準決勝はどちらもPK決着! 決勝は岡山学芸館vs東山でどっちが勝っても初優勝に【高校サッカー選手権】
2023.01.07 21:45 Sat
12月28日に開幕した第101回全国高校サッカー選手権大会。7日に準決勝の2試合が国立競技場で行われた。ベスト4に残ったどの学校が優勝しても初優勝となる中、第1試合では2006年以来のベスト4進出を果たし、卒業後はボルシアMG入りが決まっているFW福田師王を擁する神村学園(鹿児島)と、初のベスト4進出を果たした岡山学芸館(岡山)が対戦した。
試合は開始6分に岡山学芸館が田口裕真のゴールで先制。しかし、38分にシュートのこぼれ球を福田が詰めて、神村学園が追いついて前半を終える。
後半に入っても互いにアグレッシブな戦いを見せると、59分にはボックス手前からセレッソ大阪への入団が内定している大迫塁が直接FKを沈めて神村学園が逆転。しかし、62分に岡山学芸館は今井拓人のゴールで追いつく。
それでも69分、神村学園はCKから中江小次郎がヘディングで合わせて勝ち越しに成功。このまま逃げ切るかと思いきや、73分に岡本温叶のミドルシュートが決まり、岡山学芸館が再び同点に。結局PK戦に委ねられることとなった。
第2試合は前回準優勝の大津(熊本)が日本代表MF鎌田大地の母校で初のベスト4入りを果たした東山(京都)と対戦。試合は互いに決定機を作れないまま進んだ中、39分に左サイドを崩し、クロスを井伊虎太郎が詰めて大津が先制する。
後半に入っても試合の展開は変わらず。東山がアグレッシブさを見せて終始押し込むも、なかなか決定的なシーンが訪れなかったが、63分に松橋啓太がネットを揺らして同点。そのままPK戦に突入した。
準決勝2試合連続でPK戦となると、大津は岩崎大翔、中馬颯太が失敗。東山は準々決勝に続いてGK佐藤瑞起がセーブを連発し、見事に決勝へと駒を進めた。
なお、決勝は9日の14時5分キックオフ。どちらが勝っても初優勝となる。
◆1/7【準決勝結果】
神村学園高等部(鹿児島) 3-3(1PK4) 岡山学芸館高校(岡山)
東山高校(京都) 1-1(4PK2) 大津高校(熊本)
◆1/4【準々決勝結果】
青森山田高校(青森) 1-2 神村学園高等部(鹿児島)
佐野日本大学高校(栃木) 0-4 岡山学芸館高校(岡山)
東山高校(京都) 0-0(4PK3) 日本体育大学柏高校(千葉)
前橋育英高校(群馬) 0-0(4PK5) 大津高校(熊本)
◆1/2【3回戦結果】
青森山田高校(青森) 1-1(4PK2) 国見高校(長崎)
日本大学藤沢高校(神奈川) 1-1(3PK5) 神村学園高等部(鹿児島)
佐野日本大学高校(栃木) 1-1(5PK4) 履正社高校(大阪)
岡山学芸館高校(岡山) 0-0(5PK3) 國學院大學久我山高校(東京A)
高川学園(山口) 0-2 東山高校(京都)
日本体育大学柏高校(千葉) 1-0 飯塚高校(福岡)
昌平高校(埼玉) 1-2 前橋育英高校(群馬)
日本文理高校(新潟) 0-3 大津高校(熊本)
◆12/31【2回戦結果】
青森山田高校(青森) 1-0 広島皆実高校(広島)
尚志高校(福島) 0-0(3PK4) 国見高校(長崎)
日本大学藤沢高校(神奈川) 2-1 米子北高校(鳥取)
山梨学院大学付属高校(山梨) 2-3 神村学園高等部(鹿児島)
佐野日本大学高校(栃木) 1-0 奈良育英高校(奈良)
盛岡商業高校(岩手) 0-6 履正社高校(大阪)
鹿島学園高校(茨城) 2-3 岡山学芸館高校(岡山)
近畿大学附属和歌山高校(和歌山) 1-3 國學院大學久我山高校(東京A)
高川学園(山口) 2-0 富山第一高校(富山)
東山高校(京都) 4-0 聖和学園高校(宮城)
丸岡高校(福井) 0-2 日本体育大学柏高校(千葉)
ノースアジア大学明桜高校(秋田) 0-1 飯塚高校(福岡)
昌平高校(埼玉) 3-1 近江高校(滋賀)
前橋育英高校(群馬) 6-1 四国学院大学香川西高校(香川)
成立学園高校((東京B) 0-1 日本文理高校(新潟)
浜松開誠館高校(静岡) 1-1(3PK4) 大津高校(熊本)
◆12/29【1回戦結果】
前橋育英高校(群馬) 2-1 日章学園高校(宮崎)
尚志高校(福島) 3-0 徳島市立高校(徳島)
日本大学藤沢高校(神奈川) 2-0 西原高校(沖縄)
東邦高校(愛知) 1-4 履正社高校(大阪)
帝京大学可児高校(岐阜) 0-1 岡山学芸館高校(岡山)
星稜高校(石川) 1-2 東山高校(京都)
日本体育大学柏高校(千葉) 3-1 芦屋学園高校(兵庫)
日本文理高校(新潟) 2-1 立正大学淞南高校(島根)
羽黒高校(山形) 2-3 四国学院大学香川西高校(香川)
北海高校(北海道) 1-1(5 PK 6) 国見高校(長崎)
松本国際高校(長野) 1-2 米子北高校(鳥取)
盛岡商業高校(岩手) 2-1 帝京第五高校(愛媛)
鹿島学園高校(茨城) 2-1 龍谷高校(佐賀)
聖和学園高校(宮城) 2-0 大分高校(大分)
丸岡高校(福井) 1-1(6 PK 5) 高知高校(高知)
◆12/28【1回戦結果】
成立学園高校((東京B) 3-2 津工業高校(三重)
試合は開始6分に岡山学芸館が田口裕真のゴールで先制。しかし、38分にシュートのこぼれ球を福田が詰めて、神村学園が追いついて前半を終える。
それでも69分、神村学園はCKから中江小次郎がヘディングで合わせて勝ち越しに成功。このまま逃げ切るかと思いきや、73分に岡本温叶のミドルシュートが決まり、岡山学芸館が再び同点に。結局PK戦に委ねられることとなった。
PK戦では、岡山学芸館は4人連続で成功も、神村学園は2人目の西丸道人、3人目の福田が失敗。岡山学芸館が初の決勝に駒を進めた。
第2試合は前回準優勝の大津(熊本)が日本代表MF鎌田大地の母校で初のベスト4入りを果たした東山(京都)と対戦。試合は互いに決定機を作れないまま進んだ中、39分に左サイドを崩し、クロスを井伊虎太郎が詰めて大津が先制する。
後半に入っても試合の展開は変わらず。東山がアグレッシブさを見せて終始押し込むも、なかなか決定的なシーンが訪れなかったが、63分に松橋啓太がネットを揺らして同点。そのままPK戦に突入した。
準決勝2試合連続でPK戦となると、大津は岩崎大翔、中馬颯太が失敗。東山は準々決勝に続いてGK佐藤瑞起がセーブを連発し、見事に決勝へと駒を進めた。
なお、決勝は9日の14時5分キックオフ。どちらが勝っても初優勝となる。
◆1/7【準決勝結果】
神村学園高等部(鹿児島) 3-3(1PK4) 岡山学芸館高校(岡山)
東山高校(京都) 1-1(4PK2) 大津高校(熊本)
◆1/4【準々決勝結果】
青森山田高校(青森) 1-2 神村学園高等部(鹿児島)
佐野日本大学高校(栃木) 0-4 岡山学芸館高校(岡山)
東山高校(京都) 0-0(4PK3) 日本体育大学柏高校(千葉)
前橋育英高校(群馬) 0-0(4PK5) 大津高校(熊本)
◆1/2【3回戦結果】
青森山田高校(青森) 1-1(4PK2) 国見高校(長崎)
日本大学藤沢高校(神奈川) 1-1(3PK5) 神村学園高等部(鹿児島)
佐野日本大学高校(栃木) 1-1(5PK4) 履正社高校(大阪)
岡山学芸館高校(岡山) 0-0(5PK3) 國學院大學久我山高校(東京A)
高川学園(山口) 0-2 東山高校(京都)
日本体育大学柏高校(千葉) 1-0 飯塚高校(福岡)
昌平高校(埼玉) 1-2 前橋育英高校(群馬)
日本文理高校(新潟) 0-3 大津高校(熊本)
◆12/31【2回戦結果】
青森山田高校(青森) 1-0 広島皆実高校(広島)
尚志高校(福島) 0-0(3PK4) 国見高校(長崎)
日本大学藤沢高校(神奈川) 2-1 米子北高校(鳥取)
山梨学院大学付属高校(山梨) 2-3 神村学園高等部(鹿児島)
佐野日本大学高校(栃木) 1-0 奈良育英高校(奈良)
盛岡商業高校(岩手) 0-6 履正社高校(大阪)
鹿島学園高校(茨城) 2-3 岡山学芸館高校(岡山)
近畿大学附属和歌山高校(和歌山) 1-3 國學院大學久我山高校(東京A)
高川学園(山口) 2-0 富山第一高校(富山)
東山高校(京都) 4-0 聖和学園高校(宮城)
丸岡高校(福井) 0-2 日本体育大学柏高校(千葉)
ノースアジア大学明桜高校(秋田) 0-1 飯塚高校(福岡)
昌平高校(埼玉) 3-1 近江高校(滋賀)
前橋育英高校(群馬) 6-1 四国学院大学香川西高校(香川)
成立学園高校((東京B) 0-1 日本文理高校(新潟)
浜松開誠館高校(静岡) 1-1(3PK4) 大津高校(熊本)
◆12/29【1回戦結果】
前橋育英高校(群馬) 2-1 日章学園高校(宮崎)
尚志高校(福島) 3-0 徳島市立高校(徳島)
日本大学藤沢高校(神奈川) 2-0 西原高校(沖縄)
東邦高校(愛知) 1-4 履正社高校(大阪)
帝京大学可児高校(岐阜) 0-1 岡山学芸館高校(岡山)
星稜高校(石川) 1-2 東山高校(京都)
日本体育大学柏高校(千葉) 3-1 芦屋学園高校(兵庫)
日本文理高校(新潟) 2-1 立正大学淞南高校(島根)
羽黒高校(山形) 2-3 四国学院大学香川西高校(香川)
北海高校(北海道) 1-1(5 PK 6) 国見高校(長崎)
松本国際高校(長野) 1-2 米子北高校(鳥取)
盛岡商業高校(岩手) 2-1 帝京第五高校(愛媛)
鹿島学園高校(茨城) 2-1 龍谷高校(佐賀)
聖和学園高校(宮城) 2-0 大分高校(大分)
丸岡高校(福井) 1-1(6 PK 5) 高知高校(高知)
◆12/28【1回戦結果】
成立学園高校((東京B) 3-2 津工業高校(三重)
1
2
福田師王の関連記事
J1の関連記事
記事をさがす
|
福田師王の人気記事ランキング
1
鈴木唯人のブレンビーに日本人高校生が練習参加、世代別代表でも活躍する逸材に注目
日本代表MF鈴木唯人が所属するデンマークのブレンビーだが、新たな日本人がトライアルに参加しているという。デンマーク『3point.dk』が伝えた。 2023-24シーズンから鈴木がプレーするブレンビー。今シーズンの鈴木はここまでスーペルリーガで11試合に出場し3ゴール1アシストを記録。チャンスも大きく逸しており、批判の声も上がっている中、9月終わりから3試合連続ゴールと復調の兆しを見せている。 昨シーズンの鈴木の活躍もあり、日本人選手に目を向けているというブレンビー。『3point』によれば、日本人の若手がトライアルトレーニングに参加していたという。 その選手は、U-18日本代表のFW名和田我空(18)。神村学園高等部に所属する逸材で、これまでも大きな注目を集めていた。 小柄な体格も優れたテクニックを持っており、狭いスペースでのプレーを得意としている。2023年に行われたU-17ワールドカップでもゴールを決めるなど、世界を相手にも一定の結果を残している。 名和田は先週トレーニングに参加。U-19チームと共にトレーニングをしていたが、良い動きを見せていたとのことで、19日にはファーストチームと共にトレーニング。鈴木とともに通訳の助けを借りてプレーしていたという。 現在の高校3年生では、日章学園高校のFW高岡伶颯が高校卒業後のサウサンプトン加入がすでに決定。神村学園の先輩でもあるDF吉永夢希がヘンクに、FW福田師王がボルシアMGにとJリーグクラブを経由せずに海外挑戦しており、名和田もその道が待っているかもしれない。 2024.10.25 12:20 Fri2
「心配で悲しい気持ち」日本相手に5失点のアルゼンチン、マスチェラーノ監督は残り25分のパフォーマンスを嘆く「こういった状況になったのは初めて」
U-22アルゼンチン代表のハビエル・マスチェラーノ監督がU-22日本代表戦を振り返った。 18日、アルゼンチンはIAIスタジアム日本平で日本と対戦。この世代のほぼベストメンバーを組んで臨んだ。 来年1月にパリ・オリンピックの南米予選がある中、貴重な実戦の機会に。しかし、試合は18分にカットインから佐藤恵允(ブレーメン)のミドルシュートが決まり日本が先制。それでもアルゼンチンは22分にミスをついてパブロ・ソラリが同点ゴールを奪うと、後半にはティアゴ・アルマダが直接FKを右隅に沈めて逆転する。 アルゼンチンは試合をコントロールしてリードを保っていく中、日本は66分に鈴木唯人(ブレンビー)が同点ゴールを決めると、75分にも鈴木がゴールを奪い日本が逆転。その後も、松村優太、福田師王が得点を重ね、5-2で敗れることとなった。 試合後、記者会見に臨んだマスチェラーノ監督は、ショッキングな敗戦だったと振り返った。 「今日の試合の結果に関しては、心配で悲しい気持ちだ。今日の試合は2-2になるまでが1つの試合、それ以降が全く別の試合となった」 「後半我々が逆転して、そこから良い時間帯ができ、自分たちも守りやすい形でプレーすることができていたが、後半20分あたりに同点になってから組織力を失い、試合コントロールできなくなり、ミスをしてボールを何度も失って、日本にダメージを与えられてしまった試合だった」 鈴木の同点ゴールをキッカケに、日本は選手交代も行いインテンシティを保っていくと、アルゼンチンは徐々にパフォーマンスが低下。マスチェラーノ監督はコンディションを言い訳にはしないと語り、チームとしての脆弱さを嘆いた。 「疲労の蓄積というところを言い訳にはしたくない。そういった部分よりもより心配なのは、組織力を失った弱いチームという印象を残してしまったことだ。日本に同点にされてから、流れを取り戻すことができず、上手く反応することもできなかった」 「サッカーというスポーツはミスをするとどんどん自信を失い、相手チームに自信をつけさせてしまうことになる。後半最後の25分ぐらいの間は、日本が優位に試合を進めていた」 日本とアルゼンチンは21日にも完全非公開で試合を実施する。ただ、マスチェラーノ監督は簡単に改善できるものではないものの、親善試合はこういうためにあるとした。 「もちろん今日の試合の中で起こったこと全てに対して分析が必要であり、修正していくことも必要だ。今日の試合の内容と結果については心配している。親善試合を戦ってこういった状況になったのは初めてで、チームとしてこういう感覚になることは良くない」 「今日の良くなかったところは修正しなければいけないし、親善試合はこうしたもののために戦うもの。修正していかなければいけない部分は非常に多いと思う」 改善が必要であるというマスチェラーノ監督。そのショックの大きさは、日本対策をして強みがわかっていた中でやられてしまったことだという。 「日本のチームについては、どういった特徴を持ったチームは分かっていた。直近の試合を見て、非常にダイナミックで、前線からプレッシャーをかけるチームだということは分かっていて、練習したつもりだったから、心配な気持ちになっている」 「日本が前からプレスをかけてボールを奪ったらすぐに素早く攻撃に出ることは分かっていたが、今日の試合で我々のチームは非常に多くのボールを失った。そこで日本にボールを渡せば確実にダメージに繋がることがわかっているエリアで多くのボールを失い、日本に利用されてしまった」 互いにパリ五輪への切符はまだ掴んでいない状況。明暗が分かれた結果となったが、U-22日本代表の大岩剛監督も決して楽観視はしていない。互いにここからどこまで力をつけていけるか。まずは2日後のトレーニングマッチが重要だ。 <span class="paragraph-title">【動画】U-22日本代表がU-22アルゼンチンに5ゴール圧勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Hn0snQuJEks";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.11.18 17:40 Sat3
板倉滉が今季初弾、クラインディーストの恩返しドッペルパックでボルシアMGが勝利【ブンデスリーガ】
ボルシアMGは19日、ブンデスリーガ第7節でハイデンハイムをホームに迎え、3-2で競り勝った。ボルシアMGのDF板倉滉はフル出場、FW福田師王はベンチ入りも出場しなかった。 代表ウィーク前の前節アウグスブルク戦を落とした14位ボルシアMG(勝ち点6)は、日本代表戦で2試合にフル出場してきた板倉が[4-2-3-1]の左センターバックでスタメンとなった。 9位ハイデンハイム(勝ち点9)に対し、ボルシアMGは12分失点。ミドルシュートをGKが弾いたルーズボールをシエンツァに押し込まれた。 それでも22分、CKの流れからプレアの左クロスを受けた板倉が同点弾を決めた。板倉の今季初弾で試合を振り出しに戻したボルシアMGは続く26分、ハックのヘディングシュートでGKを強襲した中、ハーフタイムにかけても主導権を握ったが、1-1で前半を終えた。 迎えた後半も押し込むボルシアMGは62分に逆転。プレアの右クロスにクラインディーストがヒールでうまく合わせてゴールに流し込んだ。 クラインディーストの恩返し弾で逆転したボルシアMGは74分にPKを獲得。ボックス内で切れ込んだプレアがブッシュに倒された。これをクラインディーストが決めてリードを広げたボルシアMGは、80分にPKで失点して1点差とされ、終盤にかけてはピンチもあったものの3-2で逃げ切り。 板倉と古巣対決クラインディーストの活躍で今季3勝目を挙げている。 ボルシアMG 3-2 ハイデンハイム 【ボルシアMG】 板倉滉(前22) ティム・クラインディーンスト(後17) ティム・クラインディーンスト(後30)【PK】 【ハイデンハイム】 レオ・シエンツァ(前12) マルヴィン・ピアリンジャー(後35)【PK】 2024.10.20 00:51 Sun4
王者・青森山田がベスト8で敗退…神村学園がボルシアMG内定の福田師王の決勝ゴールで逆転勝利! 【高校サッカー選手権】
4日、第101回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が行われた。 前回王者の青森山田は2回戦から登場。広島皆実(広島)、国見(長崎)を下してベスト8に進出。対する神村学園も2回戦から登場し、山梨学院(山梨)、日大藤沢(神奈川)を下してベスト8に進出。初優勝を目指すこととなる。 実力伯仲の両者の戦いは、立ち上がりは神村学園が押し込むことに。勢いを持ってゴールに迫ると、11分にはバイタルエリアで縦パスを受けた西丸道人がドリブルで持ち込み、ボックス手前から左足でシュート。シュートはわずかに左に外れる。 対する青森山田は得意のロングスローなどを使って神村学園のゴールへと迫ることに。すると、16分には青森山田がチャンス。ボックス内左で崩すと、高いクロスを小湊絆がヘッド。しかし、これが枠に飛ばすことができずに終わる。 徐々に青森山田が押し込んでいくと、21分には右サイドで得たFKからのクロスを多久島良紀がヘッド。しかし、これはGKがキャッチする。 神村学園はカウンターからもゴールを目指すと22分、ボックス左からの西丸がマイナスのクロス。これを卒業後にボルシアMGへ加入する福田師王がジャンピングボレー。ミートしなかったが、アイデアのある攻撃を仕掛けていく。 一進一退の攻防が続く中、34分に青森山田が一気にチャンス。小湊がボール奪取から突破。ドリブルを仕掛けボックス内右からグラウンダーのクロス。神村学園は躊躇すると、パスを受けた中山竜之介がDFを背負いながら反転シュート。これがネットを揺らし、青森山田が先制する。 青森山田が1点リードで迎える後半。神村学園はハーフタイムに金城蓮央に代えて名和田我空を投入。攻撃を活性化させに行く。43分には左サイドから吉永夢希がクロス。これをボックス内で福田がダイビングヘッド。頭で合わせたがGKがキャッチする。 青森山田が押し込んでいく中で神村学園はカウンターから一気に反撃。56分、最終ラインからのロングフィードを福田が競り合って落とすと、これを拾った西丸がドリブルで中央突破。ボックス手前で左に持ち替えてシュート。これが決まり、神村学園が同点に追いつく。 さらに60分にもカウンターから神村学園が仕留める。決定的なピンチを凌ぐと、西村がドリブルで持ち出し左へパス。パスを受けた名和田が持ち出して右にパスを出すと受けた西丸がカットインからシュート。これを渡邊来依がブロックも、こぼれ球を福田が流し込み、神村学園が逆転に成功する。 逆転を許した青森山田は、連覇に向けて2点が必要となり、猛攻を仕掛けるが、神村学園がしっかりと守りを固めて応対。決定機を迎える回数はほとんどないまま時間が経過する。 それでも最後まで諦めず、ロングスローなどで活路を見出したが、最後まで集中した神村学園が1-2で勝利。過去最高に並ぶベスト4進出を果たした。 敗れた青森山田は連覇ならず。黒田剛総監督は退任し、FC町田ゼルビアの監督に就任する。 なお、神村学園は7日に行われる準決勝で岡山学芸館(岡山)と対戦する。 青森山田(青森) 1-2 神村学園(鹿児島) 【青森山田】 中山竜之介(前34) 【神村学園】 西丸道人(後16) 福田師王(後20) 2023.01.04 15:52 Wed5