違反賭博関与の容疑で2選手離脱のイタリアがローマFWエル・シャーラウィを追加招集

2023.10.13 22:30 Fri
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イタリアサッカー連盟(FIGC)は13日、ローマに所属するFWステファン・エル・シャーラウィを追加招集したことを発表した。

ユベントスのMFニコロ・ファジョーリに続き、イタリア代表に選出されていたニューカッスルのMFサンドロ・トナーリとアストン・ビラのMFニコロ・ザニオーロが違反賭博関与の疑いで警察の捜査対象となったことで、FIGCは12日に2選手が代表を離脱したことを発表していた。
追加招集を受けたエル・シャーラウィは、2012年8月のイングランド代表との国際親善試合でイタリア代表デビュー。その後、ユーロ2016のメンバーにも入るなど29試合に出場しているが、2021年3月のリトアニア代表戦以降は代表に招集されておらず、2年半ぶりの復帰となった。

ユーロ2024予選グループCの2位に位置するイタリアは、14日にマルタ代表をホームに迎え撃った後、17日に首位のイングランド代表とのアウェイ戦に挑む。
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【セリエA第35節プレビュー】3位ユベントスと5位ローマによるCL出場権争い

前節は3位ユベントスと2位ミランによる上位対決が行われ、譲らずゴールレスドロー決着となった。熾烈な来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いが続く中、今節はユベントス(勝ち点65)と5位ローマ(勝ち点59)が激突する。 ユベントスは前節ミラン戦、押し込む展開としながらも相手GKスポルティエッロの牙城を崩せず勝ち点1獲得に留まった。これで3戦連続ドローと長い足踏みが続くが、同じくCL出場を争うライバルのローマ相手に勝ち点を得られるか。 一方のローマは前節、ナポリとの太陽ダービーに臨み、2-2のドロー。先制する展開から終盤のPK弾で一時逆転された後、FWエイブラハム弾で追いついての引き分けという結果だった。そして木曜に行われたヨーロッパリーグ(EL)ではレバークーゼン相手にホームで0-2の敗戦。無敗を続けるドイツ新王者となった相手に昨季のリベンジを果たされた。翌木曜にはアウェイでの2ndレグを控える中、ユベントスを下して逆転決勝進出を懸けた大一番に向かえるか。 勝利すれば5位以上が確定し、来季のCL出場が決まる2位ミラン(勝ち点70)は12位ジェノア(勝ち点42)と対戦。ユベントス戦ではミラノ・ダービーで退場したDFテオ・エルナンデス、DFカラブリア、累積のDFトモリに加え、試合前のアップ中に守護神のメニャンを欠いた中、引き分けに持ち込んだミラン。緊急出場のスポルティエッロが値千金の活躍を見せた中、主軸守備陣が復帰する今節を確実に制してCL出場権を手中に収めたい。 60年ぶりの欧州最高峰の舞台が間近に迫る4位ボローニャ(勝ち点63)は金曜に10位トリノ(勝ち点46)と対戦。ボローニャは前節、守備を固めてきたウディネーゼを崩せず先制された中、後半半ばにDFベウケマが退場。10人となってしまったが、MFサーレーマケルスの意表を突く直接FK弾で同点に持ち込んだ。価値ある勝ち点1を獲得した中、ユベントスとローマが潰し合う今節は好機。一気に3位浮上なるか。 1試合消化が少ない中、5位ローマを2ポイント差で追う6位アタランタ(勝ち点57/1試合未消化)は月曜に前節降格の決まったサレルニターナ(勝ち点15)と対戦。アタランタは前節エンポリ戦、コッパ準決勝後でMFコープマイネルスやFWデ・ケテラエルら主軸をベンチスタートとした中、2-0の勝利。選手層の厚さを示した中、木曜に行われたEL準決勝マルセイユ戦は敵地で1-1のドローと上々の結果を手にした。シーズン最終盤にかけて着実に力を伸ばしてきたアタランタとしてはターンオーバーを図って勝利を手にし、マルセイユとの2ndレグに臨みたい。 MF鎌田の存在感が増す7位ラツィオ(勝ち点55)は11位モンツァ(勝ち点44)と対戦。前節ヴェローナ戦もボランチで攻守に活躍を見せた鎌田は引き続きスタメン予想。連勝としてローマ、アタランタにプレッシャーをかけていきたい。 ◆セリエA第35節 ▽5/3(金) 《27:45》 トリノvsボローニャ ▽5/4(土) 《25:00》 モンツァvsラツィオ 《27:45》 サッスオーロvsインテル ▽5/5(日) 《19:30》 カリアリvsレッチェ 《22:00》 エンポリvsフロジノーネ ヴェローナvsフィオレンティーナ 《25:00》 ミランvsジェノア 《27:45》 ローマvsユベントス ▽5/6(月) 《25:00》 サレルニターナvsアタランタ 《27:45》 ウディネーゼvsナポリ 2024.05.03 18:01 Fri

