4月度のJリーグKONAMI月間MVPが発表! J1は5戦5発の磐田FWジャーメイン良、J2は清水FW北川航也、J3は沼津FW和田育と静岡の3クラブから選出

2024.05.14 17:10 Tue
4月の5試合で5ゴールを記録した磐田FWジャーメイン良
©超ワールドサッカー
4月の5試合で5ゴールを記録した磐田FWジャーメイン良
Jリーグは14日、4月度のKONAMI月間MVPを発表した。
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4月度は明治安田J1リーグがジュビロ磐田のFWジャーメイン良、明治安田J2リーグが清水エスパルスのFW北川航也、明治安田J3リーグがアスルクラロ沼津のFW和田育となった。ジャーメイン良と和田は初受賞。北川もJ2では初受賞となる。
ジャーメインは4月は5試合に出場し5ゴールを記録。得点数ではFWレオ・セアラの6ゴールに及ばないものの、チームは月間1位と勝ち点獲得に貢献した点が評価された。

選考委員会の総評とジャーメインのコメントは以下の通り。
◆Jリーグ選考委員会による総評
槙野智章委員
「PKが多いが、それを冷静に決める力。ジュビロの攻撃を牽引している。コンスタントに毎試合チャンスに顔を出してゴールを決めている」

北條聡委員
「チャンスを逃さぬ見事な決定力で5戦5発。4月だけで勝点10を積み上げたジュビロの巻き返しに大きく貢献」

◆FWジャーメイン良(ジュビロ磐田)
「明治安田J1リーグ、4月の月間MVPに選んでいただきました。ありがとうございます。チームメイト、監督、コーチ、スタッフ、家族、そしていつも応援してくれるファン・サポーターの皆さんに感謝します」

「この賞は今月勝点を積み上げた、ジュビロ磐田に関わるみんなの成果だと思います。まだまだシーズンは続いていくので個人としてもチームとしても高みを目指して努力し、成長していきます!」

北川は4月の4試合で3ゴール2アシストと5ゴールに絡む活躍。チームは4勝1分けでリーグ2位の成績を残した。1試合平均は約60分の出場でありながらも大きな貢献を見せていた。

選考委員会の総評と北川のコメントは以下の通り。

◆Jリーグ選考委員会による総評
足立修委員長
「周囲の選手を活かすことができ、プレーの幅、リーダーシップを含め、チームの中心となっており、パフォーマンスが清水の飛躍の一因となっている」

寺嶋朋也委員
「これぞエース。得点&アシストという求められる仕事をしっかりとこなしチームの勝利に貢献」

植松隼人特任委員
「プレーの質が高く、周りの活かし方が上手。アシスト率だけではなくゴールもしっかり決め切る場面が目立つ。彼の存在感が非常にチームの良さを引き出している」

◆FW北川航也(清水エスパルス)
「4月度明治安田J2リーグKONAMI月間MVPを受賞でき、大変嬉しく思います。ファン、サポーターの皆様のご声援、チームメイト、スタッフ、家族の支えがあって4月の月間MVPを受賞できました。ご声援いただいている皆様、ありがとうございます」

「また、さらに活躍していけるようにチームメイトと切磋琢磨して自分自身も成長していけるように頑張りますので引き続きご声援よろしくお願いいたします」

和田は4月の4試合で5ゴールを記録。リーグ最多のゴール数だけでなく、シュート成功率は71.4%。さらに途中出場で2ゴール、同点時からのゴールが2つ、同点ゴールも2つと、勝ち点獲得に貢献するゴールを決めていた。

選考委員会の総評と和田のコメントは以下の通り。

◆Jリーグ選考委員会による総評
反町康治委員
「ゴール前へ顔を出プレーが印象的。数字もしっかり残している」

平畠啓史委員
「4試合で5ゴールは見事。味方のパスやクロスに対する反応が鋭い。前線からの守備での貢献も大きく、アスルクラロ沼津を牽引している」

橋本英郎委員
「わかりやすくゴール・土壇場の決勝ゴールもあげて上位戦線に残れる活躍を見せていた」

丸山桂里奈特任委員
「今月の5ゴールはいろんなバリエーションのゴールだった。嗅覚を感じさせるアタッカー」

◆FW和田育(アスルクラロ沼津)
「明治安田JリーグKONAMI月間MVPという素晴らしい賞を受賞することができ、とても光栄に思います。この賞は自分1人の力では受賞できませんでした。日頃よりご支援ご声援いただているパートナー企業の皆様、共に高め合ってくれているチームメイトやスタッフ、そしてどんな時も僕たちの背中を押してくれているファン・サポーターの皆さんがいてこその受賞です」

