「1年か2年でブラジルに…」ラモス瑠偉氏が来日時のエピソード明かす、槙野智章氏の憧れは「森保一さん」…Jリーグ30周年記念イベントでトークショー
2023.07.07 21:58 Fri
Jリーグは6日、「Jリーグ30周年記念イベント~おかわり with TikTok~」を都内で実施。Jリーグ公認ショートムービー企画「TikTok Cup 2023」 1st Stageの結果を発表した。
今回のイベントには、元日本代表でJリーグ開幕戦にも出場したラモス瑠偉氏や元日本代表DFの槙野智章氏、Jリーグウォッチャーとして知られる芸人の平畠啓史さん、TikTokクリエイターのウンパルンパさんが登場した。
このイベントではTikTokのエフェクトが新たに発表され、ゲストで出席したラモス氏がJリーグ開幕当初に話題を呼んでいたテレビCM「Jリーグカレー」に出演。そのCMにちなんだエフェクト「ラモス瑠偉なりきりエフェクト」が発表。実際に槙野氏が自身でこのエフェクトを使用したところ、一瞬でラモス氏になってしまうというものが。ラモス氏は当時のCM撮影の裏側を明かし、「16時間も撮影したのに」と、一瞬で変身できた技術の進化に驚いていた。
30年前のJリーグ開幕を知るラモス氏。「早いですよね。まさか、私が30年目も生きてると思わなかった」と冗談混じりにコメント。30周年のイベントに参加したことについては「最高ですね。色々な映像が頭の中で流れました。30年前の映像が浮かんでくるんです」と、当時の経験が映像として流れてくると明かした。
また「今でもワクワクします」と振り返ったラモス氏。「まさかプロになれると思わなかった」とJリーグができてプロ化できるとは思わなかったとし、「来た時のお客さんは120人ぐらいでほとんどが身内」と明かし、「家族を助けるためにきました。日本でちょっとトライしようと。お金目当てできました」と、稼ぎに来たと明かし「盗んでないよ(笑)」と笑いも忘れず。「家族が助かると聞いて、1年か2年違う文化に触れ合って、ブラジルに戻ろうと思っていた」と、長く日本にいるつもりは最初はなかったと明かした。
槙野氏は子供の頃にJリーグが開幕。すでに広島でサッカー少年だった中、憧れの選手は「森保一さんです」とコメント。「一緒にサッカーをしたことがあって、僕の小学校にサッカークリニックでチェルニーと風間さんとかが来たんです。その時に森保さんに頭ポンポンとされて、『サッカー頑張りな』と言われたことを今でも覚えています」と、当時のエピソードを回想した。
また、現役時代にエスコートキッズと絡んでいた理由についても明かし、「小学生の頃にエスコートキッズをやったことがあって、当時手を繋いだ選手が話しかけてくれなかったんです。集中し切っていて、子供たちに何かする余裕がなかった」とコメント。「だから、僕は選手になった時に、子供の頃の思い出があるので、声をかけようと思ってやってました」と、幼少期の思い出が大事になると考えての行動だったと明かした。
ウンパルンパさんは地元が名古屋なのでグランパスのファンだとコメント。子供の頃からスタジアムで試合をよく観ていたと語った中、今年はJリーグの試合で豊田スタジアムでキックインセレモニーを務めることに。「流石に興奮しました。めちゃくちゃ嬉しかった」と、憧れのチームと仕事ができるまでになれたことを喜んでいた。
槙野氏とウンパルンパさんは「TikTok Cup 2023」 で対決。槙野氏率いる「J.LEAGUE United」とウンパルンパさん率いる「FC TikTok」が対決。スキル部門は元Jリーガーの田中パウロ淳一が投稿した「誰にも負けないボールキープのテクニック」が1位に。グルメ部門ではアルビレックス新潟のMF小見洋太が「新潟県佐渡島で獲れた鯛をさばく」というものが1位に。推し部門ではV・ファーレン長崎のGK波多野豪を中心とした選手たちがリズミカルにステップを踏む「サッカー選手のグラスステップ」動画が1位となり、2-1で「J.LEAGUE United」が勝利を収めていた。
今回のイベントには、元日本代表でJリーグ開幕戦にも出場したラモス瑠偉氏や元日本代表DFの槙野智章氏、Jリーグウォッチャーとして知られる芸人の平畠啓史さん、TikTokクリエイターのウンパルンパさんが登場した。
このイベントではTikTokのエフェクトが新たに発表され、ゲストで出席したラモス氏がJリーグ開幕当初に話題を呼んでいたテレビCM「Jリーグカレー」に出演。そのCMにちなんだエフェクト「ラモス瑠偉なりきりエフェクト」が発表。実際に槙野氏が自身でこのエフェクトを使用したところ、一瞬でラモス氏になってしまうというものが。ラモス氏は当時のCM撮影の裏側を明かし、「16時間も撮影したのに」と、一瞬で変身できた技術の進化に驚いていた。