「相手の強さを肌で感じた」ホームで厳しい敗戦のローマ…デ・ロッシ監督はEL決勝に向け「偉業を達成しなければ…」

ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督が、ヨーロッパリーグ(EL)での敗戦にも前を向いた。『UEFA.com』が伝えている。 ローマは2日に行われたヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグで、ホームにレバークーゼンを迎えて対戦。序盤はチャンスを作るなど良い入りを見せたが、28分にミスから痛恨の失点を許すと守勢に回りハーフタイムへ。後半もチャンスがありながら得点できずにいると、73分に追加点を奪われてしまい0-2で敗れた。 今季いまだ無敗と絶好調の相手にホームで厳しい敗戦となり、EL決勝進出が遠のく状態となったが、デ・ロッシ監督は最後まで諦めない姿を見せたいと意気込んでいる。 「彼らの強さについて、我々は肌で感じることになった。前半、我々はやるべきプレーをしていたと思う。だが、彼らの反撃を許さないため、よりクリーンであるべきだった。ちょっとした瞬間が違いを生んでしまい、その点で我々は失敗しただろう。得点を奪えないまま先制されれば、試合は難しくなる」 「リターンレグでは、今季まだ一度も負けたことがないチームのスタジアムに行き、2-0以上で勝つという偉業を達成しなければならない。そして我々はより攻撃の姿を見せ、前半と同じようなパフォーマンスを見せる必要がある」 「もし、それができるようなら、すべてが変わるかもしれない。我々はアディショナルタイムに1-2とするチャンスを得られた今夜のように、最後までプレーすることは間違いないだろう」 2024.05.03 10:25 Fri

EL決勝に大きく近づく白星、破竹レバークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督は「成熟した姿を見せられた」

レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督は、ヨーロッパリーグ(EL)での勝利を喜んだ。『UEFA.com』が伝えている。 レバークーゼンは敵地で2日に行われたヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグで、ローマと対戦。序盤のピンチをしのぐと28分に相手DFのミスから最後はMFフロリアン・ヴィルツのゴールで先制すると、ペースを掴んだままハーフタイムへ。後半も流れは変わらず、73分にMFロバート・アンドリッヒのゴールで突き放すと、その後は最後まで失点を許さないまま2-0で勝利した。 EL決勝へ大きく近づく1勝となったシャビ・アロンソ監督は結果に満足感を示しつつ、最後までこの姿勢を続けたいと意気込んでいる。 「真剣かつ慎重な試合だった。我々は賢く成熟した姿を見せられたが、相手にもチャンスはあったと思う。リードできたおかげで、我々はポゼッション時もそれ以外も自信を持って仕事ができた」 「彼らの前線には素早い選手がいるが、後半の我々は何一つとして譲らなかった。慎重な姿勢を崩さず、しっかりプレーしていればチャンスはあるとわかっていたんだ」 「2-0は良い結果だ。我々は満足して家に帰るが、まだ慎重ではある。今シーズン、我々がやっていることは素晴らしいものだろう。チームには非常に高いレベルの集中力を持つ、クオリティの高い選手たちがいる。一貫性を保つのは最も難しいが、我々はシーズンが終わるまでこれを続けていきたい」 2024.05.03 10:00 Fri