「この賞に相応しい選手となれる様、これからも日々努力し結果にこだわり続けます!これからもアスルクラロ沼津、そして和田育の応援をよろしくお願いします!」

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磐田の下部組織で育ったMF寺田阿輝彦はJFLの“門番”Honda FCに加入内定「サッカーとしても人間としても成長することができました」

ジュビロ磐田は14日、U-18所属のMF寺田阿輝彦(18)がJFLのHonda FCに加入が内定したことを発表した。 寺田は静岡県出身で、U-15から磐田に所属していた。 磐田のトップチーム昇格はならなかった寺田は、クラブを通じてコメントしている。 「2025シーズンよりHonda FCに加入することになりました寺田阿輝彦です。6年間ジュビロ磐田のアカデミーで過ごして、スタッフや仲間の人に支えていただき、サッカーとしても人間としても成長することができました」 「自分の特徴である、味方との連携や味方の個性や特徴を活かしたプレーをしていくので、是非都田グランドまで足を運んでいただけると嬉しいです」 「最後に今まで支えてくださった方々への感謝の気持ちを忘れずに日々精進していきます。これからも応援よろしくお願いします」 <span class="paragraph-title">【動画】Honda FCに加入することが内定した寺田阿輝彦</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://t.co/8BkVzTWdOZ">https://t.co/8BkVzTWdOZ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/hondafc?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#hondafc</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/jfl?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#jfl</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%AF%BA%E7%94%B0%E9%98%BF%E8%BC%9D%E5%BD%A6?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#寺田阿輝彦</a> <a href="https://t.co/jEyRdHSc0O">pic.twitter.com/jEyRdHSc0O</a></p>&mdash; Honda FC 【公式】 (@Honda_FC) <a href="https://twitter.com/Honda_FC/status/1879076097985515822?ref_src=twsrc%5Etfw">January 14, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.14 18:15 Tue
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1年でJ1復帰へ磐田がコーチを招へい、横浜FMでポステコグルー監督やマスカット監督のコーチを務めたショーン・オントン氏

ジュビロ磐田は17日、コーチにオーストラリア人指導者のショーン・オントン氏(37)が就任することを発表した。 オーストラリア出身のオントン氏は、アデレード・ユナイテッドやニューカッスル・ジェッツ、オークライ・キャノンズとオーストラリア国内でプレー。引退後は指導者の道を歩んだ。 2020年にはアンジェ・ポステコグルー(現:トッテナム監督)の下で、横浜F・マリノスのアシスタントコーチに就任。ケヴィン・マスカット監督(現:上海海港監督)の下では、2022年から2023年はヘッドコーチを務めていた。 ジョン・ハッチンソン監督と同じオーストラリア人の指導者ということもあり、同じ横浜FMで指導してきた中で、どういった化学反応を見せるか注目だ。 2025.01.17 14:53 Fri
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J1返り咲き目指す磐田が新体制発表! 山田大記の「10」は空き番、完全移籍の渡邉りょうが「9」、マテウス・ペイショットが「11」に

