町野修斗が劇的弾を含むドッペルパック!ボルシアMGとの打ち合いを制したキールが残留へ望みを繋ぐ【ブンデスリーガ】
2025.04.27 07:31 Sun
ブンデスリーガ第31節のホルシュタイン・キールvsボルシアMGが26日に行われ、4-3でキールが勝利した。キールのFW町野修斗はフル出場し2得点を記録、ボルシアMGの板倉滉はフル出場、FW福田師王はベンチ入りも出場機会はなかった。
リーグ戦6試合未勝利で最下位に沈んでいるキール(勝ち点19)が、2連敗中のボルシアMGをホームに迎えた一戦。キールの町野、ボルシアMGの板倉はともに先発出場している。
立ち上がりからボールを保持するボルシアMGだったが、先制したのはキール。15分、トルキンの左CKをニアで合わせた町野がヘディングシュートをゴール右隅に沈めた。
町野の2戦連発弾で先制したキールは、23分にも自陣からのクリアボールの処理に相手DFがもたつくと、DFキアロディアと入れ替わったベルンハルトソンがボックス外まで飛び出したGKをかわし、ボックス左から無人のゴールにシュートを流し込んだ。
連続得点で勢いづくキールは32分、左サイドからボックス左手前に切り込んだ町野がミドルシュートでゴールに迫ったが、このシュートはGKオムリンの好セーブに阻まれた。
直後にライツとハックを下げてオノラとノイハウスを投入したボルシアMGは、69分に試合を振り出しに戻す。左クロスをファーサイドで収めたスカリーの落としを、ボックス右横で受けたオノラが縦への突破からマイナスに折り返す。最後はニアのプレアがトラップでDFをかわし、ゴール右にシュートを突き刺した。
追いつかれたキールは、74分にローゼンブームを下げてハーレスを投入。すると76分、左クロスのこぼれ球をボックス左横で拾ったベルンハルトソンのパスをボックス左手前で受けた37がカットインから右足一閃。このシュートが左隅に決まった。
その後、86分にオノラのゴールで再び追いつかれたキールだったが、試合終了間際に絶好調の日本代表FWがチームをを勝利に導く。91分、右CKのこぼれ球をボックス手前のポラスがバウンドしたボールをダイレクトで狙うもキックミス。しかし、アウト回転のかかったとボールがクラインディーンストのクリアミスを誘うと、落下地点に入った町野が左足のハーフボレーシュートをゴール右隅に叩き込んだ。
結局、町野のドッペルパック弾が決勝点となり、ボルシアMGとの打ち合いを制したキールが暫定ながら最下位を脱出。残留圏内の15位ホッフェンハイムとの勝ち点差を「9」に縮めている。
ホルシュタイン・キール 4-3 ボルシアMG
【ホルシュタイン・キール】
町野修斗(前15)
アレクサンデル・ベルンハルトソン(前23)
アルミン・ギゴビッチ(後31)
町野修斗(後46)
【ボルシアMG】
トマシュ・クヴァンカラ(後15)
アラサン・プレア(後24)
フランク・オノラ(後41)
リーグ戦6試合未勝利で最下位に沈んでいるキール(勝ち点19)が、2連敗中のボルシアMGをホームに迎えた一戦。キールの町野、ボルシアMGの板倉はともに先発出場している。
立ち上がりからボールを保持するボルシアMGだったが、先制したのはキール。15分、トルキンの左CKをニアで合わせた町野がヘディングシュートをゴール右隅に沈めた。
連続得点で勢いづくキールは32分、左サイドからボックス左手前に切り込んだ町野がミドルシュートでゴールに迫ったが、このシュートはGKオムリンの好セーブに阻まれた。
2-0で迎えた後半はボルシアMGが先にスコアを動かす。60分、左CKのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、左サイドでボールを受けたハックの高速クロスをクヴァンカラはヘディングで流し込んだ。
直後にライツとハックを下げてオノラとノイハウスを投入したボルシアMGは、69分に試合を振り出しに戻す。左クロスをファーサイドで収めたスカリーの落としを、ボックス右横で受けたオノラが縦への突破からマイナスに折り返す。最後はニアのプレアがトラップでDFをかわし、ゴール右にシュートを突き刺した。