無敗継続レバークーゼンが敵地オリンピコで1年前のリベンジ! ミス響いたローマは厳しい状況に【EL】

ヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグ、ローマvsレバークーゼンが2日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのレバークーゼンが2-0で先勝した。 準々決勝でミランとの同国対決を2戦合計3-1で制したローマは、準優勝した昨季に続くベスト4進出を果たした。セリエAでは直近のナポリ戦をしぶとく2-2のドローで終え、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の5位以内をキープしたデ・ロッシのチームは、厳しい日程が続く中で今回の初戦を迎えた。そのナポリ戦からは先発4人を変更。クリステンセン、エンディカ、ボーヴェ、アズムンに代えてカルスドルプ、スモーリング、パレデス、ルカクと主力が復帰した。 一方、ウェストハムを2戦合計3-1で撃破して同じく2季連続の4強入りを決めたレバークーゼン。さらに、無敗優勝を目指すブンデスリーガでは2点ビハインドの前節シュツットガルト戦を後半ラストプレーの劇的ゴールで2-2のドローに持ち込み、公式戦無敗記録を「46」に更新。そして、この一戦では昨年5月に黒星を付けられた因縁の相手にリベンジを狙った。そのシュツットガルト戦からは先発5人を変更。GKをコヴァルに入れ替えたほか、パラシオス、ホフマンらに代えてジャカ、ヴィルツの主力が復帰した。 ソールドアウトのオリンピコで幕を開けた一戦は立ち上がりから拮抗。開始直後には押し込んだレバークーゼンがジャカのミドルシュートなどでチャンスを窺う。 これに対してローマも中盤で幾度か良い形でボールを引っかけると、スムーズなカウンターからディバラの鋭い枠内シュートなどチャンスを作り出す。15分を過ぎた辺りから優勢に進めると、21分にはディバラの右CKをファーで収めたパレデスが右足アウトで叩く技ありの折り返しを入れると、これをゴール前のルカクがヘディングシュート。だが、これは惜しくもクロスバーを叩く。 枠に救われてピンチを凌いだレバークーゼンも直後にビッグチャンス。23分、数的優位で仕掛けたカウンターからヴィルツのスルーパスに抜け出したフリンポンがボックス右でGKと一対一となるが、ここは守護神スヴィラールにコースを消されてシュートを枠の右に外してしまう。 だが、28分には左サイドで押し込んだ流れからDFカルスドルプの内側への軽率な横パスをグリマルドがボックス左でカット。3対1の状況でグリマルドは冷静に中央でフリーのヴィルツにプレゼントパスを送ると、これを背番号10が右足で冷静に流し込んだ。 この先制点によって完全に流れを引き寄せたレバークーゼンは、アドリ、フリンポンの快足2シャドーで質的優位を作り出すと、そこにグリマルド、ヴィルツも絡む形で決定機を創出。2点目を強く匂わせる。 前半終盤にかけてはオープンな攻防の中で決定機を作り合ったが、決め切ることはできず。アウェイチームの1点リードでハーフタイムに突入した。 後半は入りこそローマが押し込んだものの、クリスタンテがフリーのヘディングシュートを外すなど仕留め切れない。すると、時間の経過と共にレバークーゼンがゲームをコントロールしていく。 この展開を受け、デ・ロッシ監督は63分にカルスドルプを下げてアンヘリーニョを投入。エル・シャーラウィを右ウイングバックに回して[3-5-2]の布陣に変更したが、これも即流れを変える一手とはならず。 一方、ゲームはコントロールしていたものの、追加点を奪えずにいたレバークーゼンだったが、鮮烈な一撃から2点目が生まれる。73分、ヴィルツを起点としたカウンターからペナルティアーク付近でスタニシッチが潰れたところをサポートしたアンドリッヒが右足を一閃。鋭いミドルシュートがゴール左隅の完璧なコースを射抜いた。 この2失点目で厳しくなったローマは、ルカクとパレデスを下げて保有元との対戦となるアズムン、バルダンツィを投入。よりリスクを冒してまでに出る中、84分にはペッレグリーニのスルーパスからそのアズムンに決定機。だが、ここはDFインカピエの好守に遭い、勢いを失ったシュートはGKコヴァルにセーブされた。 その後、互いに交代カードを切って臨んだ後半最終盤の攻防ではローマにビッグチャンスが訪れる。だが、GKコヴァルが飛び出した状況でエル・シャーラウィが折り返した浮き球のボールをゴール前のエイブラハムが頭で合わせるも、これはクロスバーを越えた。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、オリンピコで1年前のリベンジを果たしたレバークーゼンが公式戦無敗を「47」に更新する先勝を収めた。一方、ホームで敗れたローマは来週にアウェイで行われる2ndレグでの逆転を目指す。 2024.05.03 06:03 Fri

