川崎Fを退団した日本代表DF谷口彰悟のアル・ラーヤン加入が正式発表

2022.12.29 05:05 Thu
Getty Images
カタールのアル・ラーヤンは28日、川崎フロンターレを退団した日本代表DF谷口彰悟(31)の加入を発表した。なお、谷口は現地時間29日午後にアル・ラーヤンのクラブハウスにて加入会見を実施する予定だ。
谷口は熊本県出身で、大津高校から筑波大学へと進学。2013年に川崎Fの特別指定選手となると、2014年から正式に入団した。

プロ1年目からチームの主力として活躍を続け、在籍9シーズン全てでリーグ戦30試合以上に出場。2022シーズンは明治安田生命J1リーグで33試合に出場し3得点を記録していた。

2020シーズンからはキャプテンにも就任。J1連覇を果たすなど、合計4度のリーグ優勝を経験。2019年にはYBCルヴァンカップ、2020年は天皇杯と国内の主要タイトルは全て獲得した。また、個人タイトルもJリーグのベストイレブンに4回、優秀選手賞に6回選ばれている。
2015年に初選出された日本代表では、その後しばらく招集を受けなかったが、2021年に復帰。すると、森保一監督の下で招集を受け続け、カタール・ワールドカップ(W杯)のメンバーにも選出。グループステージ最終節のスペイン代表戦で初先発するなど2試合を戦った。

先日の川崎F退団に際して、「チャレンジをしなかったことの後悔はしたくない」と率直な思いを語っていた31歳DFは、カタールの地で自身初の海外挑戦に挑むことになった。


なお、谷口の加入が決定したアル・ラーヤンは8度のカタール・スターズリーグ優勝を誇る名門だが、今シーズンはリーグ戦7試合を消化時点で1分け6敗の最下位に低迷。その一方で、AFCチャンピオンズリーグでは西地区でベスト16に進出している。

チリ人指揮官ニコラス・コルドバ監督が率いるチームでは、元フランス代表MFスティーブン・エンゾンジや元コートジボワール代表FWヨアン・ボリに加え、パリ・サンジェルマンの2人の若手選手がレンタルで在籍している。

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