また「今でもワクワクします」と振り返ったラモス氏。「まさかプロになれると思わなかった」とJリーグができてプロ化できるとは思わなかったとし、「来た時のお客さんは120人ぐらいでほとんどが身内」と明かし、「家族を助けるためにきました。日本でちょっとトライしようと。お金目当てできました」と、稼ぎに来たと明かし「盗んでないよ(笑)」と笑いも忘れず。「家族が助かると聞いて、1年か2年違う文化に触れ合って、ブラジルに戻ろうと思っていた」と、長く日本にいるつもりは最初はなかったと明かした。
Jリーグ開幕ゲームの印象についても「ロッカールームに入ってほとんど外に出ないんです」とコメント。「試合が始まる時に出たら、歓声の音で鳥肌が止まらなかったです」と語り、Jリーグ開幕の感動はいまだに忘れないとした。
槙野氏は子供の頃にJリーグが開幕。すでに広島でサッカー少年だった中、憧れの選手は「森保一さんです」とコメント。「一緒にサッカーをしたことがあって、僕の小学校にサッカークリニックでチェルニーと風間さんとかが来たんです。その時に森保さんに頭ポンポンとされて、『サッカー頑張りな』と言われたことを今でも覚えています」と、当時のエピソードを回想した。
また、現役時代にエスコートキッズと絡んでいた理由についても明かし、「小学生の頃にエスコートキッズをやったことがあって、当時手を繋いだ選手が話しかけてくれなかったんです。集中し切っていて、子供たちに何かする余裕がなかった」とコメント。「だから、僕は選手になった時に、子供の頃の思い出があるので、声をかけようと思ってやってました」と、幼少期の思い出が大事になると考えての行動だったと明かした。
ウンパルンパさんは地元が名古屋なのでグランパスのファンだとコメント。子供の頃からスタジアムで試合をよく観ていたと語った中、今年はJリーグの試合で豊田スタジアムでキックインセレモニーを務めることに。「流石に興奮しました。めちゃくちゃ嬉しかった」と、憧れのチームと仕事ができるまでになれたことを喜んでいた。
槙野氏とウンパルンパさんは「TikTok Cup 2023」 で対決。槙野氏率いる「J.LEAGUE United」とウンパルンパさん率いる「FC TikTok」が対決。スキル部門は元Jリーガーの田中パウロ淳一が投稿した「誰にも負けないボールキープのテクニック」が1位に。グルメ部門ではアルビレックス新潟のMF小見洋太が「新潟県佐渡島で獲れた鯛をさばく」というものが1位に。推し部門ではV・ファーレン長崎のGK波多野豪を中心とした選手たちがリズミカルにステップを踏む「サッカー選手のグラスステップ」動画が1位となり、2-1で「J.LEAGUE United」が勝利を収めていた。
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「ドリブル天下一」ラモス瑠偉氏が前園真聖氏との“ヴェルディ2ショット”を披露!「自分の中で一番の才能」
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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/CenhP_0OE8-/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">ラモス瑠偉 RuyRamos(@ruyramos10official)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2022.06.11 07:35 Sat2
「本当に幸せな1日」超盛りだくさんの引退試合を終えた中村憲剛、憧れの人、息子とも共演「これ以上ない引退試合だった」
14日、元日本代表MF中村憲剛氏の引退試合が自身が18年間本拠地としてプレーしたUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(等々力陸上競技場)で行われた。 イベント盛りだくさんとなった異例の引退試合。前夜祭や街頭演説など、イベントごとが得意な川崎フロンターレ一筋でキャリアを終え中村らしさ溢れる引退試合となった。 試合も前半は日本代表のチームで戦い、後半は川崎FのOBや現役選手とプレーした中村。2万人を超えるファン・サポーターが集まった引退試合の後、中村は記者会見に臨み振り返った。 「本当に幸せな1日でした。ピッチ上の選手たちも含めて、ファン・サポーターの皆さんだったり、自分の見ている景色というのは最高でしたし、選手のみんなも凄く楽しかったと言ってくれたのでそれが全てかなと思います」 「自分がどうこうよりもみなさんに楽しんでもらいたかったですし、みなさんが楽しんでいるのを見て僕も楽しんでいたので、もう言うことはないです。ありがとうございます」 中央大学からプロ入りし、川崎F一筋でプレー。2020年に引退するまで18年間プレーしたクラブについては「18年居たのでそのものというか、皆さんと共に歩んで来させていただいたクラブであり選手なので、感謝を伝えたいなと思っていました。