追いつかれたキールは、74分にローゼンブームを下げてハーレスを投入。すると76分、左クロスのこぼれ球をボックス左横で拾ったベルンハルトソンのパスをボックス左手前で受けた37がカットインから右足一閃。このシュートが左隅に決まった。
その後、86分にオノラのゴールで再び追いつかれたキールだったが、試合終了間際に絶好調の日本代表FWがチームをを勝利に導く。91分、右CKのこぼれ球をボックス手前のポラスがバウンドしたボールをダイレクトで狙うもキックミス。しかし、アウト回転のかかったとボールがクラインディーンストのクリアミスを誘うと、落下地点に入った町野が左足のハーフボレーシュートをゴール右隅に叩き込んだ。
結局、町野のドッペルパック弾が決勝点となり、ボルシアMGとの打ち合いを制したキールが暫定ながら最下位を脱出。残留圏内の15位ホッフェンハイムとの勝ち点差を「9」に縮めている。
ホルシュタイン・キール 4-3 ボルシアMG
【ホルシュタイン・キール】
町野修斗(前15)
アレクサンデル・ベルンハルトソン(前23)
アルミン・ギゴビッチ(後31)
町野修斗(後46)
【ボルシアMG】
トマシュ・クヴァンカラ(後15)
アラサン・プレア(後24)
フランク・オノラ(後41)
町野修斗
板倉滉
福田師王
福田師王
福田師王
福田師王
アレクサンデル・ベルンハルトソン
アルミン・ギゴビッチ
トマシュ・クヴァンカラ
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フランク・オノラ
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ボルシアMGの日本代表DF板倉滉(28)が今シーズン限りで退団。夏に移籍を果たすことになるという。ドイツ『ビルト』が伝えた。 板倉は2019年1月に川崎フロンターレからマンチェスター・シティに完全移籍。そのままオランダのフローニンヘンへ2度のレンタル移籍を経験すると、その後はシャルケにレンタル移籍。2022年7月にシティでは1度もユニフォームに袖を通すことなく、ボルシアMGに完全移籍で加入した。 シャルケをブンデスリーガ昇格に導いた能力の高さを買われた板倉は、ブンデスリーガでも遺憾なくその能力を発揮。守備の要としてプレーし、負傷離脱する時期もあったが、3シーズン目を迎えて公式戦通算79試合で7ゴール3アシストを記録している。 2026年夏まで契約を結んでいる板倉だが、チームとの契約延長を望んでいないとのこと。ドイツ国内をはじめ、イングランドやスペイン、フランス、オランダからも関心があるとされ、ドルトムントは特に強い関心を持っていると伝えられている。 ボルシアMGは近年、フランス代表FWマルクス・テュラム(インテル)や元ドイツ代表DFマティアス・ギンター(フライブルク)、アルジェリア代表DFラミー・ベンセバイニ(ドルトムント)と主軸をフリーで手放す事態が続いており、板倉も同様の事態にならないように今夏の売却を決定したという。 チームを指揮するジェラルド・セオアネ監督も板倉の退団を認識しているとのこと。 「ここ3、4年のコウの活躍は、他クラブの関心を集めていることは承知している。もし彼がトップクラブに移籍し、パフォーマンスを向上させることができれば、我々は心から喜ぶ」 「彼がアンカーとして不在になることは寂しい。しかし、トップ選手の交代が必要になる時が来るのは、我々の成長過程だ。もちろん、我々はそのための準備を進めている」 指揮官も退団を覚悟している板倉。17日の試合ではお別れのセレモニーは行われない予定だが、果たしてどこにステップアップするのか注目だ。 2025.05.16 14:45 Fri2
福田師王がPSMで初ゴール、PK2つ獲得に関与するなどボルシアMGの3-1勝利に貢献【PSM】
ボルシアMGのFW福田師王が早速ゴールを記録した。 25日、ボルシアMGはプレシーズンマッチでフォルトゥナ・シッタートと対戦した。 日本代表DF板倉滉は欠場したこの試合、福田はベンチスタートとなる中、試合はゴールレスで前半を終える。 後半を前に、福田はハーフタイムから出場。すると49分、ボックス内で縦パスを受けた福田は、相手DFの激しいマークに体勢を崩しながらも、フランク・オノラとのワンツーで抜け出し、冷静にゴールに流し込んだ。 背番号も「13」と新たにした福田。貴重な先制ゴールを決め、ブンデスリーガでのプレーにアピールした。 その後すぐに追いつかれたボルシアMGだったが、54分にはスルーパスに抜けた福田がドリブルを仕掛けると、ボックス内で相手に対応されるも、ルーズボールを拾ったアラサン・プレアが倒されPKを獲得。グラント=レオン・ラノスがしっかり決めて勝ち越しに成功する。 さらに79分にもボックス際で縦パスを受けた福田が相手DFのハードな守備に耐えてキープすると、パスに反応したフロリアン・ノイハウスが倒れて再びPKを獲得。これを、クリストフ・クラマーが決めて3-1。福田が3つのゴールに絡む活躍で、3-1と勝利を収めた。 <span class="paragraph-title">【動画】背番号13に変わった福田師王が初ゴール! 2つのPK獲得にも絡む</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="PoABJC1WRFY";var video_start = 146;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.27 13:40 Sat3
王者バイエルンがミュラーのホームラストマッチを白星で飾る! ボルシアMGの板倉滉&福田師王は出場なし【ブンデスリーガ】
ブンデスリーガ第33節、バイエルンvsボルシアMGが10日にアリアンツ・アレーナで行われ、ホームのバイエルンが2-0で勝利した。なお、バイエルンのDF伊藤洋輝は負傷欠場、ボルシアMGのDF板倉滉は負傷欠場、FW福田師王はベンチ入りも出場機会はなかった。 前節、RBライプツィヒ相手の土壇場被弾で3-3のドローに持ち込まれ、自力での優勝を逃したバイエルン。それでも、翌日に2位レバークーゼンが敗れたことで、2シーズンぶりのマイスターシャーレ獲得にこぎつけた。優勝決定後初にして今季最後のホームゲームで有終の美を飾りたいコンパニ監督のチームは先発5人を変更。守護神ノイアーにサスペンション明けのケイン、ゴレツカ、コマンら重鎮が復帰。これがホームラストゲームとなるトーマス・ミュラーも引き続きスタメン起用となった。 一方、前節はホッフェンハイムとの壮絶な打ち合いを4-4のドローで終えた9位のボルシアMG。連敗を「3」でストップも、5戦未勝利と厳しい終盤戦に身を置く。王者相手に6戦ぶりの白星を目指したアウェイゲームでは腰痛と報じられた板倉がベンチ外となった。 立ち上がりからバイエルンがボールを握る展開となったが、ボルシアMGも鋭いカウンターを仕掛けていく。クラインディーストの収まりの良さを活かしながらオノラ、ハックが決定機には至らずもセットプレーを獲得すると、ケインとダイアーに続けてディフレクトしたボールがゴールへ向かう際どい場面もあったが、ここはGKノイアーが見事な反応で阻止する。 序盤の失点は回避したものの、攻撃ではボールは握れどもなかなか厚みを出せないバイエルン。散発的にシュートを放っていく状況が続いたが、圧倒的な個の力で前半半ば過ぎにゴールをこじ開けた。 31分、右サイド深くでボールを受けたオリーズがマイナスに運びながらDF2枚を相手にボックス右からカットインシュート。これをゴール前のケインが頭でコースを変えてゴールネットに流し込んだ。 その後、前半終盤にはハックの鋭いカットインからの左足シュートでボルシアMGがゴールへ迫ったが、枠の左隅を捉えたボールはGKノイアーがさすがの反応で枠外にはじき出し、ホームチームが1点リードのまま前半を終えた。 後半は押し込まれる立ち上がりとなったが、前半同様に守護神を中心に要所を締める守備で撥ね返すバイエルン。そして、時間の経過とともに右のオリーズを起点に押し返していくと、ラファエル・ゲレイロやゴレツカがミドルレンジのシュートでゴールを脅かしていく。 主役ミュラーに見せ場を作りつつも、粘るアウェイチームのゴールを再びこじ開けるのに手を焼くホームチーム。徐々に相手のカウンターに晒されると、GKノイアーの出番が増えるが百戦錬磨の守護神は盟友のラストマッチを白星で飾るべく再三のビッグセーブでゴールを許さない。 84分には背番号25がお役御免となり、アリアンツ・アレーナに集ったサポーターから惜しみない拍手と声援が送られた。 その後、90分には途中出場サネの見事な中央での仕掛けからのラストパスでゴール前に抜け出したオリーズが左足のワンタッチシュートを流し込み、ようやくトドメの2点目を奪った。そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ミュラーのホームラストマッチを白星で飾った王者バイエルンが最高の形でレジェンドを送り出すことになった。 バイエルン 2-0 ボルシアMG 【バイエルン】 ハリー・ケイン(前31) マイケル・オリーズ(後45) 2025.05.11 03:29 Sun4
板倉滉フル出場のボルシアMGは4ゴールずつ奪い合う壮絶ドロー…【ブンデスリーガ】
ブンデスリーガ第32節、ボルシアMGvsホッフェンハイムが3日にシュタディオン・イム・ボルシア・パルクで行われ、4-4のドローに終わった。なお、ボルシアMGのDF板倉滉はフル出場、FW福田師王はベンチ入りも出場機会はなかった。 リーグ3連敗で9位に転落したボルシアMGは、逆転でのヨーロッパ出場権獲得へ15位に沈むホッフェンハイムとのホームゲームに臨んだ。板倉はスタメン、福田はベンチスタートとなった。 ホームで連敗ストップを期すボルシアMGが力強い入りを見せた。開始5分、右CKの場面でオノラの正確なクロスボールをゴール前に勢いを持って走り込んだキアロディアがドンピシャのヘディングシュートを叩き込んだ。 先制以降もセットプレーから板倉が右足シュートを放つなど畳みかける攻めを見せたホームチーム。以降もオノラやハックの両翼を起点に鋭いカウンターでチャンスを創出し、優勢に進めていく。 そんななか、32分にはボックス手前右で縦に仕掛けたライツが複数のDFに囲まれながらも細かいステップワークでゴール前に抜け出し、最後は間合いを詰めてきたGKをあざ笑うかのような絶妙なチップキックを流し込み、圧巻のソロゴールで追加点をもたらした。 ただ、前半終盤にかけてホッフェンハイムに押し返されると、43分にはセットプレー流れからGKオムリンが大きくはじき出せなかったこぼれをチャヴェスに蹴り込まれ、1点を返されて前半を終えた。 迎えた後半、守勢の入りとなると、54分には相手の早いスローインの流れからバルターにカットインからの右足シュートを決められて同点に追いつかれる。 それでも、64分にはカウンターからクラインディーンストが左サイドで時間を作って折り返したボールに対してシュテーガーのキックミスがファーに流れたところを、オノラが冷静にゴールネットに突き刺し、再びリードを手にした。 しかし、このリードを守り切れないホームチームは74分にセットプレー流れからフロジェクに鋭いミドルシュートを突き刺されて追いつかれると、82分には左CKをタバコビッチにニアで合わせられると、クラインディーンストに当たってコースが変わって痛恨の逆転ゴールまで許した。 この試合で初めてビハインドを背負ったボルシアMGはリスクを冒して攻撃に出ると、試合終了間際の91分にはハックのクロスをゴール前でうまくポジションを取ったクラインディーンストが頭で合わせ、土壇場で追いついた。試合はこのままタイムアップを迎え、締まりのない戦いとなったボルシアMGは辛くも連敗をストップしている。 ボルシアMG 4-4 ホッフェンハイム 【ボルシアMG】 ファビオ・キアロディア(前5) ロッコ・ライツ(前33) フランク・オノラ(後19) ティム・クラインディーンスト(後46) 【ホッフェンハイム】 アルトゥール・チャヴェス(前43) マリウス・バルター(後9) アダム・フロジェク(後29) ハリス・タバコビッチ(後37) 2025.05.04 00:59 Sun5