ジュビロ磐田は7日、2025シーズンの新体制を発表した。 2024シーズンのJ1リーグを18位で終え、昇格から1年でJ2降格となった磐田。横内昭展監督が辞任を決断したことを受け、横浜F・マリノスでコーチや暫定指揮官を務めたジョン・ハッチンソン氏を招へいした。 10番を背負いキャプテンを務めたMF山田大記は、2024シーズン限りで引退。得点源となる活躍を見せたFWジャーメイン良やパリ・オリンピック(五輪)にも出場したDF鈴木海音らが移籍したなか、最終ラインから中盤にかけてはDF江崎巧朗(ロアッソ熊本)、DF上夷克典(サガン鳥栖)、MF金子大毅(京都サンガF.C.)、MF為田大貴(セレッソ大阪)らを完全移籍で獲得。前線はFW佐藤凌我(アビスパ福岡)を新たに迎え入れた。 背番号は山田の10番が空白となり、江崎は「5」、上夷は「22」、金子は「6」、為田は「8」、佐藤は「20」を着用。期限付き加入の川口尚紀(柏レイソル)は「38」、MF倍井謙(名古屋グランパス)は「71」となり、完全移籍へ移行した渡邉りょう(セレッソ大阪)とマテウス・ペイショットはそれぞれ「9」と「11」に背番号を変更した。 <h3>◆2025シーズン選手背番号</h3> GK 1.川島永嗣(41) 13.阿部航斗(27)←アルビレックス新潟/完全移籍 21.三浦龍輝(32) 28.西澤翼(22)←桐蔭横浜大学/新加入 DF 2.川崎一輝(27) 3.森岡陸(26) 4.松原后(28) 5.江崎巧朗(24)←ロアッソ熊本/完全移籍 22.上夷克典(28)←サガン鳥栖/完全移籍 26.西久保駿介(21) 32.ハッサン・ヒル(25) 35.朴勢己(19) 36.リカルド・グラッサ(27) 38.川口尚紀(30)←柏レイソル/期限付き移籍 MF 6.金子大毅(26)←京都サンガF.C./完全移籍 7.上原力也(28) 8.為田大貴(31)←セレッソ大阪/完全移籍 14.松本昌也(29) 16.レオ・ゴメス(27) 19.ブルーノ・ジョゼ(26) 23.ジョルディ・クルークス(30) 25.中村駿(30) 33.川合徳孟(17)←ジュビロ磐田ユース/昇格 39.角昂志郎(22)←新加入/筑波大学 48.相田勇樹(26)←レノファ山口FC/完全移籍 50.植村洋斗(23) 71.倍井謙(23)←名古屋グランパス/期限付き移籍 77.藤原健介(21)←ギラヴァンツ北九州/期限付き満了 FW 9.渡邉りょう←セレッソ大阪/完全移籍 ※背番号変更「55」 11.マテウス・ペイショット※背番号変更「99」 20.佐藤凌我(25)←アビスパ福岡/完全移籍 2025.01.07 17:11 Tue
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キャンプインの磐田がファンサービスについて呼びかけ 公共でのサインや写真撮影等は「一切お断り」

ジュビロ磐田は19日、クラブ公式Xにて、「移動中のファンサービスについて」を注意喚起した。 19日から鹿児島キャンプの磐田。同日の空港内で移動中の選手に写真やサインを求めるといった行為を多数確認したといい、スタッフの再三にわたる注意にもかかわらず、「こうした行為が続けられたことを大変残念に思っております」と綴る。 その上で「空港をご利用のお客様や、ルールを守っているファン・サポーターの皆さまへご迷惑となりますので、このような行為はおやめください」とし、次のように呼びかけた。 「本日から鹿児島でのキャンプがスタートいたしますが、公共交通機関(駅や空港)やホテル等の公共施設において、選手・スタッフのサインや写真撮影等は一切お断りさせていただきますので、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いします」 「引き続き、ジュビロ磐田へ温かいご支援を何卒よろしくお願い申し上げます」 2025.01.19 20:20 Sun
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磐田MFブルーノ・ジョゼがレンタルで母国復帰 「いつかまた日本に」

ジュビロ磐田は20日、MFブルーノ・ジョゼ(26)がブラジルのグレミオ・ノボリゾンチーノに期限付き移籍すると発表した。移籍期間は2025年12月31日までとなる。 ブルーノ・ジョゼは母国ブラジルでキャリアを紡ぐなか、2024年に明治安田J1リーグ復帰の磐田へ。最終的にチームが1年でJ2リーグ降格となるなか、J1リーグでは21試合に出場した。 ブラジル2部クラブで母国復帰のブルーノ・ジョゼはクラブの公式サイトで次のように別れの挨拶。磐田のJ1年でJ1リーグ復帰という目標の達成を祈った。 「初めての日本での生活は本当に素晴らしい経験でした。いつかまた日本に戻って来て、今回過ごしたような幸せな時間を過ごせるように、これからも常に上を目指し全力を尽くして行きたいと思います」 「ジュビロ磐田のファン、サポーターの皆様、いつも素晴らしい応援をありがとうございました! 皆様が素晴らしいシーズンを送って、J1昇格を勝ち取ることを願っています」 2025.01.20 11:45 Mon

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