川崎に入らなければこういう選手にはなっていなかったと思っているので、みなさんに育ててもらったと思いますし、そのものと言っても過言ではないです」とコメント。「今日川崎の皆さんに感謝の1日をということは、1月の段階で引退試合をやると決めた時に、僕のテーマでありみんなのテーマであったので、凄く皆さんが楽しんでいただけたので良かったと思います」と、ファンへの恩返しという点でも良い1日だったとした。 多くのイベントが起こった中で、最も印象に残っているのは試合後のサプライズだったという。「最後じゃないですかね。家長と谷口がお寿司とお茶を持ってきてくれました。普通引退試合は少ししんみりするかなと思うんですが、笑いに持っていくあたりが我がチームだなと思います」とコメント。チームメイトであった家長昭博、谷口彰悟が寿司屋の衣装に着替えて寿司とお茶を差し出し、引退試合を占めたシーンをあげた。お茶の“あがり”とかけた締めには「あがりましたね。4年間かかりましたが、最終的にみなさんの前でプレーできましたし、楽しい時間を共有させて頂いたので、思い残すことはないです」と、満足いく引退試合になったとした。 引退試合前にはなでしこジャパンのレジェンドたちとエキシビジョンマッチも行った中村。中村のチームには、ラモス瑠偉さん、息子の中村龍剛(日大藤沢高校1年)、そして最後には少年団時代の先輩である澤穂希さんもチームメイトとしてプレーした。 「ラモスさんが参加いただくことが決まって、息子は今週入る形になりました。彼には彼の大事なチームがあるんですが、兼ね合いでこっちに来ることになりました」 「彼は生まれてすぐぐらいから等々力に来ていましたが、彼は今日初めて等々力のピッチに足を踏み入れたんですが、親の僕が驚くぐらい普通にやっているので大したもんだなと思います」 「ラモスさんとパス交換をウォーミングアップの時点でできたことが堪らなすぎました。ラモスさんに憧れて、追いかけてサッカー選手を目指したので、『ラモスと蹴ってる…俺』って思いました。ただ、ウォーミングアップの時にテンションが上がり過ぎてしまったのは良くなかったかなと思いますが、それぐらいラモスさんは僕にとっては大事な存在です」 「そのラモスさんと僕と息子でパス交換ができて、最後澤さんも入ることは直前に決まったことなので、感謝しています。夢のような時間でした。このままずっとサッカーできたら良いのにと思ったぐらいです」 自身の憧れの選手、少年時代の先輩、そしてサッカーをプレーしている息子との共演も果たした中村は、引退試合を締めるFKも鮮やかに決め、全員で「14」の文字を作るセレブレーションも受けていた。 FKでのゴールについては「ジャパンフレンズの時に2本外していたので、完全にビビっていました。公式戦より厳しい空気でした。正直置きに行ってました」とコメント。「最後みんなが壁をえらい低くしてくれたんですが、逆にプレッシャーになりました。外したら洒落にならないなと。みんなのお心遣い、気遣いは最高で、感謝しかないです」と、喜ばしい演出だったとした。 ただ「決めないと終わらないと思ったので、1本目は安藤にしっかり止められたんですが、さすが安藤だなと」と、川崎Fの後輩でもあるGK安藤駿介について言及。「どう考えても決めさせる流れだったと思うんですが、さっき安藤とも話して『あれは取りますよ』と。僕のコースが甘かっただけでした。2本目はしっかり決められて、自分のプレーヤーとしての時間は終わったので、色々な意味で皆さんに感謝したいです」と、気遣いに感謝した。 一方で、エキシビジョンマッチでは“霊長類最強”の異名を持つ元レスリングの金メダリストである吉田沙保里さんのタックルを受けるシーンが。「気がついたら倒れてました」と振り返った中村は、「世界を制したタックルはこれかと。まさか等々力の芝の上で体感するとは思わなかったですが、吉田沙織さんが参戦すると決まった時からちょっとやって欲しかったというのもありました。わざと寄せに行って、小さい声でタックル、タックルと言っていたらしっかりやってくれました。家本さんもその後うまくコントロールしてくれました。どう考えてもイエローカードですけど、グリーンカードで諸々良かったと思います」と、良いパフォーマンスになったとした。 中村はコロナ禍で現役引退。当時は声出し応援が禁止となっており、引退時にはファン・サポーターから応援して送り出してはもらえなかった。しかし、引退後に声出し応援が解禁した中で、スタジアムに戻ってきた時にチャントが歌われたことで、引退試合を行いたいと思ったと語っていた。 その中村は最後にサポーターに対してチャントを歌ってくれないかと要求。大きなチャントで送り出されていた中、改めて振り返った。 「4年前の引退セレモニーのところで、あの時はみんなの声の音源を流したと。