19位低迷のリーズがハビ・グラシアを新指揮官に招へい! かつてワトフォードを指揮

2023.02.22 05:30 Wed
Getty Images
リーズ・ユナイテッドは21日、ハビ・グラシア氏(52)の新監督就任を発表した。

イギリス『BBC』などの報道によると、イギリスの労働許可証取得などの諸々の手続き完了を前提にグラシア氏は延長オプション付きの今シーズン終了までの契約にサインしたという。

降格圏の19位に低迷するリーズは今月6日、ジェシー・マーシュ前監督を解任。現在はマイケル・スクバラ氏ら3人のコーチを暫定指揮官に据えている状況。
新指揮官探しに奔走するクラブは、これまでWBAのカルロス・コルベラン監督、ラージョ・バジェカーノのアンドニ・イラオラ監督、フェイエノールトのアルネ・スロット監督、元アヤックスのアルフレッド・スロイデル氏らの引き抜きを目指したものの、いずれの交渉も失敗していた。

そういった中、過去にワトフォードを指揮した経験を持つ52歳のスペイン人指揮官の招へいに成功した。
これまでルビン・カザンやマラガ、バレンシアなどで指揮官を歴任してきたグラシア氏は、2021年11月からカタールのアル・サッドの監督に就任。2021-22シーズンのカタール・スターズリーグ制覇にチームを導いたが、シーズン終了後に退任し、その後はフリーの状態が続いていた。

なお、2018年1月から2019年9月まで指揮したワトフォードではマルコ・シウバ監督の後任としてリーグ戦10位のチームを引き継ぎ、就任1年目は14位での残留に導いた。就任2年目はクラブ史上初の開幕4連勝に導き、8月の月間最優秀監督賞を受賞。最終的に11位でシーズンを終えたが、3年目は開幕からの不振によって早期解任となっていた。

リーズではマルセロ・ビエルサ監督、マーシュ前監督の下でアグレッシブな攻撃的スタイルを標榜していたが、新指揮官はやや後ろに重心が重い守備的なスタイルと、相手のストロングを消すことに長けた堅実な戦いぶりが印象的だ。残留に向けて大きく舵を切ることになるが、その選択は吉と出るか凶と出るか…。

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