アトレティコに痛手…デパイが今季2度目の筋肉系トラブルで3~4週間の離脱に

2024.04.09 07:00 Tue
Getty Images
アトレティコ・マドリーは8日、オランダ代表FWメンフィス・デパイが負傷したことを発表した。

クラブの発表によれば、デパイは6日に行われたトレーニング終了後に違和感を訴え、月曜日に行われた検査で左足の筋肉系に損傷が発覚した。なお、今後はジムで理学療法とリハビリのトレーニングを開始する。
また、アトレティコは離脱期間については明かしていないが、スペイン『マルカ』は3~4週間と報道。これにより、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のドルトムント戦の2試合に加え、ジローナアスレティック・ビルバオとの上位対決が控えるリーグ戦も欠場することが決定した。

9月にも筋肉系のケガで約2カ月間の離脱を強いられたデパイは、今季ここまで公式戦28試合に出場し9ゴール2アシストを記録していた。

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プレシーズンは着々と進んでいる…/原ゆみこのマドリッド

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アストン・ビラはアトレティコ・マドリーのポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(24)の獲得を選択肢に入れているようだ。イギリス『ガーディアン』が報じた。 昨シーズンはプレミアリーグを4位でフィニッシュし、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を掴み取ったアストン・ビラ。1982-83シーズン以来となる欧州最高峰の戦いに備え、移籍市場で活発な動きを見せている。 現在進行中の大型取引は、フランス代表FWムサ・ディアビ(25)のアル・イテハド移籍。すでに個人間では合意済みで、クラブ間交渉は移籍金5500~6000万ユーロ(約93億8000万~102億3000万円)でまとまりつつある。 加入1年目ながら公式戦54試合に出場し、前線のさまざまなポジションをこなしつつ10ゴール9アシストを記録したディアビ。主力アタッカーの抜ける穴を埋めにかかるビラは、後釜候補の1人としてフェリックスを検討しているという。 実現の可能性は不透明なものの、ウナイ・エメリ監督が関心を寄せているとのこと。アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ(22)も高く評価しているというが、こちらはバルセロナが熱心に獲得へ動いている。 2019年夏から在籍するアトレティコでは、ディエゴ・シメオネ監督との関係が悪化したフェリックス。2022-23シーズン後半はチェルシーへ、昨シーズンはバルセロナへレンタル移籍した。 引き続きカタルーニャのクラブでのプレーを望んでいるが、ニコ・ウィリアムズらが加われば再度の移籍の可能性は大幅に低下。将来は宙に浮き、古巣ベンフィカからの関心も取り沙汰された。 2019年夏に1億2600万ユーロ(約214億9000万円)で獲得したアトレティコは、現行契約を2029年6月まで残す状況。そう安値では売らないはずだが、ビラは獲得に本腰を入れるのだろうか。 2024.07.22 22:20 Mon
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ミランがユーロ制したスペイン代表FWモラタを確保! 4年契約+1年OPの契約、22.3億円の契約解除金を支払ったか

ミランは19日、スペイン代表FWアルバロ・モラタ(31)をアトレティコ・マドリーから完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2028年6月30日までの4年間となり、1年間の延長オプションもついているという。また、背番号は「7」に決定した。 モラタは、ヘタフェ、レアル・マドリーの下部組織出身。2013年7月にファーストチームに昇格するが、2014年7月にユベントスへと完全移籍する。 2016年7月にマドリーに復帰するも、定着できずにチェルシーへ1年で完全移籍。チェルシーでは結果を残すも、2020年7月にアトレティコ・マドリーへ完全移籍すると、再びユベントスへとレンタル移籍を経験した。 ラ・リーガで180試合71ゴール、セリエAで130試合35ゴールを記録しているモラタは、スペイン代表としても80試合で36ゴールを記録。キャプテンとして臨んだユーロ2024では見事に優勝を果たしていた。 今夏は去就が騒がしく、ミランへの移籍の可能性もある一方で、アトレティコ残留という可能性もあった中、再びセリエAに挑戦することが決定した。 なお、スペイン『アス』によればミランは約1300万ユーロ(約22億3000万円)の契約解除金を支払っての獲得に。年俸は450万ユーロ(約7億7000万円)になるという。 2024.07.19 20:27 Fri

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