【EL準決勝プレビュー】因縁深い2季連続対戦に、本命撃破の両雄の初対決

ヨーロッパリーグ(EL)準決勝の1stレグが2日に開催される。ファイナル進出を懸けた初戦の展望を紹介していく。 ◆準決勝1stレグ ▽5/2(木) 《28:00》 ローマ vs レバークーゼン マルセイユ vs アタランタ ◆2季連続対戦は青年指揮官対決に <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240501_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ★予想スタメン ◆ローマ◆ 【4-3-3】 GK:スヴィラール DF:カルスドルプ、マンチーニ、エンディカ、スピナッツォーラ MF:クリスタンテ、パレデス、ペッレグリーニ FW:ディバラ、ルカク、エル・シャーラウィ 出場停止:DFチェリク ◆レバークーゼン◆ 【3-5-2】 GK:コヴァル DF:コスヌ、ター、インカピエ MF:フリンポン、パラシオス、ヴィルツ、ジャカ、グリマルド FW:アドリ、シック ローマとレバークーゼンはモウリーニョvsシャビ・アロンソの師弟対決となった昨シーズンに続き、このセミファイナルで2シーズン連続の対戦となった。ただ、昨季準優勝に導いたモウリーニョの解任に伴い、今回はデ・ロッシvsシャビ・アロンソの青年指揮官対決となる。 ローマは準々決勝でミランとの同国対決に挑んだ。今季セリエAでの2戦2敗という戦績もあって下馬評では劣勢必至かに思われたが、敵地での1stレグでは公式戦7連勝中だった絶好調の相手に前体制彷彿の堅守が見事に機能し、DFマンチーニがセットプレーで奪った虎の子の1点を守り抜いてウノゼロ勝利。さらに、ホームでの2ndレグではマンチーニの2戦連発にFWディバラのゴールで2点を先行すると、DFチェリクの前半の一発退場、FWルカクの負傷交代というアクシデントに見舞われながらも2-1で勝ち切り、2戦合計3-1で下馬評を覆す準決勝進出となった。 新フォーマット移行のチャンピオンズリーグ(CL)出場を目指すセリエAの戦いではイタリアの来季5枠の出場枠が確定した中、現在はそのギリギリの5位に位置。ただ、1試合未消化で2ポイント差の6位アタランタ、3連勝の7位ラツィオとは4ポイント差で、今回のELと並行してユベントス、アタランタとの連戦を控える過酷な日程となっており、デ・ロッシ監督は難しいやり繰りを強いられている。直近のナポリ戦では数人の主力を欠く中で厳しい戦いを強いられたが、守護神スヴィラールの再三のビッグセーブとセットプレー2発で2-2のドローに持ち込んでしぶとく勝ち点1を持ち帰るなど、新体制で一体感と勝負強さを強めており、前ラウンドのミラン戦に続き下馬評では劣勢必至も昨季の再現を果たしたい。 対するレバークーゼンは前ラウンドでウェストハムと対戦。昨季カンファレンスリーグ(ECL)王者とのホームでの1stレグは後半終盤まで0-0の拮抗した展開が続いたが、途中出場のMFホフマン、FWボニフェイスがいずれもゴールを挙げるスペイン人指揮官の見事な采配によって2-0のスコアで先勝。アウェイでの2ndレグは前半序盤に先制点を奪われるなど、ハマーズの攻勢に晒されたが、後半終盤にDFフリンポンが決めた同点ゴールによって1-1のドローに持ち込み、2戦合計3-1で4強進出を決めると共に、ユベントスと並んでいた欧州5大リーグの公式戦無敗記録を「44」に更新した。 