新宿が元Jリーガー3人で4ゴール、二川孝広監督率いる枚方を撃破! 首位ソニーvs2位滋賀は痛み分け【JFL第8節】

2023.05.14 16:02 Sun
日本フットボールリーグ(JFL)第8節の7試合が13日から14日にかけて各地で行われた。

首位を走るソニー仙台FCはホームで2位レイラック滋賀との直接対決。滋賀より1試合消化が多いなかで勝ち点差は「1」となっており、ここで白星を掴んで突き放しておきたいところだったが、0-0のゴールレスドローに終わった。
一方、3位のヴェルスパ大分はアウェイで東京武蔵野ユナイテッドFCと対戦。首位と2位が勝ち点1の積み上げにとどまったなか、勝利すれば首位浮上という状況だったが、35分と45分に立て続けの2失点を喫してしまう。2点ビハインドで迎えた後半は69分にMF藤本拓臣のゴールで1点を返したが、これ以上の反撃は叶わず、1-2の敗戦となった。

クリアソン新宿はアウェイで二川孝広監督率いるFCティアモ枚方と対戦。0-0で迎えた52分、かつて栃木SCやザスパクサツ群馬などで活躍した33歳のDF瀬川和樹が先制点を決めると、瀬川は60分にも追加点を叩き込む。

新宿は69分にも元カマタマーレ讃岐のMF池谷友喜が3点目、1点を返された80分に元AC長野パルセイロのFW佐野翼が4点目をゲット。終了間際に再び失点するも、元Jリーガーの4ゴールで2-4と勝利した新宿が連敗を2で止め、3試合ぶりの白星となった。
第8節を終えて首位はソニー仙台。ソニー仙台から13位のFCマルヤス岡崎までの勝ち点差が「6」しかない混戦状態となっている。一方、14位、15位(最下位)は昇格組の沖縄SV、ブリオベッカ浦安。両チームは今節で対戦も、0-0のドローで勝ち点1の積み上げにとどまっている。

◆JFL第8節
FCマルヤス岡崎 2-2 高知ユナイテッドSC
東京武蔵野ユナイテッドFC 2-1 ヴェルスパ大分
ヴィアティン三重 0-1 Honda FC
ミネベアミツミFC 1-0 ラインメール青森
FCティアモ枚方 2-4 クリアソン新宿
ソニー仙台FC 0-0 レイラック滋賀
ブリオベッカ浦安 0-0 沖縄SV

※今節試合なし
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