当時はしょうがないなと思って引退しました」 「ただJリーグに歓声が戻ってきて、2年前もチャントを歌ってもらって、そこで今回の引退試合をやりたいなというきっかけになるんですけど、最後にチャントを歌ってもらって幸せ者だなと思いました。本当に終わる、卒業だなと。選手を辞めて4年経っているんですが、あの時止まっていたものが動き出すというか、結局終わったんですが、みんなにちゃんと送ってもらったと」 「ファン・サポーターの皆さんも大きな声を出して、おもいっきり思いを僕にぶつけてくれたと思いますし、試合中に何度もチャントを歌ってもらったので、言うことないです。これで悔いがあったらバチが当たると思います。それぐらい幸せな時間をみんなと過ごさせてもらったので、これ以上ない引退試合だったと思います」 これで選手として、綺麗に幕を下ろせた中村。この先の進路についても言及した。 「引退する時も話はしたんですが、僕にはいくつかちゃんと道を作るということがありました。指導者、普及活動、解説もそうです。とにかくサッカーを知ってもらいたい、広げたい。日本サッカーのレベルをみんなであげたいという中で、自分の役割はあると思いますし、この4年間は現役の時よりみなさんに会う機会が増えたと思います。 それぐらいみなさんと一緒に歩んできていて、ここから先は決まっていませんが、どうなっても自分の信念の下に頑張っていきたいなと思います。コツコツやるだけです」 色々なビジョンをしっかり持っている中村。改めて、現役時代の最終戦となった天皇杯決勝について振り返り、出場できずに最後を迎えた中、こうして引退試合を行ったことを振り返った。 「あの試合はあの試合だし、この試合はこの試合だという割り切り方はできると思っています。ただ、あそこでは鬼さん(鬼木達)の判断で延長戦を睨んでいるということは理解していました。あの時はチームが優勝したので、良かったなということは変わらないです」 「ただ、周りの皆さんからは出て欲しかったという声が凄く多くて、その声は今回の引退試合の理由にはつながっていないです。ただ、あの時は国立競技場でしたし、等々力でもう1回みんなの前でプレーする姿を見せたかったというのはありました」 「鬼さんとさっき話しましたが、鬼さんがあの決勝に出すことができなかったことで思うところがあったと。今回自分が鬼さんを参加選手として呼んで、一緒にプレーして、こういう時間を過ごせたことはすごく良かったと鬼さんに言ってもらえたので、それは自分にとっては一番嬉しかったです」 今シーズン限りで川崎Fを離れ、鹿島アントラーズの監督に就任した鬼木達監督と選手同士でピッチを共にした中村。改めて多くの人々を呼んで行えた引退試合を振り返り、楽しい時間を過ごせたことを喜んだ。 「僕もここ数年で引退試合に出させていただく機会が増えて、なんというか現役としてやっている時のピリピリ感はないので、懐かしい顔に会える。僕も去年、俊さん(中村俊輔)や橋さん(橋本英郎)の試合に出た時に凄く感じました」 「今回自分が引退試合をやるとなって、本当に多くの方を呼びたいなと思っていましたし、日本代表の方達だったり、川崎フロンターレを現役ではなく移籍したり別のところに行った選手のプレーを、ファン・サポーターたちのみなさんにも元フロンターレの選手、元日本代表の選手のプレーを等々力のピッチで見て欲しかったのがありました」 「ピッチ内はそうでしたし、ピッチ外では楽しそうに見えていました。凄く良い時間だったという言葉を聞けたのが良かったです。みんながそう言ってくれたので、満足です」 <span class="paragraph-title">【動画】元チームメイトが寿司を振る舞う!? 最後にはチャントの大合唱</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 独占ライブ配信中 <a href="https://t.co/F4SQ2cEv83">pic.twitter.com/F4SQ2cEv83</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1867833391954985327?ref_src=twsrc%5Etfw">December 14, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 独占ライブ配信中 <a href="https://t.co/q0HzxgFku8">pic.twitter.com/q0HzxgFku8</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1867836251195285722?ref_src=twsrc%5Etfw">December 14, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.14 22:05 Sat3