その無敗記録が示すように国内ではブンデスリーガ初優勝にDFBポカール決勝進出とシーズン3冠の可能性を残すチームは、リーグ優勝後も無敗優勝を達成すべくしっかりとした戦いを継続しており、直近のドルトムント(1-1)、シュツットガルト(2-2)との上位対決ではメンバーこそやや入れ替えながらも、いずれも後半ラストプレーで奪ったDFスタニシッチ、MFアンドリッヒの劇的同点ゴールによって無敗を継続。公式戦3戦連続ドローと勝ち切れない印象こそあるが、その強さは本物だ。 なお、レバークーゼンが最後に喫した黒星は、昨年5月11日にスタディオ・オリンピコで行われたローマとの準決勝1stレグでのものだ。同試合では63分にMFボーヴェが挙げたゴールを守り切ったホームチームがウノゼロ勝利を収めている。今回の一戦でローマが再び土を付けるのか、あるいはレバークーゼンがリベンジを果たして無敗記録を継続するのか…。 ◆本命撃破した両雄の初顔合わせ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240501_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ★予想スタメン ◆マルセイユ◆ 【3-5-2】 GK:パウ・ロぺス DF:ムリージョ、バレルディ、コンドグビア MF:クラウス、ウナイ、ヴェレトゥ、アリ、ルイス・エンヒキ FW:オーバメヤン、ムンバグナ 出場停止:DFジゴ ◆アタランタ◆ 【3-5-2】 GK:ムッソ DF:ディムスティ、スカルヴィーニ、コラシナツ MF:ザッパコスタ、デ・ローン、コープマイネルス、エデルソン、ルッジェーリ FW:デ・ケテラエル、スカマッカ 出場停止:DFヒエン 共に優勝候補を撃破したマルセイユとアタランタは、初顔合わせとなるセミファイナルの対戦でファイナル進出を目指す。 マルセイユは準々決勝でCL3位敗退組のベンフィカと対戦。昨季CLベスト8のポルトガル強豪との敵地での1stレグは2-1で敗れたものの、相手のミス絡みで奪ったFWオーバメヤンのゴールで1点差に詰め寄ったことが勝負の肝に。ホームでの2ndレグではなかなかゴールをこじ開けられずにいたが、FWムンバグナの後半終盤のゴールで先制し、2戦合計2-2で試合を終えることに。その後、守護神パウ・ロペスの活躍光ったPK戦を4-2で制し、見事に4強入りを決めた。 マルセリーノ、ガットゥーゾ、ガセと3人の指揮官の下で戦ったリーグ・アンでは7位と熾烈なヨーロッパ出場権争いに巻き込まれている状況だが、直近のRCランス戦の勝利によって残り3試合でのEL出場権獲得は十分に可能な位置にいる。その残り試合と共に苦しいシーズンを良い形で締めくくるためEL制覇を成し遂げたいところだ。地力では相手に分があるものの、「アンフィールドよりタフ」と前日会見でオーバメヤンが語ったヴェロドロームの一戦では圧倒的なホームアドバンテージを生かして先勝といきたい。 一方、アタランタは準々決勝で優勝候補筆頭のリバプールと対戦。難攻不落のアンフィールドで行われた1stレグをFWスカマッカの2ゴールの活躍によって3-0というクラブ史に残る会心の勝利を飾ると、ホーム開催の2ndレグは0-1で落としたものの、初戦のアドバンテージを念頭においた冷静な試合運びによって2戦合計3-1で本命撃破に成功した。 国内ではコッパ・イタリア決勝進出に加え、セリエAでは直近の連勝によって地力で5位に浮上できる好位置に付けており、チーム状態はすこぶる良好だ。ここにきてディフェンスラインに負傷者が続出しているが、逆に前線は負傷者の復帰で多士済々なタレントが揃っており、敵地と言えども打ち勝つ姿勢で臨みたいところだ。 2024.05.02 18:00 Thu
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