猶本光の勝ち越し弾で前節黒星の浦和Lが勝利!菅澤優衣香にもゴール生まれS広島R下す【WEリーグ】

2023.12.20 16:00 Wed
©WE LEAGUE
2023-24 WEリーグ開幕節延期分、サンフレッチェ広島レジーナvs三菱重工浦和レッズレディースが20日に広島広域公園第一球技場で行われ、アウェイの浦和が2-1で勝利した。

10日に行われた第5節のアルビレックス新潟レディース戦で今季リーグ戦初黒星を喫した浦和。先週行われた皇后杯5回戦では日体大SMG横浜相手に2-0で勝利しており、公式戦連敗は免れた。

一方、こちらも皇后杯5回戦でセレッソ大阪ヤンマーレディースに勝利した広島。これで3試合無敗としたチームは、公式戦での連勝を狙い浦和を迎え撃つ試合となった。
浦和がAFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)に参加していた影響から延期になっていた一戦、立ち上がりから浦和がボールを握ると、柴田華絵がボックス内に切り込んでシュートを放つなど積極的な姿勢を見せる。

広島も9分に集中した守備からカウンターに繋げると、絶好のクロスがボックス内の髙橋美夕紀にあがったが、惜しくもミートできず。それでもこのプレーでリズムを掴み、浦和ゴールに迫る時間が続く。
なかなか思うようなチャンスを作れていなかった浦和。しかし35分、ボックス中央付近で放った猶本光のシュートはいったんDFのブロックに防がれたが、こぼれ球を拾った清家貴子のグラウンダーのクロスに、ボックス内中央の菅澤優衣香がすかさず詰めて先制ゴールを記録した。

先制を許した広島だったが、すぐさま同点に成功。左サイドでボールを持った島袋奈美恵がボックス内にクロスを上げると、中央に陣取った上野真実が巧みに頭で合わせてゴールに流し込んだ。

同点で迎えた後半、浦和はいきなり清家貴子が完全な1vs1の場面を作ったが、GK木稲瑠那がビッグセーブでこれを阻止。48分にはCKから菅澤優衣香がダイレクトボレーを放つも、再びGK木稲瑠那が立ちはだかった。

猛攻を続ける浦和は59分、清家貴子へのロングボールは広島のDF陣に防がれたが、クリアボールを拾った猶本光がボックス手前から狙いすましたミドルシュート。これがゴール右隅に吸い込まれ、勝ち越しに成功した。

再びリードを許す状況となった広島はカウンターから活路を見出そうとするも、思うような攻撃には結びつかず。浦和の圧力を受けてライン全体が下がる形となり、防戦が続く。

83分には右サイドを突破した清家貴子のクロスからあわや3点目の場面となったが、広島も必死の守備で対応。終盤にかけて広島もサイドを使った攻撃でゴールに迫るが決定的なチャンスを作るまでには至らず、2-1で浦和が勝利した。

勝利した浦和はリーグ連敗とはならず王者の貫禄を見せつける形に。一方の広島はあと一歩及ばず、リーグ2試合未勝利となった。

サンフレッチェ広島レジーナ 1-2 三菱重工浦和レッズレディース
【S広島R】
上野真実(40分)
【浦和L】
菅澤優衣香(35分)
猶本光(58分)

柴田華絵の関連記事

23日、AFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)の準々決勝が行われ、三菱重工浦和レッズレディースは中国の武漢江大女子フットボールクラブと対戦。90分間を0-0で終えると、延長戦でも決着がつかず、武漢江大が5-6でPK戦を制した。 WEリーグ2連覇中の浦和は、第1回大会制覇を目指してAWCLに参戦。2024年10 2025.03.23 19:30 Sun
9日、AFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)の第2節が行われ、三菱重工浦和レッズレディースはチャイニーズ・タイペイの台中藍鯨女子足球と対戦。0-2で勝利を収め連勝を決めた。 初戦のオリッサFC(インド)との戦いでは、衝撃の17-0という試合を披露した浦和。塩越柚歩が3点、伊藤美紀が4点と攻撃陣が爆発を見せた。 2024.10.09 23:40 Wed
7日、「2023-24WEリーグアウォーズ」が行われ、2023-24シーズンの最優秀選手賞とベストイレブンが発表された。 三菱重工浦和レッズレディースの連覇で幕を閉じたWEリーグ。優秀選手賞30名が発表されていた中、最優秀選手に選ばれたのは浦和のFW清家貴子だった。 清家は浦和の中心選手としてリーグ戦22試 2024.06.07 19:30 Fri
2023-24シーズンのWEリーグ優秀選手賞30名が発表された。 三菱重工浦和レッズレディースが見事に連覇を果たしたシーズン。12クラブの監督と選手の投票結果をもとに、優秀選手30名が決定した。 最多の選出は連覇を果たした浦和から10名。20ゴールを記録し得点王にも輝いたなでしこジャパンのFW清家貴子やキャ 2024.06.04 08:30 Tue

