植木理子らなでしこ勢が揃い踏み!東京NBがN相模原に快勝で今節での浦和L優勝を阻止《WEリーグ》

2023.05.20 18:55 Sat
©WE LEAGUE
2022-23 Yogibo WEリーグ第19節、日テレ・東京ヴェルディベレーザvsノジマステラ神奈川相模原が20日に味の素フィールド西が丘で行われ、3-0でホームの東京NBが勝利を収めた。前節のちふれASエルフェン埼玉戦で9-0という記録的大勝を収めた3位・東京NBは、引き続き3バックを採用。前節前半途中で負傷交代したキャプテンの村松智子に代わり、スリーセンターの中央は19歳・坂部幸菜が務めた。

対するN相模原は、ここまでリーグ戦全試合先発中だった左サイドバックの平野優花に代わり、古巣対戦となる小林海青が今季初めて先発に名を連ねた。
東京NBが引き分け以下なら明日の結果次第で三菱重工浦和レッズレディースの優勝が決まるという条件下、徐々に東京NBの勢いを削いだN相模原が杉田亜未南野亜里沙のフィニッシュでゴールに迫る。

ただ、セットプレーを含めたチャンスを生かせずにいると、一瞬の隙を突いた東京NBが先制点を奪取。25分、藤野あおばの斜めのスルーパスに反応した植木理子がGKとの一対一を冷静に制した。
前節1試合5得点を挙げて得点ランキングトップに立った植木の今季13得点目で試合を動かした東京NBはなおも攻勢が続き、54分に追加点を奪取。小林里歌子が一列降りてセンターサークル付近からN相模原守備の隙間へスプリントをかけ、宮川麻都の好フィードを引き出すと、最後はニアへの強烈な一撃を突き刺した。

89分には持ち味のビルドアップ力を生かして中央を崩し、抜け出した藤野がGKを手玉に取る4試合ぶりとなる今季9ゴールを沈めて勝負あり。貫録を見せた皇后杯女王が3-0で連勝を飾り、浦和Lの今節優勝に待ったをかけている。

◆第19節
5月20日
日テレ・東京ヴェルディベレーザ 3-0 ノジマステラ神奈川相模原

5月21日
アルビレックス新潟レディース vs AC長野パルセイロ・レディース
三菱重工浦和レッズレディース vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
ちふれASエルフェン埼玉 vs INAC神戸レオネッサ

4月15日
サンフレッチェ広島レジーナ 0-0 大宮アルディージャVENTUS

WE ACTION DAY(今節試合なし)
マイナビ仙台レディース

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最下位大宮Vが今季初勝利で後半戦スタート! 首位・東京NBは若手が躍動し3連勝、猶本光が長期離脱から復活アシストの浦和も勝利【SOMPO WEリーグ】

