しかし彼は、ウラジーミル・プーチンとも個人的に親しいロシア人実業家、または政治家。 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を発端としてイギリス政府から制裁を科され、チェルシーを手放すことに。長らく英国への入国ができていなかったなか、王国は終焉した。 その後、氏は所有する大型船舶を巡って数百万ドルの脱税をしたとして告発されることに。 この“ヨット”が実質的な住居になっており、ロシア・ソチ、トルコ・イスタンブール、イスラエル・テルアビブを海上で行ったり来たり。 『CNNトルコ』は、アブラモビッチ氏がイスタンブールに不動産を購入と報じるも、具体的な場所の情報がなく、氏の代理人もこれが住居であることを否定。氏の“自宅”は、エーゲ海に面するマルマリス港に停泊しているとのことだ。 なお、2022年にはロシアとウクライナの和平交渉に参与したこともあるアブラモビッチ氏。 しかし、この頃を境にプーチンとの関係が悪化したと伝えられ、ロシア側による毒殺未遂に遭ったという真偽不明の報道も。最近はモスクワへ戻っていない様子で、イスラエル国籍を保有しながらも最近テルアビブにも上陸していないといい、どうやら拠点はトルコにあるようだ。 2025.01.29 19:30 Wed
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ブリッジは“不倫男”テリーを未だに許さず? 自身の近くに引っ越し発覚後、自宅を売却に出す

元イングランド代表DFのウェイン・ブリッジ氏は、チェルシー時代に自身の元恋人と不倫関係にあった元イングランド代表DFのジョン・テリー氏を未だに許してないのかもしれない。イギリス『サン』が報じている。 ブリッジ氏とテリー氏は、同じ39歳でチェルシーとイングランド代表で共闘してきた親友だった。しかし、2010年1月にブリッジ氏が当時交際し、1人の息子をもうけていたヴァネッサ・プロンセルと、既婚のテリー氏に不倫疑惑が持ち上がり、両者の関係は完全に破綻。 この騒動がキッカケでテリー氏はイングランド代表キャプテンをはく奪され、ブリッジ氏も“不倫男”との共闘を望まず、代表辞退という重い決断を下していた。 さらに、不倫問題発覚後、初の直接対決となった試合では当時マンチェスター・シティに在籍していたブリッジ氏が、試合前の握手を拒否。さらに、シティのチームメイトだった元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスが、得点直後にテリー氏の前に立ちはだかってブリッジ氏を指さすパフォーマンスを見せるなど、大きな話題をさらっていた。 その後、ブリッジ氏は2013年に現在の妻であるイギリス人歌手のフランキーサンド・フォードさんと結婚し、2人の息子を授かっている。 その事件から10年が経った今年に入って両氏は、再びメディアの話題に挙がることに。 『サン』が伝えるところによれば、テリー氏は今年4月にロンドン近郊のサリーに430万ポンド(約6億円)の邸宅を購入し、すでに引っ越しも済ませているという。 そして、その新居から数分の距離にはブリッジ氏と家族が住む550万ポンド(約7億6000万円)の邸宅があった。 しかし、同メディアによると、ブリッジ夫妻はテリー氏の引っ越しが原因かは不明なものの、現在その自宅を売りに出しているという。 この動きに関してある関係者は、「ウェインとジョンは明らかに最高の友人とは言えない。今は不動産市場に不確実性があるが、ウェインとフランキーは新たなスタートを求めている。そして、現在の場所から少し離れた場所に引っ越しをすることを決めた」と、説明している。 今回の引っ越しは単なる偶然の可能性が高そうだが、ブリッジはやはり“不倫男”を許していないのか…。 2020.08.05 15:02 Wed

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