レスター&リーズの降格2クラブ、新監督にジェラード氏招へいを検討か
2023.06.05 21:26 Mon
スティーブン・ジェラード氏(43)の現場復帰が浮上した。イギリス『サン』が伝えている。
リバプールのレジェンド・ジェラード氏。指揮官としては2020-21シーズンにセルティックの9連覇を阻んでレンジャーズを10年ぶりのリーグ制覇に導いた功績が眩しいが、2021年11月に就任したアストン・ビラでは結果を残せず、2022年10月に1年足らずで解任された。
アストン・ビラを離れてからはコメンテーターとして人気を博しているものの、今シーズンのプレミアリーグも終了し、新たな指揮官を探す2クラブがジェラード氏の招へいを検討しているという。
それは来シーズンからチャンピオンシップ(イングランド2部)で戦うレスター・シティとリーズ・ユナイテッド。レスターについては前チェルシー指揮官のグレアム・ポッター氏(48)が本命だが、早急な現場復帰に難色を示されているとのことだ。
一方、ジェラード氏のレスター行きが実現した場合、レンジャーズとアストン・ビラでジェラード氏の副官を務めたギャリー・マカリスター氏(58)が同行する見込み。マカリスター氏は現役時代にレスターで5年間プレーしており、降格に落胆するファンにとって嬉しいニュースになるようだ。
リバプールのレジェンド・ジェラード氏。指揮官としては2020-21シーズンにセルティックの9連覇を阻んでレンジャーズを10年ぶりのリーグ制覇に導いた功績が眩しいが、2021年11月に就任したアストン・ビラでは結果を残せず、2022年10月に1年足らずで解任された。
アストン・ビラを離れてからはコメンテーターとして人気を博しているものの、今シーズンのプレミアリーグも終了し、新たな指揮官を探す2クラブがジェラード氏の招へいを検討しているという。
一方、ジェラード氏のレスター行きが実現した場合、レンジャーズとアストン・ビラでジェラード氏の副官を務めたギャリー・マカリスター氏(58)が同行する見込み。マカリスター氏は現役時代にレスターで5年間プレーしており、降格に落胆するファンにとって嬉しいニュースになるようだ。
将来的にはイングランド代表を指揮することも期待されているジェラード氏。アストン・ビラでは悔しいシーズン途中の解任となったが、2部リーグからリスタートするのも悪くない選択肢だろう。
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アストン・ビラのスティーブン・ジェラード監督が、現役時代の17年前にチャンピオンズリーグ(CL)で決めたミドルシュートに再び脚光が当てられている。 幼少の頃からリバプールの下部組織で育ったジェラード氏は、1998年にデビュー。当初は右サイドバックとして起用されていたが、センターハーフにコンバートされてその稀有な才能を開花させる。 2000-01シーズンにレギュラーに定着すると、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)、FAカップ、リーグカップの3冠に貢献。2004-05シーズンのCLでは、チームを救うゴールを決めている。 2004年の12月8日に行われたCLグループリーグ最終節のオリンピア戦。チームはここまで2勝1分け2敗と苦しんでいた状況だった。 試合はFWリバウドのゴールで先制を許すも、リバプールが何とか逆転。そして86分に、頼れる主将が試合を決める。左サイドからのクロスをFWニール・メラーが頭で落とすと、ペナルティーアーク手前に転々としたボールをジェラードが右足一閃。“ジェラード砲”と呼ばれた強烈なシュートがゴール右へと突き刺さった。 リバプールの公式SNSをはじめ、多くの海外メディアもこのゴールを回顧。「イスタンブールへの道を切り開いた」、「叫んだのを覚えている」、「伝説だ」、「最高のゴール」とファンたちも“ジェラード砲”を懐かしんだ。 決勝トーナメント進出を決めたリバプールは、勢いに乗ってCL決勝まで到達。決勝のミラン戦では圧倒され前半を0-3で終えるも、ジェラードがヘディングシュートを決めて反撃の狼煙を上げると、クラブはそのまま同点に追いつき、延長の末PK戦で勝利。“イスタンブールの奇跡”と呼ばれる伝説を成し遂げた。 伝説的な試合の中心選手となったジェラード氏は、その後もリバプールのキャプテンとしてチームを牽引。2015年夏にMLS(メジャーリーグ・サッカー)のロサンゼルス・ギャラクシーに移籍するまでに、クラブ史上3人目となる公式戦通算700試合出場を達成していた。 <span class="paragraph-title">【動画】伝説の“ジェラード砲”</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/OnThisDay?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OnThisDay</a> in 2004, Steven Gerrard scored incredible strike against Olympiacos <a href="https://t.co/vQIqCHZakg">pic.twitter.com/vQIqCHZakg</a></p>— Liverpool FC (@LFC) <a href="https://twitter.com/LFC/status/1468513431032586240?ref_src=twsrc%5Etfw">December 8, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.12.09 21:25 Thu4
「一生の思い出」 リバプール指揮の夢叶ったエリクソン氏が感謝! 「大きな勝者はここの全員」
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イングランドでの女子サッカー熱はかなり高まりを見せているようだ。 FA女子スーパーリーグ(FAWSL)は、イングランドの女子サッカーの最高峰リーグ。プレミアリーグに所属するトップクラブの女子チームの多くが参戦している。 近年は日本人選手も大量にプレーしており、今シーズンはなでしこジャパンでプレーするMF長谷川唯(マンチェスター・シティ)、MF長野風花(リバプール)、FW宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)、DF清水梨紗、MF林穂之香、FW植木理子(いずれもウェストハム)、FW浜野まいか(チェルシー)、MF籾木結花、MF宝田沙織(共にレスター・シティ)がプレーしている。 その他にもワールドクラスの選手が多くプレーするFAWSLだが、今シーズンの人気は圧倒的だという。 イギリス『BBC』によると、15日にスタンフォード・ブリッジで行われたチェルシーvsアーセナルでは、チェルシーがクラブ記録となる3万2970人を動員したとのこと。この試合により、今シーズンの総入場者数が71万7721人となった。 年々人気が高まっており、2022-23シーズンは過去最高の入場者数を記録。その数は68万9297人であり、すでに今シーズンは記録を更新することとなった。 なお、リーグ戦は残り6節、36試合あり、いかに今シーズンの集客数が飛び抜けているかが分かるだろう。 その要因の1つは男子チームが使用するスタジアムでの試合数が増加したこともあるとされ、スタジアムのキャパシティが大幅に増えたことが影響。ただ、そのキャパシティを埋めるだけの観客が集まることが熱狂を産んでいる。 2月にはアーセナルがマンチェスター・ユナイテッドをエミレーツ・スタジアムに迎えた試合で、6万160人を動員。これはFAWSL史上最高記録となっている。 2024.03.20 13:10 Wed4
岡崎慎司に続き、レスター“奇跡の優勝”メンバーがまたも引退決断…アンディ・キングが幼少期からファンだったクラブでプロキャリアに終止符「これが完璧な引退の仕方」
ブリストル・シティに所属する元ウェールズ代表MFアンディ・キング(35)が、今シーズン限りでの現役引退を発表した。 キングはチェルシーユースからレスター・シティの下部組織に移籍。2007年7月にファーストチームに昇格しプロキャリアをスタートさせた。 レスターでプレーを続け、2015-16シーズンには元日本代表FW岡崎慎司らと共に、奇跡のプレミアリーグ優勝を経験。チームを支えたものの、その後はスウォンジー・シティ、ダービー・カウンティ、レンジャーズ、ハダースフィールド・タウンとレンタル移籍を繰り返し、2020年7月にレスターを退団。2021年1月にOHルーヴェンに加入すると、2021年7月に幼少期からファンだったブリストルへと完全移籍していた。 レスターでは公式戦通算379試合に出場し62ゴール24アシストを記録。ブリストルでも公式戦63試合で1ゴール5アシストを記録していた。 今シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)を戦うチームで出番が減り、公式戦17試合で616分間のプレーに終わっていた。 また、ウェールズ代表としてもプレーし、代表通算50試合2ゴールを記録していた。 レスター時代には2008-09シーズンにリーグ1(イングランド3部)、2013-14シーズンにチャンピオンシップでも優勝しており、同一チームで3つのリーグで優勝した最初で唯一の選手となっている。 キングはクラブを通じてコメントしている。 「素晴らしいサポートをしてくれた皆さんに感謝する。ここでの3年間は本当に大好きだった」 「僕が子供の頃から試合を見に来て、何年も過ごしてきたこのフットボールクラブでプレーすることができ、本当に光栄だった」 「自分のためにユニフォームを着て、家族と共にアシュトンゲートを出ることができるのは、僕の子供たちにとっても特別なことだった」 「最後の試合はブリストル・シティのシャツを着たいと思っていたし、それが僕にとって完璧な引退の仕方だと思っている」 2024.05.04 12:25 Sat5