WEリーグの関連記事

記事をさがす

柴田華絵の人気記事ランキング

1

浦和レディースの大会初代王者の夢潰える…武漢江大の守備を120分間こじ開けられずPK戦で敗北、ベスト8止まりに【AWCL】

23日、AFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)の準々決勝が行われ、三菱重工浦和レッズレディースは中国の武漢江大女子フットボールクラブと対戦。90分間を0-0で終えると、延長戦でも決着がつかず、武漢江大が5-6でPK戦を制した。 WEリーグ2連覇中の浦和は、第1回大会制覇を目指してAWCLに参戦。2024年10月に行われたグループステージを3戦全勝で終え、グループC首位でノックアウトステージに進んだ。 準々決勝はグループAを3位で勝ち上がってきた武漢江大をホームに迎えた一発勝負。高橋はなを最前線に置く[4-2-3-1]で、塩越柚歩や遠藤優らが先発した。 序盤から攻め立てた浦和だが、5分にはロングボールからテリー・エンゲシャに背後を取られる。シュートまで持ち込まれたが、GK池田咲紀子がセーブした。 続くCKも凌ぎ、再び敵陣でゲームを進めていく。10分には長嶋玲奈の浮き球のパスに島田芽依が頭で合わせにいくが、わずかに届かなかった。 その後も波状攻撃を仕掛けるが、武漢江大がゴール前を固めて対応。攻めあぐねる時間が続くなか、34分には高橋の落としから島田が右足シュート。GKの正面に飛ぶ。 ボックス手前で収めた高橋も右足でミドルを狙うが、これは枠の上。武漢江大の速攻にはしっかりと対応したが、こじ開けられないまま前半を終える。 後半は長嶋玲奈に代えて石川璃音を投入。立ち上がりから押し込み、47分には塩越、島田と繋いでオーバーラップした遠藤が右足ダイレクトでシュートを放つ。 最終局面で決め手を欠く浦和は、73分に藤﨑智子を投入。伊藤美紀がボランチにスライドし、藤﨑が左ウイングに入る。 しかし、身体を張って守る武漢江大を崩せないまま後半も終了。延長戦に向けては高塚映奈をピッチに送り出す。 武漢江大も攻勢を強めたなか、96分には左サイドでボールを持った藤﨑から背後へ抜け出した高橋へスルーパス。わずかに合わず、シュートには持ち込めない。 延長前半アディショナルタイム、藤﨑が左ポケットからコントロールショットを飛ばすが、GKが横っ飛びでセーブ。何度もゴール前に迫る浦和だが1点が遠い。 114分、藤﨑のスルーパスから背後へ抜け出した高橋がネットを揺らすが、これはオフサイドの判定。すると117分、ワンチャンスを狙う武漢江大が浦和のCKを跳ね返してカウンター。GK池田がボックス外まで飛び出して対応したが、かわされてロングシュートを許す。これは勢いが足りず、ゴール前に戻った遠藤がボールに追いついて事なきを得た。 直後、今度は浦和に決定機。左サイドでキープした藤﨑がインスイングのクロス。ゴール前で収めた高橋が反転して左足シュートを放つが、わずかに左に外れてしまう。 武漢江大はPK戦に備えてGKを交代。思惑通りに守りきられ、ゴールレスで120分間の戦いを終える。 PK戦は浦和が先行となったなか、武漢江大2人目のシュートをGK池田がストップ。しかし、浦和3人目の藤﨑が枠を外してしまう。 互いに4人成功でサドンデスへ。すると浦和6人目の伊藤のシュートが止められてしまうが、武漢江大の6人目も失敗する。 7人目でも決まらずに進むと、浦和8人目の遠藤のシュートはまたもセーブに遭う。武漢江大の8人目は成功し、5-6でPK戦が終了。初代王者を目指した浦和だが、ベスト4進出はならなかった。 三菱重工浦和レッズレディース 0-0(PK:5-6) 武漢江大女子フットボールクラブ GK 池田咲紀子 DF 遠藤優 後藤若葉 長嶋玲奈 →46分 石川璃音 栗島朱里 MF 柴田華絵 角田楓佳 →73分 藤﨑智子 島田芽依 →91分 高塚映奈 塩越柚歩 伊藤美紀 FW 高橋はな 2025.03.23 19:30 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly