ウルグアイ代表のビエルサ監督が怒り爆発「それは共犯だ」、ヌニェスの暴力行為に対するメディアの対応に苦言「我々が口を開くことを望んでいる」

2024.07.13 10:50 Sat
表面だけを捉えようとするメディアに怒りを示したビエルサ監督
Getty Images
表面だけを捉えようとするメディアに怒りを示したビエルサ監督
ウルグアイ代表マルセロ・ビエルサ監督が怒りを露わにしている。『ESPN』が伝えた。コパ・アメリカ2024に臨むウルグアイ代表を指揮しているビエルサ監督。チームはベスト4に勝ち上がるも、準決勝でコロンビア代表に0-1で敗れて敗戦。カナダ代表との3位決定戦に回ることとなった。

しかし、この準決勝の試合後に大きな問題が発生。一部のコロンビア代表ファンと、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスらがスタンドで殴り合いの乱闘騒ぎになっていた。
報道やファンではヌニェスの行為に批判が殺到し、南米サッカー連盟(CONMEBOL)も「あらゆる暴力行為を強く非難する」と声明を発表。一方で、ウルグアイサッカー連盟(AUF)は家族や子供たちに危害が加えられそうになっていたことを指摘。守るためにやった行為だと主張している。

14日(現地時間13日)に3位決定戦を控える中、ビエルサ監督が記者会見に出席。その際に、報道陣から今回の件について質問されると怒りを露わに。暴力行為だけに目を向け、何が実際に起こっていたかを伝えずに、発言を引き出そうとするメディアの姿勢に怒りを露わにしていた。
「発言すれば受けるであろう、あらゆる脅迫を考えて発言しなければならない。私が言えることは、選手たちは他の人々と同じ様に反応したということだけだ」

「もし、何かが起きていることを目の当たりにし、彼らが他に手段がない状況でガールフレンドや母親、赤ん坊、妻たちが襲われていたら、あなたならどうする?」

「あなたは助けに向かった人たちに制裁が課されるかどうかを聞いているのか?これは共犯のレベルだ。なぜなら、質問は共犯者になる手段でもある」

「皆さん全員が同じ様に考えているかどうかは分からないが、もし皆さんの質問が誰かによって聞かれなければ、これはジャーナリストが言うべきことであり、私が口を開くリスクを冒して言うべきことではない」

「過剰な反応や暴力行為を見た時、もちろん暴力的な反応を支持する人は誰もいないだろう。しかし、まず見なければならないのは、彼らが何に反応しているのかと言うことだ。そして、もっと違うやり方があったのかどうかだ」

「皆さんはそれを知っているにも関わらず、こちら側、我々がそれについて口を開くことを望んでいる。そうすれば、何が起きたかを指摘し、何らかの影響を受けるのはあなたたちではないからだ」

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アルマダの強烈ミドル弾でアルゼンチンがウルグアイとの上位対決を制す!【2026年W杯南米予選】

2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選の第13節のウルグアイ代表vsアルゼンチン代表が21日に行われ、0-1でアルゼンチンが勝利した。 ここまでW杯南米予選5勝5分け2敗で3位のウルグアイは、ロナルド・アラウホやホセ・マリア・ヒメネス、フェデリコ・バルベルデ、ダルウィン・ヌニェスら主力を順当にスタメンで起用した。 一方、8勝1分3敗で首位を走るアルゼンチンは、守護神エミリアーノ・マルティネス、ニコラス・オタメンディ、アレクシス・マク・アリスター、フリアン・アルバレスらをスタメンで起用。3トップにジュリアーノ・シメオネ、アルバレス、ティアゴ・アルマダを並べた[4-3-3]の布陣で試合に臨んだ。 試合は強豪国同士らしく一進一退の展開が続くなか、互いにアタッキングサードでの精彩を欠き、25分を過ぎても決定機はなく膠着状態が続く。 そんな中、アルゼンチンは27分にボックス左でパスを受けたエンソ・フェルナンデスのコントロールショットで最初の枠内シュートを放ったが、これはGKロチェが難なくキャッチした。 ハーフタイムにかけてはややアルゼンチンが攻勢を強めると、43分に最初の決定機を作る。敵陣でのボール奪取からショートカウンターを仕掛けると、マク・アリスターのパスでボックス右深くまで侵入したG・シメオネがクロスを供給。相手GKが弾いたボールにエンソ・フェルナンデスが詰めたが、シュートはDFヒメネスのスライディングブロックに阻まれた。 ゴールレスで迎えた後半、アルゼンチンは開始早々の49分にカウンターからアルマダに決定機が訪れたが、ボックス左手前からのシュートはGKロチェのセーブに防がれた。 後半も拮抗した時間が続くなか、アルゼンチンが68分にスコアを動かす。ドリブルでボックス左横まで侵攻したアルバレスのマイナスのパスをボックス左手前で受けたアルマダが右足一閃。高速シュートがゴール右隅に突き刺さった。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、アルゼンチンは試合終了間際の95分にルーズボールに反応したニコラス・ゴンサレスの高く上げた左足がヘディングで処理しようとしたナンデスの頭部に当たると、主審はレッドカードを提示。 最終盤に数的不利となったアルゼンチンだったが、ウルグアイの反撃を無失点で凌ぎ切り、1-0で勝利した。 また、5位のエクアドル代表はエネル・バレンシアの2ゴールで8位ベネズエラ代表を2-1で下し、2位に浮上している。 ◆第13節結果 ▽3/21(金) エクアドル代表 2-1 ベネズエラ代表 ウルグアイ代表 0-1 アルゼンチン代表 ▽3/20(木) パラグアイ代表 1-0 チリ代表 ブラジル代表 2-1 コロンビア代表 ペルー代表 3-1 ボリビア代表 ◆順位表 1.アルゼンチン代表(28/+15) 2.エクアドル代表(22/+8) 3.ブラジル代表(21/+7) 4.ウルグアイ代表(20/+7) 5.パラグアイ代表(20/+2) 6.コロンビア代表(19/+4) ーーーW杯出場ーーー 7.ボリビア代表(13/-16) ーーー大陸間POーーー 8.ベネズエラ代表(12/-5) 9.ペルー代表(10/-10) 10.チリ代表(9/-12) ※()内は勝ち点/得失 ※エクアドルは選手の国籍詐称で-3ptからスタート 2025.03.22 10:40 Sat

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