CF探すミラン、ユベントスのケアン獲得も検討… 約8億円でのレンタルを視野に

2023.08.17 16:10 Thu
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ミランユベントスの元イタリア代表FWモイゼ・ケアン(23)の獲得を考えているようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じている。

今夏はスイス代表FWノア・オカフォー(23)をレッドブル・ザルツブルクから迎え入れたものの、フランス代表FWオリヴィエ・ジルーの負担をより確実に減らすため、さらなるセンターフォワードの獲得を目指しているミラン。パリ・サンジェルマン(PSG)の元U-21フランス代表FWウーゴ・エキティケ(21)の完全移籍や、チェルシーのアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤ(21)のレンタル移籍を視野に入れていると報じられていた。

そんな中、ミランはケアンのレンタル移籍にも目を向け始めたとのこと。一定の条件が満たされれば買い取り義務が発生する、レンタル料500万ユーロ(約8億円)のオファーを検討しているようだ。
しかし、ユベントスはケアンのレンタルではなく売却を希望。他の選手の獲得に資金を充てたいと考えているため、この提案を受け入れるのは難しいとみられている。

一方で、ミランはケアンにより多くの居場所と出場機会を与えられると主張する可能性もあるとのこと。ケアンが加わればU-21イタリア代表FWロレンツォ・コロンボ(21)をレンタルで放出し、ケアンの出番を増やす考えがあるという。
2021年夏に古巣ユベントスへの復帰を果たしてから2シーズンが経過したケアン。パリ・サンジェルマン(PSG)で公式戦17ゴールをマークした2020-21シーズンほどの活躍を見せることはできていないが、ミランに移って心機一転することになるのだろうか。

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「サッカーが大嫌いだった」偉大な父を持つ18歳M・イブラヒモビッチ、父ズラタンとの比較は「嫌だった」

ミラン・フトゥーロのU-18スウェーデン代表FWマキシミリアン・イブラヒモビッチが自らのキャリアについて語った。スウェーデン『Aftonbladet』が伝えた。 現在はミランのシニアアドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモビッチ氏の息子、マキシミリアン。7月にはミランとプロ契約を交わし、下部組織で父と同じプロサッカー選手の道を歩み始めている。 主に左ウイングとしてプレーする18歳は、プリマヴェーラ1でここまで7試合4ゴールと好発進のシーズンに。10月にはU-18スウェーデン代表に初招集された。 マキシミリアンは代表活動中に取材に応じると、9歳から始まったサッカーキャリアを回想。父親が所属したパリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・ユナイテッド、ロサンゼルス・ギャラクシー(LAギャラクシー)のアカデミーを渡り歩くと、その後は母国スウェーデンのハンマルビーでプレーし、2022年8月にミランへ行き着いた。 「どこの国でも良い思い出があるけれど、ミランが一番居心地の良い場所だった」 「始めたのは9歳の時でかなり遅かった。パリの地元クラブで」 「でも(サッカーに)一目惚れしたからじゃない。その逆だ。11歳くらいまではサッカーが大嫌いだった。最悪だった。すべてが間違っていて嫌だった。父と比較されるのも嫌だった」 「でもある日、サッカーへの愛に目覚めた。突然ピンと来たんだ」 また、昔は嫌だったという父との比較についてさらにコメント。今では自分の道を見つけているようだ。 「比較については考えない。僕は僕だし、彼は彼だ。同じポジションをプレーしているわけでもないから、比べることはあまりない」 好きな選手はブラジル代表FWネイマール、先輩のポルトガル代表FWラファエル・レオン、ミランにも所属した元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏だとも明かしたマキシミリアン。ともに練習したことがあるレオンについては「初めて彼を見た時、まるでお菓子屋さんにいる気分だった」というが、「今はむしろ競争相手として見ている」と頼もしいコメントも残した。 <span class="paragraph-title">【動画】U-18代表入り! 取材に応じるマキシミリアン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="vuIK6ScqWUg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.17 15:50 Thu
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マキシ・ロペスが現役引退…バルセロナやミランなどでプレー

リーベル・プレートやバルセロナ、ミランなどでプレーしたアルゼンチン人FWマキシ・ロペス(37)が現役引退を発表した。 マキシ・ロペスは29日に自身の公式SNSを更新。選手として在籍した全てのクラブでのプレー映像とともに「私の夢を実現してくれた皆さんに感謝します。それは美しい旅でした!!!」と、今夏のタイミングでスパイクを脱ぐ決断をしたことを明かした。 リーベル・プレートのユース出身のマキシ・ロペスは、バルセロナやマジョルカ、FCモスクワ、グレミオへのプレーを経て、2010年1月にカターニャに完全移籍。同クラブでは加入半年でリーグ戦11ゴールを挙げ、降格圏に沈んでいたクラブをセリエA残留に導いた。 その後、ミランやサンプドリアへレンタルされると、2014年夏にキエーボ、 2015年冬にトリノ、2017年夏にウディネーゼへ完全移籍。ウディネーゼ退団後はブラジルのヴァスコ・ダ・ガマやセリエB(イタリア2部)に所属したクロトーネでのプレーを経て、昨季はセリエC(イタリア3部)のサンベネデッテーゼに完全移籍していた。 クラブキャリアを通じてはセリエAで215試合、ラ・リーガで43試合、プレミアリーグで22試合など、公式戦400試合以上に出場していた。 2021.07.30 07:00 Fri

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