2024-25 SOMPO WEリーグ第12節の5試合が、1日〜3日にかけて各地で行われた。 前半戦終了から2カ月半を経て後半戦がスタート。前節首位浮上の日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点25)は、8位AC長野パルセイロ・レディース(勝ち点14)とアウェイで対戦した。 東京NBは10分、前節初ゴールを挙げた18歳の眞城美春がボックス手前やや右寄りの位置でFKを獲得。自らキッカーを務めると、ゴール右上を狙ったボールがクロスバーを叩いてネットを揺らす。 32分にはクロスからの競り合いをこちらも18歳の松永未夢が制し、東京NBに追加点。後半立ち上がりには19歳の樋渡百花、20歳の土方麻椰が追加点。AC長野も終盤に川船暁海が1点を返すが、1-4で試合終了。若手が躍動した東京NBが3連勝で首位をキープしている。 前節初黒星で首位陥落のINAC神戸レオネッサ(勝ち点24)は、9位ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点13)をホームに迎えた一戦。13分、右サイドでFKを得たI神戸は、土光真代のクロスから井手ひなた。GKの頭上を越すヘディングシュートで先制点をもたらす。 さらに成宮唯のミドルもあったI神戸だが、クロスバーの跳ね返されると愛川陽菜のヘディングシュートはGK浅野菜摘がセーブ。後半に入るとEL埼玉の吉田莉胡がゴールに迫ったが、左足のシュートは左ポストをかすめる。 その後は互いに決定機を迎えたが、次の1点は生まれず。1点で逃げ切ったI神戸が仕切り直しの勝利で後半戦をスタートしている。 今シーズンの公式戦勝利がなく、最下位に沈む大宮アルディージャVENTUS(勝ち点3)は、11位ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点6)とホームで下位同士の直接対決。大宮Vは開始直後の左CKから先制。髙橋美紀のインスイングのクロスに金平莉紗が合わせた。 1点リードのまま終盤を迎えた大宮Vだが、N相模原が82分に同点ゴール。伊東珠梨がゴール前に浮き球のパスを送ると、大竹麻友が太ももで合わせる。クロスバーに当たったボールを大竹自ら押し込んだ。 逆転のチャンスもあったN相模原だが、大宮VのGK今村南海が好セーブ。すると後半アディショナルタイム、左サイドの乗松瑠華の浮き球のボールに齊藤夕眞が抜け出す。バウンドに右足を合わせて流し込み、大宮Vが勝ち越し。劇的な形で今シーズン初勝利を手にしている。 首位を追いかける三菱重工浦和レッズレディースは、月曜日のナイトゲームとなった中ジェフユナイテッド市原・千葉をホームに迎えた。 日中から埼玉では大雪が降っていた中、試合前には止むことに。ただ、ピッチには雪が積もり雪かきが行われた中で行われた。 皇后杯を制して臨む後半戦。ケガでの長期離脱から復帰したMF猶本光が今季初出場を果たした。 試合はホームの浦和が序盤から攻め込む展開となると35分、右CKを獲得すると、伊藤美紀がクロス。この流れからシュートブロックのこぼれ球を伊藤がボックス内右から強烈なミドルシュートを叩き込み、浦和が先制する。 その後はなかなかゴールが生まれない展開となる中で時間が経過。後半もゴールが生まれなかったが84分、FKの流れから左サイドでボールを持った猶本がボックス左を仕掛けてクロス。これを後藤若葉が飛び込みヘッド。WEリーグ初ゴールが決まり、リードを2点に。そのまま逃げ切り2-0で勝利し、2位に浮上した。 その他、4位サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点17)は10位マイナビ仙台レディース(勝ち点7)とゴールレスドロー。5位アルビレックス新潟レディース(勝ち点17)は、後半アディショナルタイムの下吉優衣のゴールで7位セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点14)相手に逆転勝利を挙げた。 <h3>◆2024-25 SOMPO WEリーグ第11節</h3> ▽3月1日(土) INAC神戸レオネッサ 1-0 ちふれASエルフェン埼玉 【I神戸】 井手ひなた(前13) 大宮アルディージャVENTUS 2-1 ノジマステラ神奈川相模原 【大宮V】 金平莉紗(前1) 齊藤夕眞(後45+3) 【N相模原】 大竹麻友(後37) ▽3月2日(日) セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-2 アルビレックス新潟レディース 【C大阪】 矢形海優(後1) 【新潟L】 上尾野辺めぐみ(後10) 下吉優衣(後45+4) マイナビ仙台レディース 0-0 サンフレッチェ広島レジーナ AC長野パルセイロ・レディース 1-4 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【AC長野】 川船暁海(後34) 【東京NB】 眞城美春(前10) 松永未夢(前32) 樋渡百花(後3) 土方麻椰(後9) ▽3月3日(月) 三菱重工浦和レッズレディース 2-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 【浦和】 伊藤美紀(前35) 後藤若葉(後39) <span class="paragraph-title">【動画】齊藤夕眞が劇的弾!大宮Vに初勝利もたらす</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="4U7DbyriGxE";var video_start = 139;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.03 21:30 Mon

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